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C 60068-2-65 : 2019 (IEC 60068-2-65 : 2013)
3.1.3
帯域幅(bandwidth)
公称遮断振動数の上限値と下限値との差。
注記 この帯域幅は,次のいずれかで表現できる。
a) ヘルツ
b) 通過帯域の中心振動数に対する割合
c) 公称遮断振動数の上限値及び下限値間の間隔(オクターブ単位)
3.1.4
全音圧レベル,OASPL(overall sound pressure level)
1/3オクターブ又は1オクターブ帯域音圧レベルLiから次の式(1)で計算した値。
m
Li / 10
LG 10 log10 10 (1)
i 1
ここに, LG : 全音圧レベル(dB)
Li : i番目の1/3オクターブ又は1オクターブ帯域の音圧レベル
m : 1/3オクターブ又は1オクターブ帯域の数
3.1.5
中心振動数(center frequency)
通過帯域両端の公称遮断振動数の幾何平均。
注記1 フィルタ帯域幅の公称遮断振動数の上限値及び下限値は,フィルタの最大応答の振動数より
高い振動数及び低い振動数で,正弦波信号の応答が最大応答より3 dB下回る振動数と定義し
ている。
注記2 幾何平均は,遮断振動数をf1及びf2としたとき,(f1・f2)1/2となる。
3.1.6
定帯域幅フィルタ(constant-bandwidth filter)
ヘルツで表したときにフィルタの中心振動数に関係なく,一定の帯域幅をもつフィルタ。
3.1.7
(音響ホーンの)遮断振動数[cut-off frequency (of acoustic horn)]
音響ホーンが次第に無効になる振動数。
3.1.8
拡散音場(diffuse sound field)
一定の領域で統計的に一様なエネルギー密度をもち,任意の点で伝搬の方向がランダムに分散するよう
な音場。
注記 拡散音場の場合,指向性マイクロホンで測定した音圧レベルはどの方向でも同じになる。
3.1.9
電気空圧式変換器(electro-pneumatic transducer),油圧空圧式変換器(hydrautic-pneumatic transducer)
強音響雑音の使用環境で発生する音圧レベルをシミュレートするために最も一般的に使用されている試
験用音響雑音源。
注記1 この変換器は,電磁式又は油圧式バルブで変調する空気圧式変換器からなっている。
注記2 このタイプの変換器は,振幅がランダムに分布し,広い振動数帯域にわたってエネルギーが
連続するスペクトルを出力し,更に,音響試験の規定を満たす整形スペクトルを出力できる
――――― [JIS C 60068-2-65 pdf 6] ―――――
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C 60068-2-65 : 2019 (IEC 60068-2-65 : 2013)
(A.5参照)。
3.1.10
入射角(grazing incidence)
音響波の方向と,試料表面及び/又は音響トランスジューサの感知表面のいずれかとの間の角度。0°は
表面に平行であり,90°が垂直である。
3.1.11
振動数間隔(frequency interval)
二つの振動数の比。
3.1.11.1
オクターブ(octave)
2に等しい比をもつ,2の二つの振動数の間隔。
3.1.11.2
1/3オクターブ[one-third octave (1/3)]
21/3に等しい比をもつ二つの振動数の間隔。
注記 1オクターブ及び1/3オクターブ振動数帯域は,ISO 266 [2]の中心振動数の定義を用いる。
3.1.11.3
1/12オクターブ[one-twelfth octave (1/12)]
21/12に等しい比をもつ二つの振動数の間隔。
3.1.12
測定点(measuring points)
試験を実施するためにデータを収集する特定の点。
注記 試験中の供試品のふるまいを評価するために供試品内の点で測定することがあるが,これらの
点はこの規格では測定点とはみなさない。
3.1.12.1
監視点(checkpoints)
供試品を囲んでいる仮想面上の,供試品から一定の距離の点。
3.1.12.2
基準点(reference points)
この規格の要求事項を満足するように,試験を制御する信号を取り出すために監視点から選択した点。
3.1.13
多点制御(multipoint control)
複数の基準点の信号の平均値を用いて実施する制御(3.1.12.2参照)。
注記 多点制御を用いるとき,各マイクロホンの信号は1か所の音圧レベルである。平均音圧レベル
LAVは,JIS Z 8106の801-31-36によって計算でき,次の式(2)に示す。
n
1 Li / 10
LAV 10 log10 10 (2)
n 1
ここに, LAV : 平均音圧レベル(dB)
n : 基準点の数
Li : i番目の1/3オクターブ又は1オクターブ帯域の音圧レベル
この方法とは別に,音圧レベルの差が小さいとき,算術平均値を使用すれば平均音圧レベル
――――― [JIS C 60068-2-65 pdf 7] ―――――
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C 60068-2-65 : 2019 (IEC 60068-2-65 : 2013)
を近似できる。例えば,差が6 dBの場合,算術平均を行うと,誤差が約0.5 dBとなる。
3.1.14
狭帯域フィルタ(narrow band frequency filter)
一般に,通過帯域が1/3オクターブより小さい帯域フィルタ。
3.1.15
広帯域フィルタ(broad band frequency or wide band filter)
通過帯域が比較的広い帯域フィルタ。一般に,1オクターブより広い。
3.1.16
進行波管(progressive wave tube)
音響ホーンを介して試験区域に接続され,これに沿って音波が音源から伝搬していく管。
注記 試験振動数範囲の音響進行波の反射を最小にするために試験区域の端に音響吸収終端部を配置
する(A.2参照)。
3.1.17
比例帯域幅フィルタ(proportional-bandwidth filter)
振動数に比例する帯域幅をもつフィルタ。
注記 1オクターブ帯域幅,1/3オクターブ帯域幅などは,代表的な比例帯域幅フィルタである。
3.1.18
残響室(部屋)[reverberation chamber (or room)]
音場が拡散するように堅く,高反射性の表面をもつ室又は部屋。
注記 チャンバー又は部屋の形状が試験に影響を与える場合がある。残響室に関する情報は,A.1に
示す。
3.1.19
吸音率(sound absorption coefficient)
一定の振動数で,かつ,規定の条件の下で,材料に入射する音響パワーに対する材料の表面から反射し
ない音響パワーの比。
注記 試験振動数範囲の音響進行波の反射を最小にするために,試験区域の端に音響吸収終端部を配
置する(A.2参照)。
3.1.20
音圧,P(sound pressure,P)
特に規定がなければ,一定の時間間隔における瞬時音圧の実効値(rms値)。
注記 音圧の特徴は,気体の乱れで発生した圧力の変動である音波によって引き起こされた,静圧の
回りの圧力の変化である。
3.1.21
音圧レベル,LP(sound pressure level,LP)
次の式(3)で表す。
P
Lp 20 log 10 (3)
P0
ここに, P : 音圧
P0 : 国際基準音圧(P0=20 μPa)(3.2参照)
――――― [JIS C 60068-2-65 pdf 8] ―――――
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C 60068-2-65 : 2019 (IEC 60068-2-65 : 2013)
3.2 記号及び省略記号
注記 必要に応じて,定義の相互参照を示す。
OASPL : 全音圧レベル(JIS Z 8106の801-22-07から得られたレベル,3.1.4参照)
LG : dB単位の全音圧レベル(3.1.4参照)
Li : i番目の1/3オクターブ又は1オクターブ帯域の音圧レベル(3.1.4参照)
Lp : dB単位の音圧レベル(3.1.21参照)
LAV : dB単位の平均音圧レベル(3.1.13参照)
P : N/m2又はPa単位の音圧の実効値(rms値)(3.1.20参照)
P0 : 空気中では2×10−5 Pa又は20 μPaに標準化された国際基準音圧(JIS C 1509-1),他の媒体で
は1 μPa
DOF : 統計的自由度
次の式(4)で表す。
Nd BeTa (4)
ここに, Be : 振動数の分解能
Ta : 有効平均化時間
4 試験の音響環境及び要求事項
4.1 試験の音響環境
4.1.1 一般事項
音響試験は,供試品が規定の高いレベルの音響雑音場で動作又は残存する能力を決定するために実施す
る。実際には,検討中の供試品に作用する圧力変動は,進行波と残響場との複雑な組合せの場合がある。
雑音にさらされる構造物及び空洞内で発生する定在波は,共振し,非常に高い局部音圧レベルを発生する
ことがある。したがって,供試品に対して最も適切な音響試験を選択する必要がある。
この選択は,実際の環境又は飛行試験から得た実際の測定データに基づいて行うか,又は例えば,図1
図3に示すような特定の機器の適用に関して規定する一般的レベルから行うことができる。適用する試
験スペクトルは,これらの図に示す振動数を超える振動数及び未満の振動数のエネルギーを含んでいても
よい。
注記 航空機環境に関連する音圧レベルについての詳細は,ISO 2671 [3]による。
――――― [JIS C 60068-2-65 pdf 9] ―――――
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C 60068-2-65 : 2019 (IEC 60068-2-65 : 2013)
試
験 3 dB/オクターブ
用 −3 dB/オクターブ
全
1/3音
オ 圧 上限値
ク レ
タ ベ
ー ル
ブ を
帯 基
域 準 下限値 −10 dB/オクターブ
音 と
圧 す
レ る
ベ
ル
10 dB/オクターブ
(dB)
1/3 オクターブ帯域中心振動数 (Hz)
図1−航空機適用の1/3オクターブ帯域スペクトル
試 上限値
験
用 下限値
全
1
音
オ
圧
ク 軸流ブロワ
レ
タ
ベ
ー
ル 上限値
ブ
を
帯
基
域 下限値
準
音
と 遠心ブロワ
遠心ブロワ
圧
す
レ
る
ベ
ル
(dB)
1オクターブ帯域中心振動数 (Hz)
図2−ブロワの1オクターブ帯域スペクトル(参考文献[4])
――――― [JIS C 60068-2-65 pdf 10] ―――――
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JIS C 60068-2-65:2019の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60068-2-65:2013(IDT)
JIS C 60068-2-65:2019の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 60068-2-65:2019の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC1509-1:2017
- 電気音響―サウンドレベルメータ(騒音計)―第1部:仕様