JIS E 1120:2007 熱処理レール | ページ 2

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E 1120 : 2007

10 試験

10.1 化学成分分析試験

  化学成分分析試験は,次による。
a) 化学成分は溶鋼分析によって求め,分析試験の一般事項及び分析試料の採り方は,JIS G 0404:2005の
8.(化学成分)による。
b) 溶鋼分析方法は,JIS G 0320による。

10.2 引張試験

  引張試験は,次による。
a) 供試材 供試材は同一溶鋼番号に属するすべてのストランドの鋼片を1ロットとし,任意のストラン
ドの任意の鋼片から圧延されたレールの任意の部分から1個採取する。
b) 試験片及び採取位置 引張試験片は,JIS Z 2201の4号試験片とし,図1に示す位置から採取する。
単位 mm
図1−採取位置
c) 試験方法 試験方法は,JIS Z 2241による。

10.3 頭頂部表面硬さ試験

  レールの頭頂部表面硬さ試験は,次による。
a) オンライン熱処理の場合,レールの頭頂部における表面硬さ試験は,次による。
1) 供試材及び測定箇所 供試材は,同一溶鋼番号に属するすべてのストランドの鋼片を1ロットとし,
任意のストランドの任意の鋼片から圧延されたレールの任意の部分から1個採取する。測定箇所は,
採取した供試材につき頭頂部1か所とする。この場合,表層を0.5 mm程度研削して測定してもよ
い。
2) 試験方法 試験方法は,JIS Z 2243による。
b) オフライン熱処理の場合,レールの頭頂部における表面硬さ試験は,次による。
1) 試験体及び測定箇所 試験体は製品そのものとし,測定は,すべての製品について片端1か所又は
中央の1か所とする。また,長さ1 000 mに相当する製品及びその端数ごとに,製品1本について
全長にわたって均等に6か所測定する。この場合,表層を0.2 mm程度研削して測定してもよい。
2) 試験方法 試験方法は,JIS Z 2246による。

10.4 レールの断面硬化層の硬さ試験及び硬さ分布試験

  レールの断面硬化層の硬さ試験及び硬さ分布試験は,次による。

――――― [JIS E 1120 pdf 6] ―――――

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a) オンライン熱処理の場合,レールの横断面における硬化層の硬さ試験及び硬さ分布試験は,次による。
1) 供試材 同一溶鋼番号に属するすべてのストランドの鋼片を1ロットとし,任意のストランドの任
意の鋼片から圧延されたレールの任意の部分から1個採取する。
2) 試験片 供試材の中央部から厚さ約20 mmのレール頭部を切り取り,試験片とする。
3) 試験方法 試験方法は,JIS Z 2244による。
4) 測定位置 硬さ測定位置は,図2に示すA点及びB点とし,硬さ分布測定位置は,図3に示す×印
とする。
b) オフライン熱処理の場合,レールの横断面における硬化層の硬さ試験及び硬さ分布試験は,次による。
1) 供試材 長さ1 000 mに相当する製品及びその端数ごとに,任意の製品1本を採取し,その製品の
任意の位置から供試材1個を採取する。
2) 試験片 供試材から厚さ約20 mmのレール頭部を切り取り,試験片とする。
3) 試験方法 試験方法は,JIS Z 2244による。
4) 測定位置 硬さ測定位置は,図2に示すA点及びB点とし,硬さ分布測定位置は,図3に示す×印
とする。
単位 mm 単位 mm
図2−硬さ測定位置 図3−硬さ分布測定位置

10.5 落重試験

  レールの落重試験は,JIS E 1101:2001の9.3(試験項目)及び9.8(落重試験)による。

10.6 サルファプリント試験

  レールのサルファプリント試験は,JIS E 1101:2001の9.3(試験項目)及び9.9(サルファプリント試験)
による。

11 検査

  レールの検査は,次による。
a) 検査の一般事項は,JIS G 0404:2005による。
b) レールの検査は,品質,形状,寸法,外観及び内部健全性について行い,箇条5箇条8に適合しな
ければならない。

――――― [JIS E 1120 pdf 7] ―――――

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12 製品の呼び方

  レールの呼び方は,規格番号(又は規格の名称),及び種類の記号による。
例1 JIS E 1120 50N-HH340
例2 熱処理レール 50N-HH340

13 表示

  レールには,次の事項を表示する。
a) レールの腹部には,JIS E 1101:2001の12.1(浮出し表示)によって,浮出し記号を付ける。
b) レールの腹部の他の面には,JIS E 1101:2001の12.2(刻印表示)によるほか,レールの種類を表6に
よって表示する。
表6−レールの種類の表示
種類 種類の表示
HH340 HH34
HH370 HH37
c) レールの両端面又は側面には,表7による色を塗布する。
表7−色の種類
種類 色の種類
HH340 だいだい(橙)色
HH370 桃色

14 報告

  報告は,JIS G 0404:2005の13.(報告)によるものとし,製造業者は,JIS G 0415:1999の検査証明書3.1.B
を注文者へ提出しなければならない。注文者がこれ以外の検査文書を要求する場合には,注文時に製造業
者に要求しなければならない。また,表2の注による場合は,検査証明書に添加元素の含有量を付記する。

JIS E 1120:2007の国際規格 ICS 分類一覧

JIS E 1120:2007の関連規格と引用規格一覧