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C 61340-4-6 : 2016 (IEC 61340-4-6 : 2015)
1 抵抗計又はその他の測定器(開回路における直流印加電圧として7 V100 V)
1a コモン端子
1b 正極端子
2 凹形スナップ部a)
3 グラウンドコード
4 モータ制御部
5 モータ : 30回転/分のもの
6 回転板
7 ストレス機構
8 固定用治工具
9 バナナプラグ部a)
10 カウンタ部b)
11 固定ねじ
12 おもり : 質量(0.45±0.1)kgをコード接続部から15 cm離れた箇所に取り付ける。
注a) バナナプラグ部における試験を図示している。凹形スナップ部についても同じ試験を繰り返す。
b) 回転板の1回転を試験の1サイクルとする。
図2−屈曲試験装置(例)
4.8.3 手順
グラウンドコード接続部の一方を,ストレス機構に取り付ける。グラウンドコードの試験側から15 cm
の位置に質量0.45 kgのおもりを取り付ける。グラウンドコード接続部のもう一方を抵抗計に接続し,グラ
ウンドコードが自由な状態となるようにつ(吊)るす。抵抗測定ケーブルを,抵抗計に接続する(図2参
照)。
屈曲試験装置を起動する。試料6本のコードについて,それぞれのリストバンド接続用端子(凹部スナ
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ップ部)及び接地接続用端子(バナナプラグ部)をストレス機構部分に取り付けて,試験を行う。
4.8.4 報告
回路全体の抵抗値がユーザ指定値を超えるか,又はコードの被覆材,ストレインリリーフなどの外観的
な不具合がある場合,グラウンドコードに不具合が発生したとみなす。各々のグラウンドコードの寿命(不
具合の発生)は8 000サイクル以上,かつ,全ての試料における平均寿命は16 000サイクル以上とする。
試験結果を,報告する。
4.9 製造業者の識別
リストストラップには,見やすい位置に製造業者名又はロゴを,エンボス加工,モールド加工又はその
他の耐久性のある印字方法で表示する。
4.10 規格に示す限度値以外の抵抗値をもつリストストラップの識別
規格に示す限度値以外の抵抗値(5 MΩ以上の抵抗値)をもつリストストラップは,視認可能な特徴又
は抵抗値をグラウンドコード上又は抵抗を含むリストストラップ(通常はグラウンドコードに含まれる)
に表示する。
4.11 リストストラップの連続性及び抵抗値測定
4.11.1 試験の目的
この試験は,リストストラップの抵抗値の測定を目的とする。
4.11.2 装置
装置は,開回路において7 V100 Vとなる直流試験電圧を印加して,50 kΩ100 MΩの抵抗値の読取
りができる抵抗計又は他の測定器で構成する。
4.11.3 手順
グラウンドコードを,リストバンドに接続する。
グラウンドコードの接続部(接地接続用端子)に抵抗計のリード線を接続する(一般的にはワニ口クリ
ップを用いる)。
リストバンドを,皮膚と接触する面を表にして絶縁板上に置く。
皮膚と接触する面が金属製の皮膚接触プレートをもつリストバンドの場合,抵抗計のもう一つのリード
線を手で押し付けて,リストバンドの皮膚と接触する面に触れさせる。金属製の皮膚接触プレートをもた
ないリストバンドの場合,円形の金属(導電性のコイン又は公称直径12 mmの金属)をリストバンドの導
電面に置いて,そこに抵抗計のもう一つのリード線を手で押し付けて,抵抗計の接触面を確保する。
リストストラップの抵抗値を測定する。
合計6個のリストストラップについて試験を繰り返す。
4.11.4 報告
各リストストラップの抵抗値を記録し,報告する。個々の電流制限抵抗は,グラウンドコードとリスト
バンドとの接続部近傍に配置するのが望ましい。
4.12 リストストラップシステムの連続性試験
4.12.1 試験の目的
この試験では,リストストラップシステムの抵抗経路の連続性を,リストストラップチェッカ又は抵抗
計を用いて検証することを目的とする。試験は,ユーザの手首にリストストラップを装着した状態で行う。
この試験では,全システムの抵抗の一部としてリストストラップのユーザの抵抗を含める。
4.12.2 装置
試験装置は,次のもので構成する。
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− 抵抗計又はリストストラップチェッカ 開回路において7 V100 Vとなる直流試験電圧を印加して,
50 kΩ100 MΩの抵抗値の読取りができ,かつ,0.05 mAの電流制限ができるもの。
− 手持ち金属電極 ステンレス鋼製で,長さ(15.0±0.1)cm,直径(2.5±0.1)cmの円筒形とする。た
だし,抵抗器による試験だけに用いる[図3 a) 参照]。
a) 抵抗計による試験
b) リストストラップチェッカによる試験
1 リストバンド
2 手持ち金属電極
3 抵抗計
4 抵抗計ケーブル
5 グラウンドコード
6 リストストラップチェッカ
7 人体接触部
図3−リストストラップシステムの抵抗値試験
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C 61340-4-6 : 2016 (IEC 61340-4-6 : 2015)
4.12.3 抵抗計による試験手順
ユーザの手首にリストバンドを装着する。リストバンドにグラウンドコードを接続し,抵抗計のコモン
(−)端子にグラウンドコードを接続する。電極ケーブルを用いて,抵抗計の正極(+)端子に手持ち金
属電極を接続する。リストバンドを装着した方の手で金属電極を握る。リストストラップシステムの抵抗
値を測定し記録する[図3 a) 参照]。
4.12.4 リストストラップチェッカによる試験手順
リストストラップシステムを介する人体の接地に関して,最終ユーザの要求事項に確実に適合する抵抗
値を決定し,チェッカに設定する。
リストバンドを,ユーザの手首に装着する。リストバンドにグラウンドコードを接続し,チェッカにグ
ラウンドコードを接続する。リストバンドを装着した方の手でチェッカの人体接触部に触って,チェッカ
を製造業者の取扱説明書に従って起動し,判定する。リストストラップシステムの“合格(pass)”又は“不
合格(fail)”の合否判定結果を記録する[図3 b) 参照]。
4.12.5 報告
リストストラップチェッカによる試験の場合,リストストラップチェッカの“合格(pass)”表示は,リ
ストストラップシステムが合格したものとして報告する。
抵抗計による試験の場合,35 MΩ以下又はユーザが指定する抵抗値範囲によって,リストストラップシ
ステムが合格したものとして報告する。
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参考文献
IEC 61340-5-1,Electrostatics−Part 5-1: Protection of electronic devices from electrostatic phenomena−General
requirements
IEC/TR 61340-5-2,Electrostatics−Part 5-2: Protection of electronic devices from electrostatic phenomena−
User guide
ANSI/ESD S1.1:2006,Wrist straps
JIS C 61340-4-6:2016の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 61340-4-6:2015(IDT)
JIS C 61340-4-6:2016の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.200 : 熱力学及び温度測定 > 17.200.99 : 熱力学に関するその他の規格