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C 60050-551 : 2005
番号 用語 定義 対応英語(参考)
551-18-09 出力切換わり特 安定化機能のあらかじめ決められた値をjumping characteristic
性
変化させることなどによって,ある特性か
ら別の特性に切り換える変換装置の特性。
551-18-10 複合出力特性 安定化電圧出力特性の部分と安定化電流composite characteristic
出力特性との部分からなる出力特性。
551-19 安定化電源
番号 用語 定義 対応英語(参考)
551-19-01 外乱量 influence quantity
パワーエレクトロニクス分野において,一
般に電源外部から,電源の性能に影響を及
ぼす因子。
551-19-02 安定化 stabilization
パワーエレクトロニクス分野において,外
乱量変動の影響による出力値変動を低減
させる作用。
551-19-03 安定化電源 stabilized power supply
パワーエレクトロニクス分野において,電
気エネルギーを受電し,装置内で安定化し
て,一つ又は複数の出力を供給する電源。
551-19-04 定電圧電源 外乱量の変動に対して出力電圧を安定化constant voltage power supply
した電源。
551-19-05 定電流電源 外乱量の変動に対して出力電流を安定化constant current power supply
した電源。
551-19-06 定電圧又は定電 負荷の状態に応じて定電圧電源又は定電constant voltage or constant current
流電源 流電源として動作する安定化電源。 power supply
551-19-07 許容変動幅 tolerance band
安定化電源の出力設定値(例えば,公称出
力値)に対する実際の出力値の定常状態に
おける偏差の許容範囲。
551-19-08 定電圧定電流切 constant voltage to constant current
出力電流がある設定値に達したときに,定
換わり 電圧動作モードから定電流動作モードへ,crossover
又は定電流動作モードから定電圧動作モ
ードへ自動的に切り換わる安定化電源の
動作。
――――― [JIS C 60050-551 pdf 21] ―――――
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C 60050-551 : 2005
番号 用語 定義 対応英語(参考)
551-19-09 [制御]切換わり crossover area
安定化電源において,動作モードの切換わ
領域 り,例えば,定電圧動作モードから定電流
動作モードへの切換わりが生じる出力値
の範囲。
備考1. 制御切換わり領域内では,出力値
は明確には決まらない。
2. 特に指定がない限り,制御切換わ
り領域は,負荷変動による出力電
圧変動幅と出力電流変動幅,又は
出力電圧許容変動幅と出力電流許
容変動幅とが重なり合った領域で
ある。
551-19-10 制御切換わり点 crossover point
安定化電源に関して,二つの安定化された
出力の特性曲線(公称値)が互いに交わる
点。通常,制御切換わり領域の中心点であ
る。
551-19-11 [安定化電源の] 類似した出力をもつ安定化電源の出力をparallel operation
並列運転 並列に接続し,全負荷電流をこれらのすべ
ての電源で分担し合うように制御する運
転モード。
551-19-12 スレーブ運転, slave operation
安定化電源において,特定の電源(マスタ
従属運転 電源)の設定値に従って,相互に接続した
電源をこれに整合するように制御する運
転モード。
551-20 高調波解析
番号 用語 定義 対応英語(参考)
551-20-01 (フーリエ級数 周期的に変化する量をフーリエ級数展開 fundamental component (of a Fourier
の)基本波成 したときの,元の波形と同じ周波数の正弦 series),fundamental
分,基本波 波成分。
備考 実際には,十分に長い期間の波形を
とって,それを周期波形とみなして
フーリエ級数展開することがある。
――――― [JIS C 60050-551 pdf 22] ―――――
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C 60050-551 : 2005
番号 用語 定義 対応英語(参考)
551-20-02 基準基本波[成 周期的に変化する量をフーリエ級数展開 reference fundamental component
分]
したときの,基本波成分の周波数以外です
べての成分の基準となる周波数の正弦波
成分。
備考1. 基準基本波成分を用いたことが文
脈から明らかなときは,“基準”を
省略してもよいが,この規格では,
省略しないことを推奨する。
2. 実際には,十分に長い期間の波形を
とって,それを周期波形とみなして
フーリエ級数展開することがある。
3. パワーエレクトロニクスの分野で
は,交流電源の周波数又は変換装置
の出力量の周波数の正弦波成分を
基準基本波成分として用いること
が多い。
551-20-03 基本波周波数 基本波成分の周波数。 fundamental frequency
551-20-04 基準基本波周波 基準基本波成分の周波数。 reference fundamental frequency
数
備考 基準基本波成分を用いたことが文脈
から明らかなときは,“基準”を省略
してもよいが,この規格では,省略
しないことを推奨する。
551-20-05 高調波周波数 基本波周波数又は基準基本波周波数の,2harmonic frequency
以上の整数倍の周波数。
551-20-06 次数間高調波周 基準基本波周波数の非整数倍の周波数。 interharmonic frequency
波数
551-20-07 高調波[成分] harmonic component
周期的に変化する量の,高調波周波数の正
弦波成分。
備考 実際には,十分に長い期間の波形を
とって,それを周期波形とみなして
フーリエ級数展開することがある。
551-20-08 次数間高調波[成 interharmonic component
周期的に変化する量の,次数間高調波周波
分] 数の正弦波成分。
備考 実際には,十分に長い期間の波形を
とって,それを周期波形とみなして
フーリエ級数展開することがある。
551-20-09 [高調波]次数 harmonic order
ある正弦波成分の周波数の,基本波周波数
又は基準基本波周波数に対する比。
備考 基本波周波数又は基準基本波周波数
の高調波次数は,1である。
――――― [JIS C 60050-551 pdf 23] ―――――
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C 60050-551 : 2005
番号 用語 定義 対応英語(参考)
551-20-10 分数調波[成分] 高調波次数が1未満の次数間高調波成分。sub-harmonic component
備考 分数調波成分を整数分の1の高調波
次数の成分だけとしている応用分野
もある。
551-20-11 [総合]ひずみ含 交流量から基本波成分又は基準基本波成 total distortion content
有量 分を差し引いた量。
備考1. 総合ひずみ含有量は,高調波成分
のほか,次数間高調波成分がある
場合は,それも含む。
2. 総合ひずみ含有量は,基本波成分
に基準基本波成分を用いたかどう
かによって違ってくる。いずれを
用いたかが明らかでない場合は,
明記することが望ましい。
3. 総合ひずみ含有量は,時間の関数
である。
4. 交流量とは,直流成分を含まない,
周期的に変化する量である。
551-20-12 高調波含有量 周期的に変化する量の高調波成分の和。 harmonic content
備考1. 高調波含有量は,時間の関数であ
る。
2. 実際には,十分に長い期間の波形
をとって,それを周期波形とみな
してフーリエ級数展開することが
ある。
3. 高調波含有量は,基本波成分に基
準基本波成分を用いたかどうかに
よって違ってくる。いずれを用い
たかが明らかでない場合は,明記
することが望ましい。
551-20-13 [総合]高調波ひ 交流量の基本波成分又は基準基本波成分 total harmonic ratio,total harmonic
ずみ率,THD の実効値に対する,高調波含有量の実効値 distortion,THD(abbreviation)
(略語)
の比。
備考1. 基本波成分に基準基本波成分を用
いたかどうかによって違ってく
る。いずれを用いたかが明らかで
ない場合は,明記することが望ま
しい。
2. 総合高調波ひずみ率は,ある高調
波次数の範囲に限定して求めても
よい。この場合,そのことを記載
する。
――――― [JIS C 60050-551 pdf 24] ―――――
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C 60050-551 : 2005
番号 用語 定義 対応英語(参考)
551-20-13A n次高調波比 交流量の基準基本波成分の実効値に対すnth harmonic ratio
る,n次高調波成分又はn次次数間高調波
成分(分数調波成分も含む。)の実効値の
比。
551-20-14 [総合]ひずみ率 交流量の基本波実効値又は基準基本波実 total distortion ratio
効値に対する,総合ひずみ含有量の実効値
の比。
備考1. 総合ひずみ率は,基本波成分に基
準基本波成分を用いたかどうかに
よって違ってくる。いずれを用い
たかが明らかでない場合は,明記
することが望ましい。
2. 総合ひずみ率は,ある高調波次数
の範囲に限定して求めてもよい。
この場合,そのことを記載する。
551-20-15 [総合]高調波含 total harmonic factor
交流量の全実効値に対する,高調波含有量
有率 の実効値の比。
備考 総合高調波含有率は,基本波成分に
基準基本波成分を用いたかどうかに
よって違ってくる。いずれを用いた
かが明らかでない場合は,明記する
ことが望ましい。
551-20-16 [総合]ひずみ含 total distortion factor
交流量の全実効値に対する,総合ひずみ含
有率 有量の実効値の比。
備考 総合ひずみ含有率は,基本波成分に
基準基本波成分を用いたかどうかに
よって違ってくる。いずれを用いた
かが明らかでない場合は,明記する
ことが望ましい。
551-20-17 基本波含有率, fundamental factor
交流量の全実効値に対する,基本波成分又
基本波率 は基準基本波成分の比。
備考 基本波含有率は,基本波成分に基準
基本波成分を用いたかどうかによっ
て違ってくる。いずれを用いたかが
明らかでない場合は,明記すること
が望ましい。
――――― [JIS C 60050-551 pdf 25] ―――――
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JIS C 60050-551:2005の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60050-551-20:2001(MOD)
- IEC 60050-551:1998(MOD)
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