JIS F 0013:2012 造船用語―船体―外ぎ装

JIS F 0013:2012 規格概要

この規格 F0013は、主として船外に装備する操だ(舵)装置,えい航・係留装置,救命設備,甲板機械などの外ぎ装に関する用語及び定義について規定。

JISF0013 規格全文情報

規格番号
JIS F0013 
規格名称
造船用語―船体―外ぎ装
規格名称英語訳
Ships and marine technology -- Vocabulary -- Deck machinery and outfittings
制定年月日
1979年5月1日
最新改正日
2016年10月25日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

01.040.47, 47.020.50
主務大臣
国土交通
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1979-05-01 制定日, 1984-01-01 確認日, 1989-02-10 確認日, 1994-04-01 確認日, 1998-04-20 改正日, 2003-12-17 確認日, 2009-03-19 確認日, 2012-02-24 改正日, 2016-10-25 確認
ページ
JIS F 0013:2012 PDF [19]
                                                                                   F 0013 : 2012

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語の分類・・・・[1]
  •  4 用語及び定義・・・・[2]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS F 0013 pdf 1] ―――――

F 0013 : 2012

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,財団法人日本船舶
技術研究協会(JSTRA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工
業標準調査会の審議を経て,国土交通大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS F 0013:1998は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS F 0013 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                                JIS
F 0013 : 2012

造船用語−船体−外ぎ装

Ships and marine technology-Vocabulary-Deck machinery and outfittings

序文

  この規格は,2008年に第3版として発行されたISO 3828及び1995年に第1版として発行されたISO 8147
を参考に我が国の事情を考慮して,作成した規格である。
ISO 3828は甲板機械のうちウインチに関する用語及び図記号を,ISO 8147はデリック及びこれに関する
構成部品の用語について統一化した国際規格であるが,この規格の分類と一致せず,特定の甲板機械に限
定して規定されているとともに定義の表現方法に相違があることから,これらの国際規格の規定を変更す
ることなく採用することはできない。このためISO 3828及びISO 8147を参考に我が国の事情を考慮して
作成した。
この規格は,1979年に制定され,その後3回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は1998年に
行われたが,その後この規格の用語を採用しているJIS F 3303の規定によるチェーンの定義はISO 1704
の規定を採用したことから,これに倣いチェーンに関する規定について改正した。

1 適用範囲

  この規格は,主として船外に装備する操だ(舵)装置,えい航・係留装置,救命設備,甲板機械などの
外ぎ装に関する用語及び定義について規定する。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS F 3303 フラッシュバット溶接アンカーチェーン
ISO 3828:2008,Shipbuilding and marine structures−Deck machinery−Vocabulary and symbols
ISO 8147:1995,Shipbuilding and marine structures−Derrick rigs and component parts−Vocabulary

3 用語の分類

  この規格で用いる用語の分類は,次による。
a) 操だ(舵)装置
b) えい航及び係留装置
c) 荷役装置
d) 開口及び閉鎖装置
e) 救命設備

――――― [JIS F 0013 pdf 3] ―――――

2
F 0013 : 2012
f) 交通装置
g) 航海器具

4 用語及び定義

  用語及び定義は,次による。
なお,対応英語,慣用語及び法律用語(法)を参考に示す。
a) 操だ(舵)装置
番号 用語 定義 参考
対応英語 慣用語
1001 操だ(舵)装置 かじ(舵)を操縦する装置。 steering gear,
steering apparatus
1002 主操だ(舵)装 常用の操だ(舵)装置。 main steering gear

1003 補助操だ(舵) auxiliary steering gear 予備操舵装置,
主操だ(舵)装置が故障の場合に使用する操だ
装置 (舵)装置。 応急操舵装置
1004 手動操だ(舵) 手動操舵装置
コドランド,チラー,チェーン,ロッド,だ(舵) hand steering gear
装置 輪などを用いて人力でかじ(舵)をとる装置。小
形船に用いる。
1005 自動操だ(舵) auto pilot
船が設定針路からそれないように自動的に保針
装置 する操だ(舵)装置。
1006 かじ(舵) 船の方向を変えるために用いる板状のもの。 rudder ラダー
1007 だ(舵)板 かじ(舵)を形成する板。 rudder plate ラダープレー

1008 だ(舵)心材 単板だ(舵)の回転軸となる部材。 rudder main piece ラダーメイン
ピース
1009 だ(舵)頭材 rudder stock,
かじ(舵)の上部に取り付け,かじ(舵)を回転
する力を伝える軸。 rudder head,
upper stock
1010 単板だ(舵) だ(舵)板が一面の平板で造ってあるかじ(舵)。 single plate rudder
1011 複板だ(舵) double plate rudder
かじ(舵)の抵抗を減らし,かつ,強度を増すた
めに両面に曲面板を張り合わせたかじ(舵)。
1012 つり合いかじ balanced rudder
かじ(舵)を回転させるモーメントを少なくする
(舵) ために回転軸の前方にもかじ(舵)の面積をもた
せ,かじ(舵)の圧力中心を回転軸付近にあるよ
うにしたかじ(舵)。
1013 不つり合いかじ unbalanced rudder
かじ(舵)の回転軸の前方に,かじ(舵)の面積 不平衡舵
(舵) のないかじ(舵)。
1014 つりかじ(舵) 船体からだ(舵)頭材だけでつり下げたかじ(舵)。 hanging rudder
1015 反動かじ(舵) reaction rudder
かじ(舵)の前端をひねって推進効率を増すかじ
(舵)(図1参照)。
1016 ラダーキャリア rudder carrier
かじ(舵)の質量を支えると同時に回転を円滑に
する金物。一般に,だ(舵)頭材の軸受と一体に
なっている。
1017 ラダーチラー rudder tiller
だ(舵)頭材の頂部に取り付け,かじ(舵)に回 チラー
転する力を伝える腕。
1018 ラダーコドラン rudder quadrant
だ(舵)頭材の頂部に取り付け,かじ(舵)に回 コドラント
ト 転する力を伝える扇形部材。

――――― [JIS F 0013 pdf 4] ―――――

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F 0013 : 2012
番号 用語 定義 参考
対応英語 慣用語
1019 電動油圧操だ electro-hydraulic
電動機駆動ポンプの油圧でかじ(舵)を動かす機 電動油圧舵取
(舵)機 械。 steering engine, 機
electro-hydraulic
steering gear
1020 電動操だ(舵) electric steering
電動機によってラダーコドラントを介して機械 電動舵取機
機 的にかじ(舵)を動かす機械。 engine,
electric steering gear
1021 操だ(舵)スタ 操だ(舵)輪を取り付ける台。 steering stand, ステアリング
ンド steering pedestal スタンド
1022 操だ(舵)輪 操だ(舵)用ハンドル車。 steering wheel 舵輪,
ステアリング
ホイル
1023 テレモータ telemotor
操だ(舵)機を操だ(舵)室から油圧遠隔制御す
る装置。
1024 サイドスラスタ side thruster
船首部又は船尾部の船体水線下に横方向に円筒
形貫通部を設け,ここに横方向の推力発生装置を
設けたもの。
図1−反動かじ(舵)
b) えい航及び係留装置
番号 用語 定義 参考
対応英語 慣用語
2001 係留装置 船を係留するための諸装置。 mooring arrangement,
mooring equipment
2002 ぎ装数 equipment number,
アンカー,アンカーチェーン,ロープなどの質量, 艤装数(法)
equipment numeral,
寸法,強度及び数を決めるため,船の大きさ,形
状によって決まる数値。 equipment tonnage
2003 投揚びょう(錨) anchoring gear,
船をびょう(錨)泊させるのに必要なアンカー, 揚錨設備(法)
装置 anchoring equipment
アンカーチェーン,ウインドラスなどによって構
成する装置。
2004 アンカー anchor
船を係留するために,チェーン又はロープに連結 錨(法)
して水底に沈める係止力をもつおもり。
2005 ストックレスア ストックのないアンカー(図2参照)。 stockless anchor 無錨(法)
ンカー

――――― [JIS F 0013 pdf 5] ―――――

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JIS F 0013:2012の国際規格 ICS 分類一覧

JIS F 0013:2012の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISF3303:2010
フラッシュバット溶接アンカーチェーン