22
H 1052 : 2010
c) 9.4.1 b) 5) の操作を行わなかった場合 9.4.2及び9.5で得た発光強度と9.6 c) で作成した検量線とから
すず量を求め,試料中のすず含有率を,次の式によって算出する。
A1 (A2 A3)
Sn 100
m
ここに, Sn : 試料中のすず含有率[%(質量分率)]
A1 : 試料溶液中のすず検出量(g)
A2 : 空試験液中のすず検出量(g)
A3 : 9.6 c)ではかりとった銅(9.2.5),亜鉛(9.2.6),鉛(9.2.7),
鉄(9.2.8),ニッケル(9.2.9),アルミニウム(9.2.10),
マンガン(9.2.11)及びビスマス(9.2.12)中に含まれ
るすずの合量(g)
m : 試料はかりとり量(g)
d) 9.4.1 b) 5) の操作を行った場合 9.4.2及び9.5で得た発光強度と9.6 d) で作成した検量線とからすず量
を求め,試料中のすず含有率を,次の式によって算出する。
A1 A2 A3 25
250
Sn 100
m 25
250
ここに, Sn : 試料中のすず含有率[%(質量分率)]
A1 : 分取した試料溶液中のすず検出量(g)
A2 : 分取した空試験液中のすず検出量(g)
A3 : 9.6 d)ではかりとった銅(9.2.5),亜鉛(9.2.6),鉛(9.2.7),
鉄(9.2.8),ニッケル(9.2.9),アルミニウム(9.2.10),
マンガン(9.2.11)及びビスマス(9.2.12)中に含まれ
るすずの合量(g)
m : 試料はかりとり量(g)
参考文献
JIS H 2202 鋳物用銅合金地金
JIS H 3100 銅及び銅合金の板並びに条
JIS H 3110 りん青銅及び洋白の板並びに条
JIS H 3130 ばね用のベリリウム銅,チタン銅,りん青銅,ニッケル−すず銅及び洋白の板並びに条
JIS H 3250 銅及び銅合金の棒
JIS H 3260 銅及び銅合金の線
JIS H 3270 ベリリウム銅,りん青銅及び洋白の棒並びに線
JIS H 3300 銅及び銅合金の継目無管
JIS H 3320 銅及び銅合金の溶接管
JIS H 5120 銅及び銅合金鋳物
JIS H 5121 銅合金連続鋳造鋳物
――――― [JIS H 1052 pdf 26] ―――――
附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS H 1052:2010 銅及び銅合金中のすず定量方法 ISO 4751:1984,Copper and copper alloys−Determination of tin content−
Spectrometric method
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の (V) JISと国際規格との技術的差異
国際規 箇条ごとの評価及びその内容 の理由及び今後の対策
箇条番号 内容 格番号 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 の評価
1 適用範 銅及び銅合金(伸銅品,鋳 1 Copper and copper 追加 ISO規格を包含し,すべて ISO規格の見直し時に,対象合金の
囲 物用銅合金地金及び銅合金 alloys−Determination の伸銅品,地金及び鋳物を追加の提案をする。
鋳物)中のすずの定量 of tin content− 対象としている。
Spectrometric method
2 引用規
格
3 一般事 分析の一般事項はJIS H − − 追加 JISとして必要な一般事項を規定。
項 1012によることを規定。
4 定量方 a) メタすず酸沈殿分離ア − − 追加 ISO規格には規定してい 定量方法は,濃度範囲,対応設備の
法の区分 ルミニウム・ニッケル還元 ない定量方法を追加して 有無などから適切な方法が選択され
よう素酸カリウム滴定法 いる。 るべきであるので,一つに限定する
0.5 %≦Sn≦15.0 % ことは好ましくない。したがって,
b) ガレイン抽出吸光光度 − − 追加 従来から規定されていたJISの定量
法 方法及び最新の機器による定量方法
0.03 %≦Sn≦0.5 % を追加した。
d) 原子吸光法 − − 追加 ISO規格を包含した五つの定量方法
0.02 %≦Sn≦4.0 % を規定しており,状況に応じていず
e) CP発光分光法 − − 追加
れかを選択して使用ができる。した
0.02 %≦Sn≦15.0 %
がって,国際的にも,何ら問題ない
H1
のでJISだけに規定された定量方法
05
をISOへ提案することは当面行わな
2 : 2
い。
010
2
――――― [JIS H 1052 pdf 27] ―――――
H1
2
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の (V) JISと国際規格との技術的差異
0
国際規 箇条ごとの評価及びその内容 の理由及び今後の対策
52 : 2
箇条番号 内容 格番号 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
0
及び題名 の評価
10
5 メタす 試料を硝酸で分解し,水浴 − − 追加 ISO規格には規定してい ISO規格に規定がなくても,何ら問
ず酸沈殿 上で加熱してシロップ状と ない定量方法を追加した。題はないので,当面ISOに提案する
分離アル した後,温水と硝酸とで可 ことは見送る。
ミニウ 溶性塩類を溶解し,沈殿を
ム・ニッ こし分ける。沈殿に硝酸及
ケル還元 び硫酸を加え,加熱して分
よう素酸 解し,硫酸の白煙を発生さ
カリウム せて硝酸を完全に追い出
滴定法 す。塩酸を加え,溶液を還
元装置に入れ,アルミニウ
ム及びニッケルを加え,煮
沸してすずを還元する。よ
う化カリウムを加え,でん
ぷんを指示薬として,よう
素酸カリウム標準溶液で滴
定する。
6 ガレイ 試料を塩酸と硝酸との混酸 − − 追加 ISO規格には規定してい ISO規格に規定がなくても,何ら問
ン抽出吸 で分解する。L(+)-アスコル ない定量方法を追加した。題はないので,当面ISOに提案する
光光度法 ビン酸を加えて鉄(III)な ことは見送る。
どを還元し,ガレインを加
え,アンモニア水及び塩酸
を加えて酸濃度を調節した
後,ガレインすず錯体を3-
メチル-1-ブタノ−ルに抽出
し,分光光度計を用いて有
機相の吸光度を測定する。
――――― [JIS H 1052 pdf 28] ―――――
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の (V) JISと国際規格との技術的差異
国際規 箇条ごとの評価及びその内容 の理由及び今後の対策
箇条番号 内容 格番号 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 の評価
7 ケルセ 試料を塩酸と過酸化水素と 5 JISと同じ 一致
チン抽出 で分解し,塩酸濃度を調節
吸光光度 した後,チオ尿素,L(+)-
法 アスコルビン酸及びケルセ
チンを加え,生成するケル
セチンすず錯体を4-メチル
-2-ペンタノンに抽出し,分
光光度計を用いて有機相の
吸光度を測定する。
8 原子吸 試料を塩酸と硝酸との混酸 − − 追加 ISO規格には規定してい ISO規格に規定がなくても,何ら問
光法 で分解し,溶液を原子吸光 ない定量方法を追加した。題はないので,当面ISOに提案する
光度計のアセチレン・空気 ことは見送る。
フレーム又はアセチレン・
一酸化二窒素フレーム中に
噴霧し,その吸光度を測定
する。
9 ICP発 試料を塩酸と硝酸との混酸 − − 追加 ISO規格には規定してい ISO規格で採用の動きがあり,動向
光分光法 で分解し,溶液をICP発光 ない定量方法を追加した。を見守る。
分光装置のアルゴンプラズ
マ中に噴霧し,その発光強
度を測定する。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 4751:1984,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 一致 技術的差異がない。
− 追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
H1
− MOD 国際規格を修正している。
052 : 2010
2
JIS H 1052:2010の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 4751:1984(MOD)
JIS H 1052:2010の国際規格 ICS 分類一覧
JIS H 1052:2010の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISH1012:2001
- 銅及び銅合金の分析方法通則
- JISK8005:2014
- 容量分析用標準物質