JIS G 2318:1998 フェロボロン

JIS G 2318:1998 規格概要

この規格 G2318は、鉄鋼の製造に用いる脱ガス剤及び合金成分添加剤であるフェロボロンについて規定。

JISG2318 規格全文情報

規格番号
JIS G2318 
規格名称
フェロボロン
規格名称英語訳
Ferroboron
制定年月日
1961年11月1日
最新改正日
2018年10月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 10386:1994(MOD)
国際規格分類

ICS

77.100
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1961-11-01 制定日, 1964-10-01 改正日, 1968-02-01 確認日, 1969-02-01 改正日, 1971-10-01 確認日, 1974-12-01 確認日, 1978-03-01 改正日, 1983-02-01 確認日, 1986-02-01 改正日, 1991-12-01 確認日, 1997-04-20 確認日, 1998-02-20 改正日, 2003-05-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS G 2318:1998 PDF [7]
G 2318 : 1998

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによってJIS G 2318 : 1986は改正され,この規格に置き換えられる。
JIS G 2318には,次に示す附属書がある。
附属書(規定) 国際規格によるフェロボロン

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS G 2318 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
G 2318 : 1998

フェロボロン

Ferroboron

序文 今回の改正は,対応する国際規格との整合化を目的として行った。
この規格の附属書は,1994年に第1版として発行されたISO 10386, Ferroboron−Specification and conditions
of deliveryを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成したものであり,この規格の
本体の規定に代わり適用することができる。
なお,附属書で点線の下線を施した“参考”は,原国際規格にはない事項である。
1. 適用範囲 この規格は,主として鉄鋼の製造に用いる脱ガス剤及び合金成分添加剤であるフェロボロ
ンについて規定する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの規格は,その最新版を適用する。
JIS G 1301 フェロアロイ分析方法の通則
JIS G 1327 フェロボロン分析方法
JIS G 1351 フェロアロイの蛍光X線分析方法
JIS G 1501 フェロアロイのサンプリング方法通則
JIS G 1603 フェロアロイの成分用試料のサンプリング方法(その3 フェロホスホル,金属マンガン,
金属けい素,金属クロム,カルシウムシリコン及びフェロボロン)
JIS G 1641 フェロアロイの粒度用試料のサンプリング方法及び粒度測定方法
3. 種類及び記号 種類及び記号は,表1による。
表1 種類及び記号
種類 記号
高炭素フェロボロン1号 FBH1
2号 FBH2
低炭素フェロボロン1号 FBL1
2号 FBL2
4. ロットの作り方
4.1 ロットの作り方は,区分ロット法,配合ロット法又はタップロット法のいずれかとする。
4.2 区分ロット法による場合,品位区分に採択する成分はボロン分とし,品位区分の間隔は2%以下とす
る。

――――― [JIS G 2318 pdf 2] ―――――

2
G 2318 : 1998
4.3 ロットの大きさは,表2による。
表2 ロットの大きさ
ロットの作り方 区分ロット法 配合ロット法 タップロット法
10トン以下
ロットの大きさ 2トン以下 1タップ分
5. 品質
5.1 化学成分 化学成分は,表3による。
表3 化学成分
種類 記号 化学成分 % (m/m)
B C Si Al
高炭素フェロボロン 1号 FBH1 1923 2.0以下 4.0以下 0.50以下
2号 FBH2 1418 2.0以下 4.0以下 0.50以下
低炭素フェロボロン 1号 FBL1 1923 0.1以下 2.0以下 12
以下
2号 FBL2 1418 0.1以下 2.0以下 10以下
5.2 粒度 粒度は,表4による。
表4 粒度
種類 記号 粒度 mm
一般サイズ g 1100
小サイズ s 1 30
6. 試験
6.1 サンプリング 1ロットの平均品位を決定するためのサンプリング方法及び試料調製方法は,次によ
る。
JIS G 1501,JIS G 1603
6.2 分析方法 分析方法は,次による。
JIS G 1301,JIS G 1327,JIS G 1351
6.3 粒度試験 粒度試験は,次による。
JIS G 1641
7. 検査 分析試験及び粒度試験の成績は,5.の規定に適合しなければならない。適合しない場合は,そ
の試料が代表するロットを不合格とする。
8. 表示 製品には,ばら積みの場合はその全量分をロット別に送り状に,容器詰めの場合は容器ごとに,
次の事項を表示しなければならない。
a) 種類又はその記号
b) 粒度又はその記号
c) ロット番号
d) 製造業者名又はその略号

――――― [JIS G 2318 pdf 3] ―――――

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G 2318 : 1998
附属書(規定) 国際規格によるフェロボロン
参考 原国際規格の表題は“フェロボロン−仕様及び受渡条件”であるが,この附属書の表題は,国
際整合化した規格であることを明確にするため“国際規格によるフェロボロン”とした。
1. 適用範囲 この附属書は,主として鉄鋼の製造及び鋳物用に供給されるフェロボロンの要求事項及び
受渡条件について規定する。
2. 引用規格
ISO 565 : 1990, Test sieves−Metal wire cloth, perforated metal plate and electroformed sheet−Nominal sizes
of openings
ISO 3713 : 1987, Ferroalloys−Sampling and preparation of samples−General rules
ISO 4551 : 1987, Ferroalloys−Sampling and sieve analysis
ISO 4552-2 : 1987, Ferroalloys−Sampling and sample preparation for chemical analysis−Part 2 :
Ferrotitanium, ferromolybdenum, ferrotungsten, ferroniobium, ferrovanadium
ISO 8954-1 : 1990, Ferroalloys−Vocabulary−Part 1 : Materials
参考 原国際規格の発行後,ISO 3713,ISO 4551及びISO 4552-2が発行されているので,ここに記載
して関連箇所で引用した。
3. 定義
3.1 フェロボロン (Ferroboron) : 最小ボロン含有率9質量%,最大ボロン含有率23質量%の,還元によ
って得られる鉄とボロンの合金。
4. 発注用情報 フェロボロン注文書は,次の情報を含まなけれはならない。
a) 数量
b) コンサインメントの作り方
c) 附属書表1に示す種類に対応した化学成分
d) 附属書表2に示す等級に対応した粒度
e) その他分析報告,包装などに必要な要求事項
5. 要求事項
5.1 コンサインメントの作り方
フェロボロンは,次の三つの方法のいずれかによって構成したコンサインメントの形で受渡しを行う。
5.1.1 タップロット法 タップロット法によって構成したコンサインメントは,1タップのフェロボロン
から成る。
5.1.2 区分ロット法 区分ロット法によって構成したコンサインメントは,同じロットの原料を用いて同
一条件の下で生産した,一つの種類のフェロボロンの複数のタップから成る。
コンサインメントを構成するタップのボロン含有率は,互いに絶対値で2%を超える差があってはなら
ない。

――――― [JIS G 2318 pdf 4] ―――――

4
G 2318 : 1998
5.1.3 配合ロット法 配合ロット法によって構成したコンサインメントは,Xmm(さらに調査を行った
上で確定する)未満の粒度に粉砕され,よく混合された一つの種類のフェロボロンの複数のタップから成
る。
コンサインメントを構成するタップのボロン含有率は,当該種類のフェロボロンについて規定される最
小値及び最大値の間を変動してもよい。
5.2 化学成分
5.2.1 フェロボロンの化学成分は,附属書表1による。
附属書表1 化学成分
種類 化学成分 % (m/m)
B Al Si C
FeB12Al 9を超え14以下 8.0以下 2.0以下 0.10以下
FeB12C 9を超え14以下 0.5以下 4.0以下 2.0 以下
FeB17Al 14を超え19以下 8.0以下 2.0以下 0.10以下
FeB17C 14を超え19以下 0.6以下 4.0以下 2.0 以下
FeB22Al 19を超え23以下 8.0以下 2.0以下 0.10以下
FeB22C 19を超え23以下 0.5以下 4.0以下 2.0 以下
5.2.2 附属書表1に示す化学成分は,主成分及び通常の不純物だけを示すものである。購入者が主成分含
有率に対してより狭い範囲を,及び/又は規定された成分に対して異なる範囲を,及び/又は規定されて
いない成分に対して範囲を要求する場合は,供給者と購入者の間で合意しなければならない。
5.2.3 附属書表1に示す化学成分は,フェロボロンのサンプリング方法及び分析方法の精度に基づくもの
である(6.参照)。
5.3 粒度
5.3.1 フェロボロンは,塊又は粉砕整粒品として供給される。粒度及び許容差は,附属書表2による。ふ
るい下の値は,購入者への引渡地点1)における値が有効である。
規定された粒度は,ふるい目の形状が正方形の鋼板製ふるいによって測定されたものである(ISO 565
参照)。
注1) 引渡地点とは,コンサインメントに対する責任が供給者から購入者に移る地点である。供給者
も購入者も輸送に責任を負わない場合は,責任が有効になる地点について合意しなければなら
ない。
附属書表2 粒度
等級 粒度mm ふるい下 % (m/m) ふるい上 % (m/m)
1 25100 5以下 10以下
2 10 50 5以下
3 3.15100 4以下 2又は3方向について,
4 3.15 25 4以下 規定された粒度の最大
5 3.15 10 4以下 値の1.15倍を超える粒
6 3.15以下 − 子があってはならない。
5.3.2 購入者が,附属書表2に示す以外の粒度及び/又は許容差を要求する場合は,供給者と購入者の間
で合意しなければならない。
5.4 異物混入
製品には,可能な限り異物混入はないようにする。スラグ及び耐火物の量は,供給者と購入者の合意に
よって規定される。

――――― [JIS G 2318 pdf 5] ―――――

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