JIS C 6102-1:2019 AM/FM放送受信機試験方法―第1部:一般的事項及び可聴周波測定を含む試験 | ページ 5

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C 6102-1 : 2019 (IEC 60315-1 : 1988)

26.3 結果の表示

  同調誤差又はその標準偏差が,開始位置での周波数と選択した動作周波数との変化方向及び周波数間隔
に依存するときは,開始位置での周波数と選択した動作周波数との差に正負の符号を付けて横軸にとり,
対応する平均同調誤差 Δf n とその標準偏差|S (n) |にも正負の符号を付けて縦軸にとった図で表示する。両方
の目盛は等分目盛とし,kHzで表す。周波数(fo0)に対応する動作周波数及び測定回数(n)も結果に示す。
図9に開始位置での周波数と,選択した動作周波数との差を関数とした,押しボタン同調システムの平
均同調誤差及びその標準偏差の曲線の例を示す。

27 自動選局システムの動作特性

27.1 一般

  無線受信機の自動選局システムは,一般に開始ボタンを押すことによって動作し,その後,適切なレベ
ルをもった最初の信号(以下,停止信号という。)で停止させられるまで,自動装置が同調を制御する。
測定する動作特性は,次のものである。
a) 停止信号のレベルを関数とする同調誤差
b) 開始位置の動作周波数と停止信号の動作周波数との差を関数とする同調誤差
c) 停止信号の周波数を関数とする指定された許容同調誤差での停止信号の最小レベル

27.2 測定法

  上記に示した動作特性に関しては,次の三つの関連した測定法を使用する。
a) 停止信号のレベルを関数とする同調誤差 標準基準周波数で30 %変調した停止信号を調査すべき周
波数範囲の中央に近い標準周波数で受信機に加える。この周波数は,結果に示す。受信機は,この周
波数に適切な方法によって手動で同調させる。そのときの動作周波数に対応する発振器の周波数fo0
を測定し,この一連の測定の基準周波数とする。
自動選局システムは,開始ボタンを押すことによって,元の選択された停止信号に再び到達し,自
動装置が停止するまで動作する。
開始ボタンを数回繰り返して押し,各停止での発振器の周波数を測定する。
この手続は,周波数測定が十分な回数,例えば,10回になるまで繰り返す。その結果,おそらく10
個の異なる周波数fo1fo10が得られる。
結果は,26.2の式を使って評価し,測定は停止信号のレベルと,同調誤差との関係を調べるため停
止信号のレベル範囲内で繰り返す。
b) 開始位置の動作周波数と停止信号の動作周波数との差を関数とする同調誤差 測定法は,a)と同一で
あるが,停止信号のレベルを一定に保ち,そのレベルは,a)による測定結果から適切とみなせる最低
レベルとする。
開始位置は,一連(例えば,10回)の測定ごとに同じとし,これら一連の測定の各々について,開
始位置の動作周波数と停止信号の動作周波数との既知の差から決定する。この差の値は,調査する周
波数範囲に依存する。様々な開始位置は,なるべく第2の信号発生器を使って求めることが望ましい
が,手動で求めることもできる。
測定は,停止信号の差よりも大きい周波数差及び小さい周波数差の,異なった周波数差をもった幾
つかの開始位置で繰り返す。
後者の場合,周波数foiは,開始位置から直接停止信号に到達したときだけ測定する。
しきい値調節を備えている場合には,測定は,その調節のその他の位置でも繰り返す。

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C 6102-1 : 2019 (IEC 60315-1 : 1988)
c) 停止信号の周波数を関数とする指定された許容同調誤差での停止信号の最小レベル 次の定義の指
定許容同調誤差が得られるまで,a)の測定法を繰り返す。
Δf n|2 S(n) | =2 kHz
ここで,2の値は例である。
第2の信号を開始位置として利用し,停止信号の周波数を幾つか変えて測定を繰り返す。
停止信号の周波数と開始位置の周波数との差は,この差の増加が結果的な誤差の値を著しく変えな
いようにかなり大きくとる[方法b)参照]。停止信号の周波数は,3.2に従って選択する。段階の値は,
調査すべき周波数範囲に依存する。少なくとも,調査周波数範囲の両端に最も近い二つの望ましい周
波数を使用する。

27.3 結果の表示

a) 平均同調誤差 Δf n 及びその標準偏差|S (n) |の停止信号のレベルに対する依存性は,無線周波入力信号の
レベルを等分目盛の横軸にとり,対応する平均同調誤差 Δf n 及びその標準偏差|S (n) |を符号付きで縦軸
にとった図で表す。縦軸は,kHzで表した等分目盛とする。
停止信号の周波数及び測定の回数(n)は,結果に示す。
無線周波入力信号のレベルを関数とする自動選局システムの平均同調誤差及びその標準偏差を示す
曲線の例を,図10に示す。
b) 平均同調誤差 Δf n 及びその標準偏差|S (n) |の開始位置での動作周波数と停止信号の動作周波数との差
に対する依存性は,kHzで表した周波数差を横軸にとり,kHzで表した平均同調誤差 Δf n 及びその標
準偏差|S (n) |を符号付きで縦軸にとった図で表す。両軸とも等分目盛を使用する。
停止信号の周波数,レベル及び測定回数(n)は,結果に示す。
開始位置と停止信号との周波数差を関数とする,自動選局システムの平均同調誤差及びその標準偏
差を示す曲線の例を,図11に示す。
c) 指定された許容同調誤差での停止信号のレベルの停止信号に対する依存性は,kHz又はMHzで表した
停止信号の周波数を対数目盛の横軸にとり,指定された許容同調誤差での無線周波入力信号の最低レ
ベルを等分目盛の縦軸にとった図で表す(図12の左側)。同様に停止信号の周波数と,開始信号と停
止信号との周波数差との関係を,周波数差をkHzで表した等分目盛で縦軸にとって表す(図12の右
側)。
指定された許容同調誤差 Δf n|2 S(n) | のkHzで表した値及び測定の回数(n)は,結果に示す。
入力信号の周波数を関数とする指定された許容同調誤差での自動選局システムの最小無線周波入力
信号レベルを,開始信号と停止信号との周波数差とともに示す曲線の例を,図12に示す。

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C 6102-1 : 2019 (IEC 60315-1 : 1988)
表1−ISO 266に合致する周波数
望ましい 1/1 1/2 1/3 望ましい 1/1 1/2 1/3 望ましい 1/1 1/2 1/3
周波数 オクタ オクタ オクタ 周波数 オクタ オクタ オクタ 周波数 オクタ オクタ オクタ
ーブ ーブ ーブ ーブ ーブ ーブ ーブ ーブ ーブ
16 × × × 160 × 1600 ×
18 180 × 1800
20 × 200 × 2000 × × ×
22.4 × 224 2240
25 × 250 × × × 2500 ×
28 280 2800 ×
31.5 × × × 315 × 3150 ×
35.5 355 × 3550
40 × 400 × 4000 × × ×
45 × 450 4500
50 × 500 × × × 5000 ×
56 560 5600 ×
63 × × × 630 × 6300 ×
71 710 × 7100
80 × 800 × 8000 × × ×
90 × 900 9000
100 × 1000 × × × 10000 ×
112 1120 11200 ×
125 × × × 1250 × 12500 ×
140 1400 × 14000
160 × 1600 × 16000 × × ×
この表は1 000による逐次的乗算又は割算によって,どの方向にも拡張できる。各列の記号×は,箇条6に規定
したフィルタの幾何平均周波数を示す。
注記 フィルタの設計には,表に示した公称値よりも,オクターブバンドフィルタでは1 000×103n/10で,2分の1
オクターブバンドフィルタでは1 000×103n/20で,3分の1オクターブバンドフィルタでは1 000×10n/10で計
算した正確な望ましい周波数を使用することが望ましい。ここで,nは正若しくは負の整数,又はゼロであ
る。
通常の測定では,公称周波数と正確な周波数との差は無視できる。

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C 6102-1 : 2019 (IEC 60315-1 : 1988)
表2−各種電源の電圧の調査(13.4参照)
1 2 3 4 5
無線受信機の電源の種類 定格電圧 通常の電圧 最大動作電圧 最小電圧
V V V V
主電源 U U U+10 % U−10 %
1次電池a) 1.5 1.5
真空管式受信機用
− フィラメント電源 1.5 1.10
− 陽極電源 1.5 1.00
トランジスタ受信機用 1.5 0.90
(供給電圧でひずみ制限出 0.75 b)
力が得られるもの)
蓄電池a)
鉛蓄電池 2.0 2.0 1.8
− 充電中 2.2
− 自動車用 2.4 2.6
ガス抜き口があるニッケル
カドミウム蓄電池 1.2 1.2 1.1
− 充電中 1.4
− 自動車用 1.6
密閉形ニッケルカドミウム
蓄電池 1.2 1.2 1.1
− 充電中 1.35
− 自動車用 1.4
注a) セル当たりの電圧。
b) 要求があるときに限る。

――――― [JIS C 6102-1 pdf 24] ―――――

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C 6102-1 : 2019 (IEC 60315-1 : 1988)
表3−標準無線周波入力信号及び付加無線周波入力信号の特性(箇条17参照)
パラメータ 標準信号 第1の付加値 他の値
周波数 同調範囲の中心に最も近いチャネルの同調範囲の限界に最もチャネルの中心又は要
周波数 近いチャネルの周波数求があれば他の周波数
有能電力(注記参照) 70 dB (fW) (10 nW),又はダイナミックレ
要求があればなるべく要求による。
ンジa)の幾何学的中心[幾何学的中心が
70 dB (fW) に対し10
dBステップごとに
70 dB (fW) から著しく異なる場合]。注
記1参照
等価自由空間電界強度74 dB ( 一 又はダイナミックレンジa)
要求があればなるべく要求による。
(磁気アンテナ付き受 74 dB (
の幾何学的中心[幾何学的中心が74 dB 一 ‰歛
信機のための) ( 一 ‰ 地地併瀰識 ]。dBステップごとに
10
変調率 AM 30 % AM 80 % 要求による。
FM 100 %(注記2参照) FM 30 %
変調周波数 1 kHz 400 Hz 要求があれば3.1参照。
注記1 等価な信号源起電力は,次の式で算出する。
Uo2=4PR
ここに,Pは有効電力,Rは入力回路の定格インピーダンスである。開放線アンテナを使用する受信機の
Rの定義については,箇条19に示す。
注記2 一つ以上の副搬送波が主信号とともに送信されている場合,100 %利用率に対応する周波数偏移を決定する
には放送システムの規格を参照する。測定中にこれらの副搬送波が入力信号中に存在するときは,変調度
が100 %利用率を超えないようにする。
注a) ダイナミックレンジ(r.f.入力レベルの)は,ひずみ制限入力レベル,利得制限感度又は雑音制限感度のいず
れか大きい方のレベルとの差である。例えば,JIS C 6102-2の3.4.6[ダイナミックレンジ(無線周波入力信
号レベルの)]を参照。
B)
レベル(d
周波数(Hz) 周波数(Hz)
図1−広帯域雑音測定のためのフィルタ : 振幅/周波数レスポンスの限界(6.1参照)

――――― [JIS C 6102-1 pdf 25] ―――――

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JIS C 6102-1:2019の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60315-1:1988(IDT)

JIS C 6102-1:2019の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 6102-1:2019の関連規格と引用規格一覧