6
F 0010-1997
番号 用語 定義 参考
対応英語 慣用語
2023 バラストウォータタ 脚荷水倉
喫水やトリムやヒールを調整するために設ける ballast water tank
ンク 水タンク。
2024 コンパス甲板 磁気コンパスが取り付けてある最上層の甲板 compass deck ら針儀甲板
(付図2参照)。
2025 航海船橋甲板 操船を行う甲板(付図2参照)。 navigation bridge deck
2026 船長甲板 船長室がある甲板。 captain deck
2027 ボート甲板 救命艇及び救命艇揚卸し装置を取り付けてある boat deck 端艇甲板
甲板(付図2参照)。
2028 船橋甲板 上甲板より一層上の甲板(付図2参照)。 bridge deck
2029 暴露甲板 大気に露出している甲板。 weather deck ;
exposed deck
2030 上甲板 船体の主要部を構成する最上層の全通甲板(付 upper deck
図2参照)。
2031 第二甲板 上甲板より一層下の甲板(付図2参照)。 second deck
2032 船首楼甲板 船の最前部で上甲板より一層上の甲板(付図2 forecastle deck
参照)。
2033 船尾楼甲板 船の最後部で上甲板より一層上の甲板(付図2 poop deck
参照)。
2034 遊歩甲板 旅客の遊歩又は運動のため設けた甲板。 promenade deck
2035 車両甲板 機関車,客車,貨車などを積載する甲板。 wagon deck
2036 自動車甲板 自動車を積載する甲板。 car deck
2037 ナビゲーションウィ航海船橋甲板の一部で船側に張り出している部 dodger ;
ング 分。 navigation wing
2038 隔壁 船内の区画を形作る仕切壁。 bulkhead
備考 目的によって水密,油密,非水密隔
壁など,また配置によって横,縦,
囲壁隔壁,部分隔壁などの区分があ
る。
2039 縦通隔壁 船の縦方向に設ける隔壁。 longitudinal bulkhead
2040 横隔壁 船の横方向に設ける隔壁(付図2参照)。 transverse bulkhead横置隔壁(法)
2041 船首隔壁 船の最前部に設ける水密横隔壁(付図2参照)。 collision bulkhead
2042 船尾隔壁 船の最後部に設ける水密横隔壁(付図2参照)。 afterpeak bulkhead
2043 部分隔壁 船側から船側まで,又は前後に全通しないで一 partial bulkhead
部分に設ける隔壁。
2044 制水壁 タンク内の自由水の流動を押さえる目的で設け swash bulkhead ;
る壁。 swash plate ;
wash plate
2045 船楼端隔壁 船楼端に設ける水密隔壁。 break bulkhead
2046 機関室囲壁 機関室開口の周囲壁。 engine room casing ;
engine casing ;
machinery casing
2047 船首材 船の最前端部を強固に構成し,これに外板を取 stem
り付けるための骨材。
備考 骨材とは,骨組みを構成する材料の
総称をいう。
2048 船尾材 船尾端を強固に構成し,かじ,推進軸などを支 stern frame 船尾骨材(法)
持する骨材。
2049 フレーム 外板の内側に,横又は縦方向に配置する骨材。 frame ろっ(肋)骨
――――― [JIS F 0010 pdf 6] ―――――
7
F 0010-1997
番号 用語 定義 参考
対応英語 慣用語
2050 ビーム 甲板の下面に,ある間隔で横又は縦方向に配置 beam はり(梁)
する骨材。
2051 外板 船体の外殻を形成する板。 shell plating ;
shell
2052 二重底 二重に構成した船底(付図2参照)。 double bottom
2053 キール 船底中心部を縦通する部材。 keel 竜骨
2054 ダクトキール 箱形に造ってあるキール。 duct keel
2055 ビルジキール 船の動揺軽減の目的で船底わん曲部外側に取り bilge keel
付ける部材。
2056 ブルワーク 人や貨物が船外に落ちないように,又は波が甲 bulwark 玄墻(法)
板に打ち込まないように暴露甲板玄側に立てる
囲い。
(3) 船員及び役職
番号 用語 定義 参考
対応英語 慣用語
3001 船員 船長,海員及び予備船員の総称。 seafarers ;
crew ;
mariner
3002 予備船員 休暇,病気,待機などのため船舶に乗り組んで reserved seafarers ;
いない船員。 reserved crew ;
reserved mariner
3003 海員 乗船中の船員で船長以外の者。 seaman
3004 船舶職員 officer ;
船長,機関長,航海士,機関士,通信長,通信
士,事務長,船医の総称。 ships personnel
3005 船舶部員 船舶職員以外の海員。 rating
3006 船長 船の最高責任者。 captain ;
master
3007 一等航海士 甲板部の船務を指揮監督するとともに船長の職 chief offcer ;
務を代行する甲板部の主任者。 chief mate
3008 二等航海士 一等航海士を補佐し,その指示業務に従事する second offcer ;
航海士。 second mate
3009 甲板長 甲板部の職長。 boatswain
3010 操だ(舵)手 船の操だ(舵)及び操だ(舵)装置の整備など quartermaster
に従事する甲板部員。
3011 甲板手 荷役,機器の保守点検などの作業に従事する先 able seaman
任の甲板部員。
3012 甲板員 先任以外の甲板部員。 sailor
3013 機関長 機関部の最高責任者。 chief engineer
3014 一等機関士 機関長を補佐し,機関部員を指揮監督する機関 first engineer
部の主任者。
3015 二等機関士 一等機関士を補佐し,その指示業務に従事する second engineer
機関士。
3016 操機長 機関部の職長。 No.1 oiler
3017 操機手 機関士,操機長の指示に基づいて機関部の業務 oiler
を行う先任の機関部員。
3018 操機員 先任以外の機関部員。 assistant oiler
3019 運航土 航海士及び機関士の職能をもつ人。 watch officer
――――― [JIS F 0010 pdf 7] ―――――
8
F 0010-1997
番号 用語 定義 参考
対応英語 慣用語
3020 船舶技士 甲板部及び機関部両方の資格をもつ船舶部員。 dual purpose crew
3021 通信長 無線電信関係及び事務部(事務長兼務の場合) chief radio operator ;
の最高責任者。 chief radio officer
3022 通信士 無線電信関係の機器によって外部との通信,気 radio operator ;
象通報などの職務に従事する船舶職員。 radio officer
3023 司ちゅう長 事務部主任者(事務長,一等航海士)の指示に chief steward
基づき事務部員の仕事を指揮監督する事務部の
職長。
3024 司ちゅう員 事務部でちゅう房に従事する部員。 steward
3025 事務長 事務部の最高責任者。 purser
3026 船医 船に乗り組む医師。 doctor
3027 実習生 船舶に乗り組み実務の見習いをする者,又は商 apprentice ;
船学校などの船舶練習生。 cadet
3028 水先人 港及び水域で,船長に代わって操船を指導し, pilot
(みずさきにん) 船を案内する人。
(4) 航海及び操船
(a) 海洋及び海上気象
番号 用語 定義 参考
対応英語 慣用語
4001 海上模様 海面の状態。 sea condition ;
sea state
4002 ビューフォート風力風力の程度を海面の状態によって分けたもの。 Beaufort wind scale
階級
4003 順風 針路の後から吹く風。 following wind 追い風
4004 逆風 針路の前から吹く風。 against wind ; 向い風
head wind
4005 風浪階級 風浪の程度を波高によって分けたもの。 wave scale
4006 うねり階級 うねりの程度を波高及び波長によって分けたも swell scale
の。
4007 風浪 風によって直接起こされた波。 wave
4008 うねり その場所の風に関係なく伝ぱ(播)してきた波。 swell
4009 向い波 針路の前からくる波。 head sea
4010 横波 針路の横からくる波。 beam sea
4011 追い波 針路の後ろからくる波。 following wave
4012 逆波 風と反対方向に進行する波。 cross sea
4013 波頂 wave crest
波の最も高い部分で,進行方向に直角な山の線。
4014 海流 風などによって起こる一定方向の海水の流動。 ocean current
4015 潮流 潮せき(汐)によって起こる海水の流動。 tidal current
4016 順流 針路の向きに流れる海流又は潮流。 following current
4017 潮せき(汐) 潮の干満。 tide
(b) 航行区域
番号 用語 定義 参考
対応英語 慣用語
4101 国際航海 一国と他の国との間の航海。 international voyage
4102 平水区域 smooth water area
船舶安全法による湖,川,港内などの水域。
――――― [JIS F 0010 pdf 8] ―――――
9
F 0010-1997
番号 用語 定義 参考
対応英語 慣用語
4103 沿海区域 船舶安全法による日本沿海の水域。 coasting area
4104 近海区域 船舶安全法による日本近海の水域。 greater coasting area ;
major coasting area
4105 遠洋区域 船舶安全法によるすべての水域。 ocean going area
4106 制限水路 航行が制限された水路。 restricted waters
4107 狭水路 狭い水路。 narrow waters
4108 浅水路 浅い水路。 shallow waters
4109 航路標識 航路を示す標識。 aids to navigation
4110 立標 航路標識のうち,礁たい(堆)浅瀬上に設けた beacon
標識。
(c) 航海・航法・操船
番号 用語 定義 参考
対応英語 慣用語
4201 針路 船が進む方向。 course
4202 保針 針路を保持すること。 course keeping
4203 保針だ(舵)角 保針のためのだ(舵)角度。 あて舵
helm angle for course
keeping
4204 前進 前方に進むこと。 ahead
4205 後進 後方に進むこと。 astern
4206 回航 ある場所へ船を移すこと。 shift
4207 回頭 船首の向きを変えること。 turning round
4208 操だ(舵) かじ(舵)をとること。 steering
4209 接岸 船を岸壁につけること。 alongside pier
4210 接玄 船と船とが船側を付けること。 alongside ship
4211 係留運転 主機各部の異常の有無を確認するため係留のま basin trial ;
ま行う試運転(JIS F 0028参照)。 mooring trial
4212 海上試運転 諸性能を確認するために海上に出て行う試運 sea trial
転。
4213 試運転最大速力 試運転時の速力試験において得られる速力(JIS sea trial speed
F 0011参照)。
4214 マイルポスト 試運転の速力試験に使用するため陸岸に特に設 milepost 標柱
けた標識。
4215 航海速力 満載航海状態において機関の常用出力で得られ service speed ;
る速力(JIS F 0011参照)。 sea speed
4216 港内速力 港内・狭水道などにおける速力。 harbour speed
4217 対水速力 水に対する船の速力。 log speed
4218 対地速力 陸地又は海底に対する船の速力。 ground speed ;
speed over the ground
(O.G.)
4219 電波ログ 電波を利用して速力を測定する装置。 radio log
4220 満載状態 貨物,燃料,水などを満載喫水まで搭載した状 full load condition
態。
4221 バラスト状態 通常,貨物を積載しない場合,喫水を増加した ballast condition
りトリムを調整したりするため,バラスト水を
搭載した状態。
4222 ホギング 船体中央部か船首部及び船尾部に対してもち上 hogging
がっている状態。
――――― [JIS F 0010 pdf 9] ―――――
10
F 0010-1997
番号 用語 定義 参考
対応英語 慣用語
4223 サギング 船体中央部が船首部及び船尾部に対して下がっ sagging
ている状態。
4224 ヒール 船体の横方向の傾き。 heel
4225 トリム 船首喫水と船尾喫水との差。 trim
(d) 係留・びょう泊
番号 用語 定義 参考
対応英語 慣用語
4301 係船 長期間船をつなぎ止めて航行の用に供しないこ lay-up
と。
4302 係留 いつでも運航できる状態で,船を一時的につな mooring
ぎ止めておくこと。
4303 ブイ係留 ブイに係留すること。 buoy mooring
4304 岸壁係留 岸壁に係留すること。 pier mooring
4305 びょう(錨)泊 投びょう(錨)して停泊すること。 anchoring
4306 投びょう(錨) いかり(錨)をおろすこと。 let go anchor
4307 びょう(錨)地 びょう(錨)泊する場所。 anchorage
4308 単びょう(錨)泊 片玄のいかり(錨)を使用するびょう(錨)泊。 single anchor mooring
4309 双びょう(錨)泊 両玄のいかり(錨)を使用するびょう(錨)泊。 two anchor mooring
4310 荒天びょう(錨)泊 荒天に備えて行うびょう(錨)泊法。 heavy sea anchoring
(5) 船舶,港湾,航海に関する条約,規則及び関連事項
番号 用語 定義 参考
対応英語 慣用語
5001 国際安全管理コード 船舶の安全運航及び海洋汚染防止のための国際 International Safety
管理基準。 Management Code
5002 サブスタンダード船 安全面において国際的な基準に適合していない substandard ship
船。
5003 海上人命安全条約 SOLAS
海上における人命の安全を確保する目的で船舶 International Convention
for the Safety of Life
の構造,設備,信号,通信,衝突予防などにつ
いて規定した条約。 at Sea
5004 ILLC
国際満載喫水線条約 載貨の最高限度について,国際的基準を定め, International Load Line
船舶の安全を図るために締結された条約。 Convention
5005 海洋汚染防止条約 MARPOL
環境を保護するため,船舶が排出する油,及び International Convention
for the Prevention of
油以外の有害物質による海洋の汚染を防止する
条約。 Pollution from Ships
5006 国際海事機関 IMO
海上運送について,技術的・経済的な政府間の International Maritime
Organization
協力を促進し,また海上の安全,航行の能率を
確保するために設置された国際連合の専門機
関。
5007 国際船級協会連合 IACS
各国の船級協会規則の統一などを図るために設 International Association
けた国際的な組織。 of Classification
Societies
5008 国際満載喫水線証書 国際満載喫水線条約に基づいて国際航海に従事 International Load Line
Certificate
する船舶の満載喫水線を指定するため,管海官
庁が交付する証書。
――――― [JIS F 0010 pdf 10] ―――――
次のページ PDF 11
JIS F 0010:1997の国際規格 ICS 分類一覧
- 47 : 造船及び海洋構造物 > 47.020 : 造船及び海洋構造物一般 > 47.020.01 : 造船及び海洋構造物一般
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.040 : 用語集 > 01.040.47 : 造船及び海洋構造物(用語集)
JIS F 0010:1997の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISF0011:1997
- 造船用語―船体―基本計画
- JISF0026:2002
- 造船用語―機関ぎ装
- JISF0028:2005
- 造船用語―機関―試験・工作・雑