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C 8500 : 2017
c) 電池応用機器の使用後は,機器のスイッチを切る。
d) 一次電池は,涼しい,乾燥した,直射日光を避けた所に貯蔵する。
G.6.4 交換
一次電池を交換するときには,次の事項に注意する。
a) 全ての電池は同時に交換する。
b) 新規購入電池と使用済み・部分放電した電池とは,混用しないほうがよい。
c) 電池系,等級,大きさ及び商標の異なる電池は,混用しないほうがよい。
これらの注意を怠った場合,同時に装した幾つかの電池の寿命を縮めることになり,また,漏液する
可能性が大きくなる。
G.6.5 廃棄
一次電池を廃棄するときには,JIS C 8513及びJIS C 8514による。概要を次に示す。
a) 電池は,自治体の指示に従って廃棄する。
b) 電池を分解しない。
c) 電池を火中に投棄しない。
d) 端子部をテープなどで巻き付けて絶縁する。
参考文献 IEC 60050-482:2004,International Electrotechnical Vocabulary−Part 482: Primary and secondary cells
and batteries
ISO/IEC Guide 36:1982,Preparation of standard methods of measuring performance (SMMP) f
consumer goods(1998年廃止)
ISO/IEC Directives,Part 1: Procedures for the technical work
――――― [JIS C 8500 pdf 36] ―――――
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C 8500 : 2017
附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS C 8500:2017 一次電池通則 IEC 60086-1:2015,Primary batteries−Part 1: General
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
3 用語及び 3 JISとほぼ同じ JISの直流法内部抵抗(3.10)は,実質的な技術的差異はない。
定義 この規格で使用してないので題名
だけを記載した。
4 要求事項 4.1.3 端子 4.1.3 JISとほぼ同じ 削除 “接触押さえ強度”及びf) 差込み接触押さえ強度についてはJIS C
ソケットの説明箇所を削除した。 8515の図9で説明されており,差
込みソケットについてはJISで使
用してないため説明を削除した。
4.1.4 電池系の分類 4.1.4 変更
負極名を先頭にする,英 JISは,表1に正極名を先頭にする 我が国では,正極名を先頭にする
語式の電池名称付与方 電池名称が一般的であり,従来の
電池名称を記載し,英語式の名称付
法となっている。 与方法を記載しない。 規定を継続した。
4.1.6 表示 4.1.6.1 JISとほぼ同じ 変更 4.1.6.1を削除し,一般表示項目の内
本文に記載の内容と重複すること
容を表2に整理し,まとめた。 を避け,表2にまとめることで,
より分かりやすくした。
− − 追加 表2の注b)にIEC規格に規定してい JISは電池使用者の利便性も考慮
ない使用推奨期限の表示方法に関 し,従来のJIS規定を継続した。
する内容を追記した。
4.1.6 週コードを記載 削除 IEC規格で規定している製造時期 この表現は,いわゆる“週コード”
を念頭に規定しているが,我が国
の表示方法に記載の“週コード”を
削除した。 ではこの表現を用いる習慣がない
C8
ため,削除した。
500 : 2017
9
――――― [JIS C 8500 pdf 37] ―――――
36
C 8500 : 2017
C8
9
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
500
規格
: 2
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
0
及び題名 番号 の評価
17
4 要求事項 4.1.6 表示 − − 追加 表2に電池名称又は略称の項目を “電池名称又は略称”はIEC規格
(続き) 追記し,注e)に,その略称例を記載
では規定していないが,JISは電
した。 池使用者の利便性も考慮し,従来
のJIS規定を継続した。
4.1.6.2 JISとほぼ同じ 削除 4.1.6.2を削除し,小形電池に関する
本文に記載の内容と重複すること
内容を表2に整理し,まとめた。 を避け,表2にまとめることで,
より分かりやすくした。IEC規格
の改正を提案する。
4.1.6.3 廃棄に関する表示 削除 廃棄に関する電池への表示を規定 我が国では,一次電池の廃棄に対
しているが削除した。 する法令,条例などで,表示に関
する規定がないため削除した。
4.2.2 寸法安定性 4.2.2 JISとほぼ同じ 削除 注記1及び注記2について,JIS C JIS C 8515の箇条7(品質)で規
定しているので削除した。
8515と重複しているので削除した。
5 品質特性 5.1.1 測定機器 6.8 JISとほぼ同じ 変更 測定機器について対応国際規格で 測定機器は試験条件ではなく,箇
−試験項目 条5の試験方法の内容である。ま
は6.8に規定しているが,5.1.1に移
及び試験方 動した。 た,寸法測定器として具体的に規
法 また,寸法測定器として,JISに規定した。左記について,IEC規格
の改正を提案したが受け入れられ
定の“マイクロメータ”及び“ノギ
ず,従来の規定を継続した。
ス”を挙げ,“又はこれらと同等以
上の測定器”に変更した。
5.5 開路電圧 5.5 JISとほぼ同じ 追加 5.5及び5.7に“試験前に,試料を 我が国の年間での温湿度変化によ
5.7 漏液及び変形 5.7 温度20±2 ℃,相対湿度(55±20)%
る影響を考慮し,放電試験と同様
に8 h以上保管”を追加した。 に試験前の保管条件が必要である
ためJIS独自に追加した。
5.7A 端子 − − 追加 JIS C 8515に関連している試験項
5.7A及び5.7Bにそれぞれ,“端子”
5.7B 外観 及び“外観”の規定を追加した。 目及び試験方法を追加した。
附属書A 電池の規格化指針 附属書A JISとほぼ同じ 変更 (規定)を(参考)に変更した。 JISではこの指針を規定として記
(参考) (規定) 載することは不適切であると判断
し,参考として記載した。
――――― [JIS C 8500 pdf 38] ―――――
37
C 8500 : 2017
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
附属書B 電池応用機器設計 附属書B − 追加 B.2.2 c) に機器の落下等で簡単に乳幼児の誤飲事故に対する安全対
(参考) (参考) 電池室の蓋が外れないことを追加 策として,JIS独自に追加した。
した。
附属書D 代表放電電圧Usの 附属書D JISとほぼ同じ 追加 D.2.1で放電容量及び平均電流の概IEC規格では,D.2の構成及び説
(参考) 定義及び決定方法 (参考) 念,D.2.2で代表放電負荷抵抗の求明が複雑で,分かりにくいため,
め方,D.2.3で代表放電容量及び代使用者の利便性を配慮して,見直
表放電負荷抵抗を用いて代表放電 しを行った。
電圧を求めるように,項目名及び手
順の明瞭化を行った。
附属書F 最小平均持続時間 附属書F JISとほぼ同じ 追加 a) の内容を補足するために追加し規格使用者への一助として,JIS
(参考) の計算方法 (参考) た。 独自に追加した。
附属書G 包装,出荷,貯蔵, 附属書G JISとほぼ同じ 変更 G.6.5(廃棄)にJIS C 8513及びJIS
廃棄するとき,特に注意が必要な
(規定) 使用及び廃棄の方 (規定) C 8514の概要を追加した。 内容を追記し,使用者の利便性及
法 び安全を配慮した。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : IEC 60086-1:2015,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 削除 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD 国際規格を修正している。
C8 500 : 2017
9
JIS C 8500:2017の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60086-1:2015(MOD)
JIS C 8500:2017の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 8500:2017の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7502:2016
- マイクロメータ
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISC8513:2015
- リチウム一次電池の安全性
- JISC8513:2020
- リチウム一次電池の安全性
- JISC8514:2018
- 水溶液系一次電池の安全性
- JISC8515:2017
- 一次電池個別製品仕様
- JISZ9015:1980
- 計数調整型抜取検査(供給者を選択できる場合の購入検査)