JIS C 8304:2009 屋内用小形スイッチ類 | ページ 3

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b) 単用形 大角連用形で取付枠が別のものは図3 a),大角連用形で取付枠が一体のものは図3 b),タン
ブラ形で取付枠が一体のものは図3 c) による。
c) ワイドハンドル形 ワイドハンドル形専用の取付枠,及び専用のプレートに取り付けできるものは,
図4による。
d) 専用の取付枠,及び専用のプレートに取り付けできるものであって,かつ,専用ボックス取付用のも
のは,補助金具によってJIS C 8340に規定するスイッチボックスに取り付けできなければならない。

6.7 絶縁距離

  絶縁距離は,JIS C 8281-1の附属書1(屋内配線用機器の絶縁距離)による。

7 試験方法

7.1 構造,寸法,材料試験及び表示

  構造,寸法,材料試験及び表示は,6.16.7及び箇条10に規定する事項について,JIS C 8306の3.(構
造試験)(1),(2)及び/又は(4)によって確認する。
なお,6.16.7及び箇条10において試験方法を規定している事項については,その方法によって確認す
る。

7.2 温度上昇試験

  温度上昇試験は,JIS C 8306の4.(温度上昇試験)による。

7.3 開閉試験

  開閉試験は,次のa)又はb)による。
a) IS C 8306の表5(定格負荷試験条件)の(a)(力率は,約0.6とする。)によって連続10 000回(熱線
式自動スイッチは,40 000回とする。)の開閉を開操作,閉操作とも通電状態で行い,更に,JIS C 8306
の表3(過負荷試験条件)の(a)(力率は,約0.6とする。)及び(d)によって行う。ただし,遅延スイッ
チ,タイマスイッチ及びセンサスイッチは,遅延動作,又はタイマ動作を最小時間に設定して行う。
b) 遅延スイッチ及びタイマスイッチは,JIS C 8306の表5(定格負荷試験条件)の(b)によって遅延動作
又は,タイマ動作を最大時間に設定して連続100回の開閉を行う。ただし,製造業者が明示した遅延
時間の最大値を超えてはならない。

7.4 絶縁抵抗試験

  絶縁抵抗試験は,JIS C 8306の7.(絶縁抵抗試験)による。
なお,内部に電子回路(半導体接点,ネオンランプ,LED付きトランス)などをもつものは,取り外し
て行う。

7.5 耐電圧試験

  耐電圧試験は,JIS C 8306の8.(耐電圧試験)による。
なお,内部に電子回路(半導体接点,ネオンランプ,LED付きトランス)などをもつものは,取り外し
て行う。

7.6 耐熱試験

  耐熱試験は,合成樹脂成形品及びゴム成形品のものについて,JIS C 8306の14.(耐熱試験)によって行
う。ただし,試験温度及び試験時間は,次による。
試験温度80 ℃,試験時間7時間とする。ただし,熱硬化性樹脂部品だけで構成するものについては,
試験温度100 ℃,試験時間1時間としてもよい。

――――― [JIS C 8304 pdf 11] ―――――

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7.7 引きひも強度試験

  引きひも強度試験は,JIS C 8306の13.4.1(引きひも操作)による。

7.8 ねじ端子部及びリード線の接続部の強度試験

a) ねじ端子部の強度試験は,JIS C 8306の13.1.1 (1)(トルク強度試験)及び13.1.1 (2)(電線保持力試験)
による。
b) リード線付きは,JIS C 8306の13.1.3(リード線付き)による。

7.9 ねじなし端子の引張試験

  ねじなし端子の引張試験は,JIS C 8306の13.1.2 (1) (a)(再用形端子の場合)又は13.1.2 (1) (b)(非再用
形端子の場合)による。ただし,同一の端子孔に2本以上の電線が接続できる構造のものは,JIS C 8306
の13.1.2 (1) (c)による。

7.10 ねじなし端子の曲げ試験

  ねじなし端子の曲げ試験は,JIS C 8306の13.1.2 (2) (a)(曲げ試験1)による。
なお,二つ以上の太さの電線を接続する端子は,再用形端子の場合には,同一端子に最大太さの電線で
の試験後,最小太さの電線で繰り返し,非再用形端子の場合には,異なる端子に最大太さの電線及び最小
太さの電線でそれぞれ試験を行う。

7.11 ねじなし端子のヒートサイクル試験

  ねじなし端子のヒートサイクル試験は,次による。
スイッチは,JIS C 8306の16.(ヒートサイクル試験)による。ただし,送り端子がない場合は,スイッ
チをON(閉路)にして行う。

7.12 耐食性試験

  耐食性試験は,JIS C 8281-1の25.(耐食性)による。

7.13 アンモニアガス耐久試験

  アンモニアガス耐久試験は,JIS C 8306の18.(アンモニアガス耐久試験)による。
なお,試験時間及び端子ねじ付き端子の端子ねじの締付けトルクは,次による。
a) 試験時間は,24時間とする。
b) 端子ねじの締付けトルクは,JIS C 8306の13.の表7(締付けトルク及び引張荷重)の値の2/3の値と
する。

7.14 防水性試験

  防水性試験は,JIS C 8306の9.(防水試験)による。

8 検査

8.1 形式検査

  形式検査は,次の試験項目の順序で,同一試験品について箇条7の試験方法によって行い,箇条5,箇
条6及び箇条10の規定に適合しなければならない。ただし,a),b)及びh) q)の試験は,別の試験品で行
ってもよい。
a) 構造,寸法及び材料(表示を含む。)
b) 絶縁抵抗
c) 温度上昇
d) 開閉
e) 温度上昇

――――― [JIS C 8304 pdf 12] ―――――

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f) 絶縁抵抗
g) 耐電圧
h) 耐熱
i) プルスイッチにあっては,引きひも強度
j) ねじ端子部及びリード線の接続部が一体成形以外のスイッチにあっては,ねじ端子部及びリード線の
接続部の強度
k) ねじなし端子をもつスイッチにあっては,ねじなし端子の引張強度
l) ねじなし端子をもつスイッチにあっては,ねじなし端子の曲げ
m) ねじなし端子をもつスイッチにあっては,ねじなし端子の端子ヒートサイクル
n) 耐食性
o) アンモニアガス耐久
p) 防水性[防滴II形 (IPX2),防雨形 (IPX3),防まつ形 (IPX4)及び噴流形 (IPX5)に限る。]
q) 表示

8.2 受渡検査

  受渡検査は,次の検査項目の順序で,同一試験品について7.4及び7.5の試験を行い,5.3及び5.4のそ
れぞれの規定に適合しなければならない。ただし,受渡当事者間の協定によって,a)及びb)は省略しても
よい。また,c) は,箇条10の規定に適合しなければならない。
a) 絶縁抵抗
b) 耐電圧
c) 表示

9 製品の呼び方

  製品の呼び方は,名称,接点構成及び定格による。
例 ワイドハンドル形スイッチ片切15 A 300 V
遅延スイッチ片切4 A 300 V
タイマスイッチ片切10 A 300 V
熱線式自動スイッチ片切2 A 100 V
タンブラスイッチ両切15 A 300 V
押しボタンスイッチ片切4 A 300 V
ロータリスイッチ片切15 A 125 V10 A 250 V(二重定格の場合)

10 表示

  外郭の表面,その他見やすい所に容易に消えない方法で,明りょうに次の事項を表示しなければならな
い。
適否は,目視によって確認する。
a) 定格電流
b) 定格電圧
c) 製造業者名又はその略号
d) ねじなし端子をもつスイッチにあっては,接続できる電線の太さ(呼び)
e) ねじなし端子をもつスイッチにあっては,端子へ差し込む導体の長さ

――――― [JIS C 8304 pdf 13] ―――――

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f) 器具の定格電圧と異なる電圧で点灯するパイロットランプ付きスイッチにあっては,パイロットラン
プの使用電圧
g) 3路スイッチ及び4路スイッチにあっては,端子の識別表示
h) 防水の種類[防滴II形 (IPX2)・防雨形 (IPX3)・防まつ形(IPX4)・噴流形(IPX5)]
0 : 電源又は負荷へ接続する端子の表示。
1及び3 : スイッチ間配線に接続する端子の表示。
注記 0の代わりに“共”であってもよい。
a) 3路スイッチの例
1,2,3及び4 : スイッチ間配線に接続する端子の表示。
注記 1と3, 2と4は,それぞれ接触しない端子である。
b) 4路スイッチの例
図1−スイッチの端子識別表示及び結線の一例

――――― [JIS C 8304 pdf 14] ―――――

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単位 mm
注記1 括弧内の数値は,参考寸法を示す。
注記2 取付枠の寸法は,JIS C 8375に規定されている。
注記3 プレートのボス孔の寸法を次に示す。
注a) ボディの側面に充電部が露出しないものは,46以下であってもよい。
a) 1個モジュールのもの
形状は,一例を示す。
図2−大角連用形スイッチの主要部寸法

――――― [JIS C 8304 pdf 15] ―――――

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