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F2413-1997 (ISO 1751 : 1993)
表6 スピゴットの高さ(c寸法)
単位mm
形式 製造高さ 実際の高さ
ボルト式 16 スピゴットの実際に
必要な受渡高さは,
丸窓を発注するとき
に協議して決めるこ
とができる。
溶接式 30
5.2.3 ガラス溝 開閉式丸窓のガラス枠及び固定式丸窓の窓枠に設けるガラス溝の直径d4は,図5及び
表7に示す寸法とする。
5.3 ガラス押え枠 ガラスを固定するためには,ガラス押え枠を設けなければならない。
ガラス押さえ枠は,ねじ込み用のねじを用いるねじ式ガラス押え枠又はねじで取り付けるための穴を設
けたフランジ式ガラス押え枠でもよい。
5.3.1 ねじ式ガラス押え枠 (RFA) ねじ式ガラス押え枠の主要寸法を図2及び表7に示す。
RFA形ガラス押え枠は,固定式の溶接式丸窓(形式NW)に使用してはならない。
5.3.2 フランジ式ガラス押え枠(RFB及びRFC) フランジ式ガラス押え枠の主要寸法を図3,図4及
び表7に示す。
RFB形ガラス押え枠は,どの級別及び形式の丸窓にも使用することができる。
RFC形ガラス押え枠は,内ふたのない丸窓にしか使用できない。
5.3.3 フランジ式ガラス押え枠用小ねじ RFB形及びRFC形のガラス押え枠を固定するためには,ISO
1207,ISO 1580,ISO 2009,ISO 2010,ISO 7045,ISO 7046-2又はISO 7047の規定によるすりわり付き小
ねじ若しくは十字穴付き小ねじを使用する必要がある。
どのねじを使用するかは,窓製造業者の判断による。
これらのねじは,次の特性をもたなければならない。
− ねじ : M6
− 長さ : 16mm
− 材質 : 船用耐食銅合金(銅合金製丸窓用),ステンレス鋼(鋼製又はアルミニウム製丸窓、用)
図2 ガラス押え枠,RFA形
――――― [JIS F 2413 pdf 6] ―――――
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F2413-1997 (ISO 1751 : 1993)
図3 フランジ式ガラス押え枠,RFB形
図4 フランジ式ガラス押え枠,RFC形
図5 ガラスの固定及びガラス溝
――――― [JIS F 2413 pdf 7] ―――――
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F2413-1997 (ISO 1751 : 1993)
表7 ガラスの取付方法
単位mm
呼び寸法 200 250 300 350 400 450
d1
d4最小 217 267 322 372 422 472
d5 M220×2 M270×2 M325×2 M375×2 M425×2 M475×2
d6最小 248 298 348 398 448 498
小ねじ用穴 10 12 14 16 18 20
の数(1)
e この寸法は,製造業者の選択に任せる。この寸法がガラス及び
取付けシール材の厚さによって変わるからである。
注(1) 均一ピッチ。
5.4 ガラス
5.4.1 通常丸窓(N系列)用ガラス ISO 1095による透明又はくもりの強化安全ガラスを使用しなけれ
ばならない。
固有の記号を表8に示す。
ガラスの厚さと級別及び呼び寸法との関連は,表5に示すとおりとする。
くもりガラスの特殊性については,5.5.3に示す。
表8 ガラスの仕上げ
仕上げの種類 記号
透明 Y1
くもり Y2
5.4.2 耐火構造用丸窓(P系列)用ガラス ISO 5797-1によるガラスを使用しなければならない。使用条
件に応じて,造船所はその丸窓がどの耐火等級に適しているかを決定しなければならない(2ページの脚
注を参照すること。)。
ガラスは,耐火等級B-0及びB-15用の丸窓に関して標準化されている。
ISO 57971を参照すること。
5.5 ガラスのはめ込み
5.5.1 ガラス固定材 ガラス固定材は,耐海水性・耐紫外線性のある適切な材料を使用しなければならな
い。
5.5.2 ガラスの取付け ガラスをはめる場合は,開閉式丸窓ではガラス枠に,固定式丸窓では窓枠のそれ
ぞれ中央にガラスを置き,全周に同じすきまを設けることが肝要である。
耐火構造用丸窓(P系列)用の特殊ガラスを取り付けるためにパッキンが必要であるかどうかは,ガラ
ス枠の構造並びにそのガラスの組成及び縁部保護(ある場合)によって決まってくる。
5.5.3 くもりガラスの特殊性
A−向きの取付け くもりガラスは,一般にくもらせた表面を外側にして取り付ける。その場合には,
表5に示すガラス厚さを適用する。ただし,ガラスはぬれると透明になることに留意しなければならない。
B−向きの取付け 特別な場合で,強化安全くもりガラスをくもらせた表面を内側にして取り付けると
きは,表5に規定する厚さよりも厚いガラスを使用しなければならない。その場合の厚さは,表9に示す
値としなければならない。
――――― [JIS F 2413 pdf 8] ―――――
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F2413-1997 (ISO 1751 : 1993)
表9 くもり面を内側に向ける場合のくもりガラスの厚さ
単位mm
呼び寸法 丸窓の級別ごとのガラスの厚さ
A B C
200 15 12 10
250 19 12 10
300 − 15 12
350 − 19 12
400 − 19 15
450 − − 15
5.6 締付け金物(閉鎖金物及びヒンジ)
5.6.1 締付け金物の数
a) ,B及びC級の丸窓のガラス枠及び内ふた用の締付け金物は,閉鎖金物と丸穴ヒンジで構成し,そ
の数は表4に示す数以上としなければならない。
b) 締付け金物の全数及びその構造は,丸窓が7.に示す強度及び水密性に関する要件を満足するものでな
ければならない。
備考4. ガラス枠及び内ふたのヒンジの穴が長円形の場合には,そのヒンジは締付け金物とは考えな
い。
5.6.2 閉鎖金物 閉鎖金物を構成する部品は,スイングボルト,スイングボルト用ナット及びスイング
ボルトのヒンジピンである。
その主要寸法は,表10に示すとおりとする。
5.6.3 ヒンジ ヒンジピンの直径は,表10に示すとおりとする。
表10 ボルト及びピンの直径
単位mm
スイングボルト及びナットのねじ ヒンジピンの直径
(ISO 261の規定による) スイングボルト ガラス枠及び内ふた
M20 12 16
5.7 ガラス枠及び内ふた用ガスケット ガラス枠と窓枠との間及び内ふたとガラス枠との間の水密性を
確保するために,ガスケットを使用しなければならない。
5.7.1 ガスケットの種類 ガスケットは,ISO 3902の規定によるA形又はB形とするが,その選択は製
造業者の判断による。
5.7.2 ガスケットの固定 ガスケットは,適切な接着剤によってガラス枠及び内ふたの溝に固定しなけれ
ばならない。
6. 材料
6.1 窓枠,ガラス枠,ガラス押え枠及び内ふた 丸窓の主要部品(窓枠,ガラス枠,ガラス押え枠及び
内ふた)は,表12に示す材料で製造しなければならない。
これらの材料は,船用の耐食性とし,表13に示す機械的性質以上のものでなければならない。表13に
示す最小引張強さ及び最小伸びの値は,表に指示された級別の丸窓について有効である。ただし,使用材
料は,関連する各国の規格に適合していることが望ましい。表12に示す材料種別のコード番号は,丸窓の
呼び方における材料を指示するためのもので,表11に示す材料コード番号を窓枠,ガラス枠及びガラス押
え枠の両方又はそのどちらか及び内ふたの順に並べたものである。
――――― [JIS F 2413 pdf 9] ―――――
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F2413-1997 (ISO 1751 : 1993)
表11 材料のコード番号
材料コード番号 材料
1 銅系材料(例 黄銅,青銅)
2 鉄系材料(例 軟鋼,鋳鋼,鉄)
3 アルミニウム系材料(例 鋳物又は伸展合
金)
0 該当部品なし(例 C級丸窓のふた)
表12 材料種別
丸窓の級別 窓枠の取付方法 材料種別コード番号 材料
窓枠 ガラス枠とガラス 内ふた
押え又はそのどち
らか
A ボルト式 112 銅合金(1) 鉄又は鋼(2)
溶接式 212 軟鋼 銅合金(1) 鉄又は鋼(2)
222 軟鋼
B ボルト式 112 銅合金(1) 鉄又は鋼(2)
333 アルミニウム合金(3)
溶接式 212 軟鋼 銅合金(1) 鉄又は鋼(2)
222 軟鋼
333 アルミニウム合金
(4) (3) (3)
C ボルト式 110 銅合金(1) −
330 アルミニウム合金(3)
溶接式 210 軟鋼 銅合金(1)
220 軟鋼
330 (4) (3)
注(1) 黄銅(鋳物又は伸展材)を使用するか青銅を使用するかは選択できる。
(2) 鉄(球状黒鉛鋳鉄)を使用するか鋼(軟鋼又は鋳鋼)を使用するかは選択できる。
(3) 鋳物合金を使用するか,伸展合金を使用するかは選択できる。
(4) 板材を使用するか,押出材を使用するかは選択できる。
表13 主要構成部品の引張強さ及び伸び
丸窓の級別 最小引張強さ 最小伸び
N/mm2 %
A 300 15
B 180 10
C 140 3
6.2 閉鎖金物及びヒンジピン ガラス枠及び内ふたの閉鎖金物のスイングボルト,ピン及びナット並び
にヒンジピンは,次の性質をもつ材料で製造しなければならない。
a) 耐食性がある。
b) 他の部品の耐食性に影響を及ぼさない。
c) 機械的性質が表14に示す値以上である。
表14に示す最小引張強さ及び最小伸びの値は,表に指示した級別の丸窓について有効である。ただ
し,使用する材料は関連する各国の規格に適合していることが望ましい。
アルミニウム合金製丸窓の場合には,ガラス枠のスイングボルト及びヒンジピンは,耐食性鋼,ス
テンレス鋼又は丸窓ボルト又はピンに腐食を起こさない合金で製造しなければならない。
――――― [JIS F 2413 pdf 10] ―――――
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JIS F 2413:1997の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 1751:1993(IDT)
JIS F 2413:1997の国際規格 ICS 分類一覧
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