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H 8685-2 : 2013
表1−波長及び強度
波長 強度
nm μW/cm2
254 150 500
265 400 800
297 400 600
303 8001 000
313 1 2001 350
365 1 5001 700
405 8001 000
436 1 3001 600
注記 有効アーク長120 mmをもつ500 Wのランプ1)が,試験片から約190 mmの距離2)に設置された
とき,適切な配置となる。
注1) ランプは,400 W,750 Wなど他の定格を用いてもよい。
2) 試験片からの距離は,表1に示す強度が確認されれば,他の距離でもよい。
5.4 試験片の配列 試験片は,光源から等距離となるような試験片保持具に取り付ける。試験片がラン
プの支柱で遮られないようにしなければならない。
6 試験片
試験片は,次による。
a) 試験片は,有効面から採取する。ただし,試験片の端部は,有効面には含めない。
なお,製品から試験片を採取することができない場合は,製品と同一の材料及び同一の処理条件で
作製した試験片を用いる。製品と同一の材料とは,材料の種類・質別及び処理前の表面状態が,製品
と同じであること,また,同一の処理条件とは,前処理及び皮膜の処理が,製品と同一の浴組成及び
同一の処理条件で,製品と同一の性能を得るように処理することをいう。
b) 試験片の寸法は,約150 mm×約70 mmとする。ただし,受渡当事者間の協定によっては,他の寸法
を用いてもよい。
c) 試験片は,汚れに応じて,水又はエタノールなどの適切な有機溶剤を浸した柔らかい布などで軽くぬ
ぐい,あらかじめ清浄にする。
なお,試験片を腐食したり,保護皮膜を作るような有機溶剤を用いてはならない。
7 操作
7.1 試験片の準備
試験片の準備は,次による。
a) 試験片の一部を,紫外光を透過しないアルミニウムなどの材料で覆う。
b) 紫外光に対する光堅ろう度が既知の着色皮膜処理された照合試験片の一部を,紫外光を透過しないア
ルミニウムなどの材料で覆う。
7.2 手順
手順は,次による。
なお,照合試験片を試験片保持具に取り付けないで,試験片だけによる試験を実施し,JIS Z 8730に規
定する色差計を用いて色調の変化の測定及びJIS Z 8741に規定する光沢計によって鏡面光沢度の変化を測
――――― [JIS H 8685-2 pdf 6] ―――――
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H 8685-2 : 2013
定し,紫外光に対する光堅ろう度を調べてもよい。
a) 試験片及び照合試験片を試験片保持具に取り付ける。
b) 試験片及び照合試験片の色調変化が,想定した色調変化が起こるまで照射を実施する。
なお,受渡当事者間の協定によって,あらかじめ決めた時間の照射を実施してもよい。
c) 使用したランプがオゾンを発生するかしないかは,試験片の性能にほとんど影響を与えない。しかし,
オゾンを含む雰囲気で試験した試験片の表面には,ときどき軽微な劣化層が生じる。この場合には,
試験片の評価前に,研磨性の弱い洗剤で除去する。
注記 この試験は,他の光堅ろう度試験より過酷であることから,装置及び着色方法にもよるが,
ほとんどの着色皮膜は,100時間以内の照射によってかなりの色調変化を起こすので,試験
時間に注意する。
8 試験結果の表し方
試験の結果は,試験片及び照合試験片があらかじめ決めた色調変化レベルに達した試験時間で表す。
なお,試験片の試験前後の色差及び/又は鏡面光沢度の変化を,色差計及び/又は光沢計を用いて測定
して,色差及び/又は光沢残存率で表してもよい。
9 試験報告書
試験報告書には,次の事項を含めなくてはならない。
a) この規格の番号 : JIS H 8685-2
b) 試験年月日
c) 試験片の着色皮膜の種類
d) 着色皮膜の着色方法及び色
e) 使用した試験片及び照合試験片
f) 使用した試験装置
g) あらかじめ決めた色調変化レベルに達した試験時間,又は試験片及び照合試験片の照射・未照射部の
色調変化
h) 照射終了から判定までの時間
i) 試験後,評価前の試験面の調整の有無(試験中のオゾンによる軽微な劣化層の清浄化など)
j) 色差及び/又は鏡面光沢度を測定した場合は,その光学条件
k) 試験中に中断時間があった場合には,その時間及び理由
l) 試験中に認められた特記事項
――――― [JIS H 8685-2 pdf 7] ―――――
H8
2
附属書JA
68
(参考)
5-
2 : 2
JISと対応国際規格との対比表
013
ISO 6581:2010 Anodizing of aluminium and its alloys−Determination of the
JIS H 8685-2:2013 アルミニウム及びアルミニウム合金の着色陽極酸化皮膜の
促進耐光性試験方法−第2部 : 紫外光堅ろう度試験 comparative fastness to ultraviolet light and heat of coloured anodic oxidation coatings
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ご (V) JISと国際規格との技術的差
国際規 との評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
格番号
箇条番号及 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
び題名 の評価
1 適用範囲 1 一致
2 引用規格
3 用語及び − − 追加 JISでは,“用語及び定義”の箇条 −
定義 を追加して,“有効面”,“照合試
験片”及びJIS H 0201を規定した。
技術的差異はない。
4 概要 2 追加 JISでは,ISO規格の規定に補足事 −
項を追加した。
技術的差異はない。
5 装置 5.1 一般 3 追加 JISでは,試験装置の図を記載し ISO規格の見直しの際,装置の図
3.1 た。 の挿入を提案する。
技術的差異はない。
5.2 試験槽 3.2 追加 JISでは,ISO規格の規定に補足事 −
項を追加した。
技術的差異はない。
5.3 ランプ 3.3 追加 JISでは,ISO規格の規定に補足事ISO規格の見直しの際,表1の中
項を追加した。 の強度の数字を小大と統一す
技術的差異はない。 ることを提案する。
5.4 試験片の配列 3.4 一致
――――― [JIS H 8685-2 pdf 8] ―――――
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ご (V) JISと国際規格との技術的差
国際規 との評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
格番号
箇条番号及 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
び題名 の評価
6 試験片 − − 追加 ISO規格の見直しの際,“試験片”
JISでは,“試験片”の箇条を設け,
試験片の採取方法を細別として記の追加を提案する。
載した。
実質的な差異はない。
7 操作 7.1 試験片の準備 4 追加 JISでは,ISO規格の規定に補足事 −
7.2 手順 4.1 項を追加するとともに,“試験片
4.2 の準備”及び“手順”の箇条を設
4.3 け,各箇条に細別として記載した。
実質的な差異はない。
8 試験結果 5 追加 JISでは,機器による測定を追加し −
の表し方 た。
技術的差異はない。
9 試験報告 6 追加 JISでは,ISO規格の規定に補足事 −
書 項を追加した。
技術的差異はない。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 6581:2010,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 一致·················· 技術的差異がない。
− 追加·················· 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD··············· 国際規格を修正している。
H8 685-
2 : 2013
2
JIS H 8685-2:2013の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 6581:2010(MOD)
JIS H 8685-2:2013の国際規格 ICS 分類一覧
- 25 : 生産工学 > 25.220 : 表面処理及び被覆加工 > 25.220.20 : 表面処理
JIS H 8685-2:2013の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISH0201:1998
- アルミニウム表面処理用語
- JISZ8730:2009
- 色の表示方法―物体色の色差
- JISZ8741:1997
- 鏡面光沢度―測定方法