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JIS G 3191:2012 規格概要
この規格 G3191は、熱間圧延によって製造された棒鋼・バーインコイルの外観及び形状並びに寸法,質量及びその許容差について規定。
JISG3191 規格全文情報
- 規格番号
- JIS G3191
- 規格名称
- 熱間圧延棒鋼及びバーインコイルの形状,寸法,質量及びその許容差
- 規格名称英語訳
- Dimensions, mass and permissible variations of hot rolled steel bars and bar in coil
- 制定年月日
- 1954年7月30日
- 最新改正日
- 2016年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 77.140.60
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 鉄鋼 II 2021
- 改訂:履歴
- 1954-07-30 制定日, 1957-06-28 確認日, 1959-03-30 改正日, 1963-07-01 確認日, 1966-07-01 改正日, 1969-06-01 確認日, 1972-06-01 確認日, 1975-07-01 確認日, 1978-04-01 確認日, 1983-02-01 確認日, 1988-10-01 確認日, 1994-06-01 確認日, 2000-02-20 確認日, 2002-01-20 改正日, 2007-04-20 確認日, 2010-05-20 改正日, 2012-01-20 改正日, 2016-10-20 確認
- ページ
- JIS G 3191:2012 PDF [7]
G 3191 : 2012
pdf 目 次
ページ
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[1]
- 4 寸法の表し方・・・・[2]
- 4.1 棒鋼の寸法・・・・[2]
- 4.2 バーインコイルの寸法・・・・[2]
- 5 標準寸法・・・・[2]
- 5.1 標準径・・・・[2]
- 5.2 標準長さ・・・・[2]
- 6 寸法の許容差・・・・[2]
- 6.1 径,辺又は対辺距離の許容差及び偏径差・・・・[2]
- 6.2 長さの許容差・・・・[3]
- 7 質量・・・・[3]
- 8 質量の許容差・・・・[3]
- 9 外観・・・・[3]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS G 3191 pdf 1] ―――――
G 3191 : 2012
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
鉄鋼連盟(JISF)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準
調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS G 3191:2010は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS G 3191 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
G 3191 : 2012
熱間圧延棒鋼及びバーインコイルの形状,寸法,質量及びその許容差
Dimensions, mass and permissible variations of hot rolled steel bars and bar in coil
1 適用範囲
この規格は,熱間圧延によって製造された棒鋼・バーインコイルの外観及び形状並びに寸法,質量及び
その許容差について規定する。
なお,この規格の適用は,それぞれの製品規格に規定するものとする。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用
規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Z 8401 数値の丸め方
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
棒鋼
棒状に熱間圧延した鋼で所定の長さに切断した鋼材。断面の形状によって,丸鋼(円形),角鋼(正方形),
及び六角鋼(六角形)がある。
3.2
丸鋼
棒状に圧延した鋼で,断面が円形の棒鋼。
3.3
角鋼
棒状に圧延した鋼で,断面の形状が正方形の棒鋼。断面の角に丸みをつけたものもある。
3.4
六角鋼
棒状に圧延した鋼で,断面が六角形の棒鋼。
3.5
バーインコイル
熱間圧延した棒鋼を長尺のままコイル状に巻いた鋼材。
注記 特殊鋼の場合は線材と呼び,区別することがある。
――――― [JIS G 3191 pdf 3] ―――――
2
G 3191 : 2012
4 寸法の表し方
4.1 棒鋼の寸法
棒鋼の寸法は,径,辺又は対辺距離をミリメートルで表し,長さをメートルで表す。ただし,受渡当事
者間の協議によって,長さをミリメートルで表してもよい。
なお,角鋼の寸法は,辺で表すが,辺の測定は,対辺距離とする。
4.2 バーインコイルの寸法
バーインコイルの寸法は,径,辺又は対辺距離をミリメートルで表す。
5 標準寸法
5.1 標準径
丸鋼(バーインコイルを含む。)の標準径は,表1による。バーインコイルを除く丸鋼の標準径は,径9
mm以上の範囲とし,バーインコイルの標準径は,径50 mm以下の範囲とする。
表1−丸鋼(バーインコイルを含む。)の標準径
単位 mm
5.5 6 7 8 9 10 11 12 13
(14) 16 (18) 19 20 22 24 25 (27)
28 30 32 (33) 36 38 (39) 42 (45)
46 48 50 (52) 55 56 60 64 65
(68) 70 75 80 85 90 95 100 110
120 130 140 150 160 180 200
括弧以外の標準径の適用が望ましい。
5.2 標準長さ
棒鋼の標準長さは,表2による。バーインコイルの場合は,必要に応じて注文総質量及びコイル単位質
量を指定する。
表2−棒鋼の標準長さ
単位 m
3.5, 4.0, 4.5, 5.0, 5.5, 6.0, 6.5, 7.0, 8.0, 9.0, 10.0
6 寸法の許容差
6.1 径,辺又は対辺距離の許容差及び偏径差
棒鋼及びバーインコイルの径,辺又は対辺距離の許容差及び偏径差は,表3による。ただし,丸鋼の場
合は径,角鋼の場合は辺,六角鋼の場合は対辺距離の許容差に用いる。
表3−棒鋼及びバーインコイルの径,辺又は対辺距離の許容差及び偏径差
単位 mm
径,辺又は対辺距離 許容差 偏径差a)
16未満 ±0.4 径,辺又は対辺距離の全許容
16以上 28未満 ±0.5 差範囲の70 %以下
28以上 ±1.8 %
注a) 偏径差は,同一断面における径,辺又は対辺距離の最大値と最小
値との差で表す。
――――― [JIS G 3191 pdf 4] ―――――
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G 3191 : 2012
6.2 長さの許容差
棒鋼の長さの許容差は,表4による。
表4−棒鋼の長さの許容差
長さ 許容差
7 m以下 +40 mm
0
7 mを超えるもの 長さ1 m又はそのは数を増すごとに,上記の+側
許容差に5 mmを加える。
プラス側許容差は,受渡当事者間で協定してもよい。
7 質量
質量は,次による。
a) 棒鋼の質量は,通常,計算質量によるものとし,キログラムで表す。ただし,バーインコイルの質量
は,実測質量による。
b) 棒鋼の質量の計算方法は表5によるが,この場合の寸法は,表示の寸法を用いる。
c) )によって求めた丸鋼の標準径に対する断面積及び単位質量は,表6による。
8 質量の許容差
棒鋼の質量の許容差を注文者が指定する場合は,表7による。ただし,許容差の算出方法は,計算質量
と実測質量との差を計算質量で除して百分率で表す。
9 外観
外観は,次による。
a) 棒鋼及びバーインコイルには,使用上有害なきずがあってはならない。ただし,バーインコイルは,
一般に検査によってきずを含む部分を除去する機会がないため,若干の正常でない部分を含んでもよ
い。
b) 棒鋼の表面に有害なきずがある場合,製造業者は,チッピング,グラインダがけなどによってきずを
除去してもよい。ただし,この場合の条件は,次による。
1) 棒鋼の手入れあとの寸法(径,辺又は対辺距離)は,表示の寸法の95 %以上でなければならない。
2) 棒鋼の手入れ部分はきれいに仕上げられており,圧延のままの面との境は滑らかでなければならな
い。
――――― [JIS G 3191 pdf 5] ―――――
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JIS G 3191:2012の国際規格 ICS 分類一覧
- 77 : 金属工学 > 77.140 : 鉄及び鋼製品 > 77.140.60 : 棒鋼及びスチールロッド
JIS G 3191:2012の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方