JIS D 9313-2:2019 自転車―第2部:制動装置の試験方法 | ページ 2

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単位 mm
A 面A
B 円筒面B
C ロッド
図3−Cタイプのブレーキレバーの開き寸法ゲージ
図4−Cタイプのブレーキレバー及びハンドルバーへのゲージの装着方法

――――― [JIS D 9313-2 pdf 6] ―――――

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4.2 ブレーキレバーの負荷力の位置

4.2.1  Aタイプ又はBタイプのブレーキレバー
ブレーキ試験の目的のため,試験力は,4.1で測定した距離a(図2参照),又はブレーキレバー端から
25 mmのいずれか長い方と等しい距離bに負荷する(図5参照)。
4.2.2 Cタイプのブレーキレバー
ブレーキ試験の目的のため,試験力は,ブレーキレバー端から25 mmの距離に負荷する(図5参照)。
単位 mm
a) タイプ b) タイプ
c) タイプ
F 負荷力
b 25 mm以上
図5−ブレーキレバーの負荷力の位置

――――― [JIS D 9313-2 pdf 7] ―――――

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4.3 ブレーキ揺動試験

  サドルに乗員(又は同等の質量のおもり)を載せ,ブレーキを正しく調整し,かつ,完全に組み立てら
れた自転車で,両ブレーキレバーにそれぞれ180 N(又はブレーキレバーがグリップに接触するまで)の
ブレーキ操作力を加え,その操作力を維持しながら,乾燥した平たんな舗装路面上で,自転車を前後に75
mm以上の距離を往復5回押し動かした後,ブレーキブロック,ブレーキライニングなどの外れ,及び亀
裂の有無を調べる。
なお,タイヤの空気圧は,表示空気圧(範囲が示されている場合には,その最大値)とする。乗員の体
重(又は同等のおもりの質量)と自転車との質量の合計は,100 kg±1 kgとする。
次に,ブレーキの種類に応じて適宜4.4又は4.5に規定する試験を行った後,4.6に規定する試験を行う。

4.4 手動ブレーキの強度試験

  手動ブレーキを装備した自転車は,ブレーキ系統の正しい調整を確認した後,4.2に規定する位置に,レ
バーの作動面内でグリップ(グリップがない場合には,ハンドルバー)に対して直角に450 Nの力を加え
るか,又は次のいずれかに示す方法で行ったときに,ブレーキ系統及びその構成部品の異常の有無を調べ
る。
a) ブレーキレバーがグリップ(グリップがない場合には,ハンドルバー)に接触する。
b) ブレーキ補助レバーが移動範囲の限界に達する。
c) 突出しレバーがハンドルバーの上面と同一の高さになる又はハンドルバーに接触する。
この試験は,各手動ブレーキレバー及び各ブレーキ補助レバーに10回繰り返す。

4.5 コースタハブの強度試験

  コースタハブを装備した自転車では,ブレーキ系統が正しく調整されていることを確認し,図6のよう
にクランクを水平にした状態で,左ペダルの踏面の中心に1 500 Nの力を静かに加え,1分間保持する。こ
れを10回繰り返し行ったときに,ブレーキ系統及びその構成部品の異常の有無を調べる。
図6−コースタハブを装備した自転車の強度試験

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4.6 制動性能試験

4.6.1  供試車
ブレーキを一般用自転車はJIS D 9301の5.2.4(ブレーキの強度),スポーツ専用自転車はJIS D 9304の
4.2.6(手動ブレーキの強度)に規定する試験を行った後,完成車を対象に制動性能試験を行う。いずれの
試験方法においても自転車を試験する前に,取扱説明書に従ってタイヤに空気を入れ,ブレーキを調整す
る。ただし,リム部を制動するブレーキの場合は,製造業者が指定する最大クリアランスに合わせて調整
する。
4.6.2 ブレーキ補助レバー
自転車にブレーキレバー,バーエンド,又はエアロエクステンションに装着されたブレーキ補助レバー
が装備されている場合は,通常のレバーを用いた試験のほかに,ブレーキ補助レバーの作動を確認するた
めの試験を別途行う。
4.6.3 走路試験方法
4.6.3.1 試験走路
試験走路は,次による。
なお,試験走路には,速度の測定用として精度が±2 %の計時装置を備え,必要に応じ助走用傾斜台,
傾斜路などを併設する。
a) 試験走路の路面 試験走路は,じんあい(塵埃)又は砂利がない,乾燥したコンクリート又はアスフ
ァルトの平たんな舗装路面で,供試車のタイヤとの摩擦係数は,0.75以上とする。
なお,水ぬれ時の制動試験においては,路面上の水を適宜拭き取るなどして一定の路面状態の保持
に努める。
b) 試験走路の勾配 試験走路の走行方向の勾配は,0.5 %以下とする。
4.6.3.2 試験装置の装備
試験装置の装備は,次による。
a) 速度計又は回転数計 一般用自転車はJIS D 9301の5.2.5.2(走路試験),スポーツ専用自転車はJIS D
9304の4.2.8.2(走路試験)の走行速度(以下,規定走行速度という。)で,精度が±5 %の速度計又は
回転数計を,供試車又は併走車に備える。
b) 速度記録装置 制動開始時の速度を記録する速度記録装置の精度は,±2 %でなければならない。
c) 距離記録装置 制動距離を記録する距離記録装置の精度は,±1 %でなければならない。
d) 水ぬれ装置 水ぬれ時の制動試験においては,各ノズルから4 mL/s以上の放水が同時に行える水ぬれ
装置を供試車に備える。水ぬれ装置は,配管によって前車輪制動部の一対のノズル,及び後車輪制動
部の一対のノズル,並びに各ノズルに接続される貯水装置及び噴水量を制御するための開閉弁から構
成される。また,放出される水の温度は,周囲温度とする。
なお,ノズルは,ブレーキの種類によって図8図13に示す位置に取り付ける。
4.6.3.3 ブレーキ操作力
試験におけるブレーキ操作力は,次による。
a) 手動ブレーキ 手動ブレーキ付き供試車のブレーキ操作力は,前後とも180 N以下で,4.2に規定する
位置に加え,一連の試験走行の前後に確認する。
なお,ブレーキレバーの操作を手動ではなく,任意の装置によって行う場合には,ブレーキ操作力
の63 %に達するまで,0.2秒を超えるように調節する。
b) コースタハブ コースタハブ付き供試車については,ペダル踏力を制限しない。

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4.6.3.4 供試車への負荷
供試車への負荷は,自転車の質量,乗員体重,試験用積載機器及び調整おもりの質量との合計で100 kg
±1 kgとする。ただし,製造業者が指定する最大総質量(自転車の質量,乗員体重及び積載する荷物の質
量との合計)が100 kg(子供車は60 kg)を超える値Mを積載できる場合には,Mの値を合計質量とする。
4.6.3.5 試験
乾燥時及び水ぬれ時の制動試験は,次によって行う。図7に乾燥時及び水ぬれ時の試験方法の概念図を
示す。
図7−乾燥時及び水ぬれ時の試験方法概念図
a) 試験時の風速 試験は,走路上の風速が3 m/s以下のときに行う。
b) 試験走行回数 試験走行回数は,表1による。
c) 試験走行の方向 試験走路の勾配が0.2 %未満の場合には,試験走行回数全て同方向に走行し,勾配
が0.2 %以上0.5 %以下の場合には,交互に反対方向に走行する。

――――― [JIS D 9313-2 pdf 10] ―――――

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JIS D 9313-2:2019の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 4210-4:2014(MOD)

JIS D 9313-2:2019の国際規格 ICS 分類一覧

JIS D 9313-2:2019の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISD9111:2016
自転車―分類,用語及び諸元
JISD9301:2019
一般用自転車
JISD9304:2019
スポーツ専用自転車