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JIS G 3101:2020 規格概要
この規格 G3101は、橋梁,船舶,車両その他の構造物に用いる一般構造用の熱間圧延鋼材及び熱間押出形鋼について規定。
JISG3101 規格全文情報
- 規格番号
- JIS G3101
- 規格名称
- 一般構造用圧延鋼材
- 規格名称英語訳
- Rolled steels for general structure
- 制定年月日
- 1952年11月25日
- 最新改正日
- 2020年12月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 63-2:2011(MOD), ISO 630-1:2011(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 77.140.01, 77.140.10
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1952-11-25 制定日, 1955-11-25 確認日, 1959-03-20 改正日, 1963-07-01 確認日, 1965-03-01 改正日, 1966-07-01 改正日, 1969-06-01 確認日, 1970-03-01 改正日, 1973-04-01 改正日, 1976-02-01 改正日, 1979-03-01 確認日, 1984-03-01 確認日, 1987-03-01 改正日, 1992-10-01 確認日, 1995-11-01 改正日, 2000-10-20 確認日, 2004-03-20 改正日, 2008-10-01 確認日, 2010-05-20 改正日, 2015-08-20 改正日, 2017-03-21 改正日, 2020-12-21 改正
- ページ
- JIS G 3101:2020 PDF [14]
G 3101 : 2020
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 種類の記号及び適用寸法・・・・[2]
- 5 化学成分・・・・[3]
- 6 機械的性質・・・・[3]
- 7 形状,寸法,質量及びその許容差・・・・[3]
- 8 外観・・・・[5]
- 9 試験・・・・[5]
- 9.1 分析試験・・・・[5]
- 9.2 機械試験・・・・[5]
- 10 検査・・・・[6]
- 11 再検査・・・・[7]
- 12 表示・・・・[7]
- 13 報告・・・・[7]
- 附属書JA(規定)辺が40 mm未満の形鋼及び幅が40 mm未満の平鋼の機械的性質・・・・[8]
- 附属書JB(規定)熱間押出形鋼の品質規定・・・・[9]
- 附属書JC(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[12]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS G 3101 pdf 1] ―――――
G 3101 : 2020
まえがき
この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第14条第1項の規定に基づき,認定産業標準
作成機関である一般社団法人日本鉄鋼連盟(JISF)から,産業標準の案を添えて日本産業規格を改正すべ
きとの申出があり,経済産業大臣が改正した日本産業規格である。これによって,JIS G 3101:2017は改
正され,この規格に置き換えられた。
なお,令和3年12月20日までの間は,産業標準化法第30条第1項等の関係条項の規定に基づくJIS
マーク表示認証において,JIS G 3101:2017を適用してもよい。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実用新案権に関わる確認に
ついて,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS G 3101 pdf 2] ―――――
日本産業規格 JIS
G 3101 : 2020
一般構造用圧延鋼材
Rolled steels for general structure
序文
この規格は,2011年に第1版として発行されたISO 630-1及び第2版として発行されたISO 630-2を基
とし,技術的内容を変更して作成した日本産業規格である。
なお,この規格で,附属書JA及び附属書JBは,対応国際規格にはない事項である。また,側線又は点
線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。技術的差異の一覧表にその説明
を付けて,附属書JCに示す。
1 適用範囲
この規格は,橋梁,船舶,車両その他の構造物に用いる一般構造用の熱間圧延鋼材(以下,鋼材という。)
及び熱間押出形鋼について規定する。
なお,熱間押出形鋼の品質規定を附属書JBに規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 630-1:2011,Structural steels−Part 1: General technical delivery conditions for hot-rolled products
ISO 630-2:2011,Structural steels−Part 2: Technical delivery conditions for structural steels for general
purposes(全体評価 : MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”こと
を示す。
2 引用規格
次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS G 0202 鉄鋼用語(試験)
JIS G 0203 鉄鋼用語(製品及び品質)
JIS G 0320 鋼材の溶鋼分析方法
JIS G 0404 鋼材の一般受渡し条件
JIS G 0415 鋼及び鋼製品−検査文書
JIS G 0416 鋼及び鋼製品−機械試験用供試材及び試験片の採取位置並びに調製
JIS G 3191 熱間圧延棒鋼及びバーインコイルの形状,寸法,質量及びその許容差
JIS G 3192 熱間圧延形鋼の形状,寸法,質量及びその許容差
――――― [JIS G 3101 pdf 3] ―――――
2
G 3101 : 2020
JIS G 3193 熱間圧延鋼板及び鋼帯の形状,寸法,質量及びその許容差
JIS G 3194 熱間圧延平鋼の形状,寸法,質量及びその許容差
JIS Z 2241 金属材料引張試験方法
JIS Z 2248 金属材料曲げ試験方法
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,JIS G 0202及びJIS G 0203による。
3.1
棒鋼
棒状に熱間圧延した鋼
注釈1 棒鋼には断面の形状により,丸鋼(3.2),角鋼(3.3)及び六角鋼(3.4)がある。
注釈2 棒鋼には,バーインコイル(3.5)を含む。
3.2
丸鋼
棒鋼(3.1)のうち,断面が円形のもの
3.3
角鋼
棒鋼(3.1)のうち,断面が正方形のもの(断面の角に丸みをつけたものを含む。)
3.4
六角鋼
棒鋼(3.1)のうち,断面が六角形のもの
3.5
バーインコイル
棒鋼(3.1)のうち,長尺のままコイル状に巻いたもの
3.6
熱間押出し
加熱したビレットを金型(ダイス)を通して押出し成形する方法
3.7
鍛錬成形比
鍛造スラブ又はブルームの断面積と熱間押出し後の断面積との比
4 種類の記号及び適用寸法
鋼材は,4種類とし,その種類の記号及び適用寸法は,表1による。
――――― [JIS G 3101 pdf 4] ―――――
3
G 3101 : 2020
表1−種類の記号及び適用寸法
種類の記号 鋼材の形状 適用寸法
SS330 鋼板,鋼帯,平鋼及び棒鋼 −
SS400
鋼板,鋼帯,形鋼,平鋼及び棒鋼 −
SS490
SS540 鋼板,鋼帯,形鋼及び平鋼 厚さa) 40 mm以下
棒鋼 径又は対辺距離40 mm以下
注a) 形鋼の厚さは,JIS G 3192の表3(山形鋼,I形鋼,溝形鋼,球平形鋼及びT形鋼の形状及び寸法
の許容差)の厚さt又はt2,及び表4(H形鋼の形状及び寸法の許容差)の厚さt2とする。
5 化学成分
鋼材は,9.1の試験を行い,その溶鋼分析値は,表2による。
表2−化学成分
単位 %
種類の記号 C Mn P S
SS330 − − 0.050以下 0.050以下
SS400
SS490
SS540 0.30以下 1.60以下 0.040以下 0.040以下
必要に応じて,この表に”−”と記載している元素及びこの表に記載していない合
金元素を添加してもよい。
6 機械的性質
鋼材は,9.2の試験を行い,その降伏点又は耐力,引張強さ,伸び及び曲げ性は,表3による。ただし,
形鋼(辺が70 mm未満)及び平鋼(幅が50 mm未満)は,次による。
a) 形鋼(辺が40 mm未満)は,附属書JAによる。また,形鋼(辺が40 mm以上70 mm未満)は,附属
書JAによってもよい。
b) 平鋼(幅が40 mm未満)は,附属書JAによる。また,平鋼(幅が40 mm以上50 mm未満)は,附属
書JAによってもよい。
なお,曲げ性の場合は,曲げ試験片の外側にき裂を生じてはならない。
注記 曲げ性の試験の実施については,9.2.1を参照。
7 形状,寸法,質量及びその許容差
鋼材の形状,寸法,質量及びその許容差は,JIS G 3191,JIS G 3192,JIS G 3193及びJIS G 3194によ
る。
この場合,幅及び長さの許容差は,特に指定がない限り,次による。
a) 鋼板及び鋼帯のカットエッジの場合の幅の許容差は,JIS G 3193の表7(幅の許容差)の許容差Aに
よる。
b) 鋼板の長さの許容差は,JIS G 3193の表8(鋼板の長さの許容差A)による。
――――― [JIS G 3101 pdf 5] ―――――
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JIS G 3101:2020の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 63-2:2011(MOD)
- ISO 630-1:2011(MOD)
JIS G 3101:2020の国際規格 ICS 分類一覧
JIS G 3101:2020の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG0202:2013
- 鉄鋼用語(試験)
- JISG0203:2009
- 鉄鋼用語(製品及び品質)
- JISG0320:2009
- 鋼材の溶鋼分析方法
- JISG0404:2014
- 鋼材の一般受渡し条件
- JISG0415:2014
- 鋼及び鋼製品―検査文書
- JISG0416:2014
- 鋼及び鋼製品―機械試験用供試材及び試験片の採取位置並びに調製
- JISG3191:2012
- 熱間圧延棒鋼及びバーインコイルの形状,寸法,質量及びその許容差
- JISG3192:2014
- 熱間圧延形鋼の形状,寸法,質量及びその許容差
- JISG3192:2021
- 熱間圧延形鋼の形状,寸法,質量及びその許容差
- JISG3193:2019
- 熱間圧延鋼板及び鋼帯の形状,寸法,質量及びその許容差
- JISG3194:1998
- 熱間圧延平鋼の形状,寸法,質量及びその許容差
- JISG3194:2020
- 熱間圧延平鋼の形状,寸法,質量及びその許容差
- JISZ2241:2011
- 金属材料引張試験方法
- JISZ2248:2006
- 金属材料曲げ試験方法