JIS C 8377:2021 半導体保護用ヒューズリンク | ページ 10

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C 8377 : 2021
附属書B
(規定)
半導体保護用ヒューズリンクに関して
製造業者が文書で提供する情報
(IEC 60269-4のAnnex BB)
必要な場合,次の情報を個別に提供する。
a) 製造業者名又は商標
b) 形式
c) 定格電圧(5.2参照)
d) 定格電流(5.3参照)
e) 定格周波数(5.4参照)
f) 定格遮断容量(定格電圧及び異なる印加電圧での)(5.7.2及び8.4参照)
g) 溶断時間−電流特性及び動作時間−電流特性(図)(5.6.1及び8.3.2.3参照)
h) 溶断I2t特性(5.8.2.1及び8.6.2参照)
i) 力率又は時定数を添えた,電圧と関連した動作I2t特性(5.8.2.2及び8.6.2参照)
j) 動作過電圧特性(5.9及び8.7参照)
k) 限流特性(5.8.1及び8.5参照)
l) 標準的な試験条件及び定義した測定点に基づく定格電流での温度上昇(7.2及び8.2.3参照)
m) 定点又はその領域の図による,少なくとも50 %及び100 %の定格電流のワット損(追加のパラメータ
は63 %及び80 %でもよい)(7.2及び8.2.2参照)
n) 表示器の最小動作電圧(8.3.2.6参照)
o) 周囲温度に応じた許容電流(図)(8.3.2.2参照)
p) 寸法に関する取付け指示(略図)
q) 取付けの特殊条件下での導電性能(例えば,接続した導体の断面積,不適切な冷却,追加の熱源など)
r) 各試験で用いた試験方法(シリーズ1又はシリーズ2)
特殊条件の場合,受渡当事者間の協定によることが望ましい。
参考文献
[1] JIS C 60364-5-52 建築電気設備−第5-52部 : 電気機器の選定及び施工−配線設備
[2] IEC 60038,IEC standard voltages

――――― [JIS C 8377 pdf 46] ―――――

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C 8377 : 2021
附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS C 8377 IEC 60269-4:2009+AMD1:2012+AMD2:2016,(MOD)
a) JISの箇 b) 対応国際 c) 箇条ご d) JISと対応国際規格との技術的差異の e) JISと対応国際規格
条番号 規格の対 との評 内容及び理由 との技術的差異に対
応する箇 価 する今後の対策
条番号
1 1 変更 交流の公称電圧の上限値をIEC規格は 我が国の事情のため,
IEC規格への提案は行わ
1 000 Vとしているが,JISは製品の実態に
合わせて1 500 Vに変更した。 ない。
3.2.5 2.2.9 変更 IEC規格の定義は分かりづらいため,定義次回のIEC規格の見直し
を変更した。 の際,修正を提案する。
3.2.9 2.2.104 変更 IEC規格の定義が不十分·不親切なため,次回のIEC規格の見直し
の際,修正を提案する。
JISでは注釈の内容を定義として記載した。
4.4 3.4 変更 IEC規格の湿度条件“50 %”をJISでは 我が国の事情のため,
“85 %”に変更した。 IEC規格への提案は行わ
ない。
4.5 3.4 削除 IEC規格には,注記の次に要求事項ではな次回のIEC規格の見直し
3.4.2 の際,修正を提案する。
い解説的な文章,及び使用状態の印加電圧
に関する記載がある。不要と判断し,JISで
は削除した。
− 5.1.2 削除 IEC規格ではj)“Dimensions or size (if次回のIEC規格の見直し
の際,修正を提案する。
applicable)”を規定しているが,参照してい
るAnnex CCは参考であることなどから削
除した。
5.2 5.2 追加 我が国の事情のため,
我が国の電力系統に即した定格電圧を追加
した。 IEC規格への提案は行わ
ない。
5.3 5.3 追加 次回のIEC規格の見直し
定格電流の推奨値として,IEC規格になく,
我が国で使用されている値を追加した。 の際,修正を提案する。
5.4 5.4 変更 IEC規格は“4562 Hz”を規定しているが,
我が国の事情のため,
IEC規格への提案は行わ
我が国の実態に合わせ,JISでは“50 Hz·
60 Hz共用”に変更した。 ない。
5.5 5.5 変更 ワット損を示す方法として,IEC規格は関次回のIEC規格の見直し
の際,修正を提案する。
数を規定しているが,現実的に不可能であ
るため,JISはグラフ又は表を規定した。
5.8.2.2 5.8.2.2 変更 IEC規格では,定格電圧の100 %以外の電 次回のJIS改正時にIEC
規格への整合を検討す
圧をパラメータとした試験を規定している
る。
が,現状,我が国では定格電圧での試験しか
実施していない。モデルチェンジの期間は
長いことを考慮し,JISでは,当面,定格電
圧での試験だけでよいことを許容する規定
を追加した。

――――― [JIS C 8377 pdf 47] ―――――

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C 8377 : 2021
a) JISの箇 b) 対応国際 c) 箇条ご d) JISと対応国際規格との技術的差異の e) JISと対応国際規格
条番号 規格の対 との評 内容及び理由 との技術的差異に対
応する箇 価 する今後の対策
条番号
5.9 5.9 変更 IEC規格では,定格電圧の100 %以外の電 次回のJIS改正時にIEC
規格への整合を検討す
圧をパラメータとした試験を規定している
る。
が,現状,我が国では定格電圧での試験しか
実施していない。モデルチェンジの期間は
長いことを考慮し,JISでは,当面,定格電
圧での試験だけでよいことを許容する規定
を追加した。
6.1 6 変更 表示の耐久性について,IEC規格では目視次回のJIS改正時にIEC
規格への整合を検討す
に加えて試験での確認を行っているが,現
る。
状,我が国では目視だけで確認している。モ
デルチェンジの期間は長いことを考慮し,
JISでは,当面,試験での確認は推奨とした。
6.2 6.2 変更 IEC規格では,用途区分並びに図記号によ次回のJIS改正時にIEC
規格への整合を検討す
るヒューズ及び整流器の表示を規定してい
る。
るが,現状,我が国では表示していない。モ
デルチェンジの期間は長いことを考慮し,
JISでは,当面,省略してもよいこととした。
6.3 6.3 削除 次回のIEC規格の見直し
IEC規格では,交流·直流の別に加え,周波
数の表示記号がIEC 60417によると規定しの際,修正を提案する。
ているが,IEC 60417には周波数に関する記
号の規定がなく,また,交流は50 Hz·60 Hz
共用が一般的であるため,周波数の表示記
号は不要と判断して不採用とした。
8.2.1 8.3.1 追加 試験用銅導体の断面積について,IEC規格次回のJIS改正時にIEC
をシリーズ1とし,我が国固有の規定をシ規格への整合を検討す
リーズ2として併記した。 る。
8.3.2.5 8.4.3.5 追加 次回のIEC規格の見直し
IEC規格では,“PVC絶縁の銅導体”を規定
しているが,PVC絶縁に限定する必要はなの際,修正を提案する。
いため,“同等の皮膜をもつ銅導体”を併記
した。
8.4.5 8.5.5 追加 ヒューズリンクの遮断容量試験値につい 次回のJIS改正時にIEC
て,IEC規格をシリーズ1とし,我が国固 規格への整合を検討す
有の規定をシリーズ2として併記した。こる。
れに伴い,この細分箇条の規定を引用して
いる箇所にも,同様の説明を追加した。
8.4.7 8.5.7 追加 次回のIEC規格の見直し
キャップの試験結果の評価について,ヒュ
の際,修正を提案する。
ーズリンクの評価と同様に,一体の形がと
どまる場合の例外規定を追加した。
8.5 8.6 追加 次回のJIS改正時にIEC
8.4.5の追加に伴い,試験結果の評価にシリ
ーズ1·シリーズ2の場合分けを明確にし 規格への整合を検討す
た。 る。
8.6 8.7 追加 次回のJIS改正時にIEC
8.4.5の追加に伴い,試験結果の評価にシリ
ーズ1·シリーズ2の場合分けを明確にし 規格への整合を検討す
た。 る。

――――― [JIS C 8377 pdf 48] ―――――

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C 8377 : 2021
a) JISの箇 b) 対応国際 c) 箇条ご d) JISと対応国際規格との技術的差異の e) JISと対応国際規格
条番号 規格の対 との評 内容及び理由 との技術的差異に対
応する箇 価 する今後の対策
条番号
附属書B 附属書BB 変更·削除 IEC規格には,必要と思われない項目が 次回のIEC規格の見直し
の際,修正を提案する。
多々あるため,必要な場合に提供する項目
とした。また,IEC規格のg)において,
“application class (symbol)”が規定されてい
るが,何を表すのか不明であるため,不採用
とした。さらに,ヒューズリンクの遮断容量
試験値をシリーズ1とシリーズ2とに分け
たことに伴い,いずれの試験方法を用いた
かを表示することとした。
− 附属書CC 削除 IEC規格には,欧米で使用されているヒュ我が国の事情のため,
IEC規格への提案は行わ
ーズリンクの例が記載されているが,JISと
しては不要であるため,不採用とした。 ない。
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味を,次に示す。
− 削除 : 対応国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加 : 対応国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 : 対応国際規格の規定内容又は構成を変更している。
注記2 JISと対応国際規格との対応の程度の全体評価の記号の意味を,次に示す。
− MOD : 対応国際規格を修正している。

JIS C 8377:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60269-4:2009(MOD)
  • IEC 60269-4:2009/AMENDMENT 1:2012(MOD)
  • IEC 60269-4:2009/AMENDMENT 2:2016(MOD)

JIS C 8377:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 8377:2021の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISZ8601:1954
標準数