この規格ページの目次
JIS C 1509-1:2017 規格概要
この規格 C1509-1は、次の3種類(時間重み付き,周波数重み付きサウンドレベルを測定する時間重み付けサウンドレベルメータ;時間平均,周波数重み付きサウンドレベルを測定する積分平均サウンドレベルメータ;周波数重み付き音響暴露レベルを測定する積分サウンドレベルメータ)の音響測定器の電気音響性能について規定。
JISC1509-1 規格全文情報
- 規格番号
- JIS C1509-1
- 規格名称
- 電気音響―サウンドレベルメータ(騒音計)―第1部 : 仕様
- 規格名称英語訳
- Electroacoustics -- Sound level meters -- Part 1:Specifications
- 制定年月日
- 2005年3月20日
- 最新改正日
- 2017年9月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- IEC 61672-1:2013(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 17.140.50
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 環境測定 I-1 2021, 環境測定 I-2 2021, 環境測定 II 2021, 労働安全・衛生 2019
- 改訂:履歴
- 2005-03-20 制定日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2017-09-20 改正
- ページ
- JIS C 1509-1:2017 PDF [44]
C 1509-1 : 2017 (IEC 61672-1 : 2013)
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[2]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 基準環境条件・・・・[8]
- 5 性能の仕様・・・・[8]
- 5.1 一般事項・・・・[8]
- 5.2 校正点検周波数における調整・・・・[11]
- 5.3 表示値に対する補正・・・・[11]
- 5.4 指向特性・・・・[13]
- 5.5 周波数重み付け特性・・・・[14]
- 5.6 レベル直線性・・・・[15]
- 5.7 自己雑音・・・・[16]
- 5.8 時間重み付け特性F及び時間重み付け特性S・・・・[17]
- 5.9 トーンバースト応答・・・・[17]
- 5.10 繰返しトーンバーストに対する応答・・・・[19]
- 5.11 過負荷指示・・・・[19]
- 5.12 アンダーレンジ指示・・・・[20]
- 5.13 C特性ピークサウンドレベル・・・・[20]
- 5.14 連続動作時の安定性・・・・[20]
- 5.15 高レベル入力に対する安定性・・・・[21]
- 5.16 リセット・・・・[21]
- 5.17 しきい値・・・・[21]
- 5.18 表示装置・・・・[21]
- 5.19 アナログ又はディジタル出力・・・・[22]
- 5.20 計時機能・・・・[22]
- 5.21 無線周波エミッション及び商用電源への妨害・・・・[22]
- 5.22 クロストーク・・・・[23]
- 5.23 電源・・・・[23]
- 6 環境条件,静電気及び無線周波に対する要求・・・・[23]
- 6.1 一般事項・・・・[23]
- 6.2 静圧・・・・[24]
- 6.3 周囲温度・・・・[24]
- 6.4 湿度・・・・[24]
- 6.5 静電気放電・・・・[24]
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――――― [JIS C 1509-1 pdf 1] ―――――
C 1509-1 : 2017 (IEC 61672-1 : 2013)
pdf 目次
ページ
- 6.6 電源周波数磁界及び無線周波電磁界・・・・[25]
- 6.7 機械振動・・・・[26]
- 7 附属品の使用・・・・[26]
- 8 表記・・・・[27]
- 9 取扱説明書・・・・[27]
- 9.1 一般事項・・・・[27]
- 9.2 動作に関する情報・・・・[27]
- 9.3 試験に関する情報・・・・[30]
- 附属書A(参考)許容区間及び受容区間と測定の不確かさの最大許容値との関係・・・・[32]
- 附属書B(規定)測定の不確かさの最大許容値・・・・[33]
- 附属書C(参考)この規格の仕様に対する適合性の評価例・・・・[34]
- 附属書D(規定)1/Nオクターブ間隔の周波数・・・・[37]
- 附属書E(規定)周波数重み付け特性C,周波数重み付け特性A及び周波数重み付け特性Zの数式表現・・・・[39]
- 参考文献・・・・[41]
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――――― [JIS C 1509-1 pdf 2] ―――――
C 1509-1 : 2017 (IEC 61672-1 : 2013)
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人日本
騒音制御工学会(INCE/J)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業
規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業
規格である。
これによって,JIS C 1509-1:2005は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS C 1509の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS C 1509-1 第1部 : 仕様
JIS C 1509-2 第2部 : 型式評価試験
JIS C 1509-3 第3部 : 定期試験(予定)
(pdf 一覧ページ番号 3)
――――― [JIS C 1509-1 pdf 3] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
C 1509-1 : 2017
(IEC 61672-1 : 2013)
電気音響−サウンドレベルメータ(騒音計)−第1部 : 仕様
Electroacoustics-Sound level meters-Part 1: Specifications
序文
この規格は,2013年に第2版として発行されたIEC 61672-1を基に,技術的内容及び構成を変更するこ
となく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
1 適用範囲
この規格は,次の3種類の音響測定器の電気音響性能について規定する。
− 時間重み付き,周波数重み付きサウンドレベルを測定する時間重み付けサウンドレベルメータ
− 時間平均,周波数重み付きサウンドレベルを測定する積分平均サウンドレベルメータ
− 周波数重み付き音響暴露レベルを測定する積分サウンドレベルメータ
注記0A 参考事項は,次のとおりである。
− この規格では,周波数重み付けした音圧レベルに対して用語“サウンドレベル”を用い,
周波数重み付け特性を特定する場合には,その特性を前に付して用いる。
− この規格では,上記の3種類のサウンドレベルメータを区別する必要があるときにだ
け,“時間重み付け”,“積分平均”又は“積分”の用語を付加して呼び,区別する必要
がないときには,単に“サウンドレベルメータ”という。
− サウンドレベルメータは,“騒音計”ともいう。
サウンドレベルメータは,自由音場での一つの基準方向からの音の入射又はランダムな方向からの音の
入射に対して,規定する周波数特性を備えているものである。
サウンドレベルメータは,一般に,人間の可聴範囲内の音の測定に用いることを想定している。
注記1 20 kHz以上の周波数成分が存在する場合において可聴音のA特性サウンドレベルの測定に
は,IEC 61012に規定する周波数重み付け特性AUを用いてもよい。
この規格では,性能によってクラス1及びクラス2の二つを規定する。一般に,クラス1及びクラス2
のサウンドレベルメータは,通常同じ設計目標値をもち受容限度値が異なるほか,動作温度範囲が異なる。
クラス2の性能の受容限度値は,クラス1の値以上である。
この規格では,様々な設計によるサウンドレベルメータに適用する。サウンドレベルメータは,マイク
ロホンを装着し,表示装置を内蔵した一体形の携帯機器であってもよい。サウンドレベルメータは,一つ
又は複数のきょう(筐)体に格納された分離した要素の組合せで構成することも可能であり,複数のサウ
ンドレベルを表示できるものでもよい。サウンドレベルメータは,複数のアナログ及びディジタル出力を
もち,アナログ及び/又はディジタル信号処理を行ってもよい。サウンドレベルメータには,不可欠な構
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2
C 1509-1 : 2017 (IEC 61672-1 : 2013)
成要素として,汎用のコンピュータ,記録器,プリンタ及びその他の装置を含むことができる。
サウンドレベルメータは,測定者が近傍で直接操作してサウンドレベルを測定するものでもよく,測定
者がいない状態では,自動的かつ連続的にサウンドレベルを測定するものでもよい。この規格の音響的性
能は,音場に測定者がいない状態での性能に適用する。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 61672-1:2013,Electroacoustics−Sound level meters−Part 1: Specifications(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”
ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 1508 騒音計のランダム入射及び拡散音場校正方法
注記 対応国際規格 : IEC 61183,Electroacoustics−Random-incidence and diffuse-field calibration of
sound level meters(IDT)
JIS C 1515 電気音響−音響校正器
注記 対応国際規格 : IEC 60942,Electroacoustics−Sound calibrators(IDT)
JIS C 61000-4-2:2012 電磁両立性−第4-2部 : 試験及び測定技術−静電気放電イミュニティ試験
注記 対応国際規格 : IEC 61000-4-2:2008,Electromagnetic compatibility (EMC)−Part 4-2: Testing and
measurement techniques−Electrostatic discharge immunity test(IDT)
JIS C 61000-6-2:2008 電磁両立性−第6-2部 : 共通規格−工業環境におけるイミュニティ
注記 対応国際規格 : IEC 61000-6-2:2005,Electromagnetic compatibility (EMC)−Part 6-2: Generic
standards−Immunity for industrial environments(MOD)
IEC 61094-6,Measurement microphones−Part 6: Electrostatic actuators for determination of frequency
response
IEC 61672-2:2013,Electroacoustics−Sound level meters−Part 2: Pattern evaluation tests
IEC 62585,Electroacoustics−Methods to determine corrections to obtain the free-field response of a sound
level meter
ISO/IEC Guide 98-4:2012,Uncertainty of measurement−Part 4: Role of measurement uncertainty in
conformity assessment
ISO/IEC Guide 99,International vocabulary of metrology−Basic and general concepts and associated terms
(VIM)
CISPR 16-1-1:2010,Specification for radio disturbance and immunity measuring apparatus and methods−Part
1-1: Radio disturbance and immunity measuring apparatus−Measuring apparatus, Amendment 1:2010
注記0A CISPRは,International Special Committee on Radio Interference(国際無線障害特別委員会)
の略である。
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 61000-6-2,ISO/IEC Guide 98-4及びISO/IEC Guide 99に
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JIS C 1509-1:2017の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 61672-1:2013(IDT)
JIS C 1509-1:2017の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.140 : 音響及び音響測定 > 17.140.50 : 電気音響
JIS C 1509-1:2017の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC1508:2000
- 騒音計のランダム入射及び拡散音場校正方法
- JISC1515:2020
- 電気音響―音響校正器