18
E 5051 : 2009
JA.3 各文字/記号の意味
JA.3.1 第一特性数字(危険な箇所への接近防止,又は外来固形物に対する保護等級)
表JA.1−第一特性数字が表す意味
保護 危険な箇所への接近に対する保護等級 外来固形物に対する保護等級
等級 要約 定義 要約 定義
表記の近接プロ 表記の外来固 表記の球状の固形物プ
ーブで試験した 形物に対する ローブが入らないか,若
とき,危険部分 防護 しくは全体が侵入しな
危険な部分への接近
内容 との間に適正空 防護の程度 い又は全く侵入しない。
が防護されている
間距離が確保さ
れている,又は
侵入しない。
0 無保護 − 無保護 −
1 こぶし(拳) φ50 mm 危険部分との φ50 mm以上 φ50 mm
φ12 mm,長さ 間に適正空間
80 mm関節付き 距離あり
2 指 φ12.5 mm以上 φ12.5 mm
テストフィンガ
第
の先端
一
3 工具 φ2.5 mm φ2.5 mm以上 φ2.5 mm
特
4 針金 φ1.0 mm以上 φ1.0 mm
性
じんあい(塵埃)の侵入
数
を完全に防止できない
字 侵入しない
5 針金 φ1.0 mm 防じん(塵) が,器具の動作及び安全
性を阻害する量の侵入
はない。
6 針金 耐じん(塵) じんあいの侵入がない。
X 特性規定をする必要がない場合
JA.3.2 第二特性数字(水に対する保護等級)
表JA.2−第二特性数字が表す意味
保護 水に対する保護等級
等級 要約 定義(書き出し部分だけを示す。)
表記の水に対して保護さ 表記の条件のときに有害な影響を及ぼさない
内容
れている
0 無保護 −
1 垂直に滴下する水 垂直に滴下する水
15度以内で傾斜しても垂 外郭が垂直に対して両側に15度以内で傾斜したときに鉛直に滴下する水
2
直に滴下する水
第
3 散水(spraying water) 垂直線から両側に60度までの角度で噴霧した水
二
4 機器に対するあらゆる方向からの水の飛まつ(沫)
水の飛まつ(沫)(splashing
特
water)
性
5 噴流(water jet)する水 機器に対するあらゆる方向からのノズルによる噴流水
数
6 暴噴流(powerful jet)する水 機器に対するあらゆる方向からの強力なジェット噴流水
字
7 水に浸しても影響がない 規定の圧力及び時間で外郭を一時的に水中に沈めたときに水の浸入量
受渡当事者間で協定した“7”より厳しい条件で,外郭を継続して水中に
8 潜水状態での使用
沈めたときに水の浸入量
X 特性規定をする必要がない場合
――――― [JIS E 5051 pdf 21] ―――――
19
E 5051 : 2009
JA.3.3 付加特性文字(省略できる)
表JA.3−付加特性文字が表す意味
保護 危険な箇所への接近防止の保護等級
等級 要約 定義(書き出し部分だけを示す。)
表記の部位は,危険な 表記の近接プローブで,検査したときに危険箇所との間に適正空間距離
内容 部分への接近が防護さ あり
れている
A こぶし(拳) φ50 mm
付加
B 指 φ12 mm,長さ80 mmの関節付きテストフィンガの先端
特性
C 工具 φ2.5 mm,長さ100 mmの関節付き近接プローブの先端
文字
D 針金 φ1.0 mm,長さ100 mmの関節付き近接プローブの先端
JA.3.4 補助文字記号(省略できる。また,二文字以上使用する場合には,アルファベット順に並べる。)
表JA.4−補助文字記号が表す意味
補助文字 適用内容
H 高圧用機器
回転機ロータのような電気機器の可動部分を動作させた
M
状態で,水の浸入による有害な影響について試験した。
回転機ロータのような電気機器の可動部分を停止させた
S
状態で,水の浸入による有害な影響について試験した。
所定の気象条件のもとでの使用が可能であり,付加的な保
W
護構造又は処理がなされている。
参考文献 JIS E 4041 鉄道車両−完成車両の試験通則
IEC 60529:2001,Degrees of protection provided by enclosures (IP Code)
IEC 60850,Railway applications−Supply voltages of traction systems
――――― [JIS E 5051 pdf 22] ―――――
E5
6
附属書JB
05
(参考)
1 : 2
JISと対応する国際規格との対比表
009
JIS E 5051:2009 鉄道車両−電気的危険性に関する防護通則 IEC 61991:2000,Railway applications−Rolling stock−Protective provisions against
electrical hazards
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条(V) JISと国際規格との技術的差
国際規格 ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
番号
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び名称 の評価
3 用語及 3.1人にかかわる用 3.1 JISにほぼ同じ 追加 鉄道事業者の社内規定と,3.1.1
技術的差異はない。
び定義 語及び定義 及び3.1.2の区分とが合わない
場合があるために,注記を追加
した。
3.1.1作業指導者 3.1.1 JISにほぼ同じ 追加 日本の鉄道事業者の実態に即 技術的差異はない。
した説明を追加した。
3.1.2作業者 3.1.2 JISにほぼ同じ 追加 日本の鉄道事業者の実態に即 技術的差異はない。
した説明を追加した。
3.2.5接地 3.2.5 JISにほぼ同じ 追加 技術的差異はない。
“大地に接続している状態”の
説明を追加した。
3.2.10電気的危険性 3.2.10 JISにほぼ同じ 追加 技術的差異はない。
危険性は,“エレクトリカルハ
ザードともいう”との説明を追
加した。
3.2.14 公称電圧 3.2.14 JISにほぼ同じ 追加 標準電車線電圧及びその変動 日本の実状に合わせた。
範囲を規定したJISを追加し
た。
3.2.18防護導体 3.2.18 JISにほぼ同じ 追加 日本の実状に合わせた。
欧州の鉄道では,レールは,大
地と等電位であるが,日本の鉄
道では等電位でない場合があ
るため,注記を追加した。
――――― [JIS E 5051 pdf 23] ―――――
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条(V) JISと国際規格との技術的差
国際規格 ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
番号
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び名称 の評価
4 電圧範 4.1一般 4.1 表2及び表3を除いてJIS 削除 表2(フランスなどの電圧区 JISの規定としては,IEC 61991の
囲による に同じ 分)及び表3(イタリアなどの表1だけを適用する。
区分 電圧区分)は,JISには不要な
ため削除した。
4.2回路間の区分 4.2 JISにほぼ同じ 追加 “変圧器などで絶縁された回 日本の実状に合わせた。
路を含む”との注記を追加し
た。
5 直接接 5.2.1電圧区分Iから 5.2.1 JISにほぼ同じ 追加 “電圧区分Iだけの場合”の規技術的差異はない。
触に対す 電圧区分IIIまでの 定があるという注記を追加し
る防護処 電圧 た。
置 5.2.1.1閉鎖形電気品 5.2.1.1 JISにほぼ同じ 追加 “IPコード”についての説明 技術的差異はない。
区画を採用した防 を注記で追加した。
護処置
5.2.1.3空間距離によ 5.2.1.3 JISにほぼ同じ 追加 “低いプラットホームなどか 日本の実状に合わせた。
る防護処置 らの感電事故防止”の規定を追
加した。
5.2.2.1閉鎖形電気品 5.2.2.1 JISにほぼ同じ 追加 アクセス防止の規定に,d) を日本の実状に合わせた。
区画を採用した防 追加し,受渡当事者間の協定で
護処置 決められるようにした。
5.3.1ボンディング 5.3.1 JISにほぼ同じ 追加 引用したJISの用語の区別が 技術的差異はない。
なしの回路 分かるように注記を追加した。
6 間接接 6 間接接触に対す 6 JISにほぼ同じ 追加 日本の実状に合わせた。
日本ではレールを大地(地球)
触に対す る防護処置 へ接地していないが,欧州では
る防護処 レールを大地へ接地している。
置 6.1一般 6.1 JISにほぼ同じ 追加 欧州及び日本の実状に合わせた。
“走行レール又は大地”の説明
を追加した。
6.2.1等電位接続 6.2.1 JISにほぼ同じ 追加 色彩による識別法の色の選択 日本の実状に合わせた。
E5
は,受渡当事者間の協定による
05
とした。
1 : 2009
6
――――― [JIS E 5051 pdf 24] ―――――
E5
6
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条(V) JISと国際規格との技術的差
0
国際規格 ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
51
番号
: 2
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
0
及び名称 の評価
09
6 間接接 6.4車両の防護ボン 6.4 JISにほぼ同じ 追加 日本及び欧州の実状に合わせた。
日本ではレールを大地(地球)
触に対す ディング へ接地していないが,欧州では
る防護処 レールを大地へ接地している。
置(続き)6.4.2複数の防護ボ 6.4.2 JISにほぼ同じ 追加 日本の実状に合わせた。
“通常は,走行レール”及び“主
ンディング経路 要な箇所は,”の説明を追加し
た。
6.4.3車体及び地上 6.4.3 JISにほぼ同じ 追加 防護導体の具体例を追加した。
日本の実状に合わせた。
設備の防護導体間 また,保護回路の特性につい
の抵抗値 て,車体構体から抵抗器又はリ
アクトルを介して,接地装置に
接続する規定を追加した。
6.4.4電車線電圧が 6.4.4 JISにほぼ同じ 追加 日本の国土交通省省令の規定 日本の実状に合わせた。
車体に接触する故 内容に基づき,注記を追加し
障 た。
6.5.2防護処置を必 6.5.2 JISにほぼ同じ 追加 対象となる部分の具体例を追 日本の実状に合わせた。
要としない部分 加した。
6.5.2.2二重絶縁 6.5.2.2 JISにほぼ同じ 追加 引用した用語の説明を注記で 技術的差異はない。
追加した。
6.5.3多段絶縁 6.5.3 JISにほぼ同じ 追加 基礎絶縁及び補強絶縁の内容 技術的差異はない。
を注記で追加した。
6.5.4Aレール非接地 − 追加 日本の実状に合わせた。
欧州の鉄道では,採用されてい
式鉄道 ない日本のシステムの規定を
追加した。
6.5.5.1車両に対する 6.5.5 JISにほぼ同じ 追加 日本の実状に合わせた。
日本の無軌条電車では,出入口
防護処置 扉に連動して接地しているの
で,この規定を追加した。
8 追加要 8.1.4駅プラットホ 8.1.4 JISにほぼ同じ 追加 技術的差異はない。
“直線的にアクセスできる”の
求事項 ーム前縁に近い位 規定内容の説明を注記で追加
置に集電装置があ した。
る場合
――――― [JIS E 5051 pdf 25] ―――――
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JIS E 5051:2009の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 61991:2000(MOD)
JIS E 5051:2009の国際規格 ICS 分類一覧
JIS E 5051:2009の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB9706-1:2009
- 機械類の安全性―表示,マーキング及び操作―第1部:視覚,聴覚及び触覚シグナルの要求事項
- JISC0920:2003
- 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
- JISE4001:2011
- 鉄道車両―用語