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F2413-1997 (ISO 1751 : 1993)
表14 閉鎖金物の引張強さ及び伸び
丸窓の級別 ヒンジピン,スイングボルト及 ナット
びスイングボルトピン
最小引張強さ 最小伸び 最小引張強さ 最小伸び
N/mm2 % N/mm2 %
A 350 20 250 14
B 350 15 250 14
C 250 14 180 8
7. 試験
7.1 水密試験 丸窓の最大許容圧力を附属書Aに示す。
7.1.1 船上試験 丸窓及びパッキンが取り付けられた状態で水密であることを保証するために,造船所に
よってホース試験を行い,船主又は検査員の代表の満足を得なければならない。
ホース試験は,呼び径12.5mm以上のホースを丸窓から1.5m以内の距離に保持し,250kPa以上の水圧
によって丸窓に注水する方法で行わなければならない。
7.1.2 工場試験 同じ水圧試験を製造業者によって出荷前に,バッチ試験(出荷バッチの約10%,少なく
とも2個の丸窓)の方法で実施しなければならない。
丸窓は,次に示す手順で,表15に示す水圧による試験をしなければならない。
手順1 : 直径350mm及び400mmの級別Aの丸窓で水圧が150kPaの場合には内ふたを閉めるが,
それ以外の場合は,ガラスを取り付け,内ふたは開放すること。
手順2 : ガラスを取り付けず,内ふたを閉じる。
手順1の論理的根拠は,直径350mm及び400mmの級別Aの通常丸窓は,150kPaの水圧を受けると固
定点の間のたわみがひどくなって漏れを生じることが経験で分かっているからである。
内ふたを閉めるとガラス枠を支持してたわみを小さくすることになる。
表15 水密試験圧力
単位kPa
丸窓の級別 試験圧力
手順1 手順2
A 150 100
B 75 50
C 35 −
7.2 機械的強度試験
7.2.1 形式試験 供試する丸窓を,ガラスを付けず内ふたを閉めた状態で,表16に示す試験,圧力のパ
ンチ試験法によって機械的強度試験を行わなければならない。
7.2.2 試験の実施 この試験は,ISO 614の規定によって行わなければならない。
7.2.2.1 パンチは,内ふたが直接海に接する側に置かなければならない。内ふたの構造上必要であるなら,
直径100mmで厚さ10mmの板をパンチと内ふたの間に置くことができる。
表16に示す圧力を加えたとき,内ふたの永久ひずみが丸窓の呼び寸法の1%を超えてはならない。
――――― [JIS F 2413 pdf 11] ―――――
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F2413-1997 (ISO 1751 : 1993)
表16 機械的強度試験圧力
単位kPa
丸窓の種類 試験圧力
A 240
B 120
備考5. 表16の試験圧力は,パンチ試験で加えるべき
保証荷重を計算するために仮定した値であ
る。
7.3 耐火試験 耐火構造用の丸窓(P系列)は,耐火性の形式試験(ISO 5797-1参照)を受けなければ
ならない。
8. 表示 この規格による丸窓には,8.18.2.2に指示するとおりの表示を行わなければならない。
8.1 通常丸窓(N系列)
8.1.1 本体の表示
a) 窓枠又は他の主要金属部分に級別の文字(A,B又はC)を表示しなければならない。
b) 上記以外の表示は任意である。例 :
− 呼び寸法
− 材料種別
− 製造業者名又はその略号
− この規格の番号(2)
参考1 この規格に基づく製品のJISマーク指定商品としての表示項目は,次の事項であり,窓枠に
刻印し,若しくは浮き出しし,又は銘板で表示することを義務付けている。
(1) 直径7mm以上のJISマーク
(2) 日本工業規格(日本産業規格)の規格番号
(3) 商品の製造年又はその略号
(4) 製造業者名又はその略号
8.1.2 ガラスの表示 ガラスの表示は,ISO 614に従って行わなければならない。
8.2 耐火構造用丸窓(P系列)
8.2.1 本体の表示 8.1.1の規定を適用する。さらに,耐火丸窓には,ガラス枠の内側に次の表示を行わ
なければならない。
− 耐火等級(B-0又はB-15; 5.4.2参照)
− 試験報告書の番号
8.2.2 ガラスの表示 耐火ガラスには,ISO 5797-1に従って表示をしなければならない。
9. 製品の呼び方 この規格による丸窓を発注及び引用する場合は,9.19.2.2の規定に従って呼ばなけれ
ばならない。
9.1 呼び方の要素 丸窓は系列ごとに(丸窓ガラスの種類に応じて)次の基本要素及び追加要素を,次
に示す順序で使用しなければならない。
a) 基本要素
注(2) 製造業者名又はその略号を表示するときにしか許されない。
――――― [JIS F 2413 pdf 12] ―――――
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F2413-1997 (ISO 1751 : 1993)
1) 名称(短縮)丸窓
2) この規格の番号 : ISO 1751 参考2 JIS F 2413
3) 系列(コード文字),4.1の規定による。
4) 級別(コード文字),4.2の規定による。
5) 呼び寸法,表2の規定による。
6) スピゴットの高さ,5.2.2の規定による。
7) 様式(記号),表1の規定による。
8) 丸窓の材料種別(コード番号),表12の規定による。
b) 安全ガラスを装備した通常丸窓(N系列)の呼び方に関する追加要素。
ガラスの仕上げ(記号),5.4.1の規定による。
c) 耐火構造用丸窓(P系列)の呼び方に関する追加要素。
丸窓の耐火等級,5.4.2の規定による。
9.2 例
9.2.1 通常丸窓 (N) の例 この規格によって製造された通常系列 (N) の丸窓で,重構造形A,呼び寸法
d1=400mm,スピゴットの高さc= : 16mm,右開きボルト式 (RB) ,材料種別112,透明仕上げ (Y1) の
板ガラス装備の場合は,次のように呼ぶ。
丸窓 ISO 1751-N-A400×16-RB-112-Y1
9.2.2 耐火構造用丸窓 (P) の例 この規格によって製造された耐火系列 (P) の丸窓で,重構造形A,呼
び寸法d1=400mm,スピゴットの高さc=16mm,右開きボルト式 (RB) ,材料種別112,耐火等級B-15
の場合は,次のように呼ぶ。
丸窓 ISO 1751-N-A400×16-RB-112-B115
10. 位置決め 丸窓は,ISO 5780によって位置決めを行わなければならない。
11. 取付け 取付けに当たっては,関連する国内法規があればそれが適用される。外板にあらかじめ開け
る穴の直径は,表17に示すとおりとすることが望ましい。
表17 あらかじめ開ける穴
単位mm
2
呼び寸法 d7 0 説明図
200 254
250 309
300 364
350 414
400 464
450 514
――――― [JIS F 2413 pdf 13] ―――――
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F2413-1997 (ISO 1751 : 1993)
附属書A(規定) 丸窓の最大許容圧力
通常系列Nの丸窓(ISO 1095による強化安全ガラス装備)及び耐火系列Pの丸窓(ISO 5797-1による
ガラス装備)に加えることができる最大許容圧力pを表A.1に示す。
表A.1 最大許容圧力
級別 丸窓及び寸法 ガラス厚(1) 最大許容圧力
mm mm kPa
A 200 10 328
重構造 250 12 302
300 15 328
350 15 241
400 19 297
B 200 8 210
中構造 250 8 134
300 10 146
350 12 154
400 12 118
450 15 146
C 200 6 118
軽構造 250 6 75
300 8 93
350 8 68
400 10 82
450 10 65
注(1) ガラス厚は,丸窓(N系列)のガラス及び耐火構造用丸
窓(P系列)の主ガラスに適用する。特別な場合には,
くもりガラスにもっと厚いものを使用しなければなら
ない(5.5.3参照)。
――――― [JIS F 2413 pdf 14] ―――――
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F2413-1997 (ISO 1751 : 1993)
居住区ぎ装委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 飯 本 弘 一 川崎重工業株式会社
(委員) 井 上 雅 文 財団法人日本海事協会
叶 耕 治 三井造船株式会社
田 守 宣 昌 石川島播磨重工業株式会社
小 林 侑 二 常石造船株式会社
村 上 昭 日立造船株式会社
椛 田 剛 三菱重工業株式会社
小 林 延 喜 クマタ工業株式会社
馬 場 裕 幸 株式会社高工社
青 木 善 光 シンワテック株式会社
石 神 俊 雄 森田金属工業株式会社
山 本 富 造 旭・スチール工業株式会社
山 中 和 夫 株式会社ダイリツ
(事務局) 冨 永 恵 仁 財団法人日本船舶標準協会
JIS F 2413:1997の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 1751:1993(IDT)
JIS F 2413:1997の国際規格 ICS 分類一覧
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