JIS G 2303:1998 フェロクロム

JIS G 2303:1998 規格概要

この規格 G2303は、鉄鋼の製造に用いる合金成分添加剤であるフェロクロムについて規定。

JISG2303 規格全文情報

規格番号
JIS G2303 
規格名称
フェロクロム
規格名称英語訳
Ferrochromium
制定年月日
1950年7月28日
最新改正日
2018年10月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 5448:1981(MOD)
国際規格分類

ICS

77.100
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1950-07-28 制定日, 1953-07-24 改正日, 1956-07-24 改正日, 1959-07-06 確認日, 1960-08-01 改正日, 1963-08-01 確認日, 1964-10-01 改正日, 1968-02-01 確認日, 1969-02-01 改正日, 1971-10-01 確認日, 1974-12-01 確認日, 1978-03-01 改正日, 1983-02-01 確認日, 1986-02-01 改正日, 1991-12-01 確認日, 1997-04-20 確認日, 1998-02-20 改正日, 2003-05-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS G 2303:1998 PDF [12]
G 2303 : 1998

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS G 2303 : 1986は改正され,この規格に置き換えられる。
JIS G 2303には,次に示す附属書がある。
附属書(規定) 国際規格によるフェロクロム

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS G 2303 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
G 2303 : 1998

フェロクロム

Ferrochromium

序文 今回の改正は,対応する国際規格との整合化を目的として行った。
この規格の附属書は,1981年に第1版として発行されたISO 5448 (Ferrochromium−Specification and
conditions of delivery) を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成したものであり,
この規格の本体の規定に代わり適用することができる。
なお,この附属書で点線の下線を施した“参考”は,原国際規格にはない事項である。
1. 適用範囲 この規格は,主として鉄鋼の製造に用いる合金成分添加剤であるフェロクロムについて規
定する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版を適用する。
JIS G 1301 フェロアロイ分析方法の通則
JIS G 1313 フェロクロム分析方法
JIS G 1351 フェロアロイの蛍光X線分析方法
JIS G 1501 フェロアロイのサンプリング方法通則
JIS G 1601 フェロアロイの成分用試料のサンプリング方法(その1 フェロマンガン,フェロシリコ
ン,フェロクロム,シリコマンガン及びシリコクロム)
JIS G 1641 フェロアロイの粒度用試料のサンプリング方法及び粒度測定方法
3. 種類及び記号 種類及び記号は,表1による。

――――― [JIS G 2303 pdf 2] ―――――

2
G 2303 : 1998
表1 種類及び記号
種類 記号
高炭素フェロクロム 0号 FCr H0
1号 FCr H1
2号 FCr H2
3号 FCr H3
4号 FCr H4
5号 FCr H5
中炭素フェロクロム 3号 FCr M3
4号 FCr M4
低炭素フェロクロム 1号 FCr L1
2号 FCr L2
3号 FCr L3
4号 FCr L4
4. ロットの作り方
4.1 ロットの作り方は,区分ロット法,配合ロット法又はタップロット法とする。
4.2 区分ロット法による場合,品位区分に採択する成分はクロム分とし,品位区分の間隔は2%以下とす
る。ただし,高炭素フェロクロム4号,5号は,クロム分3%以下,けい素分2%以下とする。
4.3 ロットの大きさは,表2による。
表2 ロットの大きさ
ロットの作り方 区分ロット法 配合ロット法 タップロット法
1タップ分
ロットの大きさ 1 500トン以下 35トン以下
5. 品質
5.1 化学成分 化学成分は,表3による。ただし,表4のように指定することができる。
表3 化学成分
種類 記号 化学成分 % (m/m)
Cr C Si P S
高炭素フェロクロム 0号FCr H0 65-70 8.0 以下 1.5以下 0.04以下 0.08以下
1号 FCr H1 65-70 6.0 以下 1.5以下 0.04以下 0.08以下
2号 FCr H2 60-65 6.0以下 2.0以下0.04以下 0.08以下
3号 FCr H3 60-65 8.0以下 2.0以下0.04以下 0.06以下
4号 FCr H4 60-65 9.0以下 8.0以下0.04以下 0.06以下
5号 FCr H5 55-60 8.0以下 8.0以下0.04以下 0.05以下
中炭素フェロクロム 3号FCr M3 60-65 4.0 以下 3.5以下 0.04以下 0.05以下
4号 FCr M4 55-60 4.0 以下 3.5以下 0.04以下 0.05以下
低炭素フェロクロム 1号FCr L1 65-70 0.10以下 1.0以下 0.04以下 0.03以下
2号 FCr L2 60-65 0.03以下 1.0以下 0.04以下 0.03以下
3号 FCr L3 60-65 0.06以下 1.0以下 0.04以下 0.03以下
4号 FCr L4 60-65 0.10以下 1.0以下 0.04以下 0.03以下

――――― [JIS G 2303 pdf 3] ―――――

                                                                                              3
G 2303 : 1998
表4 指定化学成分
種類 化学成分 % (m/m)
C Si P
高炭素フェロクロム全種類 − − 0.03以下
中炭素フェロクロム全種類 − −
1号
低炭素フェロクロム − −
2号 0.02以下 0.5以下
0.01以下
3号 −
4号 0.08以下
5.2 粒度 粒度は,表5による。
表5 粒度
種類 記号 粒度 mm
一般サイズ g 10200
細サイズ f 1 15
小サイズ s 5 50
中サイズ m 10100
大サイズ l 10300
6. 試験
6.1 サンプリング 1ロットの平均品位を決定するためのサンプリング方法及び試料調製方法は,次によ
る。
JIS G 1501,JIS G 1601
6.2 分析方法 分析方法は,次による。
JIS G 1301,JIS G 1313,JIS G 1351
6.3 粒度試験 粒度試験は,次による。
JIS G 1641
7. 検査 分析試験及び粒度試験の成績は,5.の規定に適合しなければならない。適合しない場合は,そ
の試料が代表するロットを不合格とする。
8. 表示 製品には,ばら積みの場合はその全量分をロット別に送り状に,容器詰めの場合は容器ごとに,
次の事項を表示しなければならない。
a) 種類又はその記号
b) 指定された場合は,化学成分とその含有率
c) 粒度又はその記号
d) ロット番号
e) 製造業者名又はその略号

――――― [JIS G 2303 pdf 4] ―――――

4
G 2303 : 1998
附属書(規定) 国際規格によるフェロクロム
参考 原国際規格の表題は“フェロクロム−仕様及び受渡条件”であるが,この附属書の表題は,国
際整合化した規格であることを明確にするため“国際規格によるフェロクロム”とした。
1. 適用範囲
この附属書は,主として鉄鋼の製造及び鋳物用に供給されるフェロクロムの要求事項及び受渡条件につ
いて規定する。
2. 引用規格
ISO 565 : 1990 Test sieves−Metal wire cloth, perforated metal plate and electroformed sheet−Nominal
sizes of openings
ISO 3713 : 1987 Ferroalloys−Sampling and preparation of samples−General rules
ISO 4551 : 1987 Ferroalloys−Sampling and sieve analysis
ISO 4552-1 : 1987 Ferroalloys−Sampling and sample preparation for chemical analysis−Part 1 :

Ferro-chromium, ferrosilicochromium, ferrosilicon, ferrosilicomanganese, ferromanganese参考1. 原国際規格の発行後,ISO 3713,ISO 4551及びISO 4552-1が発行されているので,ここに記載して関連箇所で引用した。2. 原国際規格の発行後,フェロクロムのクロム定量方法としてISO 4140 : 1979 (Ferrochromium

            and ferrosilicochromium−Determination of chromium content−Potentiometric method) が発行さ
れているが,危険性のある試薬を使用しているため引用規格から削除した。
3. 定義
3.1 フェロクロム (Ferrochromium) 最小クロム含有率45.0質量%,最大クロム含有率95.0質量%の,
クロム鉱石又はそれの精鉱の還元によって得られる鉄とクロムの合金。
4. 発注用情報
フェロクロムの注文書は,次の情報を含まなければならない。
a) 数量
b) コンサインメントの作り方
c) 附属書表1に対応した基準クロム含有率範囲
d) 附属書表29に示す種類に対応した化学成分
e) 附属書表10に示す等級に対応した粒度
f) その他分析報告,包装などに必要な要求事項
5. 要求事項
5.1 コンサインメントの作り方
フェロクロムは,次のいずれかの方法によって構成したコンサインメントの形で受渡しを行う。

――――― [JIS G 2303 pdf 5] ―――――

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  • ISO 5448:1981(MOD)

JIS G 2303:1998の国際規格 ICS 分類一覧

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