JIS D 1614:2017 自動車用ラジエータ―放熱性能試験方法 | ページ 2

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均風速に対し,±10 %以内とする。また,等面積に分けるとき,一辺は4以上の等しい長さに分割
する。満足できない場合は,受渡当事者間で調整する。
5) 空気槽,接続管の各継ぎ目及び各種の計測孔は,気密とする。
図2−試験装置の例
図3−整流状態の計測

6.2 計測器

  試験に用いる計測器の器差は,表1に示す値以内とし,試験前に校正しておく。
なお,試験精度を上げるために,水の入口温度と出口温度との差は温度差計の値を用いることが望まし
い。
表1−計測器の器差
計測器 器差
水流量計 % 計測器が示す値の ±2
空気流量計 % 計測器が示す値の ±2
温度計 ℃ ±0.3
温度差計 ℃ ±0.1
差圧計 % 最大目盛値の ±2
圧力計 % 最大目盛値の ±2

――――― [JIS D 1614 pdf 6] ―――――

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7 試験方法及び計測方法

7.1 試験方法

  試験方法は,まずラジエータを接続管によってラジエータ性能計測部に取り付ける。次に,ラジエータ
のインレットパイプ及びアウトレットパイプを試験装置の水の回路に接続する。試験は水流量,風量,水
入口温度及び空気入口温度が安定した状態で行う。
計測項目は,大気圧,湿度,室温,水入口温度,水出入口温度差,水流量,空気入口温度,風量,水側
出入口圧力差,水側出入口圧力損失,空気側出入口圧力差及び空気側出入口圧力損失とする。
なお,水出入口温度差の代わりに水出口温度を計測してもよい。ただし,同一温度に対する水入口温度
計と水出口温度計との計測器間の差は,0.1 ℃以内とする。

7.2 計測方法

  計測方法は,次による。
a) 流量計測 流量計測は,放熱状態で次による。
1) 水流量計測 水流量の計測は,水の回路中の混入空気を除去してから行う。
2) 風量計測 風量計測は,風の流れが安定した後,JIS B 8330の6.2.3(空気量)のいずれかによって
計測し,6.3(特性値の算出方法)に従って算出する。
b) 温度計測 温度計測は,放熱状態で次による。
1) 水の温度計測 水の温度計測は,ラジエータのインレットパイプ端末及びアウトレットパイプ端末
にできるだけ近い位置で行う。
2) 空気の温度計測 空気の温度計測は,ラジエータ前面で放射熱を受けない方法で行う。
c) 圧力差計測 圧力差計測は,放熱状態で次による。
1) 放熱量計測時水側出入口圧力差計測 放熱量計測時水側出入口圧力差計測は,ラジエータのインレ
ットパイプ端末及びアウトレットパイプ端末にできるだけ近い位置で行う。
2) 放熱量計測時空気側出入口圧力差計測 放熱量計測時空気側出入口圧力差の計測位置は,ラジエー
タの直前及び直後で,空気の流れができるだけ安定した部分とする。
圧力差の計測は,上記a) 2)における圧力計測と同様に行い,ラジエータ前後の全圧差を算定する。
d) 圧力損失計測 圧力損失計測は,次による。
圧力損失の計測は常温かつ放熱しない状態で行う。水側出入口圧力損失及び空気側出入口圧力損失
は,上記c)と同じ方法で計測する。

8 計算方法

8.1 計算の手順

  計算の手順は,次による。
a) 水側放熱量を算出する。
b) 前面質量風速を算出する。
c) 放熱量を算出する。

8.2 水側放熱量

  水側放熱量は,次の式によって算出する。
3
Vw γw10
Qw Cpw (tw1 tw 2 )
60
ここに, Qw : 水側放熱量(kW)

――――― [JIS D 1614 pdf 7] ―――――

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Vw : 水流量(L/min)
最 水の単位体積当たりの質量(kg/m3)(ただし,水流量計に近い
側の水温度における値をとる。)
Cpw : 水の比熱[kJ/(kg・℃)](清水の場合は,4.186)とする。
tw1 : 水入口温度(℃)
tw2 : 水出口温度(℃)
Vw γ
w 103
注記 は,単位時間に通過する水の質量(kg/s)である。
60

8.3 前面質量風速

  前面質量風速は,次の式によって算出する。
Va
γvaf 60γa
Af
ここに, 最愀替 前面質量風速[kg/(m2・s)]
Va : コア前面における風量(m3/min)
Af : コア前面面積(m2) : コア幅とコア高さから求める。
最懿 空気の単位体積当たりの質量(kg/m3)(ただし,風量計測位置
における値をとる。)

8.4 放熱量

  放熱量は,次の式によって算出する。
60
Q Qw
tw1 t1a
ここに, Q : 放熱量(kW)
ta1 : 空気入口温度(℃)

9 試験成績表の作成

  試験成績表は,次の関係を表2に例示する放熱線図に作成し,ラジエータ放熱性能成績表とする。
a) 放熱量と前面質量風速との関係(水流量をパラメータとして示す。)
b) 空気側出入口圧力差と前面質量風速との関係
c) 水側出入口圧力差と水流量との関係
圧力損失の試験成績表例を,表3に示す。

――――― [JIS D 1614 pdf 8] ―――――

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表2−成績表の例1

――――― [JIS D 1614 pdf 9] ―――――

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D 1614 : 2017
表3−成績表の例2
注記 圧力損出は,常温かつ放熱しない状態で計測したもの。

JIS D 1614:2017の国際規格 ICS 分類一覧

JIS D 1614:2017の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB8330:2000
送風機の試験及び検査方法