JIS D 8301:2020 自動車及びタイヤの車外騒音測定のための試験用路面 | ページ 4

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D 8301 : 2020 (ISO 10844 : 2014)
ここに, Ltx,ref, λ : 表A.2に示す1/3オクターブバンドレベル(dB)
表A.2−関連するテクスチャの波長λの1/3オクターブバンドレベル及び
80 km/hに対応する音の周波数f
λ Ltx,ref, λ f
mm dB Hz
100 32.0 222
80 34.0 278
63 34.5 353
50 35.2 444
40 36.2 556
31.5 37.3 705
25 37.9 889
20 38.8 1 111
表A.2の3列目は,速度80 km/hに対応する(音の)周波数fを示す。一次補間によって,音の周波数
250 Hz,315 Hz,400 Hz,500 Hz,630 Hz,800 Hz及び1 000 Hzに対するΔLtx, iの値を計算する。添え字
のi=1はf=250 Hz,i=2はf=315 Hzに対応することを意味し,以下同様である。
A.4 A項の計算
A項の計算は,式(A.2)による。
Lmi bi Ltx ,i
13
10
A 10 (A.2)
i 1
ここに, Lmi : 表A.3に示す基準騒音レベル(dB)
bi : 表A.4に示す定数項
A.5 B項の計算
B項の計算は,式(A.3)による。
13 Li
m
10
B 10 (A.3)
i 1
ここに, Lmi : 表A.3に示す基準騒音レベル(dB)

――――― [JIS D 8301 pdf 16] ―――――

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D 8301 : 2020 (ISO 10844 : 2014)
表A.3−基準騒音レベルの値
番号i f(1/3オクターブ) Lmi
Hz dB
1 250 51.9
2 315 52.1
3 400 55.1
4 500 59.7
5 630 61.6
6 800 64.9
7 1 000 64.6
8 1 250 62.8
9 1 600 62.2
10 2 000 61.3
11 2 500 59.9
12 3 150 56.6
13 4 000 54.2
表A.4−定数項bi
番号i f bi
Hz
1 250 0.9
2 315 0.85
3 400 0.8
4 500 0.75
5 630 0.7
6 800 0.65
7 1 000 0.4
8 1 250 0
9 1 600 0
10 2 000 0
11 2 500 0
12 3 150 0
13 4 000 0
A.6 C項の計算
C項の計算は,式(A.4)による。
C .025 Ltx5, mm
(A.4)
ここに, ΔLtx,5 mm : Ltx , ref 5, mm
Ltx 5, mm (A.5)
Ltx,5 mm : テクスチャ波長5 mmについて,路面で測定されたテク
スチャレベル
Ltx,ref,5 mm : 基準路面のレベルで,39.8 dB
A.7 ENDTの計算
ENDTの計算は,式(A.6)による。
A
ENDT 10 log C (A.6)
B

――――― [JIS D 8301 pdf 17] ―――――

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D 8301 : 2020 (ISO 10844 : 2014)
A.8 計算事例
試験路面上で測定された1/3オクターブバンドのスペクトラムを表A.5に示す。
表A.5−1/3オクターブバンドスペクトラムの測定例
Ltx, λ
mm dB
100 46
80 45
63 43
50 41
40 40
31.5 39
25 38
20 44
5 48
Ltx, λと箇条4の試験路面のスペクトラムLtx,ref, λとの差ΔLtx, λの計算で算出されたΔLtx, λの値を,表A.6に
示す。
表A.6−ΔLtx, λの計算値
ΔLtx, λ f
mm dB Hz
100 14.0 222
80 11.0 278
63 8.5 353
50 5.8 444
40 3.8 556
31.5 1.7 705
25 0.1 889
20 5.2 1 111
基準の音の周波数250 Hz,315 Hz,···他,に対する一次補間のΔLtx, iを表A.7に示す。
計算の例を次に示す。
− A項の計算 表A.7のΔLtx, iの値,表A.4のbiの値及び表A.3のLmiの値を用いて,式(A.2)によって算
出する。
A .226 10 7 (A.7)

――――― [JIS D 8301 pdf 18] ―――――

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D 8301 : 2020 (ISO 10844 : 2014)
表A.7−ΔLtx, iの補間値
番号i f ΔLtx, i
Hz dB
1 250 12.5
2 315 9.7
3 400 7.2
4 500 4.8
5 630 2.8
6 800 0.9
7 1 000 2.7
− B項の計算 表A.3のLmiの値を用いて,式(A.3)によって算出する。
B .156 10 7 (A.8)
− C項の計算 C項は,式(A.4)によって算出する。
C .025 Ltx 5, mm
Ltx, ref 5, mm
.025 48 398. 1.2 dB (A.9)
Ltx,5 mm=48 dBは,事例(表A.5)における測定値であり,Ltx,ref,5 mm=39.8 dBである。
− ENDTの計算 ENDTは,式(A.6)によって算出する。
A .226 10 7
ENDT 10 log C 10 log 1.2 4.0 dB (A.10)
B .156 107
したがって,テクスチャのデータから,事例の路面は基準試験路面より0.4 dB騒音が低いと予測できる。

――――― [JIS D 8301 pdf 19] ―――――

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D 8301 : 2020 (ISO 10844 : 2014)
附属書B
(参考)
試験用路面の音響特性の経時変化に対する維持管理及び安定性
B.1 一般事項
この附属書では,試験用路面の経時変化に対する安定性及び維持管理について示す。
B.2 維持管理
路面清掃の際には,鋼製回転ブラシ及び高圧洗浄機のような路面テクスチャを変化させ得る装置は用い
ないように注意する。ほこりは,吸い込むか,又は掃いて取り除いた方がよい。
塩は,路面を一時的又は永久に変化させ,騒音を増加させ得るため,使用を禁止する。
B.3 経時変化
路面は,施工から,およそ4週間後に,又はアスファルト成分を表層から除去するための十分な安定化
走行を行うことによって,要求特性を満たす。
実際の経験から,試験用路面で測定されるタイヤ・路面騒音レベルは,施工後,最初の612か月の間
で僅かに増加することが知られている。
トラックの騒音レベルの経時変化は,乗用車よりも一般に小さい。
路面は,主に車輪通過部を走行する頻度に応じて,摩滅(すり減り,流動わだち)し,結果として音響
特性に影響を与え得る。
路盤及び路床の剛性は,路面の耐久性に影響を与えることがある。
路面が高温のときには,更に損傷する場合がある。
路面温度が50 ℃以上のときは,この温度以上で使用できるように特別に設計されていなければ,加速試
験を行うことは避ける。
より高い路面温度で使用するために,この規格では,ポリマ改質アスファルトの使用を認める。
B.4 試験路面の再施工
試験路面の走行路を再施工する場合には,車両が走行する3 m幅以外の場所が吸音率の要求特性を満足
していれば,車両が走行する3 m幅以外を再施工する必要はない。
走行路の全幅部分は,常にフィニッシャ又は切削機の幅によって,再施工することが望ましい。進行方
向に,新たなジョイント部ができないようにするのがよい。

――――― [JIS D 8301 pdf 20] ―――――

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JIS D 8301:2020の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 10844:2014(IDT)

JIS D 8301:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS D 8301:2020の関連規格と引用規格一覧