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JIS G 7302:2000 規格概要
この規格 G7302は、円形断面をもつ亜鉛めっき鉄線及び鋼線の亜鉛めっき付着量,品質並びに試験について規定。
JISG7302 規格全文情報
- 規格番号
- JIS G7302
- 規格名称
- 鉄線及び鋼線用亜鉛めっき(ISO仕様)
- 規格名称英語訳
- Zinc coatings for steel wire
- 制定年月日
- 2000年1月20日
- 最新改正日
- 2016年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 7989:1988(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 25.220.40, 77.140.65
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2000-01-20 制定日, 2005-01-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認
- ページ
- JIS G 7302:2000 PDF [8]
G 7302 : 2000 (ISO 7989 : 1988)
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。
今回の制定では,国際規格との整合を図るために,ISO 7989 (Zinc coatings for steel wire) を内容を変更す
ることなく翻訳したものである。
JIS G 7302には,次に示す附属書がある。
附属書A(規定) 単位面積当たりの亜鉛めっき付着量の決定(体積測定方法)
附属書B(規定) 単位面積当たりの亜鉛めっき付着量の決定(質量測定方法)
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS G 7302 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
G 7302 : 2000
(ISO 7989 : 1988)
鉄線及び鋼線用亜鉛めっき(ISO仕様)
Zinc coatings for steel wire
序文 この規格は,1988年に第1版として発行されたISO 7989, Zinc coatings for steel wireを翻訳し,技術
的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
1. 適用範囲 この規格は,円形断面をもつ亜鉛めっき鉄線及び鋼線(以下,線という。)の亜鉛めっきの
付着量,品質並びに試験について規定する。
2. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
2.1 亜鉛めっき鉄線及び鋼線 (zinc-coated wire) 防食のために亜鉛めっきを施した鉄線及び鋼線。めっ
きは溶融亜鉛浴に浸せきするか,亜鉛塩の水溶液から電解析出するかによる。
2.2 亜鉛付着量 (coating mass) 単位面積当たりの亜鉛めっき付着量で,単位はg/m2とする。
3. めっき特性
3.1 亜鉛付着量 最小亜鉛付着量は,表1による。
3.2 外観 めっきは連続で,実用的に平滑,かつ,均一でなければならない。
備考 溶融めっきで製造された線の表面は,完全に平滑ではなく,また均一性にも欠ける。したがっ
て,線の直径の測定に当たっては,線の平滑な部分を使用しなければならない。
3.3 特殊仕上げ 特殊仕上げ又は極端に平滑若しくは光輝仕上げが要求される場合は,引き合い,注文
時に協定しなければならない。
3.4 めっき密着性 めっきは,4.3の試験を行い,生地線表面に強固に密着し,割れやはく離があっては
ならない。はく離は指でめっき表面をこすっても起こらない程度とする。線の表面を機械的にこすること
によって,表層面で微細な亜鉛粒子が脱落又は分離しても,受入れ拒否の理由とはならない。
――――― [JIS G 7302 pdf 2] ―――――
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G 7302 : 2000 (ISO 7989 : 1988)
表1 亜鉛付着量
線径1) 最小亜鉛付着量 g/m2
mm めっきグレード2)
以上 未満 A AB B4) C D
AS3) AH3)
0.20 0.25 − − − 20 20 −
0.25 0.40 − − − 30 25 −
0.40 0.50 90 75 60 40 30 −
0.50 0.60 110 90 70 50 35 20
0.60 0.80 120 110 75 60 40 20
0.80 1.00 150 130 90 70 50 20
1.00 1.20 180 150 105 80 60 25
1.20 1.50 200 165 105 90 60 25
1.50 1.90 230 180 120 100 70 30
1.90 2.50 240 205 155 110 80 40
2.50 3.20 260 230 185 125 90 45
3.20 3.60 270 250 230 135 100 50
3.60 4.00 280 250 230 135 100 60
4.00 4.40 290 260 245 135 110 60
4.40 5.20 290 270 245 150 110 70
5.20 8.20 290 290 275 − 110 80
8.20 10.00 300 300 − − 110 80
注1) 亜鉛めっきしたままの直径。
2) めっき方法は指定されない。
3) S級は“軟”線(引張強さ660N/mm2以下),AH級は“硬”線(引張強さ
660N/mm2超え)に適用。
4) グレードは一般に亜鉛めっき後に冷間加工したものに適用。
4. 試験
4.1 試験片の採り方
4.1.1 試験する線のコイル数は引き合い,注文時に協定しなければならない。
4.1.2 試験片は,選定された試験コイルの一端又は両端から適当な長さを採取する。線の端が明らかに損
傷している場合は,試験片を採る前に損傷部を含む十分な長さを破棄してから試験片を採取する。
4.2 付着量試験
4.2.1 亜鉛付着量の試験は,引き合い,注文時の協定によって,次の方法の一つで行う。
a) 附属書Aに記載される体積測定方法
b) 附属書Bに記載される質量測定方法
合意に至らない場合は,裁定として質量測定方法が適用される。
4.2.2 直径3mm以上の線の質量分析では,試験片の長さは200mm未満であってはならない。
備考 細サイズの線に対しては,その線の質量 (g) が直径 (mm) の4倍の数値より少なくならないよ
うにする。
4.3 密着性試験
4.3.1 公称線径7.5mm以下の線に対しては,密着性は巻付け試験方法によって行う。試験は円筒の周り
に6回以上密着巻きする。試験に用いる円筒の直径は,表2による。
4.3.2 公称線径7.5mm超の線に対しては,密着性は曲げ試験方法によって行う。
――――― [JIS G 7302 pdf 3] ―――――
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G 7302 : 2000 (ISO 7989 : 1988)
試験は円筒に沿い,曲げ角度が少なくとも90°になるように曲げる。試験に用いる円筒の直径は,表2
による。
表2 円筒の直径
単位mm
線径 d 円筒の直径
超え 以下
− 3.8 4d
3.8 10.0 5d
――――― [JIS G 7302 pdf 4] ―――――
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G 7302 : 2000 (ISO 7989 : 1988)
附属書A(規定) 単位面積当たりの亜鉛めっき付着量の決定
(体積測定方法)
A.1 原理 一定寸法の試験片の亜鉛めっき層は,塩酸溶液中で溶解される。溶解された亜鉛の質量は,め
っきの溶解中に発生した水素ガスの体積を測定して決定される(ガス体積測定法)。この方法によって測定
された亜鉛の質量を,めっきを除去した後で試験片を測定して得られる表面積で除して亜鉛付着量を求め
る。
A.2 試薬
A.2.1 塩酸 適切な濃度の溶液とする。
A.2.2 抑制剤 例えば,ヘキサメチレンテトラミン (C6H12N4),三塩化アンチモン (SbCl3),三酸化アンチ
モン (Sb2O3)
A.3 装置 装置は次の部品で構成される(図A.1)。
A.3.1 シリンダー 少なくともミリメートル単位の目盛が刻まれて,両端にコックが付いているもの。
A.3.2 水準瓶 図A.1に示されるように目盛付きシリンダーの底近くのノズルとゴムホースでつなぐこと
ができるように,底の近くにノズルをもつもの。
A.3.3 ビーカー 亜鉛めっき除去後の試験片を保管して置くためのもの。
A.4 試験準備 試験片の線を注意深くまっすぐに伸ばして,次のような長さに切断する。
線径1.00mm未満に対して, 300mm
線径1.001.49mmに対して, 150mm
線径1.53mmに対して, 100mm
線径3mm超に対して, 50mm
この長さの測定は,正確に行うよう注意する。
図A.1 めっき付着量測定装置(体積測定方法)
A.5 試験手順 コック“b”を閉じた目盛付きシリンダーと水準瓶に,適当な抑制剤(A.2.2)を含んだ塩酸溶
液(A.2.1)を満たす。
――――― [JIS G 7302 pdf 5] ―――――
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JIS G 7302:2000の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 7989:1988(IDT)
JIS G 7302:2000の国際規格 ICS 分類一覧
- 77 : 金属工学 > 77.140 : 鉄及び鋼製品 > 77.140.65 : 鋼線,ワイヤロープ及びリンクチェーン
- 25 : 生産工学 > 25.220 : 表面処理及び被覆加工 > 25.220.40 : 金属被覆