この規格ページの目次
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H 8687 : 2013
4.5 手順
手順は,次による。
a) 電圧計の目盛がゼロであることを確認する。
b) 図1に示すように,試験片上にプローブを垂直に設置する。皮膜と素地との間(皮膜−素地)の試験
では,対極をアースクリップで素地に取り付ける。
なお,試験片の端部及び立ち上がりがある場合には,プローブの設置位置をその部位から5 mm以
上離す。試験片が小さい場合には,試験片の端部から少なくとも1 mm以上離す。
c) 電圧調整器を操作し,一定の昇電圧速度(25 V/s)で電圧を上げる。
d) 回路遮断器が作動したときの印加電圧を読み取る。
e) プローブの位置を替え,a) d)の手順を5回以上繰り返す。
f) 試験終了後は,プローブの接触面を必ず清浄にしなければならない。
4.6 試験結果の表し方
試験の結果は,4.5によって行った5回以上の試験の実施で,絶縁破壊電圧の最低電圧(kV)及び平均
電圧(kV)で表す。平均電圧(kV)は,JIS Z 8401の規則Aによって,小数点以下2桁に丸める。
なお,受渡当事者間の協定によって,絶縁破壊の強さ(kV/μm)で表してもよい。
4.7 試験報告書
試験報告書には,次の事項を含めなければならない。
a) この規格の番号 : JIS H 8687
b) 試験年月日
c) 試験片の皮膜厚さ
d) 試験雰囲気の温度及び相対湿度
e) 測定方法(皮膜−皮膜又は皮膜−素地)
f) 試験条件[昇電圧速度(V/s),回路遮断電流(mA)及び押付け力(N)]
g) 試験片の保存状態
h) 試験結果[絶縁破壊電圧の最低電圧(kV)及び平均電圧(kV)。受渡当事者間の協定がある場合は,
絶縁破壊の強さ(kV/μm)]
5 耐電圧試験方法
5.1 概要
この試験は,一定の距離を隔てた皮膜と皮膜との間(皮膜−皮膜),又は皮膜と素地との間(皮膜−素地)
に一定の交流電圧を一定の時間印加し,皮膜の絶縁破壊の有無を調べる。
5.2 装置
装置は,4.2による。
5.3 試験片
試験片は,4.3による。
5.4 試験条件
試験条件は,4.4による。ただし,押付け力は,受渡当事者間の協定による。
5.5 手順
手順は,次による。
a) 電圧計の目盛がゼロであることを確認する。
――――― [JIS H 8687 pdf 6] ―――――
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H 8687 : 2013
b) 試験片上にプローブを垂直に設置する。皮膜と素地との間(皮膜−素地)の試験では,対極をアース
クリップで素地に取り付ける。
なお,試験片の端部及び立ち上がりがある場合には,その部位から5 mm以上離す。試験片が小さ
い場合には,試験片の端部から少なくとも1 mm以上離す。
c) 電圧調整器を操作し,一定の速度で所定の電圧まで上げ,一定時間保持する。受渡当事者間の協定に
よって,速度,電圧及び保持時間を決めてもよい。
d) 回路遮断器の遮断の有無によって,絶縁破壊の有無を調べる。
e) 受渡当事者間の協定によって試験を繰り返す場合は,プローブの位置を替え,a) d)の手順を繰り返
す。
5.6 試験結果の表し方
試験の結果は,5.5によって行った印加電圧(kV)及び絶縁破壊の有無で表す。
5.7 試験報告書
試験報告書には,次の事項を含めなければならない。
a) この規格の番号 : JIS H 8687
b) 試験年月日
c) 試験片の皮膜厚さ
d) 試験雰囲気の温度及び相対湿度
e) 試験電圧及び印加時間
f) 測定方法(皮膜−皮膜又は皮膜−素地)
g) 試験条件[昇電圧速度(V/s),回路遮断電流(mA)及び押付け力(N)]
h) 試験を繰り返し行った場合は,その回数
i) 試験片の保存状態
j) 試験結果(印加電圧及び絶縁破壊の有無)
――――― [JIS H 8687 pdf 7] ―――――
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H 8687 : 2013
H8
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附属書JA
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(参考)
7 : 2
JISと対応国際規格との対比表
013
ISO 2376:2010 Anodizing of aluminium and its alloys−Determinaition of electric
JIS H 8687:2013 アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜の絶縁耐力試験
方法 breakdown potential
(I) JISの規定 (II) (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごとの評価及びその内容
(III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との
国際規 技術的差異の理由及び
格番号 今後の対策
箇条番号及 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
び題名 番号 の評価
標題 変更 −
英文の標題を日本語に合わせて“electric breakdown potetial”を
“electric strength”に変更した。
1 適用範囲 1 追加 −
JISでは,ISO規格の内容を補足して記載した。技術的差異は
ない。
2 引用規格 −
3 用語及び 追加 −
JISでは,JIS H 0201,絶縁耐力,絶縁破壊電圧,絶縁破壊の
定義 強さ,及び耐電圧を追加した。実質的な差異はない。
4.1 概要 2 追加 −
JISでは,ISO規格の内容を補足して記載した。技術的差異は
ない。
4.2 装置 4.2.1一般 3 追加 −
JISでは,ISO規格の内容を補足して記載した。技術的差異は
3.1 ない。
4.2.2交流変圧器 3.2 一致 −
4.2.3電圧調整器 3.3 変更 −
JISでは,我が国の実情に即した電圧調整器の仕様とした。
4.2.4保護抵抗 3.4 一致 −
4.2.5交流電圧計 3.5 変更 −
JISでは,我が国の実情に即した交流電圧計の仕様とした。技
術的差異はない。
4.2.6回路遮断器 追加 この規格に必要なため,追加した。技術的差異はない。 −
4.2.7プローブ 3.6 変更 −
JISでは,ISO規格の内容を補足するとともに,我が国の実情
3.7 追加 に即したプローブの構造にした。また,ISO規格には“試験装
置及び試験方法の図”が記載されていないが,JISでは分かり
やすくするために,記載した。技術的差異はない。
――――― [JIS H 8687 pdf 8] ―――――
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H 8687 : 2013
(I) JISの規定 (II) (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごとの評価及びその内容
(III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との
国際規 技術的差異の理由及び
格番号 今後の対策
箇条番号及 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
び題名 番号 の評価
4.2 装置 3.8 削除 −
JISでは,線の絶縁測定は行っていないので,“回転機器”は
削除した。
4.3 試験片 4.1 変更 JISでは,詳細に記載した。 ISO規格の見直しの
実質的差異はない。 際,変更を提案する。
4.4 試験条 4.2.1 追加 −
JISでは,ISO規格の内容を補足するとともに,細別にして記
件 載した。技術的差異はない。
4.5 手順 4.2.1 追加 −
JISでは,ISO規格の内容を補足するとともに,細別にして記
載した。また,受渡当事者間の協定がある場合の手順を追加し
た。技術的差異はない。
4.2.2 削除 国内では使用されていないため,削除した。 −
4.6試験結 5 追加 −
JIS では,受渡当事者間の協定によって“絶縁破壊の強さ”で
果の表し方 表す方法を追加した。また,JIS Z 8401を追加した。技術的差
異はない。
4.7試験報 6 追加 JISでは,補足事項を追加した。技術的差異はない。 −
告書
5 耐電圧試 追加 ISO規格の見直しの
ISO規格にはない規定である。JISでは,国内で広く使用され
験方法 ているので,この試験方法を追加した。 際,提案する。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 2376:2010,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 一致·················· 技術的差異がない。
− 削除·················· 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加·················· 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更·················· 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD··············· 国際規格を修正している。
H8 687 : 2013
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JIS H 8687:2013の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 2376:2010(MOD)
JIS H 8687:2013の国際規格 ICS 分類一覧
- 77 : 金属工学 > 77.120 : 非鉄金属 > 77.120.10 : アルミニウム及びアルミニウム合金
- 25 : 生産工学 > 25.220 : 表面処理及び被覆加工 > 25.220.20 : 表面処理
JIS H 8687:2013の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISH0201:1998
- アルミニウム表面処理用語
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方