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JIS H 8643:2019 規格概要
この規格 H8643は、鋼材及び鋼材加工品に,防食の目的で施す,溶融亜鉛アルミニウム合金めっきの有効面について規定。JIS G 3317及びJIS G 3323に規定する溶融亜鉛アルミニウム合金めっき鋼板及び鋼帯,並びに連続的にめっきした溶融亜鉛アルミニウム合金めっき鉄線及び鋼線には適用しない。
JISH8643 規格全文情報
- 規格番号
- JIS H8643
- 規格名称
- 溶融亜鉛アルミニウム合金めっき
- 規格名称英語訳
- Hot-dip zinc-aluminium alloy galvanized coatings
- 制定年月日
- 2019年11月20日
- 最新改正日
- 2019年11月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 25.220.40, 77.120.10
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 金属表面処理 2021
- 改訂:履歴
- 2019-11-20 制定
- ページ
- JIS H 8643:2019 PDF [11]
H 8643 : 2019
pdf 目 次
ページ
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[1]
- 4 種類及び種類の記号・・・・[2]
- 5 素材・・・・[2]
- 5.1 一般・・・・[2]
- 5.2 表面状態・・・・[3]
- 5.3 構造・・・・[3]
- 5.4 構造の情報・・・・[3]
- 5.5 化学成分・・・・[3]
- 6 めっき浴・・・・[3]
- 6.1 めっき浴の種類・・・・[3]
- 6.2 めっき浴に使用する亜鉛・・・・[3]
- 6.3 めっき浴組成・・・・[3]
- 7 品質・・・・[4]
- 7.1 一般事項・・・・[4]
- 7.2 外観・・・・[4]
- 7.3 膜厚・・・・[5]
- 7.4 付着量・・・・[5]
- 8 試験・・・・[5]
- 8.1 めっき浴組成・・・・[5]
- 8.2 外観・・・・[6]
- 8.3 膜厚・・・・[6]
- 8.4 付着量・・・・[6]
- 9 検査・・・・[6]
- 10 表示・・・・[7]
- 11 報告・・・・[7]
- 附属書A(参考)膜厚測定箇所及び測定回数の例・・・・[8]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS H 8643 pdf 1] ―――――
H 8643 : 2019
まえがき
この規格は,産業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本溶融亜鉛鍍金協会(JGA)
及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を制定すべきとの申出
があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本産業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
注記 工業標準化法に基づき行われた申出,日本工業標準調査会の審議等の手続は,不正競争防止法
等の一部を改正する法律附則第9条により,産業標準化法第12条第1項の申出,日本産業標準
調査会の審議等の手続を経たものとみなされる。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS H 8643 pdf 2] ―――――
日本産業規格 JIS
H 8643 : 2019
溶融亜鉛アルミニウム合金めっき
Hot-dip zinc-aluminium alloy galvanized coatings
1 適用範囲
この規格は,鋼材及び鋼材加工品(以下,素材という。)に,防食の目的で施す,溶融亜鉛アルミニウム
合金めっき(以下,めっきという。)の有効面について規定する。ただし,JIS G 3317及びJIS G 3323に
規定する溶融亜鉛アルミニウム合金めっき鋼板及び鋼帯,並びに連続的にめっきした溶融亜鉛アルミニウ
ム合金めっき鉄線及び鋼線には適用しない。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS H 0401 溶融亜鉛めっき試験方法
JIS H 1111 亜鉛地金分析方法
JIS H 1551 ダイカスト亜鉛合金分析方法
JIS H 2107 亜鉛地金
JIS Z 0103 防せい防食用語
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 0103によるほか,次による。
3.1
有効面
製品の用途上で指定されためっき品質が不可欠な面。
3.2
めっき皮膜
素材上に形成された,亜鉛及びアルミニウムを主とする合金から成るめっき層。めっき表面から素材表
面までをいう。
3.3
膜厚
めっき皮膜の厚さ。めっき皮膜厚さともいう。
3.4
平均膜厚
各膜厚測定箇所の膜厚を平均した値。
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H 8643 : 2019
3.5
最小膜厚
各膜厚測定箇所の膜厚のうち,最小の値。
3.6
付着量
単位面積当たりのめっき皮膜の質量。
3.7
不めっき
局部的にめっき皮膜が形成されていない状態。
3.8
離
めっき皮膜が形成された後,局部的にめっき皮膜が素材からがれた状態。
3.9
たれ
素材の表面に,亜鉛アルミニウム合金が多量に付着した状態。
3.10
加工業者
めっきを施す製造業者。通常,注文者から素材を受領する。
4 種類及び種類の記号
めっきの種類は,平均膜厚で規定する1種及び付着量で規定する2種に区分し,それぞれ3種類とする。
めっきの種類及び種類の記号は,表1による。
表1−種類及び種類の記号
種類a) ) 種類の記号 適用例(参考)
25 A HZA 25 A 直径12 mm以上のボルト,ナット,厚さ2.3 mmを超える座金など
1種 36 A HZA 36 A 厚さ1.6 mm以上の鋼材,鋼製品など
50 A HZA 50 A 厚さ6.0 mm以上の鋼材,鋼製品,鋳鍛造品など
18 B HZA 18 B 直径12 mm以上のボルト,ナット,厚さ2.3 mmを超える座金など
2種 25 B HZA 25 B 厚さ1.6 mm以上の鋼材,鋼製品など
35 B HZA 35 B 厚さ6.0 mm以上の鋼材,鋼製品,鋳鍛造品など
注a) 種類の1種は,8.3によって試験ができるものに適用する。種類の2種は,8.3によって試験ができな
いため,8.4によって試験を行うものに適用する。
b) 種類の数字は,表4及び表5による。
5 素材
5.1 一般
素材は,5.2及び5.3による。また,加工業者は,注文者から素材を受領する場合は,5.4及び5.5に規定
する素材の情報を注文者から受領する。
注記 素材の鉄とめっき浴の成分とが合金反応することによってめっき皮膜が形成されるため,素材
の表面状態,構造及び化学成分に起因して不めっきなどの使用上支障がある欠陥が発生する場
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H 8643 : 2019
合がある。
5.2 表面状態
素材の表面状態は,次による。
a) 脱脂及び酸化物の除去処理において除去できない,汚れ,油脂,塗料,さび,酸化皮膜などの付着物
がない表面状態とする。
注記 酸化皮膜は,レーザ切断,ガス切断,高周波曲げ,熱間圧延,熱処理,鋳造などによって素
材の表面に形成される。
b) 素材が鋳物の場合は,砂かみ及び巣がない表面状態とする。
c) 素材に溶接部がある場合は,溶接部のピット及び溶接によるスラグがない表面状態とする。
5.3 構造
素材の構造は,次による。
a) 空気を密閉した中空体箇所のない構造とする。
b) 溶融亜鉛及び溶融亜鉛アルミニウム合金が容易に流入及び流出できる構造とする。例えば,袋状の構
造の箇所は,コーナ部に開口部を設ける。
c) 重ね合せ面又は突合せ面がある場合は,その面の面積は200 mm×200 mmまでとし,密接する面の外
周を完全に連続溶接する。ただし,受渡当事者間の協議によって変更してもよい。
5.4 構造の情報
加工業者は,次の情報を注文者から受領する。
a) ねじ付き部品がある場合は,注文者は,それが含まれることを加工業者に示す。
b) 異種金属との組合せがある場合は,注文者は,異種金属の情報を加工業者に示す。
5.5 化学成分
素材に含まれるけい素の含有量は,鉄とめっき浴の亜鉛との合金反応に影響を与えるため,確認するこ
とが望ましい。注文者が加工業者に素材を提供する場合は,注文者は,加工業者に素材における化学成分
の情報を提供することが望ましい。
注記 素材のけい素濃度が0.05 %0.12 %(質量分率)の範囲及び0.24 %以上の場合には,めっきの
表面に激しい凹凸,段差などが生じることがあり,その場合は,膜厚が品質を満足しないおそ
れがある。
6 めっき浴
6.1 めっき浴の種類
めっき浴として,純亜鉛から成るめっき浴と亜鉛及びアルミニウムから成るめっき浴との2種類のめっ
き浴を使用し,この順で素材を浸せきする。
6.2 めっき浴に使用する亜鉛
めっき浴に使用する亜鉛は,JIS H 2107に規定する最純亜鉛地金又はこれと同等以上の純度をもつ亜鉛
(以下,純亜鉛という。)とする。
6.3 めっき浴組成
めっき浴の組成は,8.1によって試験を行い,表2及び表3による。
――――― [JIS H 8643 pdf 5] ―――――
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JIS H 8643:2019の国際規格 ICS 分類一覧
- 77 : 金属工学 > 77.120 : 非鉄金属 > 77.120.10 : アルミニウム及びアルミニウム合金
- 25 : 生産工学 > 25.220 : 表面処理及び被覆加工 > 25.220.40 : 金属被覆
JIS H 8643:2019の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISH0401:2013
- 溶融亜鉛めっき試験方法
- JISH1111:2014
- 亜鉛地金分析方法
- JISH1551:2016
- ダイカスト亜鉛合金分析方法
- JISH2107:2015
- 亜鉛地金
- JISZ0103:1996
- 防せい防食用語