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JIS K 0142:2000 規格概要
この規格 K0142は、JIS K 0141を補完するためのフォーマットを規定。表面化学分析スペクトルデータベースの構築,増強,変更のためのデータを送信するためのもの。フォーマットはオージェ電子分光法(AES)及びX線光電子分光法(XPS)に適用。
JISK0142 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K0142
- 規格名称
- 表面化学分析―情報フォーマット
- 規格名称英語訳
- Surface chemical analysis -- Information formats
- 制定年月日
- 2000年7月20日
- 最新改正日
- 2019年10月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 14975:2000(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 35.240.70, 71.040.40
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2000-07-20 制定日, 2005-03-20 確認日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
- ページ
- JIS K 0142:2000 PDF [18]
K 0142 : 2000 (ISO 14975 : 2000)
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,財団法人大阪科学技術センター付属ニューマ
テリアルセンター (OSTEC) 及び財団法人日本規格協会 (JSA) から工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)
を改正すべきと申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)で
ある。
JIS K 0142には,次に示す附属書がある。
附属書A(参考) フォーマットの特定項目例
附属書B(参考) フォーマットの実例
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS K 0142 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
K 0142 : 2000
(ISO 14975 : 2000)
表面化学分析−情報フォーマット
Surface chemical analysis−Information formats
序文 この規格は,2000年度版として発行予定のISO 14975, Surface chemical analysis−Information formats
を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にない事項である。
JIS K 0141は表面化学分析データを送信するためのディジタルデータ転送フォーマットを規定している。
多くの科学分野でデータベースの重要性が増しており,スペクトルデータをデータベース中に蓄積したり,
データベース中で取り扱ったりすることが重要となっている。JIS K 0141の構造はデータ通信を目的とし
ているが,データベースの操作は通信とは全く異なった操作である。したがって必要に応じて付加的な情
報をJIS K 0141に含ませることはデータベースのデータを取り扱ううえに重要なことである。この規格は
データベースのデータを取り扱うために必要な(1)試料情報,(2)校正情報,(3)データ処理情報に関する情報
パッケージを定義したものである。フォーマットは将来の変更にも対応している。このフォーマットはJIS
K 0141とともに動作するようになっているため,JIS K 0141を読むことができるソフトウェアはこの情報
パッケージが付加された場合でも正しく動作する。この規格はJIS K 0141を補完するものであると同時に,
単独でも動作するものである。
この規格に記述されているデータファイル構造決定のための背景は重要である。プログラマが新しいソフ
トウェアの中で信頼度高くフォーマットを実行するにはMicrosoft WindowsTM“.INI”ファイル構造の解釈
方法に従えばよい。現在のコンピュータはWindows Application Programming InterfaceTMを通して,様々な
コンピュータ言語を用いてフォーマットを読み書きすることが可能である。
1. 適用範囲 この規格はJIS K 0141 : 表面化学分析−データ転送フォーマットを補完するためのフォー
マットを規定するものであり,表面化学分析スペクトルデータベースの構築,増強,変更のためのデータ
を送信するためのものである。フォーマットはオージェ電子分光法 (AES) 及びX線光電子分光法 (XPS)
に適用される。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0141 : 表面化学分析−データ転送フォーマット
備考 ISO 14976 Surface chemical analysis−Data transfer formatが,この規格と一致している。
3. 定義 この規格で用いる用語の定義は,次による。
3.1 データベース
検索可能なスペクトルデータ
――――― [JIS K 0142 pdf 2] ―――――
2
K 0142 : 2000 (ISO 14975 : 2000)
3.2 情報
試料,分光器の校正,データ処理又はスペクトルデータベースを構築するうえに必要な情報
3.3 パッケージ
スペクトルデータに記述する一連の文字列
4. 記号と省略形
CAS : 化学文献検索サービス
DTF : JIS K 0141[表面化学分析−データ転送フォーマット (Data Transfer Format)]
IUPAC : 純正及び応用化学に関する国際連合
N/A : 適用不可能
5. 情報フォーマットの記述
5.1 一般
情報はDTFの注釈行に挿入するか,又はパッケージとしてDTFに添付する。その結果,現在のDTFを
情報の搬送体としてそのまま用いることができる。これらのパッケージはDTFの実験−注釈行,又はブロ
ック−注釈行に挿入するか,DTFの外にブロックとして付け加えることができる。
この構造によって,フォーマットを読むプログラムは,すべてのブロックに適用される実験−注釈行,
又は一つのブロックに適用されるブロック−注釈行,又はDTF外のブロックの中でフォーマット識別子を
探すことができる。これまでに存在していた読み取り用のプログラムはこれらのパッケージを人間が読む
ための注釈コメントとして解釈して無視することができる。
この規格では,試料情報フォーマット,校正情報フォーマット及びデータ処理フォーマットの
ための情報パッケージが記述されている。これらはモジュール化されており,これまでに書かれたソフト
ウェアとの両立性が保たれている。
5.2 付則及び定義
文字列=最大80文字まで,最後に改行を伴う。
文字=次の半角文字セットの一つ;
|!|”|#|$|%|&|“”| (|) |*|+|, |-|.|/
|0|1|2|3|4|5|6|7|8|9|: |; |<|=|>|?
|@|A|B|C|D|E|F|G|H|I|J|K|L|M|N|O
|P|Q|R|S|T|U|V|W|X|Y|Z| [|\|] |^|
||a|b|c|d|e|f|g|h|i|j|k|l|m|n|o
|p|q|r|s|t|u|v|w|x|y|z| [{|||}] |
引用符間の垂直の線は文字の区切りを示す。
改行=7ビット “Return key” アスキーコードに7ビットの “Line Feed” アスキーコードが伴ったもの。
複数文字列=一つの項目を規定するための複数文字列
ISO/IEC指示書第3部では小数点はコンマで示すことが指定されているが,コンマは人間が読むときに
用いる場合であり,コンピュータの入力項目としては,通常の用法に従い,小数点を表すものとしては点
を用いることとする。
5.3 フォーマット
5.3.1 構造
――――― [JIS K 0142 pdf 3] ―――――
3
K 0142 : 2000 (ISO 14975 : 2000)
a) 試料情報パッケージの内容
試料情報パッケージは次に太字で示される項目からなる連続した文字列のテキストファイルである。
太字の定義は5.3.2で示される。すべての項目は決められた順序に従い記述しなければならない。
試料情報フォーマット識別子
主物質
IUPAC 化学名
化学抄録登録番号
主物質組成
純度
既知不純物
結晶構造
製品形態
供給者
製品番号
均一性
結晶性
材料分類
特別材料分類
試料装着方法
外部処理法
その場処理法
帯電補正法
試料温度
試料情報に関するコメント
試料情報フォーマット終了識別子
b) 校正情報パッケージの内容
校正情報パッケージは次に太字で示される項目からなる連続した文字列のテキストファイルである。
太字の定義は5.3.2で示される。すべての項目は決められた順序に従い記述しなければならない。
校正情報フォーマット識別子
エネルギー軸校正
強度軸校正
分解能校正
校正情報フォーマット終了識別子
c) データ処理情報パッケージの内容
データ処理情報パッケージは次に太字で示される項目からなる連続した文字列のテキストファイル
である。太字(太字ゴシック体)の定義は5.3.2で示される。すべての項目は決められた順序に従い記
述しなければならない。
データ処理情報フォーマット識別子
データ処理方法
データ処理情報フォーマット終了識別子
――――― [JIS K 0142 pdf 4] ―――――
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K 0142 : 2000 (ISO 14975 : 2000)
5.3.2 フォーマット中の項目の定義
a) 試料情報フォーマット
ここで定義されていない項目の定義は5.2で定義されている。引用符で囲まれた言葉はフォーマッ
トのコーディングに使われる。IUPAC命名法及びCAS登録番号をフォーマットのコーディングの際
に参照すること。
試料情報フォーマット識別子は,次の文字列,
“[ISOSpecimenInformationFormat1998October15]”である。
主物質は文字列である。この文字列は “hostmaterial=” から始まり,試料の一般名が続く。
IUPAC化学名は文字列である。この文字列は “IUPACchemicalname=” から始まり,主物質の
IUPAC化学名,若しくは特定ができない場合には “none”,“unknown” 又は “N/A” を付ける。
化学抄録登録番号は文字列である。この文字列は “chemicalabstractsregistrynumber=” から始ま
り,主物質の化学抄録登録番号,若しくは特定ができない場合には “none”,“unknown” 又は “N/A” を
付ける。
主物質組成は文字列である。この文字列は “hostmaterialcomposition=” から始まり,存在する主
元素名あるいは化学式が続く。主元素名を用いるときには組成を数値で書き “mass%” 又は
“atomic%” を付ける。組成が特定できないときには数値の代わりに “” を用いる。
純度は文字列である。この文字列は “bulkpurity=” から始まり,物質の純度と保証者,若しくは
特定ができない場合には “unknown”,又は “N/A” を付ける。純度は実数で表され,単位はmass%と
atomic%が許容される。単位は必ず付けなくてはならない。 “4N” というような記述は認められない。
既知不純物は文字列である。この文字列は “knownimpurities=” から始まり,不純物名,濃度,保
証者,若しくは特定ができない場合には “none”,“unknown” 又は “N/A” を付ける。許容される単位
はmass%, atomic%, ppm, ppb, atoms/cm3とatoms/cm2である。単位は必ず付けなくてはならない。
構造は文字列である。この文字列は “structure=” から始まり,例えばちゅう(稠)密六方晶という
ような結晶の情報と方位,粒界破面というようなコメント,若しくは特定ができない場合には
“unknown” 又は “N/A” を付ける。
製品形態は文字列である。この文字列は “formofproducts=” から始まり,試料が使われている製
品名,若しくは特定ができない場合には “unknown” 又は “N/A” を付ける。
供給者は文字列である。この文字列は “supplier=” から始まり,試料の製造者名又は供給者名,試
料の製造方法,若しくは特定ができない場合には “unknown” 又は “N/A”を付ける。
製品番号は文字列である。この文字列は “lotnumber=” から始まり,製造工程を識別する番号,若
しくは特定ができない場合には “unknown” 又は “N/A” を付ける。
均質性は文字列である。この文字列は “homogeneity=” から始まり,“homogeneous”,
“inhomogeneous”,“unknown”,“N/A” ,又はこれらの表現が不適切な場合には均質性を表現する別な
表現が続く。次に “ ; ” を付けてコメントを加えてもよい。
結晶性は文字列である。この文字列は “crystallinity=” から始まり,“single” (単結晶,表面のミラ
ー指数を “” でつなげて記述),“poly” (多結晶),“amorphous”,“unknown”,“N/A” 又はこれらの
表現が不適切な場合には結品性を表現する別な表現が続く。次に “ ; ” を付けてコメントを加えても
よい。
材料分類は文字列である。この文字列は “materialfamily=” から始まり,“metal”,“inorganic” (無
機化合物),“organic” (有機化合物),“polymer”,“semi” (半導体),“bio” (生体材料),“composite”,
――――― [JIS K 0142 pdf 5] ―――――
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JIS K 0142:2000の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 14975:2000(IDT)
JIS K 0142:2000の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.240 : 情報技術(IT)の応用 > 35.240.70 : 自然科学へのITの応用
JIS K 0142:2000の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
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