JIS C 8147-2-8:2011 ランプ制御装置―第2-8部:蛍光灯安定器の個別要求事項 | ページ 2

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C 8147-2-8 : 2011
JIS C 4908 電気機器用コンデンサ
JIS C 5101-14 電子機器用固定コンデンサ−第14部 : 品種別通則 : 電源用電磁障害防止固定コンデン

JIS C 7605 殺菌用低圧水銀放電管
JIS C 7617-2 直管蛍光ランプ−第2部 : 性能仕様
JIS C 7618-2 片口金蛍光ランプ−第2部 : 性能仕様
JIS C 8105-1 照明器具−第1部 : 安全性要求事項通則
JIS C 8118 蛍光灯安定器−性能要求事項
JIS C 8147-1 ランプ制御装置−第1部 : 通則及び安全性要求事項
注記 対応国際規格 : IEC 61347-1,Lamp controlgear−Part 1: General and safety requirements(MOD)
JIS C 8147-2-3 ランプ制御装置−第2-3部 : 交流電源用蛍光灯電子安定器の個別要求事項

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 8147-1の箇条3(用語及び定義)によるほか,次による。
3.1
安定器巻線の定格温度上昇,
rated temperature rise of a ballast windings,
この規格に規定する条件で製造業者が指定した温度上昇。
注記 電源及び安定器の取付けについての規定は,附属書Hによる。
3.2
短絡電力(電圧源の)[short-circuit power (of a voltage source)]
その出力端子に生じる電圧(開放状態)の二乗を(同じ端子から見た)電源の内部インピーダンスで除
したもの。

4 一般的要求事項

  一般的要求事項は,JIS C 8147-1の箇条4(一般的要求事項)によるほか,次による。

4.1 コンデンサ及びその他の部品

  安定器に組み込んだコンデンサは,JIS C 4908又はJIS C 5101-14,その他の部品は該当するJISの規定
による。

4.2 熱的保護機能付き安定器

  熱的保護機能付き安定器は,附属書Bによる。

4.2A 過熱保護形安定器

  過熱保護形安定器は,附属書JBによる。

5 試験上の一般的注意事項

  試験上の一般的注意事項は,JIS C 8147-1の箇条5(試験上の一般的注意事項)によるほか,次による。
5.1 形式試験は,形式試験のために提供した8個の安定器からなる1組の形式試験試料を用いて実施する。
7個の安定器は熱耐久性試験用で,もう1個の安定器はその他の全ての試験用である。熱耐久性試験の適
合条件は,箇条13による。
さらに,高いインパルス電圧が発生する回路を用いた安定器の場合,箇条15に規定する高電圧インパル
ス試験用に6個の安定器が必要となる。試験中にこれらの安定器が故障してはならない。

――――― [JIS C 8147-2-8 pdf 6] ―――――

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5.2 試験は,附属書Hに規定する条件下で行う。一般に全ての試験は,それぞれの形式の安定器で実施
するか,又はある範囲で類似した安定器を含んでいる場合には,その範囲内のそれぞれの定格電力のもの,
若しくは製造業者の合意の下で代表的なものを選んで実施する。構造は同じで特性の異なる安定器が,試
験のために一緒に提出される場合,又は製造業者若しくはその他の試験機関からの試験成績書を試験所が
承認する場合は,附属書Eに規定する4 500以外の定数Sの使用及び箇条13による熱耐久性試験の試料数
の低減,又はこれらの試験の省略が認められる。

6 分類

  分類は,JIS C 8147-1の箇条6(分類)による。

7 表示

  表示は,照明器具一体形安定器は,表示する必要はない。

7.1 強制表示

  安定器(照明器具一体形安定器を除く。)は,JIS C 8147-1の7.2(表示の耐久性及び判読性)に従って,
次の事項をはっきりと容易に消えない方法で表示しなければならない。
− JIS C 8147-1の7.1(表示する項目)のa),b),e),f),g),k),qB) 及びr)。ただし,qB) 及びr) は,
変圧式のものだけに適用する。また,k) は,接地端子を除いて端子又は口出し線の数が2のもので,
かつ,接続が明らかなものには適用しない。
− ピーク値が1 500 Vを超える場合には,発生する電圧のピーク値。この電圧が加わる接続部にも同じ
ように表示する。
グロースタータと安定器との組合せによって発生したパルスについては,この要求事項から除外す
る。

7.2 該当する場合に提供する情報

  7.1の強制表示に加えて,該当する場合には,次の情報を安定器に表示するか,又は製造業者のカタログ
若しくはこれに類似の資料に記載する。
− JIS C 8147-1の7.1のc),h),i),j),l),o),p),q) 及びqC)。ただし,l) は,コンデンサケースの定
格最高温度とする。コンデンサが安定器外郭内に組み込まれ,コンデンサに近接した安定器外郭の表
面温度で代用する場合は,指定場所及び温度を表示する。
− 複数の分離したユニットからなる安定器の場合には,電流を制御する誘導性の要素にその他のユニッ
トの必要事項及び/又は必要なコンデンサの表示。
− 雑音防止用コンデンサ以外の分離した直列コンデンサを用いる誘導性安定器の場合には,コンデンサ
の定格電圧,静電容量及び許容差の表示。

7.3 その他の情報

  製造業者は,提供できる場合,次の情報を表示してもよい。
− 号の後に,5 Kの倍数で増加する巻線の定格温度上昇値。

8 充電部との偶発接触からの保護

  充電部との偶発接触からの保護は,JIS C 8147-1の箇条10(充電部との偶発接触からの保護)による。

――――― [JIS C 8147-2-8 pdf 7] ―――――

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9 端子

  端子は,JIS C 8147-1の箇条8(端子)によるほか,次による。
器具内用の安定器の場合には,速結端子又は断面積が0.75 mm2のコードをはんだ付けするのに十分な大
きさをもつラグ端子,独立形(屋内用だけ)安定器の場合には,速結端子をそれぞれ用いることができる。

10 保護接地

  保護接地は,JIS C 8147-1の箇条9(保護接地)による。

11 耐湿性及び絶縁性

  耐湿性及び絶縁性は,JIS C 8147-1の箇条11(耐湿性及び絶縁性)による。

12 耐電圧

  耐電圧は,JIS C 8147-1の箇条12(耐電圧)による。

13 安定器巻線の熱耐久性試験

  安定器巻線の熱耐久性試験は,JIS C 8147-1の箇条13(安定器巻線の熱耐久性試験)による。

14 安定器の温度上昇

  安定器は,その取付部分の表面を含み,安全性を損なうおそれがある温度に達してはならない。
適合性は,14.114.4の試験によって判定する。

14.1 予備試験,検査及び測定

  試験前に,次の事項を検査及び測定する。
a) 安定器は,ランプを正常に始動及び点灯する。
b) 要求がある場合,各巻線の抵抗は,室温で測定する。

14.2 コンデンサ両端の電圧

  定格周波数における,安定器に組み込んだコンデンサ両端の電圧は,次のa) 及びb) に適合しなければ
ならない。これらの要求事項は,スタータ若しくは始動装置の中のコンデンサ,又は0.1 μF(公称値)以
下の静電容量をもつコンデンサには適用しない。b) の要求事項は,自己回復形コンデンサに適用しない。
a) 正常状態で,安定器を定格入力電圧で試験した場合,コンデンサ両端の電圧は,コンデンサの定格電
圧を超えてはならない。
b) 異常状態(14.3参照)で,安定器を定格入力電圧の110 %で試験したとき,コンデンサ両端の電圧は,
表1に規定するコンデンサの限度電圧を超えてはならない。
表1−異常状態−コンデンサの試験電圧
分類 定格電圧(Un) 限度電圧
いずれでも 定格電圧は,240 V以下,50 Hz又は60 Hz,及び最大定格温度 1.25 Un
は50 ℃以下
非自己回復形 その他の定格,50 Hz又は60 Hz 1.50 Un
自己回復形 その他の定格,50 Hz又は60 Hz 1.25 Un

――――― [JIS C 8147-2-8 pdf 8] ―――――

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14.3 安定器の温度上昇試験

  安定器を附属書Hの条件及び附属書Jを参考にして試験した場合,正常状態及び異常状態の試験で,温
度は,表2に規定する値を超えてはならない。
注記 異常回路状態は,JIS C 8105-1の附属書C(異常回路状態)に規定する。
表2−最高温度
単位 ℃
最高温度
定格入力電圧 定格入力電圧 定格入力電圧
部品
の100 %での の106 %での の110 %での
正常動作 正常動作d) 異常動作d)
定格温度上昇 鉛 言した安定器巻線 a)
b)
異常状態の温度を宣言した安定器巻線
コンデンサ(コンデンサを安定器外郭に組み込んだ場
合,コンデンサに近接した安定器外郭温度)
− 温度宣言のないもの 50
− 安定器の外郭表面の定格最高温度(tc)の表示のあ tc
るもの
材料
− 木粉入りフェノール樹脂成形品 110
− 鉱物入りフェノール樹脂成形品 145
− ユリア成形品 90
− メラミン樹脂成形品 100
− ラミネート紙,樹脂含浸積層紙 110
− ゴム 70
c)
− 熱可塑性材料
注記 安定器外郭に組み込んだコンデンサ表面温度を安定器の外郭温度で代用し,安定器外郭にtcが表
示されているものは,安定器外郭の該当箇所がtcとなる周囲温度で評価する。
注a) 定格入力電圧の100 %における正常状態での巻線の温度上昇測定,すなわち,照明器具の設計に
情報を提供するための宣言値の確認は,強制的なものではなく,その測定は,安定器上に表示し
てある場合又はカタログの中で要求するその他の箇所に記載してある場合だけ行う。
b) この測定は,異常状態を発生する可能性がある回路に対して強制的に適用する。異常状態に対し
て宣言した巻線の温度限度は,理論的熱耐久性試験期間の少なくとも2/3に相当する日数に対応
する温度を超えてはならない(表3参照)。
c) 電線の絶縁に用いるもの以外の,充電部との偶発接触からの保護をしたりその部品を支持したり
する熱可塑性材料の温度も測定する。このようにして得た値は,JIS C 8147-1の18.1の試験条件
を確立するために用いる。
d) 附属書B又は附属書JBに規定する保護機能付き安定器については,製造業者の要求がある場合,
定格入力電圧の100 %で試験を行うことができる。
表2に規定する以外の材料又は製造方法を用いる場合には,それらの材料で証明した許容温度よりも高
い温度で動作させてはならない。表2に規定のない絶縁物の温度限度は,JIS C 8105-1による。
定格最高周囲温度 taが宣言されている場合,宣言する定格最高周囲温度で安定器を用いた場合,表2に
規定する温度を超えてはならない。宣言していない場合,安定器の定格最高周囲温度は,巻線の定格最高
使用温度twと100 %の定格入力電圧で測定した巻線温度上昇 とみなす。

――――― [JIS C 8147-2-8 pdf 9] ―――――

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表3−30日間の熱耐久性試験を行う安定器における,異常動作状態
及び表2の試験電圧での巻線の温度限度
単位 ℃
巻線の定格最高使用温度 定数S
tw S 4.5 S5 S6 S8 S 11 S 16
90 171 161 147 131 119 110
95 178 168 154 138 125 115
100 186 176 161 144 131 121
105 194 183 168 150 137 126
110 201 190 175 156 143 132
115 209 198 181 163 149 137
120 217 205 188 169 154 143
125 224 212 195 175 160 149
130 232 220 202 182 166 154
135 240 227 209 188 172 160
140 248 235 216 195 178 166
145 256 242 223 201 184 171
150 264 250 230 207 190 177
注記 安定器上にその他の表示がない場合,S 4.5列に記載した温度限度を適用することが望ましい。
30日を超える熱耐久性試験を行う安定器における温度限度は,JIS C 8147-1の箇条13(安定器巻線の熱
耐久性試験)の式(2)によって求めるが,目標試験期間(日数)は,理論的熱耐久性試験期間の2/3に等し
くなければならない。
14.3A 正常温度上昇試験の直後に,500 V絶縁抵抗計によって測定した巻線相互間及び充電部と接地する
おそれのある非充電金属部[器体の外郭の材料が金属製以外のものは,器体の外郭に隙間なく当てた金属
はく(箔)]との絶縁抵抗は,5 MΩ以上とする。
14.4 上記の温度上昇試験後に,安定器は室温にまで冷却してもよく,次に適合しなければならない。
a) 安定器の表示は,判読できる。
b) 安定器は,箇条12による耐電圧試験に損傷なく耐える。ただし,試験電圧は,JIS C 8147-1に示す値
の75 %に減らした値とするが,500 Vを下回ってはならない。

15 高電圧インパルス試験

  7.1の追加要求事項に従って表示した安定器は,次の15.1又は15.2の試験を適用しなければならない。
単一チョーク形安定器は,15.1の試験を適用しなければならない。
単一チョーク形以外の安定器は,15.2の試験を適用しなければならない。製造業者は,自社の製品に適
用した試験を宣言しなければならない。
15.1 5.1による6個の安定器のうち,3個は箇条11及び箇条12に規定する耐湿性試験及び耐電圧試験を
適用する。
残りの3個の安定器は,恒温槽内で,安定器に表示した温度twに達するまで加熱する。ただし,安定器
の外郭表面の定格最高温度tcを宣言している場合は,正常点灯の温度安定状態で外郭表面がtcで安定する
まで加熱する。また,定格最高周囲温度taを表示している場合は,taで正常点灯し,巻線温度が安定状態
になるまで加熱する。

――――― [JIS C 8147-2-8 pdf 10] ―――――

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JIS C 8147-2-8:2011の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 61347-2-8:2006(MOD)

JIS C 8147-2-8:2011の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 8147-2-8:2011の関連規格と引用規格一覧