JIS F 9005:2021 航海情報記録装置の装備に関する指針 | ページ 7

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F 9005 : 2021 (ISO 22472 : 2016)
附属書C
(参考)
画像送信のためのネットワーク(IEC 61996-1:2013の附属書F)
C.1 全般
この附属書は,VDRへの画像の送信に関するネットワーク設計の指針を提供する。
C.2 ネットワークの選択
ネットワーク画像伝送には,IEC 62388に規定されているTCP/IPタイプ及びIEC 61162-450に規定され
ているUDPタイプの二つの規格がある。TCP/IPの画像送信は,受信器へエラーなしで到着しなかった場
合は自動的にプロトコル層でパケットを再送する。UDP再送プロトコルも,エラー付きのパケットに対し
て再送を確実にするが,アプリケーション層上でアプリケーションによって制御される。パケット損失の
可能性があるため,UDP非再送プロトコルは,推奨されない。
C.3 ネットワークトポロジの例
図C.1は,スイッチ付きのネットワークを示す。
スイッチ 2 MB/s又は16 Mbit/sのUDPブロード
キャスト画像
Sバンド
Xバンド
航海ステーション
ECDIS·レーダ
100 Mbit/s
注記 各ワークステーション回線の合計理論上のトラフィックの最大数4×16 Mbit/s=64 Mbit/s。15秒間に1回
送信される2 MBの画像の平均は,6 Mbit/s。
図C.1−スイッチ付きのネットワーク
IEC 61162-450は,画像送信機に2 MB/s間の最大伝送速度を指定している。この結果によって,どれだ
け早くネットワークが一杯になるかが決まる。最も単純に考えられるスイッチ付きのネットワークは,図
C.1のようなものである。
各ステーションが送信するマルチキャストによって,全てのステーションが同時に送信することを決め,

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特に,6以上のステーションが100 Mbit/sの速度で送信した場合,ネットワークはすぐに一杯になり得る。
これは,同一ネットワーク内の航海データについて,ピークトラフィック時(電子海図の更新のような)
に船橋の機能不良を引き起こすような結果となり得る。
ステーションをVDRに接続するもう一つの単純な方法は,図C.2のように,不具合の源としてのスイ
ッチを取り除き,マルチキャストの余分な(データの)トラフィックを排除して,直接接続を使用する方
法である。
航海情報,画像以外の海図の更新
については,IEC 61162-450はオプ
VDR主ユニット UDPブロードキャスト画像 ション。
Xバンド
Sバンド
VGAから
マルチキャストは返送されないネット
ECDIS 1 ECDIS 2
100 Mbit/sイーサネット
センサ
シンプルな船橋を備えた船舶に適した画像ネットワーク
図C.2−直接接続のネットワーク
拡張船橋(張出船橋,多重ステーションなど)をもつ船舶は,図C.3に示すように,1 000 Mbit/sのイー
サネットを使用する必要がある。
C.4 サービス及び設備
必須の画像を送信する必要がある全ての場所·ステーションで確実に行えるように(現在の設定では必
須ではない場合においても)注意することが望ましい。ネットワークが海上で低速又は過負荷になるよう
な状況を回避するためには,トラフィックが大幅に変化する可能性のあるステーション(例えば,高いAIS
のトラフィック,電子海図の更新·統合,レーダ情報など)で,試験又はストレス機能を実装することが
望ましい。
イーサネット1 000 Mbit/sのリンク接続は,最大100 Mbit/sのオートネゴシエーションに設定しないほう
がよい。

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スイッチ スイッチ
航海センサ設定 航海センサ設定
火災,扉,自動化 スイッチ
図C.3−大規模な船橋をもつ船舶のネットワーク

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附属書D
(参考)
ECDIS表示ソース情報(IEC 61996-1:2013の附属書G)
D.1 概要
ECDISについては,使用されている海図のセル名称,版及び更新番号を記録することが要求されている。
(IEC 61996-1:2013の4.6.8)。これに加えて,記録画面上に明示されない設定でECDIS表示装置上の表示
に影響を与えるものを記録してもよい。
ECDIS表示ソース情報のメッセージは,少なくとも10分間ごとに送られる。関連情報に変更がある場
合は,メッセージが少なくとも2秒間ごとに1メッセージの率で送られる。
メッセージは,IEC 61162-450に従ってデータブロック(“binary image”,再送信可能フォーム)として
送られ,データのタイプは“text/plain”に設定する。
IEC 62388:2007のH.2のプロトコルが使用される場合は,この情報は,H.2の画像として送られ,デー
タのタイプは“ITEXT”に設定する。
全ての関連表示ソース情報データブロックを記録する。
レーダ表示装置は,オプションで類似のメッセージを送出してもよい。
D.2 データブロックのステータス情報のテキスト領域
status and information textフィールドは,附属書Bに規定する通常画像に対するものと同じフィールドを
含むが,フィールドは省略する。“Time”又は“Delay”は,パラメータが標本抽出されたときの時刻を提
示する。
注記 対応国際規格では,附属書Eと記載されていたが,明らかな誤記なので,附属書Bと修正した。
D.3 データテキスト
データは,明瞭な7ビットのASCII文字で,附属書Bに規定するフィールドから続き,
によって改行する。テキストは,次のフォームの一連のdata identifierを含む。
<level data name> “=” <data value>
ここで,
<level data name> = [<level> “.” [<level> “.”] ·] <dataname>
二つのlevel data nameが同一ならば,出る順に連結する。levelは,VDRで再生するとき,情報を折り畳
み表示するために使用する。
level又はdata nameにはスペースを含めてはならないが,アンダースコア“”を含めることができ,表
現する場合はスペースに置き換えてもよい。識別について,大文字と小文字とを区別しない。level及びdata
nameは,同一にすることがある。将来,標準の名称と区別するために,level又はdata nameは,固有data
name若しくは非標準data name又はlevelを表示するために“−”(ハイフン)で始めることがある。
注記 対応国際規格では,附属書Eと記載されていたが,明らかな誤記なので,附属書Bと修正した。
D.4 レベルデータ名
利用可能な単位は,“m”,“ft”,“fm”,“nm”,“mi”,“kn”,“km”,“km/h”,“mi/h”,“s”,“min”及び“h”

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である。
<no>は,一続きのレベル(例えば,chart. chart1,chart. chart2など)の配列を示す。フラグは,フラグ設
定又は非設定(自動表示の場合)によって表示される。この装置で利用できない項目があれば,そのパラ
メータは,省略してもよい。代替海図表示,自動注意警告又は船舶ガイダンスのような他の項目があり,
それらがパラメータを含んで完全に表示がされないならば,それらもこのリストに追加する。
D.5 記録が要求される情報
記録が要求される海図情報を,表D.1に示す。
表D.1−必須海図情報
項目 レベルデータ名 データ値(例)
Identifier
Identifier (for verification of the file VDRI
type only) identifier.version 1.0
識別子(ファイルタイプの検証だ
け)
Chart name chart.chart <no> IT50074.000
海図名
Chart edition chart.chart <no>.edition 1
海図の版
Chart update number chart.chart <no> 3
海図の更新番号
例 :
identifier = VDRI
identifier.version = 1.0
chart.chart1 = IT50074.000
chart.chart1.edition = 1
chart.chart1.update = 4
chart.chart2 = IT500119.000
chart.chart2.edition = 1
chart.chart2.update = 3
D.6 記録されるオプションの情報
記録することができる追加のオプションの海図情報を,表D.2に示す。

――――― [JIS F 9005 pdf 35] ―――――

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JIS F 9005:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 22472:2016(IDT)

JIS F 9005:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS F 9005:2021の関連規格と引用規格一覧