JIS G 3194:1998 熱間圧延平鋼の形状,寸法,質量及びその許容差

JIS G 3194:1998 規格概要

この規格 G3194は、熱間圧延によって製造された平鋼の外観,形状限度並びに寸法,質量及びその許容差について規定。

JISG3194 規格全文情報

規格番号
JIS G3194 
規格名称
熱間圧延平鋼の形状,寸法,質量及びその許容差
規格名称英語訳
Dimensions, mass and permissible variations of hot rolled flat steel
制定年月日
1966年7月1日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 1035-3:1980(MOD), ISO 1035-4:1982(MOD), ISO 9034:1987(MOD)
国際規格分類

ICS

77.140.50
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
鉄鋼 II 2021
改訂:履歴
1966-07-01 制定日, 1969-06-01 確認日, 1972-06-01 確認日, 1975-07-01 確認日, 1978-04-01 確認日, 1983-02-01 確認日, 1988-10-01 確認日, 1994-06-01 確認日, 1998-11-20 改正日, 2004-03-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2010-05-20 改正日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS G 3194:1998 PDF [7]
G3194 : 1998

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS G 3194-1966は改正され,この規格に置き換えられる。

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS G 3194 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
G3194 : 1998

熱間圧延平鋼の形状,寸法,質量及びその許容差

Dimensions, mass and permissible variations of hot rolled flat steel

1. 適用範囲 適用範囲は,次による。
a) この規格は,熱間圧延によって製造された平鋼の外観,形状限度並びに寸法,質量及びその許容差に
ついて規定する。
b) この規格の適用範囲及びこの規格で規定する許容差等級の選択は,それぞれの製品規格に規定するか,
又は受渡当事者間の協定による。
なお,特に指定のない場合は,表1のB級を適用するものとする。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO 1035-3 : 1980 Hot-rolled steel bars−Part 3 : Dimensions of flat bars
ISO 1035-4 : 1982 Hot-rolled steel bars−Part 4 : Tolerances
ISO 9034 : 1987 Hot-rolled structural steel wide flats−Tolerances on dimensions and shape
2. 引用規格 次に示す規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。
この引用規格は,その最新版を適用する。
JIS Z 8401 数値の丸め方
3. 定義 この規格でいう平鋼とは,長方形の断面に四面とも熱間圧延された鋼で,所定の長さに切断さ
れ供給されるものをいう。
4. 寸法の表し方 平鋼の寸法は,厚さ及び幅をミリメートルで表し,長さをメートルで表す。
5. 標準寸法 標準寸法は,次による。
a) 平鋼は,幅1 250mm以下,厚さ100mm以下の寸法のものをいう。平鋼の標準断面寸法は,付表1に
よる。
b) 平鋼の標準長さは,3.5m,4.07.0mの間は0.5m間隔,7.0m超は1.0m間隔とする。
6. 許容差の等級とその区分 平鋼の許容差の等級は,表1による。

――――― [JIS G 3194 pdf 2] ―――――

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G3194 : 1998
表1 許容差の等級
項目 許容差の等級 参照
厚さ t A B C − 7.a)
幅 w A B − − 7.b)
長さ l A B C D 7.c)
かど落ち c − B − − 7.d)
横曲がり A B C − 7.e)
幅方向の平たん度 − B − − 7.f)1)
長さ方向の平たん度A B − − 7.f)2)
ねじれ − − − − 7.g)
7. 形状及び寸法の許容差 形状及び寸法の許容差は,次による。
a) 平鋼の厚さの許容差は,表2による。
表2 厚さの許容差
単位mm
等級 厚さ
6以上 12以上 15以上 20以上 25以上 40以上
6未満 12未満 15未満 20未満 25未満 40未満 100以下
A級 ±0.5 ±0.5 ±0.5 ±0.6 ±1.0 ±1.0 ±1.5
B級 ±0.3 ±0.4 ±0.5 ±0.6 ±0.8 ±1.0 ±1.2
C級 +0.3 +0.5 +1.1 +1.1 +1.1 +1.4 +2.1
−0.3 −0.3 −0.3 −0.3 −0.3 −0.3 −0.3
備考 厚さの測定箇所は,平鋼の縦の縁から内部の任意の箇所とする。
b) 平鋼の幅の許容差は,表3による。
表3 幅の許容差
単位mm
等級 幅
50未満 50以上
A級 ±0.8 ±2.0% ただし,最大値±10.0
B級 ±0.8 ±1.6% ただし,最大値±3.5
図1 幅の適用
c) 平鋼の長さの許容差は,表4による。
表4 長さの許容差
単位mm
等級 A級 B級 C級 D級
許容差 +200 +100 +50 +25
0 0 0 0
備考 マイナス側許容差は,受渡当事者間の協定
による。

――――― [JIS G 3194 pdf 3] ―――――

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G3194 : 1998
d) 平鋼のかど落ちc)の許容差は,表5による。
表5 かど落ちの許容差
等級 等級
許容差 厚さの15%以下。ただし、最大4mmとする。
備考 厚さ9mm以上に適用する。適用範囲以外のものの
許容差は,受渡当事者間の協定による。
図2 かど落ちの適用
e) 平鋼の横曲がりの許容差は,表6による。
表6 横曲がりの許容差
等級 許容差
A級 全長の0.4%以内とする。ただし,任意の長さ1m
につき4mm以内とする。
B級 全長の0.3%以内とする。ただし,任意の長さ1m
につき4mm以内とする。
C級 全長の0.25%以内とする。ただし,任意の長さ
1mにつき2.5mm以内とする。
図3 横曲がりの適用
f) 平鋼の平たん度の許容差
1) 平鋼の幅方向の平たん度の許容差は,表7による。
表7 幅方向の平たん度の許容差
等級 B級
許容差 幅の0.3%以下
備考 幅が150mmを超え,かつ,厚さ50mm以下の場合
に適用する。ただし,これ以外のものの許容差は,
受渡当事者間の協定による。
2) 平鋼の長さ方向の平たん度の許容差は,表8によ
る。
図4 幅方向の平たん度の適用
>表8 長さ方向の平たん度の許容差
等級 許容差
A級 全長の0.7%以内で最大値20mmとする。ただし,
任意の長さ1mにつき7mm以内とする。
B級 全長の0.3%以内で最大値10mmとする。ただし,
任意の長さ1mにつき3mm以内とする。
図5 長さ方向の平たん度の適用
g) 平鋼のねじれの許容差の要求がある場合は,その測定方法を含めて受渡当事者間の協定による。
8. 質量 質量は,次による。
a) 平鋼の質量は,通常,計算質量によるものとし,キログラムで表す。
b) 平鋼の質量の計算方法は,表9によるが,この場合の寸法は表示の寸法を用いる。
c) )によって求めた平鋼の標準断面寸法に対する断面積及び単位質量は,付表1による。

――――― [JIS G 3194 pdf 4] ―――――

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G3194 : 1998
表9 質量の計算方法
計算順序 計算方法 結果のけた数
基本質量 kg/cm2/m 0.785(断面積1cm2,長さ1mの質量)
断面積 cm2 幅 (mm) ×厚さ (mm) ×1 有効数字4けたの数値に丸める。
単位質量 kg/m 基本質量 (kg/cm2/m) ×断面積 (cm2)
有効数字3けたの数値に丸める。
1枚の質量 kg 単位質量 (kg/m) ×長さ (m) 有効数字3けたの数値に丸める。ただし,1 000kg
を超えるものはkgの整数値に丸める。
総質量 kg 1枚の質量 (kg) ×同一寸法の枚数 kgの整数値に丸める。
備考 数値の丸め方は,JIS Z 8401による。
9. 質量の許容差 平鋼の質量許容差を注文者から指定された場合は,表10による。ただし,許容差の算
出方法は,計算質量と実測質量との差を計算質量で除して百分率で表す。
表10 質量の許容差
厚さ 許容差 摘要
10mm未満 ±5% 同一寸法のもの一組(1トン以上)に適用する。ただし,1トンに相
10mm以上 ±4% 当する枚数が10枚に満たない場合は一組10枚以上に適用する。
10. 外観 外観は,次による。
a) 平鋼には,使用上有害な欠陥があってはならない。
b) 平鋼の表面に有害な欠陥のある場合,製造業者はグラインダ又は溶接によって欠陥の除去又は補修を
行うことができる。ただし,この場合の条件は,次による。
1) グラインダ手入れ
1.1) 平鋼の手入れ後の厚さは,厚さの許容差範囲内でなければならない。
1.2) 平鋼の手入れ部分はきれいに仕上げられており,圧延のままの面との境は,滑らかでなければな
らない。
2) 溶接補修
2.1) 平鋼の有害な欠陥は,溶接前にチッピング又はグラインダがけなどの適切な方法によって完全に
除去し,除去した部分の深さは平鋼の表示厚さの20%以下,片面における手入れ面積の合計は,
平鋼の片側面積の2%以下とする。
2.2) 溶接補修は,鋼材の種類に応じた適切な方法で行わなければならない。
2.3) 平鋼の溶接箇所は縁にアンダーカット,重なりなどがあってはならない。余盛は圧延面から少な
くとも1.5mm以上とし,これをチッピング又はグラインダがけなどの方法で除去し,圧延面と同
一高さにきれいに仕上げなければならない。
2.4) 熱処理(焼なましを含む。)を行った平鋼は,溶接補修後あらためて平鋼本体について,熱処理を
行わなければならない。

――――― [JIS G 3194 pdf 5] ―――――

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JIS G 3194:1998の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 1035-3:1980(MOD)
  • ISO 1035-4:1982(MOD)
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規格番号
規格名称
JISZ8401:2019
数値の丸め方