JIS C 9300-13:2014 アーク溶接装置―第13部:溶接クランプ | ページ 2

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C 9300-13 : 2014
1 溶接クランプ 2 軟鋼板 3 溶接ケーブル 4 溶接電源
図0A−温度試験における配置
この試験は,7.1で規定した電圧降下試験条件で行う。表1又は表JA.1で与えられた100 %の直流試験
電流を,溶接クランプの温度上昇が2 K/hを超えなくなるまで通電する。全ての試験期間の間,直流試験
電流値は許容公差±2 %以下に保たなければならない。

8.2 高温物体への耐力

  絶縁された溶接クランプの絶縁物は,発火することなく,高温物体及び通常の溶接で発生する溶接スパ
ッタの影響に耐える能力をもっていなければならない。
合否判定は,図1に従った装置を用いた結果による。
単位 mm
1 18/8クロムニッケル鋼線 θ=試験温度
2 溶接クランプ
注記 鋼線のφ2.5±0.05が手に入らない場合は,φ2.6±0.05を使用してもよい。
図1−高温物体に対する耐力試験装置
‡湛 態に達するまで電流(約23 A)を流す。試験の間,加熱した鋼線
鋼線の温度θが,250 05
の温度を維持する。この温度は,接触温度計又は熱電対によって測定する。
次に水平状態の加熱した鋼線を2分間,溶接クランプの絶縁物に当てる。加熱した鋼線が絶縁体を貫通
して充電部に接触してはならない。
加熱した鋼線の接触領域において発生する可能性があるガスに,電気スパーク又は小さい火炎に近づけ
て引火を試みる。そのガスが可燃性である場合,加熱した鋼線を取り除いた後,直ちに燃焼が止まらなけ
ればならない。

――――― [JIS C 9300-13 pdf 6] ―――――

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C 9300-13 : 2014

9 機械的要求事項

9.1 保持方法

  溶接クランプは,普通の作業での電気的接触を維持し,かつ,長さ方向の引張りによる故意でない分離
を防止しなければならない。
溶接クランプに取り付けられているスプリングは,表1又は表JA.1に示す試験電流を流す能力がある固
定した導線によってバイパスしていない限り,電流の通路の一部を構成してはならない。
合否判定は,目視検査及び次の検査による。
溶接クランプは,製造業者の指定する最大断面積の長さ5 mの溶接ケーブルを接続する。溶接ケーブル
は,長さ0.4 m以下の束に折りたたむ。溶接クランプは,製造業者の推奨する母材厚さの軟鋼に取り付け
る。ケーブルの束によって溶接クランプに垂直方向の力を1分間かけるため鉄板をつ(吊)るす。
溶接クランプが鉄板に付いている場合,試験は合格とする。

9.2 溶接ケーブルの入り口

  溶接クランプの溶接ケーブルの入り口は,曲げによって溶接ケーブルに損傷を与えないように設計しな
ければならない。
合否判定は,目視検査による。

9.3 溶接ケーブルの接続

  溶接クランプは,製造業者が指定する溶接ケーブル断面積の範囲内で取替えができるよう設計しなけれ
ばならない。接続部は,分離することなく機械的引張試験に耐えなければならない。溶接クランプは,ア
ダプタによって適用範囲を拡大してもよい。
合否判定は,目視検査及び次の試験による。
溶接クランプは,最大断面積の溶接ケーブルを用い,製造業者の指示に従って接続する。接続部は,溶
接ケーブルの断面積当たり40 N/mm2,最大2 000 Nの引張力を10回加える。引張力は,1秒で0から指定
した値まで増加し,その後1秒間維持する。
試験の後で溶接ケーブルは,著しいずれがあってはならない。
この試験は,製造業者が指定する最小断面積の溶接ケーブルでも繰り返す。
溶接ケーブルの固定箇所が一つ以上ある場合は,全ての箇所で試験する。

9.4 落下耐量

  溶接クランプは,機械的機能を損なうことなく落下試験に耐える能力がなければならない。
合否判定は,次の検査,手動操作及び目視検査による。
厚さ10 mmの鉄板の上方5 mの高さにケーブルを接続しない溶接クランプを持ち上げて初速なしで解放
し,金属ヘッドを落とす。溶接クランプを様々な状態で10回行う。

10 表示

  各溶接クランプに,次の項目を明瞭に,かつ,容易に消えないように表示又は記号表記しなければなら
ない。
a) 製造業者,販売業者又は輸入業者の名称又は略号
b) 定格電流
c) 溶接ケーブルの許容最大断面積
d) 溶接ケーブルの許容最小断面積
e) 規格番号(JIS C 9300-13)

――――― [JIS C 9300-13 pdf 7] ―――――

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C 9300-13 : 2014
f) 母材の適合板厚
合否判定は,目視検査及び表示を乾燥した布で15秒間,手でこすることによって行う。試験後において
も,表示は容易に読み取れることが必要である。

11 取扱説明書

  各溶接クランプには,次の項目を含む取扱説明書を附属しなければならない。
a) 溶接クランプの正しい接続及び切離し。
b) 溶接ケーブルの正しい接続。
c) 溶接ケーブルの種類及びサイズ(断面積)の選択。
d) 許容電流と使用率との関係。
合否判定は,取扱説明書の記載による。

――――― [JIS C 9300-13 pdf 8] ―――――

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附属書JA
(規定)
タイプJ
この附属書は,箇条6のタイプJに適用する規定である。
表JA.1−溶接クランプの試験電流と溶接ケーブル断面積との関係
溶接ケーブルの断面積 溶接クランプの試験電流 溶接クランプの試験電流
最小限の適合範囲 使用率60 % 使用率100 %
mm2 A A
14以下 125 87
1422 150 117
2238 200 157
3850 300 248
6080 400 309
80100 500 374
注記 溶接ケーブルの断面積は,JIS C 3404に規定したもの,又は相当品を使用する場合を示
す。
参考文献 JIS C 3404 溶接用ケーブル
CENELEC HD 516 S2:1997,Guide to use low voltage harmonized cables(IEC規格本文に整合)

――――― [JIS C 9300-13 pdf 9] ―――――

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C 9300-13 : 20142019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格(日本産業規格)」を「日本産業規格」に読み替えてください。
C9
2
附属書JB
30
(参考)
0-
13
JISと対応国際規格との対比表
: 2014
JIS C 9300-13:2014 アーク溶接装置−第13部 : 溶接クランプ IEC 60974-13:2011,Arc welding equipment−Part 13: Welding clamp
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条(V) JISと国際規格との技術的差
国際規格 ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
番号
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 の評価
3 用語及 3 JISとほぼ同じ。 追加 JIS固有のタイプを追加。 実質的な差異はない。
び定義
6 設計 タイプJの検査条件 6 表1 選択 我が国の法令に適合させるた IECに提案する。
を追加した。 め附属書JAにタイプJを追加 我が国の法令の適用及び適用溶
した。 接棒並びにケーブルにJISを引用
したため,固有規定とした。
7 電撃の 表1又は表JA.1 7 JISとほぼ同じ。 追加 タイプJの規定として追加。 溶接棒及びケーブルの規定にJIS
防護 を引用したため。
8 温度定 8 JISに同じ。

8.1 JIS C 9300-12の規 8.1 JISとほぼ同じ。 変更 JIS C 9300-12と整合されていIECに提案する。
定に合わせた。 ないため。
8.2 図1 高温物体に対する 8.2 図1 追加 試験装置用18/8クロムニッケ 国内で入手可能な鋼線はJIS G
耐力試験装置 ル鋼線にφ2.6±0.05を追加し4309に従っているため。IECに提
た。 案する。
8.2 鋼線の温度θが, 鋼線の温度θが,300 ℃ 変更 JIS C 9300-7の規定と異なる IECに提案する。
250 ℃の定常状態 の定常状態に達するまで ため。
に達するまで電流 電流(約25 A)を流す。
(約23 A)を流す。
10 表示 f) 母材の適合板厚 10 − 追加 IEC規格に適合できる板厚が IECに提案する。
規定されていないため。

――――― [JIS C 9300-13 pdf 10] ―――――

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JIS C 9300-13:2014の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60974-13:2011(MOD)

JIS C 9300-13:2014の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 9300-13:2014の関連規格と引用規格一覧