JIS G 2303:1998 フェロクロム | ページ 2

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G 2303 : 1998
5.1.1 タップロット法
タップロット法によって構成したコンサインメントは,1タップ(又は連続タップの一部分)のフェロ
クロムからなる。
5.1.2 区分ロット法
区分ロット法によって構成したコンサインメントは,一つの種類のフェロクロムの複数のタップ(又は
複数の連続タップの一部分)からなる。
コンサインメントを構成するタップ(又は連続タップの一部分)のクロム含有率は,互いに絶対値で4%
を超える差があってはならない。
5.1.3 配合ロット法
配合ロット法によって構成したコンサインメントは,Xmm1)未満の粒度に粉砕され,よく混合された一
つの種類のフェロクロムの複数のタップ(又は複数の連続タップの一部分)からなる。
コンサインメントを構成するタップ(又は連続タップの一部分)の主成分含有率は,互いに絶対値で10%
を超える差があってはならない。
注1) さらに,調査を行ったうえで確定する。
5.2 化学成分
5.2.1 基準クロム含有率範囲は,附属書表1による。これらの種類は,3.で規定したフェロクロムのクロ
ム含有率45.095.0質量%の全範囲を包含する。このクロム含有率範囲には附属書表29に示す種類の品
質が対応し,それぞれに固有な種類で表される。
附属書表1 基準クロム含有率範囲
クロム含有率範囲 % 種類*
(m/m)
45.055.0 FeCr50···
55.065.0 FeCr60···
65.075.0 FeCr70···
75.085.0 FeCr80···
85.095.0 FeCr90···
注* この種類は,附属書表29に表さ
れた炭素含有率を示す記号及びそ
の他の記号を付けることによって
完成される。
5.2.2 フェロクロムの化学成分は,附属書表29による。示される範囲は,附属書表10に示す等級1
7の粒度に適用される。
5.2.3 附属書表29に示す化学成分は,主成分及び通常の不純物だけを示すものである。購入者が主成
分含有率に対してより狭い範囲を,及び/又は規定された成分に対して異なる範囲を,及び/又は規定さ
れていない成分に対して範囲を要求する場合は,供給者と購入者の間で合意しなければならない。
5.2.4 附属書表29に示す化学成分は,フェロクロムのサンプリング方法及び分析方法の精度に基づく
ものである(6.参照)。
5.3 粒度
5.3.1 フェロクロムは,塊又は粉砕整粒品として供給される。粒度及び許容差は,附属書表10による。
ふるい下の値は,購入者への引渡地点2)における値が有効である。
規定された粒度は,ふるい目の形状が正方形の鋼板製ふるいによって測定されたものである(ISO 565
参照)。

――――― [JIS G 2303 pdf 6] ―――――

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注2) 引渡地点とは,コンサインメントに対する責任が供給者から購入者に移る地点である。供給者
も購入者も輸送に責任を負わない場合は,責任が有効になる地点について合意しなければなら
ない。
5.3.2 フェロクロムは,最大粒度50mmの小粒品の形状でも供給される。小粒品の粒度は,供給者と購入
者の間で合意しなければならない。
5.3.3 購入者が,附属書表10に示す以外の粒度及び/又は許容差を要求する場合は,供給者と購入者の
間で合意しなければならない。
5.4 異物混入
製品には,可能な限り異物混入はないようにする。
6. 試験
6.1 化学分析用及び粒度測定用試料のサンプリング
6.1.1 化学分析用及び粒度測定用試料のサンプリングは,JIS G 1501,JIS G 1601及びJIS G 1641に規定
された方法によって行うのが望ましいが,同等の精度をもつその他のサンプリング方法を用いてもよい。
6.1.2 サンプリングは,別途合意しない限りは,通常は供給者側の置場で行う。どこでサンプリングが行
われる場合も,供給者及び購入者の両方の代表者が立ち会うことができる。
6.1.3 要求がある場合は,供給者と購入者の相互合意によって選任した仲裁人による仲裁サンプリングを
行う。サンプリングは,JIS G 1501,JIS G 1601及びJIS G 1641に規定された方法によって行うが,供給
者,購入者,仲裁人の間の合意があれば,同等の精度をもつその他のサンプリング方法を用いてもよい。
仲裁によって得た試料は,両当事者が受け入れなければならない。
6.2 分析
6.2.1 フェロクロムの化学分析は,JIS G 1313に規定された方法によって行うことが望ましいが,同等な
精確さをもつその他の化学分析方法を用いてもよい。
6.2.2 フェロクロムには,供給者が作成するクロム含有率を記載した分析証明書を添付しなければならな
い。合意のある場合は,附属書表29に規定された成分含有率及び追加合意された成分含有率を記載する。
購入者の要求があれば,コンサインメントの代表試料を添付する。
6.2.3 論争が生じた場合は,次の二つの手順のいずれかを用いることができる。
6.2.3.1 相互分析
同一の試料について,望ましくはJIS G 1313に規定された方法によって,化学分析を行う。同等な精確
さをもつその他の化学分析方法を用いてもよいが,供給者と購入者の間で合意しなければならない。
二つの分析値の差がX%3)以内の場合は,平均値を適用する。差がX%を超え,別途合意に達しないとき
は,供給者と購入者の相互合意によって選任された仲裁人による審判分析を行う。
注3) の値は将来に規定する。その間は,購入者と供給者の間で値について合意することが望まし
い。
6.2.3.2 審判分析
審判分析は,JIS G 1313に規定された方法によって行うことが望ましい。同等な精確さをもつその他の
化学分析方法を用いてもよいが,この場合は,供給者,購入者,仲裁人の間で合意しなければならない。
審判分析値が,二つの論争値の内側であれば,又は外側であってもいずれかの値からY%4)以内であれば,
これを確定値とする。
注4) 総合精度としてのこの値は, 戀 地 来に規定される。

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参考 フェロクロムの総合精度 戀 JIS G 1601に規定されている。
7. 出荷及び保管
フェロクロムは,国際的な規制5)に従って,包装,保管及び輸送を行う。
注5) 該当する国際的な規制の例
a) ID : 鉄道による危険物の輸送に関する国際規格,附属書C
b) MCO : 国際海事危険物コード
c) DR : 路上危険となり得る商品の国際輸送に関する欧州協定
附属書表2 高炭素フェロクロム
種類6) 化学成分 % (m/m)
Cr7) C Si P S
を超え 以下 以下 以下
FeCr···C50 45.075.0 4.0以上 − 1.5 0.050 0.10
FeCr···C50LS の範囲内で,6.0以下 0.05
FeCr···C50Si2 附属書表1に 1.5 3.0 0.10
FeCr···C50Si2LS示す基準ク 0.05
FeCr···C50Si4 ロム含有率 3.0 5.0 0.10
FeCr···C50Si4LS範囲から,必 0.05
FeCr···C50Si7 要とするも 5.0 10.0 0.05
FeCr···C70 のを選び,指 6.0を超え
− 1.5 0.050 0.10
FeCr···C70LS 定する。 8.0以下 0.05
FeCr···C70Si2 1.5 3.0 0.10
FeCr···C70Si2LS 0.05
FeCr···C70Si4 3.0 5.0 0.10
FeCr···C70Si4LS 0.05
FeCr···C70Si6 5.0 8.0 0.05
FeCr···C90 8.0を超え − 1.5 0.050 0.10
FeCr···C90LS 10.0以下 0.05
FeCr···C90Si2 1.5 3.0 0.10
FeCr···C90Si2LS 0.05
FeCr···C90Si4 3.0 5.0 0.10
FeCr···C90Si4LS 0.05
注6) この種類は,附属書表1から選んだ必要とする基準クロム含有率範囲によ
って,完成される。
例 FeCr···C70Si2
a) 必要とする基準クロム含有率範囲が45.055.0%の場合,種類は
FeCr50C70Si2とする。
b) 必要とする基準クロム含有率範囲が65.075.0%の場合,種類は
FeCr70C70Si2とする。
注7) ロット内の,クロム含有率の平均値からのばらつきについては,5.を参
照する。

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附属書表3 低りん高炭素フェロクロム
種類8) 化学成分 % (m/m)
Cr7) C Si P S
を超え 以下 以下 以下
FeCr···C50LP 45.075.0の範囲 4.0以上 − 1.5 0.030 0.10
FeCr···C50LSLP 内で,附属書表1 6.0以下 0.05
FeCr···C50Si2LP に示す基準クロ 1.5 3.0 0.10
FeCr···C50Si2LSLP ム含有率範囲か 0.05
FeCr···C50Si4LP ら,必要とするも 3.0 5.0 0.10
FeCr···C50Si4LSLP のを選び,指定す 0.05
FeCr···C50Si7LP る。 5.0 10.0 0.05
FeCr···C70LP 6.0を超え − 1.5 0.030 0.10
FeCr···C70LSLP 8.0以下 0.05
FeCr···C70Si2LP 1.5 3.0 0.10
FeCr···C70Si2LSLP 0.05
FeCr···C70Si4LP 3.0 5.0 0.10
FeCr···C70Si4LSLP 0.05
FeCr···C70Si6LP 5.0 8.0 0.05
FeCr···C90LP 8.0を超え − 1.5 0.030 0.10
FeCr···C90LSLP 10.0以下 0.05
FeCr···C90Si2LP 1.5 3.0 0.10
FeCr···C90Si2LSLP 0.05
FeCr···C90Si4LP 3.0 5.0 0.10
FeCr···C90Si4LSLP 0.05
注8) この種類は,附属書表1から選んだ必要とする基準クロム含有率範囲によって,完
成される。
例 FeCr···C70Si2LP
a) 必要とする基準クロム含有率範囲が45.055.0%の場合,種類はFeCr50C70Si2LP
とする。
b) 必要とする基準クロム含有率範囲が65.075.0%の場合,種類はFeCr70C70Si2LP
とする。
附属書表4 中炭素フェロクロム
種類9) 化学成分 % (m/m)
Cr7) C Si P S
を超え 以下 以下 以下 以下
FeCr···C10 45.075.0の範囲内で附属書表1
0.5 1.0 1.5 0.050 0.050
FeCr···C20 1.0
に示す基準クロム含有率範囲から,2.0
FeCr···C40 必要とするものを選び,指定する。
2.0 4.0
注9) この種類は,附属書表1から選んだ必要とする基準クロム含有率範囲によっ
て,完成される。
例 FeCr···C20
a) 必要とする基準クロム含有率範囲が45.055.0%の場合,種類はFeCr50C20
とする。
b) 必要とする基準クロム含有率範囲が65.075.0%の場合,種類はFeCr70C20
とする。

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附属書表5 低りん中炭素フェロクロム
種類10) 化学成分 % (m/m)
Cr7) C Si P S
を超え 以下 以下 以下 以下
FeCr···C10LP 45.075.0の範囲内で附属書表1
0.5 1.0 1.5 0.030 0.050
FeCr···C20LP 1.0
に示す基準クロム含有率範囲か 2.0
FeCr···C40LP ら,必要とするものを選び,指定
2.0 4.0
する。
注10) この種類は,附属書表1から選んだ必要とする基準クロム含有率範囲によっ
て,完成される。
例 FeCr···C20LP
a) 必要とする基準クロム含有率範囲が45.055.0%の場合,種類は
FeCr50C20LPとする。
b) 必要とする基準クロム含有率範囲が65.075.0%の場合,種類は
FeCr70C20LPとする。
附属書表6 低炭素フェロクロム
種類11) 化学成分 % (m/m)
Cr7) C Si P S N
を超え 以下 以下 以下 以下 以下
FeCr···C01 −
45.075.0の範囲内で,附属 0.015 1.5 0.050 0.0300.15
FeCr···C03 書表1に示す基準クロム含有
0.015 0.030
FeCr···C05 率範囲から,必要とするもの
0.030 0.050
FeCr···C1 を選び,指定する。 0.050 0.10
FeCr···C2 0.10 0.25
FeCr···C5 0.25 0.50
注11) この種類は,附属書表1から選んだ必要とする基準クロム含有率範囲によっ
て,完成される。
例 FeCr···C1
a) 必要とする基準クロム含有率範囲が45.055.0%の場合,種類はFeCr50C1
とする。
b) 必要とする基準クロム含有率範囲が65.075.0%の場合,種類はFeCr70C1
とする。
附属書表7 低りん低炭素フェロクロム
種類12) 化学成分 % (m/m)
Cr7) C Si P S N
を超え 以下 以下 以下 以下 以下
FeCr···C01LP 45.075.0の範囲 − 0.015 1.5 0.030 0.0300.15
FeCr···C03LP 内で,附属書表10.015 0.030
FeCr···C05LP に示す基準クロム
0.030 0.050
FeCr···C1LP 含有率範囲から,必
0.050 0.10
FeCr···C2LP 要とするものを選
0.10 0.25
FeCr···C5LP び,指定する。 0.25 0.50
注12) この種類は,附属書表1から選んだ必要とする基準クロム含有率範
囲によって,完成される。
例 FeCr···C1LP
a) 必要とする基準クロム含有率範囲が45.055.0%の場合,種類は
FeCr50C1LPとする。
b) 必要とする基準クロム含有率範囲が65.075.0%の場合,種類は
FeCr70C1LPとする。

――――― [JIS G 2303 pdf 10] ―――――

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JIS G 2303:1998の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 5448:1981(MOD)

JIS G 2303:1998の国際規格 ICS 分類一覧

JIS G 2303:1998の関連規格と引用規格一覧