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C 61300-2-42 : 2020
6.5 挿入損失測定
損失を再測定して,取付具及び光ファイバクランプ部が光損失の変化量に影響を及ぼさないことを確認
する。
6.6 光ファイバへの引張力の印加
光ファイバに急激な引張力がかからないように,マンドレルに,規定の引張力を下方向に徐々に加える。
推奨時間又は個別に規定された時間,引張力を維持する。
6.7 光損失変動量の測定
供試品の減衰量は,個別に規定がない限り,JIS C 61300-3-3の規定に従い,試験中連続的に測定しなけ
ればならない。測定開始時からの減衰量の変動量は,供試品の光ファイバ取付部,又は供試品の光ファイ
バと光接続コードとの接続部に起因するものとみなされる。
試験前後における供試品の光損失変動量が許容範囲を超えており,それが光ファイバの損傷などの疑い
がある場合,再度,同じ光ファイバ及び両端の光ファイバクランプ部に対して,光ファイバの損傷などの
影響について確認するための試験を行うことが望ましい。
6.8 後処理
個別に規定がない場合,供試品をJIS C 61300-1に規定する標準的環境条件下に2時間以上放置する。
6.9 最終検査及び最終測定
試験終了後,全ての器具を取り外し,最終損失測定を行い,供試品に恒久的な損傷がないことを確認す
る。最終測定結果は,個別に規定された変動量以下になることを確認する。
供試品を取付具から取り外した後,個別に規定がない限り,JIS C 61300-3-1に従って外観検査を行う。
供試品に破損などの不具合が起きていないかを確認する。不具合の例を,次に示す。
− 部品又は附属品の破損,抜け又は損傷
− ケーブル外被,密封部,光ファイバクランプ部又は光ファイバへの破損又は損傷
− 位置ずれ,屈曲又は破損した部品
6.10 繰返し試験
個別に規定されており,供試品の構造に問題がない場合は,互いに垂直な2方向に対し,横方向引張り
試験を行う。例えば,2心光ファイバコード又は平形光ファイバケーブルの場合,曲げ方向を限定しても
よい。試験時には互いに垂直な曲げ方向を決めておく。
7 試験の厳しさの程度
試験の厳しさの程度は,環境カテゴリによって区分し,それぞれの適用する引張力及び保持時間の推奨
値を表1に示す。
また,表1はIEC 61753-1:2018を基にした。
――――― [JIS C 61300-2-42 pdf 6] ―――――
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C 61300-2-42 : 2020
表1−試験の厳しさの程度(推奨値)
環境カテゴリ 供試品 引張力 保持時間
N min
C,OP,E 光コネクタ及び光受動部品−光ファイバコード 1.0±0.1 60
CHD,OPHD,EHD
C,OP,E 光コネクタ及び光受動部品−光ファイバ心線 0.2±0.02 5
CHD,OPHD,EHD
C,OP ファイバマネジメントシステム−光ファイバコード 1.0±0.1 60
CHD,OPHD
C,OP ファイバマネジメントシステム−ケーブルエレメント 0.5±0.1 5
CHD,OPHD
OP+,OP+HD 光コネクタ及び光受動部品−光ファイバコード 5.0±0.5 5
OP+,OP+HD 光コネクタ及び光受動部品−光ファイバ心線 2.3±0.2 5
注記1 対応国際規格では,IEC 61753-1, Ed.1:2007に基づく環境カテゴリとして,C,U,O及びEを規定してい
た。IEC 61753-1は,Ed.2が2018年に発行され,Uに対しOP,Oに対しOP+に記号が変更され,更に,
近くに発熱源がある“HD”が追加された。
注記2 環境カテゴリOP+,OP+HDに対し,対応国際規格では光受動部品と記載しているが,光コネクタ及び光
受動部品に修正した。
注記3 対応国際規格では,環境カテゴリO(現OP+及びOP+HD)の光コネクタ及び光受動部品の光ファイバコ
ード,光ファイバ素線及び光ファイバ心線に対し試験を要求しているが,IEC61753-1:2018では,光ファ
イバ素線に対する要求はないので,光ファイバ素線を削除した。
8 個別に規定する事項
必要に応じて,次の事項を製品規格などに規定する。
a) 光ファイバに加える引張力の大きさ
b) 引張力の保持時間
c) 光ファイバの仕様
d) 互いに垂直な引張方向の数
e) 初期検査及び初期測定の項目
f) 試験中の検査項目及び測定項目,並びに要求性能
g) 最終検査及び初期測定の項目
h) この規格で規定する試験手順との差異
i) 合否判定基準
――――― [JIS C 61300-2-42 pdf 7] ―――――
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C 61300-2-42 : 2020
附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS C 61300-2-42 IEC 61300-2-42:2014,(MOD)
a) ISの箇 b) 対応国際 c) 箇条ご d) ISと対応国際規格との技術的差異の e) ISと対応国際規格
条番号 規格の対 との評 内容及び理由 との技術的差異に対
応する箇 価 する今後の対策
条番号
3 − 追加 用語及び定義の箇条を追記した。 次回改訂時にDirectives
Part 2に従うよう提案す
る。
5.1 4.1 追加 マンドレルを使用することを追記した。 次回改訂時に提案する。
6.2 5.2 追加 前処理の時間に“以上”を追記した。 次回改訂時に提案する。
6.4 5.4 追加 次回改訂時に提案する。
供試品を取付具に固定する方法の具体例を
追記した。
6.8 5.8 追加 後処理の時間に“以上”を追記した。 次回改訂時に提案する。
7 6 変更 表1内環境カテゴリの表記についてIEC 次回改訂時に提案する。
61753-1:2018を基に見直した。
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味を,次に示す。
− 追加 : 対応国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 : 対応国際規格の規定内容又は構成を変更している。
注記2 JISと対応国際規格との対応の程度の全体評価の記号の意味を,次に示す。
− MOD : 対応国際規格を修正している。
JIS C 61300-2-42:2020の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 61300-2-42:2014(MOD)
JIS C 61300-2-42:2020の国際規格 ICS 分類一覧
- 33 : 電気通信工学.オーディオ及びビデオ工学 > 33.180 : 光ファイバ通信 > 33.180.20 : 光ファイバ接続装備
- 33 : 電気通信工学.オーディオ及びビデオ工学 > 33.180 : 光ファイバ通信 > 33.180.10 : 光ファイバ及び光ケーブル
JIS C 61300-2-42:2020の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC61300-1:2019
- 光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第1部:通則
- JISC61300-3-1:2013
- 光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第3-1部:外観検査及び機械的検査
- JISC61300-3-3:2009
- 光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第3-3部:挿入損失及び反射減衰量変化のモニタ方法
- JISC61300-3-4:2017
- 光ファイバ接続デバイス及び光受動部品―基本試験及び測定手順―第3-4部:損失測定