JIS C 61280-2-11:2010 光ファイバ通信サブシステム試験方法―光信号品質評価のための強度ヒストグラム評価を用いた平均化Q値測定

JIS C 61280-2-11:2010 規格概要

この規格 C61280-2-11は、平均化Q値の定義及び平均化Q値強度ヒストグラムパラメータを用いて平均化Q値を測定する手順について規定。

JISC61280-2-11 規格全文情報

規格番号
JIS C61280-2-11 
規格名称
光ファイバ通信サブシステム試験方法―光信号品質評価のための強度ヒストグラム評価を用いた平均化Q値測定
規格名称英語訳
Fiber optic communication subsystem test procedures -- Averaged Q-factor determination using amplitude histogram evaluation for optical signal quality monitoring
制定年月日
2010年5月20日
最新改正日
2015年10月20日
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対応国際規格

ISO

IEC 61280-2-11:2006(IDT)
国際規格分類

ICS

33.180.10
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
電子 II-1 2020, 電子 II-2 2020, 電子 III-1 2020, 電子 III-2 2020
改訂:履歴
2010-05-20 制定日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS C 61280-2-11:2010 PDF [28]
                                                          C 61280-2-11 : 2010 (IEC 61280-2-11 : 2006)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[2]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 記号及び略語・・・・[3]
  •  5 試験装置・・・・[3]
  •  5.1 光帯域透過フィルタ・・・・[4]
  •  5.2 受信器・・・・[4]
  •  5.3 クロック発信器・・・・[5]
  •  5.4 電気パルス発生器・・・・[5]
  •  5.5 サンプリングモジュール・・・・[5]
  •  5.6 信号処理回路・・・・[5]
  •  5.7 監視系パラメータ・・・・[5]
  •  6 手順・・・・[6]
  •  6.1 装置接続・・・・[6]
  •  6.2 しきい値レベルの定義・・・・[6]
  •  7 計算・・・・[7]
  •  附属書A(規定)測定精度,信頼性及び感度・・・・[10]
  •  附属書B(参考)光帯域透過フィルタのクロストーク及び周波数ずれ・・・・[14]
  •  附属書C(規定)Qaveの上限・・・・[17]
  •  附属書D(参考)ビットレート依存性・・・・[19]
  •  附属書E(参考)フォーマット依存性・・・・[20]
  •  附属書F(参考)Qave,σ1.ave,| μ1.ave-μ0.ave |及びQの波長分散及びOSNR依存性・・・・[22]
  •  附属書G(参考)PMDによる劣化があるときのQaveのQ依存性・・・・[24]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS C 61280-2-11 pdf 1] ―――――

C 61280-2-11 : 2010 (IEC 61280-2-11 : 2006)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,財団法人光産業技術振興協会(OITDA)及
び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,
日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格に従うことは,次の者の有する特許権等の使用に該当するおそれがあるので,留意する。
− 氏名 : 日本電信電話株式会社
− 住所 : 東京都千代田区大手町二丁目3番1号
・光信号品質劣化要因監視方法及び装置(特許3772132号)
・光信号品質モニタ (特許3930886号)
上記の,特許権等の権利者は,非差別的かつ合理的な条件でいかなる者に対しても当該特許権等の実施
の許諾等をする意思のあることを表明している。ただし,この規格に関連する他の特許権等の権利者に対
しては,同様の条件でその実施が許諾されることを条件としている。
この規格に従うことが,必ずしも,特許権の無償公開を意味するものではないことに注意する必要があ
る。
この規格の一部が,上記に示す以外の特許権等に抵触する可能性がある。経済産業大臣及び日本工業標
準調査会は,このような特許権等にかかわる確認について,責任はもたない。
なお,ここで“特許権等”とは,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新
案登録出願をいう。
JIS C 61280の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS C 61280-1-3 中心波長及びスペクトル幅測定
JIS C 61280-2-1 受信感度及びオーバロード測定
JIS C 61280-2-2 光アイパターン,光波形及び消光比測定
JIS C 61280-2-8 Q値測定を用いた低ビット誤り率の決定法
JIS C 61280-2-9 高密度波長分割多重システムの光信号対雑音比測定
JIS C 61280-2-11 光信号品質評価のための強度ヒストグラム評価を用いた平均化Q値測定

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――――― [JIS C 61280-2-11 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                                JIS
C 61280-2-11 : 2010
(IEC 61280-2-11 : 2006)

光ファイバ通信サブシステム試験方法−光信号品質評価のための強度ヒストグラム評価を用いた平均化Q値測定

Fiber optic communication subsystem test procedures-Averaged Q-factor determination using amplitude histogram evaluation foroptical signal quality monitoring

序文

  この規格は,2006年に第1版として発行されたIEC 61280-2-11を基に,技術的内容及び対応国際規格の
構成を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。

1 適用範囲

  この規格は,平均化Q値の定義及び平均化Q値強度ヒストグラムパラメータを用いて平均化Q値を測
定する手順について規定する。
平均化Q値強度ヒストグラムパラメータは,既設の光ネットワークの光信号品質変化の監視に有用であ
る。平均化Q値は,従来使用されているQ値と相関がある。
平均化Q値測定法を用いることで,光信号対雑音比(OSNR)及び波形ひず(歪)みによる光信号品質
の劣化を監視することができる。
OSNR劣化の要因は,次による。
− 増幅された自然放出光(ASE)の累積
− 伝送路の損失
− チャネル間クロストーク
波形ひずみの要因は,次による(通常,同時に存在する。)。
− 波長分散
− 偏波モード分散(PMD)
− 非線形光学効果
注記1 測定データを信号処理することによって,信号品質劣化の要因(OSNR劣化又は波形ひずみ)
を判別できる場合がある。
注記2 平均化Q値測定法では,タイミングジッタに起因する光信号品質の変化は測定できない。
注記3 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 61280-2-11:2006,Fibre optic communication subsystem test procedures−Part 2-11: Digital
systems−Averaged Q-factor determination using amplitude histogram evaluation for optical
signal quality monitoring(IDT)

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2
C 61280-2-11 : 2010 (IEC 61280-2-11 : 2006)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用
規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
ITU-T Recommendation G.959.1,Optical transport network physical layer interfaces

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
平均化Q値(averaged Q-factor)
デジタル光信号の品質を監視するために,光信号を非同期サンプリングで測定したパラメータ。このパ
ラメータは,従来使用されているQ値[15]と相関がある。
非同期サンプリングで得られた典型的な非同期アイパターン及び強度ヒストグラムを,図1に示す。図
1によって平均化Q値測定法の原理を説明する。ヒストグラムを構成するサンプリング点の中で,あらか
じめ定めたしきい値μth1よりも高いレベルのサンプリング点は“マーク”レベル(“1”)に属するとし,あ
らかじめ定めたしきい値μth0よりも低いレベルのサンプリング点は“スペース”レベル(“0”)に属すると
する。
平均化Q値は,式(1)によって求める[13][18]。
Qave .1 ave (/
.0 ave .1 ave (1)
.0 ave )
ここに, Qave : 平均化Q値
μ1.ave : マークレベル分布の平均値
μ0.ave : スペースレベル分布の平均値
σ1.ave : マークレベル分布の標準偏差
σ0.ave : スペースレベル分布の標準偏差
非同期サンプリングで得られるデータには,不要なアイパターンのクロスポイントのデータを含む。こ
のデータは,平均化Q値の測定値を劣化させる。このクロスポイントのデータを除くために,二つのしき
い値(μth1及びμth0)を設定する。
図1−非同期アイパターン及び強度ヒストグラム

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C 61280-2-11 : 2010 (IEC 61280-2-11 : 2006)
平均化Q値測定法は,タイミング抽出を使用せずに非同期アイパターンを評価できるので,信号フォー
マット,変調フォーマット及びビットレートに依存しない品質監視を提供できる。

4 記号及び略語

ASE     増幅された自然放出光                        (amplified spontaneous emission)
BER ビット誤り率 (bit error ratio)
DGD 群遅延時間差 (differential group delay)
EDFA エルビウム(Er)添加ファイバ増幅器 (Er-doped fiber amplifier)
IM-DD 強度変調/直接検波 (intensity modulation direct detection)
NRZ 非ゼロ復帰 (non-return-to-zero)
OBPF 光帯域透過フィルタ (optical bandpass filter)
OSNR 光信号対雑音比 (optical signal-to-noise ratio)
OTN 光トランスポートネットワーク (optical transport networks)
PMD 偏波モード分散 (polarization mode dispersion)
RZ ゼロ復帰 (return-to-zero)
SNR 信号対雑音比 (signal-to-noise ratio)
WDM 波長多重 (wavelength division multiplexing)
Bopt 光フィルタ帯域幅
Qave 平均化Q値

5 試験装置

  平均化Q値の測定に使用する主な機器は,光帯域透過フィルタ,受信器,クロック発信器,電気パルス
発生器,サンプリングモジュール及び信号処理回路からなる(図2参照)。
平均化Q値測定は,通常,線形中継器,再生中継器,光クロスコネクト又はその他のノードの光増幅器
直後で行う。信号品質測定に使用する信号のパワーは,光増幅器入力におけるOSNRを下回らないように
設定する。
装置の詳細を,5.15.7に示す。
図2−平均化Q値測定系の構成

――――― [JIS C 61280-2-11 pdf 5] ―――――

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JIS C 61280-2-11:2010の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 61280-2-11:2006(IDT)

JIS C 61280-2-11:2010の国際規格 ICS 分類一覧