4
F 0013 : 2012
番号 用語 定義 参考
対応英語 慣用語
2006 ストックアンカ ストックの付いたアンカー(図3参照)。 stock anchor, 有錨(法)
ー ordinary anchor
2007 バウアンカー 船首に用いるアンカー。 bower anchor 大錨(法)
2008 ストリームアン stream anchor,
パワーアンカーの補助として用い,船尾に備えて 中錨(法)
カー 船の振れ回りを防ぐためのアンカー。 stern anchor
2009 ケッジアンカー kedge anchor
船から離れた場所に落とし,アンカーロープをた 小錨(法)
ぐって船を移動させるのに用いるアンカー。
2010 予備アンカー 一般に,予備のバウアンカー。 spare anchor
2011 高係止力アンカ high holding power
従来のストックレスアンカーより高い係止力の 高把駐力アン
ー あるアンカー。 anchor カー
2012 アンカーシャン (図2参照) anchor shank 錨柄
ク
2013 アンカーヘッド anchor head
ストックレスアンカーのつめ(フルーク),アー
ム及びクラウンの総称。
2014 アンカーストッ (図3参照) anchor stock
ク
2015 アンカーチェー アンカーに取り付ける係留用鎖(図4参照)。 錨鎖(法),
anchor chain cable,
ン anchor chain, チェーンケー
anchor cable, ブル
chain cable
2016 スタッドなしチ studless link chain
スタッドのないリンク(図5参照)でできている
ェーン チェーン。
2017 スタッド付きチ stud link chain
スタッドの付いたリンク(図5参照)でできてい
ェーン るチェーン。
2018 普通リンク common link,
アンカーチェーンの主体となるリンク。スタッド 普通鎖環
付きとスタッドなしの2種類がある(図4及び common stud link
JIS F 3303参照)。
2019 拡大リンク 拡大鎖環
enlarged stud link
連結用シャックルを用いる場合,普通リンクと端
末リンクとの間に用いる普通リンクより大形の
リンク(図4及びJIS F 3303参照)。
2020 端末リンク end link
連結用シャックルを用いる場合,各連の両端にあ 端末鎖環
る連結用スタッドなしのリンク(図4及びJIS F
3303参照)。
2021 チェーン用部品 chain accessories
チェーンを構成する連結用シャックル,ケンタシ
ャックル,エンドシャックル及びスイベル(JIS F
3303参照)。
2022 エンドシャック end shackle
アンカーとアンカーチェーンとを結合するため
ル に用いるシャックル(図4及びJIS F 3303参照)。
2023 連結用シャック 各連の間をつなぐシャックル(図4及びJIS F joining shackle,
ル 3303参照)。 connecting shackle
2024 ケンタシャック kenter shackle
普通リンクと同じ外形で,分割できる連結用シャ
ル ックル(図6及びJIS F 3303参照)。
2025 スイベル swivel
回転運動によって,チェーンケーブルの過度のね
じれを防ぐことができるようにした部品(JIS F
3303参照)。
――――― [JIS F 0013 pdf 6] ―――――
5
F 0013 : 2012
図2−ストックレスアンカー 図3−ストックアンカー
図4−アンカーチェーン連結例
図5−スタッドなしリンク及びスタッド付きリンク 図6−ケンタシャックル
番号 用語 定義 参考
対応英語 慣用語
2026 チェーン連 chain-shot
アンカーチェーンの27.5 m又は25 mの長さ(JIS
F 3303参照)。
2027 ケーブルクレン cable clench
アンカーチェーンの末端を船体に止める金物。 アンカーチェ
チ ーン根止金
物
2028 ホーサ hawser,
係留,引寄せ又はえい航に用いる合成繊維索又は 係船索(法),
鋼索。 mooring rope 大索(法)
2029 トウライン えい航に用いるロープ。 tow line 挽索(法),
引綱(法)
――――― [JIS F 0013 pdf 7] ―――――
6
F 0013 : 2012
番号 用語 定義 参考
対応英語 慣用語
2030 ウインドラス windlass,
アンカーを揚げ降ろしするための機械。ウインド 揚錨機(法)
anchor windlass
ラスには,水平軸に取り付けた1個以上のケーブ
ルリフタを装備し,それぞれにブレーキを設け
る。ケーブルリフタは,クラッチによって原動機
から切り離すことができる。1個又は2個のワー
ピングエンドを設けることもできる。
2031 アンカーキャプ anchor capstan
鉛直軸に取り付けられた動力駆動のケーブルリ
スタン フタ。軸は,ケーブルリフタの先まで延長して,
ワーピングエンドを取り付けることもできる。ケ
ーブルリフタは,クラッチによって,原動機から
切り離すことができる。運転及び使用は,ウイン
ドラスと同様である。
2032 ムアリングウイ mooring winch
張力の加わった係留ロープを保持及び繰り込む 係船機
ンチ ことができるウインチ。ロープを収納する容量が
あり,また,人力だけで制御する。
2033 キャプスタン capstan,
鉛直に取り付けたワーピングエンドをもつ機械。
warping capstan,
ロープは,このワーピングエンドに動力で巻かれ
るが収納されない。 mooring capstan
2034 自動ムアリング automatic mooring
ムアリングウインチの1種で,人間が直接介入せ オートテンシ
ウインチ winch,
ずに,選択した限度内で係留ロープの繰込み及び ョンウイン
繰出しをする機能を追加したウインチ。 tension winch, チ,
自動係船機
constant tension winch
2035 ホーサドラム hawser drum
ホーサを巻き取るドラム。一般にムアリングウイ
ンチに組み込まれ,巻込み,操出し,ブレーキな
どの機構を備えている。
2036 鎖車 cable lifter,
深い溝を付けたドラム。チェーンケーブルの鎖環
とかみ合うような形となっている。 gypsy,
gypsy wheel,
cable holder,
sprocket wheel,
wildcat
2037 ワーピングエン warping end,
ドラムに似た部品。長手方向にへこんだ形状で, 綱巻胴
ド warping head,
軸端に固定される。繰込みに使用するが,ロープ
の収納はしない。 warping drum,
drum head
2038 ホースパイプ hawse pipe
船の甲板から外板まで貫通する管。その中をアン 錨鎖孔
カーチェーンが通る。
2039 スパーリングパ spuring pipe,
船の甲板から錨鎖庫まで貫通する管。その中をア チェーンパイ
イプ ンカーチェーンが通る。 chain pipe, プ,
naval pipe 錨鎖管
2040 制鎖器 cable stopper,
アンカーチェーンを固定する目的で,ケーブルリ チェーンコン
フタとは別に船体に固着する装置。 chain compressor プレッサ
2041 アンカーストッ anchor stopper
アンカーをその収納位置にしっかり保持する装
パ 置。
2042 ムアリングパイ mooring pipe
係留用ロープを導くため,ブルワークを貫通する
プ 部分に取り付ける金物。
2043 クローズドチョ closed chock
係留用ロープを導くため,甲板上舷側に取り付け
ック る上部の閉じた金物。
――――― [JIS F 0013 pdf 8] ―――――
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F 0013 : 2012
番号 用語 定義 参考
対応英語 慣用語
2044 パナマチョック Panama chock
パナマ運河航行規則に適合するクローズドチョ
ック。
2045 オープンチョッ open chock
係留用ロープを導くため,甲板上舷側に取り付け
ク る上部の開いた金物。
2046 フェアリーダ fairlead
ロープに損傷を与えずに方向を変えるためのガ フェアリード
イド。
2047 ユニバーサルフ universal fairlead
ローラを介して上下,左右両方向にロープを取れ
ェアリーダ るフェアリード。
2048 デッキエンドロ deck end roller
ロープが擦れるのを防ぐため甲板端部に取り付
ーラ けるローラ。
2049 スタンドローラ stand roller,
係留用のロープの方向を変えるための甲板上に
取り付ける台付ローラ。 pedestal roller
2050 ホリゾンタルロ horizontal roller
係留用のロープなどの索ずれに用いる,水平方向
ーラ に軸があるローラ。
2051 ボラード bollard,
ロープを止め,結び付け又は操作するための1本 クロスビット
crossbitt
又は2本のビット(柱)で構成され,甲板に固着
された静止構造物。
注記 ISO規格ではクロスビットもボラードと
称する(単一のボラードにクロスロッドを
備えたものをクロスビットとしている。)。
2052 ビット 係留用ロープを係止するのに用いる1本の短柱。 bitt
2053 係留ブイ 係留用に港内に定置する浮体。 mooring buoy
2054 ブイシャックル buoy shackle
船から繰り出したアンカーチェーンを係留ブイ
につなぐシャックル。
2055 ブイフック buoy hook
ブイシャックルと係留ブイとを結合するために
ロープの先端に設けるフック。
2056 アンカーブイ anchor buoy
水中に投入したアンカーの位置を知るための浮 錨浮標
標。
2057 ワイヤリール ワイヤロープを巻いて格納するドラム。 wire reel
2058 ホーサリール ホーサを巻いて格納するドラム。 hawser reel
2059 チェーンストッ chain stopper
係留用ロープを仮止めするために用いるチェー
パ ン製ストッパ。
2060 ロープストッパ rope stopper
係留用ロープを仮止めするために用いる繊維ロ
ープ製ストッパ。
2061 バウライン 船首から前方へ取る係留用ロープ。 bow line,
head line
2062 スタンライン 船尾から後方へ取る係留用ロープ。 stern line
2063 スプリングライ spring line
船首から船尾方向及び船尾から船首方向へ取る
ン 係留用ロープ。
2064 ブレストライン 船体横方向へ取る係留用ロープ。 breast line
2065 トウイングビッ 引船のロープを係止するためのビット。 towing bitt
ト
2066 ファイヤライン fire wire,
火災発生時,係留中のタンカーを沖出しするため
の引船用ワイヤロープ。 fire line
2067 メッセンジャー messenger rope,
太いロープを繰り込むことができるように,それ 投索,
ロープ に固着したロープ。 heaving line ヒービングラ
イン
――――― [JIS F 0013 pdf 9] ―――――
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F 0013 : 2012
番号 用語 定義 参考
対応英語 慣用語
2068 ラットガード rat guard
係留中にねずみなどの生物が侵入するのを防止
するために係留用ロープに取り付けるつば状の
もの。
c) 荷役装置
番号 用語 定義 参考
対応英語 慣用語
3001 荷役装置 cargo gear,
船内又は岸壁上に設置した貨物積み降ろし装置。
cargo gear
リフトオン/リフトオフ,ロールオン/ロールオ
フその他の諸方式がある。 arrangement,
cargo handling gear
3002 索具装置 rigging
荷役及びマスト関係のロープ,滑車並びに附属具 綱具装置
からなる装置の総称。
3003 リフトオン/リ lift-on/lift-off system,
デリック,クレーンなどを用いて貨物をつり上
フトオフ方式 げ,つり下げして行う荷役作業方式の総称。 LO/LO system
3004 ロールオン/ロ roll-on/roll-off
貨物を載せた台車をそのまま船内外に誘導して
ールオフ方式 荷役する方式の総称。 system,
RO/RO system
自動車運搬船のように貨物が自力で積み降しさ
れるものは,特にドライブオン−ドライブオフ方
式(drive-on/drive-off system)と呼ぶ場合がある。
3005 デリック derrick
貨物の揚げ降ろしをするための装置。基部がピボ デリック装置
ットになっているブームをもつ。ブームの頭部
は,(基部ピボット及び運転機械の両方又はいず
れか片方によって生じる制限内で)水平面又は鉛
直面内で回転することができる。運転機械は船体
構造に固着し,ブームとは独立している。
3006 分銅巻荷役法 counterweight method,
荷役舷のブームでつり揚げた貨物を船内側に振
balanced weight
り回すのに,反対舷に固定したブームにつり下げ
method
た分銅の質量を利用して行う荷役法(図7参照)。
3007 けんか巻荷役法 1組のデリックを組み合わせて使用する索具装union purchase
置。デリックは固定し,カーゴフォールは,荷物
を片方のデリックの真下から他のデリックの真
下まで振り回せるように連結する荷役法(図8参
照)。
3008 振り回し荷役法 swinging derrick
1本のデリックだけを使用する索具装置。つり上
げた荷物を1点から他の点に移動するのに,ブー
ムを振り回して行う(図9参照)。
3009 ヘビーリフトデ heavy lift derrick
荷をつった状態で振り回すことができるブーム ヘビーデリッ
リック をもつデリック。通常,12.5 t以上の荷物をつり ク装置
上げることができる。
3010 マスト mast
荷役装置の一部として,また,信号旗掲揚,航海
灯取付け,アンテナ支持などに用いる柱。
元来は帆を張るための柱として用いていた。
3011 メインマスト マストが2本あるときは後部のマスト。 main mast
3012 フォアマスト 船のマストのうち,前部にあるマスト。 fore mast
3013 アウトリガ outrigger
デリックのトッピングリフトなどを取り付ける
ためのマストの張り出し。
――――― [JIS F 0013 pdf 10] ―――――
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JIS F 0013:2012の国際規格 ICS 分類一覧
- 47 : 造船及び海洋構造物 > 47.020 : 造船及び海洋構造物一般 > 47.020.50 : 甲板設備及び施設
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.040 : 用語集 > 01.040.47 : 造船及び海洋構造物(用語集)
JIS F 0013:2012の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISF3303:2010
- フラッシュバット溶接アンカーチェーン