JIS E 1118:1997 規格概要
この規格 E1118は、PCまくらぎにレールを装着するために用いるレール締結装置について規定。
JISE1118 規格全文情報
- 規格番号
- JIS E1118
- 規格名称
- PCまくらぎ用レール締結装置
- 規格名称英語訳
- Prestressed concrete sleepers -- Rail fastenings
- 制定年月日
- 1990年2月1日
- 最新改正日
- 2016年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 45.080
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 鉄道 2019
- 改訂:履歴
- 1990-02-01 制定日, 1997-11-20 改正日, 2003-01-20 確認日, 2007-12-20 確認日, 2012-02-20 改正日, 2016-10-20 確認
- ページ
- JIS E 1118:1997 PDF [70]
E1118 : 1997
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS E 1118-1990は改正され,この規格に置き換えられる。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。主務大臣及び日本工業標準調査会は,
このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登
録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS E 1118 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
E1118 : 1997
PCまくらぎ用レール締結装置
Prestressed concrete sleepers−Rail fastenings
1. 適用範囲 この規格は,PCまくらぎにレールを装着するために用いるレール締結装置(以下,締結装
置という。)について規定する。
備考 この規格の引用規格を,付表1に示す。
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS E 1001によるほか,次による。
(1) 軌間調整金具 軌間の保持及び調節のために使用する角形の部品。ゲージブロックともいう。
(2) ばね受台 軌間の保持及び調節並びにレールとまくらぎとを絶縁するために使用するくさび状の部品。
(3) 絶縁カラー レールとまくらぎとを絶縁するため,板ばねと締結ボルトとの間に装着する部品。
(4) 受栓 レールとまくらぎとを絶縁するため,軌間調整金具及び板ばね尻部付近のPCまくらぎコンク
リート部に装着する部品。
(5) 埋込カラー レール締結ボルトを締着するために,PCまくらぎ,軌道スラブなどに埋め込んである部
品。
3. 種類及び記号 締結装置の種類及び記号は,用途によって分類し,表1のとおりとする。
表1 種類及び記号
種類 記号 適用PCまくらぎ
5形 50kgNレール用 5形 50 JIS E 1201の3号及びJIS E 1202の3号
5形 60kgレール用 60
5N形 50kgNレール用 5N形 50
5N形 60kgレール用 60
5F形 50kgNレール用 5F形 50
9形 50kgNレール用 9形 50 JIS E 1201の6号及びJIS E 1202の6号
9形 60kgレール用 60
10形 40kgNレール用 10形 40 JIS E 1201の7号及びJIS E 1202の7号
10形 50kgNレール用 50
F1形 50kgNレール用 F1形 50 JIS E 1202の1F
F1形 60kgレール用 60
ケーブル防護形 50kgNレール用 C形 50 JIS E 1201のケーブル防護用及びJIS E 1202のケーブル防護用
ケーブル防護形 60kgレール用 60
継目形 50kgNレール用 J形 50 JIS E 1201の継目用及びJIS E 1202の継目用
継目形 60kgレール用 60
特殊区間形50 kgNレール用 S形 50 JIS E 1201の特殊区間用及びJIS E 1202の特殊区間用
特殊区間形60 kgレール用 60
102形 7mmタイプ 102形 7 JIS E 1201の3T及びJIS E 1202の4T
102形 12mmタイプ 12
高速形 − JIS E 1201の3H及びJIS E 1202の4H
――――― [JIS E 1118 pdf 2] ―――――
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E1118 : 1997
4. 構成 締結装置は,表2に示す部品によって構成する。
なお,軌道パッドについては,この規格に規定する以外は,JIS E 1117による。
表2 部品構成
記号・種類 部品名 備考
板ばね 締結 座金
アンカー ばね押 軌間調 軌道
ばね 絶縁 受栓 埋込栓 埋込ゴム栓 (構成図)
主ばね 補強 ボルト
プレート(2) 受台
さえ鋼 整金具 パッド カラー カラー
ばね (1) 管 (3)
5形 50 2 − 2 − 2 − 大1 1 − − 外側1 2 − − 付図1
小1 内側1
60 2 − 2 − 2 − 大1 1 − − 外側1 2 − − 付図2
小1 内側1
5N形 50 大1 − 2 − 2 − − 1 − − 外側1 2 − − 付図3
小1 内側1
60 大1 − 2 − 2 − − 1 − − 外側1 2 − − 付図4
小1 内側1
5F形 50 2 2 2 − − − 大1 1 − − 外側1 2 − − 付図5
小1 内側1
9形 50 大1 − 2 − 2 − − 1 大1 − − 2 − − 付図6
小1 小1
60 大1 − 2 − 2 − − 1 大1 − − 2 − − 付図7
小1 小1
10形 40 大1 − 2 − 2 − − 1 大1 − − 2 − − 付図8
小1 小1
50 大1 − 2 − 2 − − 1 大1 − − 2 − − 付図9
小1 小1
F1形 50 大1 − 2 − 2 − − 1 2 − − 2 − − 付図10
小1
60 大1 − 2 − 2 − − 1 2 − − 2 − − 付図11
小1
C形 50 大1 − 2 − A2 − − 1 大1 − − 2 − − 付図12
小1 小1
60 大1 − 2 − A2 − − 1 大1 − − 2 − − 付図13
小1 小1
J形 50 大1 − 2 2 B2 2 − 1 大1 2 − − 2 2 付図14
小1 C2 小1
60 大1 − 2 2 B2 − − 1 大1 2 − − 2 2 付図15
小1 C2 小1
S形 50 大1 − 2 − A2 − − 1 大1 − − 2 − − 付図12
小1 小1
60 大1 − 2 − A2 − − 1 大1 − − 2 − − 付図13
小1 小1
102形 7 2 − 2 − 2 − − 1 11 − − 2 − − 付図16
21
12 2 − 2 − 2 − − 1 11 − − 2 − − 付図17
21
高速形 2 − 2 − 2 − − 1 2 − − 2 − − 付図18
注(1) 1形及びJ形にはナットを含む。
(2) 形,J形及びS形の座金A,B及びCは付図参照。
(3) 102形ばね受台の1及び2は付図参照。
備考 数字は,片側レール当たりの数を示す。
5. 品質
――――― [JIS E 1118 pdf 3] ―――――
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E1118 : 1997
5.1 板ばね 板ばねの硬さは,363415HBW(くぼみの直径3.003.20mm)とする。
5.2 ばね受台 ばね受台は,10.3によって試験を行ったとき,表3の規定に適合しなければならない。
表3 ばね受台の品質
項目 品質
圧縮強さ き裂が生じないこと
絶縁抵抗 M 圀 常態 1.0×104 以上
煮沸後 5.0 以上
吸水率 % ポリアミド 3.0 以下
不飽和ポリエステル樹脂 1.0 以下
5.3 絶縁カラー 絶縁カラーは,10.4によって試験を行ったとき,表4の規定に適合しなければならな
い。
表4 絶縁カラーの品質
項目 品質
圧縮強さ き裂が生じないこと
絶縁抵抗 M 圀 常態 1.0×102 以上
煮沸後 1.0 以上
吸水率 % 3.0 以下
5.4 受栓 受栓は,10.5によって試験を行ったとき,表5の規定に適合しなければならない。
表5 受栓の品質
項目 品質
引張強さ N/mm2 30 以上
圧縮強さ N/mm2 100 以上
絶縁抵抗 M 圀 常態 1.0×104 以上
煮沸後 5.0 以上
吸水率 % 1.0 以下
5.5 埋込栓 埋込栓は,10.6によって試験を行ったとき,表6の規定に適合しなければならない。
表6 埋込栓の品質
項目 品質
引抜抵抗力 kN 102形,高速形 60 以上
上記以外のもの 50 以上
絶縁抵抗 M 圀 常態 1.0×104 以上
煮沸後 5.0 以上
吸水率 % 不飽和ポリエステル樹脂 1.0 以下
ポリアミド 3.0 以下
6. 形状,寸法及び許容差 締結装置の形状,寸法及び許容差を示す付図は,表7に示す付図のとおりと
する。
――――― [JIS E 1118 pdf 4] ―――――
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E1118 : 1997
表7 形状,寸法及び許容差を示す付図
記号・種類 付図番号
板ばね 締結 アンカ 座金 ばね押 軌間調 軌道 ばね 絶縁 受栓 埋込栓 埋込 ゴム栓
主ばね 補強 ボル ープレ 受台
さえ鋼 整金具 パッド カラー カラー
ばね ト ート 管
5形 50 (19.1) − (21.1) − (23.1) − (25.1) (26.1) − − 29 (30.1) − −
60 (19.2) (25.2) (26.2) (30.2)
5N形 50 (19.3) − − − − (26.1) − − − −
60 (19.4) (26.2)
5F形 50 (19.5) 20 (21.2) − − − (25.3) (26.1)− − − −
9形 50 (19.6) − (21.1) − (23.1) − − (27.1) − − (30.3) − −
60 (19.7) (26.2) (30.4)
10形 40 (19.8) − − − − (26.3) (27.2) − − − −
50 (19.9) (26.1)
F1形 50 (19.10) − (21.3) − − − (27.3) − − (30.5) − −
60 (19.11) (26.2)
C形 50 (19.12) − (21.4) − (23.2) − − (26.4)(27.4) − − (30.6) − −
60 (19.13) (26.6)(27.5)
J形 50 (19.14) − (21.5) 22 (23.3) 24 − (26.5)(27.6) 28 − − 31 32
60 (19.15) (23.4) − (26.7)(27.7)
S形 50 (19.12) − (21.4) − (23.2) − − (26.4) − − (30.6) − −
60 (19.13) (26.6)
102形 7 (19.16) − (21.6) − (23.1) − − (27.8) − − (30.7) − −
12 (19.17) (26.8) (27.9)
高速形 (19.18) − − − − (26.9) (27.8) − − − −
備考1. ( ) 付きの数字は,それぞれの付図における項目番号を示す。
2. 付図の中で寸法に許容差を示していないものは,推奨値とする。
3. ばね受台のC形及びJ形・S形の(27.5)及び(27.7)はレールの高さ調節用を,102形の(27.8)は1を(27.9)は2を
示す。
4. 埋込栓の(30.2)及び(30.4)は,ポリアミド製を示す。
7. 外観
7.1 板ばね 板ばねの表面状態は良好で,使用上有害なはだ荒れ,きず,脱炭などの欠点があってはな
らない。
7.2 締結ボルト及びナット 締結ボルト及びナットには,使用上有害な曲がり,きず,ばり,かえりな
どの欠点があってはならない。
7.3 アンカープレート アンカープレートには,使用上有害な曲がり,きず,ばりなどの欠点があって
はならない。
7.4 座金及びばね押さえ鋼管 座金及びばね押さえ鋼管の表面は,滑らかで,使用上有害な反り,きず,
ばりなどの欠点があってはならない。
7.5 軌間調整金具 軌間調整金具には,使用上有害な反り,きず,ばり,ゴム部材のはく(剥)離など
の欠点があってはならない。
7.6 ばね受台及び絶縁カラー ばね受台及び絶縁カラーには,使用上有害なき裂,ねじれ,曲がり,隅
角部の欠損などの欠点があってはならない。
――――― [JIS E 1118 pdf 5] ―――――
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JIS E 1118:1997の国際規格 ICS 分類一覧
- 45 : 鉄道工学 > 45.080 : レール及びレール部品
JIS E 1118:1997の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0205-4:2001
- 一般用メートルねじ―第4部:基準寸法
- JISB0209-1:2001
- 一般用メートルねじ―公差―第1部:原則及び基礎データ
- JISB0209-3:2001
- 一般用メートルねじ―公差―第3部:構造体用ねじの寸法許容差
- JISB6913:1999
- 鉄鋼の焼入焼戻し加工
- JISE1001:2001
- 鉄道―線路用語
- JISE1117:1990
- 緩衝用軌道パッド
- JISE1201:1997
- プレテンション式PCまくらぎ
- JISE1202:1997
- ポストテンション式PCまくらぎ
- JISG3101:2015
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3101:2020
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3461:2019
- ボイラ・熱交換器用炭素鋼鋼管
- JISG4801:2011
- ばね鋼鋼材
- JISG4801:2021
- ばね鋼鋼材
- JISG5502:2001
- 球状黒鉛鋳鉄品
- JISH0401:2013
- 溶融亜鉛めっき試験方法
- JISH2107:2015
- 亜鉛地金
- JISH8641:2007
- 溶融亜鉛めっき
- JISK6719-1:2011
- プラスチック―ポリカーボネート(PC)成形用材料及び押出用材料―第1部:呼び方のシステム及び仕様表記の基礎
- JISK6719-2:2011
- プラスチック―ポリカーボネート(PC)成形用材料及び押出用材料―第2部:試験片の作製方法及び特性の求め方
- JISK6911:1995
- 熱硬化性プラスチック一般試験方法
- JISK6920-1:2018
- プラスチック―ポリアミド(PA)成形用及び押出用材料―第1部:呼び方のシステム及び仕様表記の基礎
- JISK6921-1:2018
- プラスチック―ポリプロピレン(PP)成形用及び押出用材料―第1部:呼び方のシステム及び仕様表記の基礎
- JISK6922-1:2018
- プラスチック―ポリエチレン(PE)成形用及び押出用材料―第1部:呼び方のシステム及び仕様表記の基礎
- JISZ2243:2008
- ブリネル硬さ試験―試験方法