JIS G 3193:2019 熱間圧延鋼板及び鋼帯の形状,寸法,質量及びその許容差 | ページ 3

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G 3193 : 2019
表11−鋼板の平たん度の最大値 a)
単位 mm
測定長さb)
2 000 4 000
厚さ 板幅 板幅
1 250以上 1 600以上 2 000以上 2 000以上 3 000以上
1 250未満 1 600未満 2 000未満 2 000未満 3 000未満
1.60未満 18 20 − − − − −
1.60以上 3.15未満 16 18 20 − − − −
3.15以上 4.00未満 16 − − − −
c) c)
4.00以上 5.00未満 14 24 26
c)
5.00以上 8.00未満 13 21 22 28
8.00以上 15.0未満 12 16 12 16 24
15.0以上 25.0未満 12 16 12 16 22
25.0以上 40.0未満 9 13 9 13 19
40.0以上 80.0未満 8 11 8 11 16
80.0以上 150未満 8 10 8 10 15
150以上 250未満 10 15 10 15 20
250以上 350未満 20 20 20 20 20
350以上 25 25 25 25 25
平たん度の測定は,通常,図3のように定盤の上で行い,その値は,ひずみ(波又は反り)の最大値から鋼板
の厚さを減じたものとし,鋼板の上側の面に適用する。ただし,圧延のままの鋼板(耳付鋼板)は,受渡当事者
間で協定してもよい。
注a) 特に指定のない限り,引張試験の降伏点又は耐力の規格下限値が460 N/mm2以上の鋼板,及びこれらに相
当する化学成分又は硬さを有する鋼板並びに焼入焼戻しを施した鋼板の平たん度の最大値は,この表の数
値の1.5倍とする。
b) この表は,任意の位置の長さ2 000 mmについて適用し,鋼板の長さ2 000 mm未満の場合には,全長につ
いて適用する。また,波のピッチが2 000 mmを超える鋼板については,その波のピッチの長さにおいて適
用する。ただし,波のピッチが4 000 mmを超える鋼板については,任意の位置の長さ4 000 mmについて
適用する。
c) 受渡当事者間の協定による。
1 直尺又は水糸 a 波のピッチ
2 鋼板 b 平たん度
図3−平たん度の測定

――――― [JIS G 3193 pdf 11] ―――――

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G 3193 : 2019
g) カットエッジの鋼帯からの切板の直角度は,次のいずれかによる。ただし,疑義が生じた場合は,1)
の方法による。
1) 隅点において,辺に垂線を立て,図4の(A/W)×100(%)を求め,この値は,1.0 %を超えてはな
らない。Aは実測値とし,Wは表示の幅とする。
2) 鋼板の2本の対角線の長さ(図5のX1及びX2)の差の絶対値の1/2を求め,この値(|X1−X2|/2)
が鋼板の実測幅Wの0.7 %を超えてはならない。
図4−鋼帯からの切板の直角度
図5−鋼帯からの切板の直角度(対角線を用いる方法)

6 質量

6.1 鋼板の質量

  鋼板の質量は,次による。
a) 鋼板の質量は,通常,計算質量によるものとし,キログラムで表す。
b) 鋼板の質量の計算方法は,表12によるが,この場合の寸法は呼称寸法を用いる。ただし,表6の厚さ
の許容差を適用した場合は,受渡当事者間の協定によって,許容差の上限値と下限値との平均値を厚
さに加えてもよい。
なお,耳付鋼板(圧延のままのミルエッジの鋼板及びミルエッジの鋼帯からの切板)の質量の計算
方法は,耳部の質量を考慮して受渡当事者間の協定によってもよい。

6.2 鋼帯の質量

  鋼帯の質量は,次による。
a) 鋼帯の質量は,実測質量によるものとし,キログラムで表す。
b) 鋼帯の質量は,通常,最大質量を協定によって指定するものとし,その場合の質量範囲は,全鋼帯数
の75 %以上が指定質量の70 %以上でなければならない。残りの鋼帯は,指定質量の30 %以上70 %未
満の短尺鋼帯を混入してもよい。

――――― [JIS G 3193 pdf 12] ―――――

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G 3193 : 2019
表12−質量の計算方法
計算順序 計算方法 結果の桁数
基本質量 kg/mm・m2 7.85(厚さ1 mm,面積1 m2の質量) −
単位質量 kg/m2 基本質量(kg/mm・m2)×板の厚さ(mm)有効数字4桁の数値に丸める。
鋼板の面積 m2 幅(m)×長さ(m) 有効数字4桁の数値に丸める。
1枚の質量 kg 単位質量(kg/m2)×面積(m2) 有効数字3桁の数値に丸める。ただ
し,1 000 kgを超えるものはkgの整
数値に丸める。
結束(又はこん包) 総質量 1枚の質量(kg)×同一寸法の枚数 kgの整数値に丸める。
をしない場合 kg
1結束の質量 kgの整数値に丸める。
1枚の質量(kg)×同一寸法の1結束内の
結束(又はこん包) kg 枚数
をする場合 a) 総質量 各結束質量の和 kgの整数値
kg
数値の丸め方は,JIS Z 8401の規則Aによる。
注a) 結束(又はこん包)をする場合の総質量は,1枚の質量(kg)×同一寸法の枚数として計算してもよい。

7 外観

  鋼板及び鋼帯の外観は,次による。
a) 鋼板及び鋼帯には,使用上有害となる程度の欠点(以下,欠点という。)があってはならない。ただし,
鋼帯の場合は,一般に,検査によって欠点を含む部分を除去する機会がないため,若干の欠点を含む
ことがある。
b) 表面の欠点は,鋼帯及び鋼帯からの切板の場合,通常,片側の面に適用する。片側の面とは鋼帯の場
合は外側の面をいい,鋼帯からの切板の場合は上側の面をいう。
c) 鋼板の表面に欠点のある場合,製造業者はグラインダ又は溶接によって欠点の除去又は補修を行って
もよい。ただし,この場合の条件は,次による。
1) グラインダ手入れ
1.1) 鋼板の手入れ後の厚さは,厚さの許容差範囲内でなければならない。
1.2) 鋼板の手入れ部分はきれいに仕上げられており,圧延のままの面との境は滑らかでなければなら
ない。
2) 溶接補修
2.1) 鋼板の欠点は,溶接前にチッピング又はグラインダなどの適切な方法によって完全に除去する。
除去した部分の深さは,鋼板の呼称厚さの20 %以下,片面における手入れ面積の合計は,鋼板の
片側面積の2 %以下とする。
2.2) 溶接補修は,鋼材の種類に応じた適切な方法で行わなければならない。
2.3) 鋼板の溶接箇所は,縁にアンダーカットや重なりがあってはならない。余盛は,圧延面からの高
さが少なくとも1.5 mm以上とし,これをチッピング又はグラインダなどの方法で除去し,圧延面
を同一高さにきれいに仕上げなければならない。
2.4) 熱処理を行った鋼板は,溶接補修後に改めて鋼板本体について熱処理を行わなければならない。

――――― [JIS G 3193 pdf 13] ―――――

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G 3193 : 2019
G3
1
附属書JA
1
19
(参考)
3 : 2
JISと対応国際規格との対比表
019
ISO 7452:2013,Hot-rolled steel plates−Tolerances on dimensions and shape
JIS G 3193:2019 熱間圧延鋼板及び鋼帯の形状,寸法,質量及びその許容差
(I) JISの規定 (II)国際 (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条 (V) JISと国際規格との技術的差
規格番号 ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 番号 の評価
1 適用範囲 熱間圧延鋼板及び 1 可逆式圧延機によって製追加 JISは,連続式圧延機による熱 規格体系の相違。ISO規格の熱間
鋼帯の形状,寸法, 造した構造用鋼板の寸法 間圧延鋼帯を追加している。 圧延鋼帯の寸法及び形状の規格
及び質量並びにそ 及び形状。 は,別途,TC17/SC12活動で整
の許容差を規定。 合化を進める。
2 引用規格
3 寸法の表 寸法の表し方を規 − − 追加 表示の単位について,JISは, 次回の改正時に提案する。
し方 定。 明確に規定している。
4 標準寸法 JISは標準厚さ,幅, − − 追加 JISは,総合的な便益を配慮し 規格体系の相違であり,当面,
長さを規定。 て標準寸法を規定し推奨して 静観する。
いる。ただし,ISO規格も,例
示で同等のことを表現してい
る。
5 形状及び 形状及び寸法を規 4,5 形状及び寸法を規定。 追加 JISは,鋼帯も対象にしており,
規格体系の相違であり,当面,
寸法の許容 定。JIS+ISOを規 厚さ4 mm未満も規定するとと 静観する。
差 定。 もに,厚さの測定箇所を明記し
ている。
JISの厚さ許容差の規定は,ISO
規格に比べて厚さ,幅区分で細
かな分類で規定している。ただ
し,規定値レベルは,ほぼ同等
である。

――――― [JIS G 3193 pdf 14] ―――――

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G 3193 : 2019
(I) JISの規定 (II)国際 (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条 (V) JISと国際規格との技術的差
規格番号 ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 番号 の評価
6 質量 質量の計算方法及 7 協定によって質量の許容追加 JISは,耳付鋼板の質量の計算 日本の独自の規定であり,静観
び受渡当事者間の 差を適用。 方法について追加している。 する。
協定によって質量
の許容差を規定。
7 外観 有害な欠点の除去 − − 追加 ISO規格は,ISO 7788でほぼ同 ISO 7788の整合化活動の中で,
のやり方及び溶接 等な内容を規定している。 JISとしての提案を行う。
補修について規定。
− − 附属書A 許容差に関して,EN規格 削除 ISO規格は,欧州の規定を基礎 JISの規定をISO規格に織り込
を基礎として規定。厚さ としており,国内では適用されむ整合化が全体として行われて
の許容差については,幅 る見通しがないため,削除しており,静観する。
の大小によらない規定値 いる。
となっている。
− − 附属書B 許容差に関して,JIS及 削除 JISは,本体に規定している。 JISの規定が取り込まれており,
びASTM規格を基礎とし 静観する。
て規定。JISの規定がほ
ぼそのまま取り込まれて
いる。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 7452:2013,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 削除 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD 国際規格を修正している。
G3 193 : 201
11
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JIS G 3193:2019の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 7452:2013(MOD)

JIS G 3193:2019の国際規格 ICS 分類一覧

JIS G 3193:2019の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISZ8401:2019
数値の丸め方