JIS F 3057:2020 船用立形ストーム弁

JIS F 3057:2020 規格概要

この規格 F3057は、船用立形ストーム弁について規定。

JISF3057 規格全文情報

規格番号
JIS F3057 
規格名称
船用立形ストーム弁
規格名称英語訳
Shipbuilding -- Vertical storm valves for ships
制定年月日
1964年3月1日
最新改正日
2020年9月23日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

77.150.30
主務大臣
国土交通
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1964-03-01 制定日, 1967-03-01 確認日, 1968-04-01 改正日, 1971-02-01 確認日, 1974-02-01 確認日, 1977-02-01 改正日, 1980-02-01 改正日, 1984-11-15 確認日, 1985-11-01 改正日, 1990-07-05 改正日, 1995-03-28 確認日, 1996-11-08 改正日, 2002-05-07 確認日, 2007-09-18 確認日, 2012-10-31 確認日, 2017-11-20 確認日, 2020-09-23 改正
ページ
JIS F 3057:2020 PDF [10]
                                                                                   F 3057 : 2020

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 種類・・・・[1]
  •  4 最高使用圧力・・・・[2]
  •  5 構造,形状及び寸法・・・・[2]
  •  6 材料・・・・[2]
  •  7 検査・・・・[2]
  •  7.1 一般検査・・・・[2]
  •  7.2 作動検査・・・・[2]
  •  8 製品の呼び方・・・・[2]
  •  9 表示・・・・[3]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS F 3057 pdf 1] ―――――

           F 3057 : 2020

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人
日本船舶技術研究協会(JSTRA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を改正すべきとの申出があり,
日本産業標準調査会の審議を経て,国土交通大臣が改正した日本産業規格である。これによって,JIS F
3057:1996は改正され,この規格に置き換えられ,また,JIS F 3058:1996,JIS F 3059:1996及びJIS F
3060:1996は廃止され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。国土交通大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS F 3057 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
F 3057 : 2020

船用立形ストーム弁

Shipbuilding-Vertical storm valves for ships

1 適用範囲

  この規格は,船用立形ストーム弁(以下,ストーム弁という。)について規定する。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0205-1 一般用メートルねじ−第1部 : 基準山形
JIS B 0205-2 一般用メートルねじ−第2部 : 全体系
JIS B 0205-3 一般用メートルねじ−第3部 : ねじ部品用に選択したサイズ
JIS B 0205-4 一般用メートルねじ−第4部 : 基準寸法
JIS B 2220 鋼製管フランジ
JIS B 2240 銅合金製管フランジ
JIS F 7102 船舶機関部管系用ガスケット及びパッキン使用基準
JIS F 7400 船用弁及びコックの検査通則
JIS G 5101 炭素鋼鋳鋼品
JIS G 5501 ねずみ鋳鉄品
JIS H 2105 鉛地金
JIS H 3100 銅及び銅合金の板及び条
JIS H 3250 銅及び銅合金の棒
JIS H 3260 銅及び銅合金の線
JIS H 5120 銅及び銅合金鋳物
JIS K 6380 ゴムパッキン材料−性能区分

3 種類

  ストーム弁の種類は,弁箱の材料及びねじ締め閉鎖装置の有無及び形状によって,表1のとおり区分す
る(図1図4参照)。

――――― [JIS F 3057 pdf 3] ―――――

           2
F 3057 : 2020
表1−ストーム弁の種類
種類 弁箱 ねじ締め閉鎖装置 種類の 旧規格番号
材料 略号 形状 略号 略号
青銅立形ストーム弁 青銅 B − − VS JIS F 3057:1996
鋳鋼立形ストーム弁 鋳鋼 S − − VS JIS F 3058:1996
青銅ねじ締め立形ストーム弁 青銅 B ハンドル式 H SdVS JIS F 3059:1996
スピンドル式 S
鋳鋼ねじ締め立形ストーム弁 鋳鋼 S ハンドル式 H SdVS JIS F 3060:1996
スピンドル式 S

4 最高使用圧力

  ストーム弁の最高使用圧力は,通常0.33 MPaとする。

5 構造,形状及び寸法

  ストーム弁の構造,形状及び寸法は,図1図4によるほか,次による。ただし,出入口口径,面間寸
法及びフランジの寸法以外は,参考寸法とする。
a) フランジは,JIS B 2240の呼び圧力5Kによる。
b) 各図の寸法表に規定するねじは,JIS B 0205-1JIS B 0205-4の規定による。

6 材料

  ストーム弁の材料は,次による。
a) 弁箱,蓋及び弁体の材料は,図1図4による。
b) その他部品の材料は,図1図4による。

7 検査

7.1 一般検査

  ストーム弁の一般検査は,JIS F 7400によって,次のa)   e)について行う。
a) 材料検査
b) 外観検査
c) 寸法検査
d) 組立検査
e) 圧力検査 ただし,試験圧力0.5 MPaで行う。

7.2 作動検査

  ストーム弁は作動が円滑で,かつ,弁座面の接触程度は,弁を開く側に5°程度傾けた状態で開き始め
なければならない。

8 製品の呼び方

  弁の材料系列記号,種類及び閉鎖装置の方式,又はこれらの略号並びに呼び径による。

――――― [JIS F 3057 pdf 4] ―――――

                                                                                             3
F 3057 : 2020
例1 船用青銅立形ストーム弁50又はF B VS 50
呼び径の略号で,呼び径50を示す。
種類の略号で,立形ストーム弁を示す。
弁箱材料略号で,青銅を示す。
船用品を示す略号。
例2 船用鋳鋼ねじ締め立形ストーム弁ハンドル式80又はF S SdVS H 80
呼び径の略号で,呼び径
80を示す。
形状の略号で,ハンドル
式を示す。
種類の略号で,ねじ締め
立形ストーム弁を示す。
弁箱材料略号で,鋳鋼を
示す。
船用品を示す略号。

9 表示

  蓋の表面に,次の事項を表示する。
a) 呼び径
例 50
b) 製造業者又はその略号
c) 製造年又はその略号

――――― [JIS F 3057 pdf 5] ―――――

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JIS F 3057:2020の国際規格 ICS 分類一覧