JIS K 0410-3-7:2000 水質―サンプリング―第7部:ボイラ施設の水及び蒸気のサンプリングの指針 | ページ 4

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K 0410-3-7 : 2000 (ISO 5667-7 : 1993)
附属書A表1 蒸気/水回路の各種サンプリング地点における代表的な試料条件
サンプリング地点の場所 温度℃ 圧力 MPa
補給水製造装置 < 30 0.1
抽出ポンプ排気 25 45 0.4
復水脱塩装置 35 50 13
脱気器入口 90 120 1
脱気器出口 140 180 1
節炭器入口 180 260 1720
ボイラ水 345 365 1619
飽和蒸気 345 355 1619
過熱蒸気 550 570 1619

――――― [JIS K 0410-3-7 pdf 16] ―――――

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K 0410-3-7 : 2000 (ISO 5667-7 : 1993)
附属書B(参考) 冷却器

序文

 この附属書は,高温試料をサンプリングする場合に,また,サンプリング環境の安全のために用い
る冷却器の一例を参考として示したもので,規定の一部ではない。
B.1
− 試料温度50℃を超える場合は,試料成分間の相互反応を最少にし,また,サンプリング環境の安全の
ために試料の冷却が必要である。
− 多くの場合,最終試料温度25±2℃を目標にするとよい。この基準によると,高い割合の試料源がサ
ンプリング及び引き続いての分析の前に冷却を要する。
− 試料を高温から冷却する場合,及び最終試料温度を正確に調節する必要がある場合,例えば,オンラ
インの電気伝導率の監視では,直列の二つの冷却器が必要である。これを,前段,後段冷却器と名付
けると,前段冷却器は試料分岐弁の下流,しかもなるべく近くに設置する。後段冷却器は通常手によ
るサンプリング地点又はオンライン採取装置の近くに設ける。
− 冷却器のコイルはステンレス鋼316,インコネル600又はモネル400で,ステンレス鋼本体に組み込
まれ,冷却水の流れはコイル中の試料の流れと反対になるように設計されている。冷却器及びコイル
の寸法はその予想負荷によって決まる。
− 冷却器にはコイル破損及びこれによる外筒の過剰圧の予防措置として,安全弁を取り付けるとよい。
安全弁の大きさを制限するために,流量調節オリフィスを冷却器の上流のサンプリングラインに置く
ことができる。
− 冷却水には,腐食に対する薬品処理を行った適切なイオン交換水を用いるとよい。都市の水道水は,
使用者と冷却器製造業者との間で事前の合意なしにこの目的に使用してはならない。
− 冷却器の適切な設計を附属書B図1に示す。
− 前段,後段冷却器の負荷に対する代表的な設計諸元を附属書B表1に示す。
− 丸ボイラ及び熱水ボイラ (hot water boilers) 用の冷却器は,一般に構造が簡単で,多量の冷却用脱塩水
を要しない。
附属書B表1 試料冷却器の運転諸元
冷却器 前段 後段
水 流量 (kg/s) 0.34 0.34
温度 (℃) 355 100
圧力 (MPa) 19 19
試料入口条件
蒸気 流量 (kg/s) 0.17 0.17
温度 (℃) 570 100
圧力 (MPa) 19 19
試料出口温度 (℃) <50 25±2
水入口温度 (℃) <30 <20
水出口温度 (℃) <70

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K 0410-3-7 : 2000 (ISO 5667-7 : 1993)
附属書B図1 代表的な試料冷却器の例

――――― [JIS K 0410-3-7 pdf 18] ―――――

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K 0410-3-7 : 2000 (ISO 5667-7 : 1993)
附属書C(参考)
報告書−ボイラ施設における水及び蒸気のサンプリング

序文

 この附属書は,ボイラ施設における水及び蒸気のサンプリングの報告書の一例を参考として示した
もので,規定の一部ではない。
報告書−ボイラ施設における水及び蒸気のサンプリング

――――― [JIS K 0410-3-7 pdf 19] ―――――

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K 0410-3-7 : 2000 (ISO 5667-7 : 1993)
平成9年度 国際整合化調査研究委員会 構成表(平成10年3月現在)
氏名 所属
(委員長) ○ 並 木 博 横浜国立大学名誉教授
○ 宮 崎 正 浩1) 工業技術院標準部消費生活規格課
谷 重 男2) 通商産業省環境立地局産業施設課
林 明 夫3) 通商産業省環境立地局環境指導課
○ 畑 野 浩 環境庁水質保全局水質規制課
○ 佐 藤 寿 邦 横浜国立大学工学部
中 村 和 憲 工業技術院生命工学工業技術研究所
○ 田 尾 博 明 工業技術院資源環境技術総合研究所水圏環境保全部
福 井 学 工業技術院資源環境技術総合研究所水圏環境保全部
田 中 宏 明 建設省土木研究所下水道部
菅 谷 芳 雄 国立環境研究所地域環境研究グループ
土 屋 悦 輝 東京都立衛生研究所環境保健部
渡 辺 真利代 東京都立衛生研究所環境保健部
竹 内 準 一 東京都下水道局
○ 日 野 隆 信 千葉県衛生研究所
○ 小 倉 光 夫 神奈川県環境科学センター水質環境部
○ 坂 本 勉 財団法人日本規格協会技術部
橋 本 繁 晴 財団法人日本規格協会技術部
月 峰 夫 財団法人化学品検査協会安全性評価技術研究所
○ 梅 崎 芳 美 社団法人産業環境管理協会名誉参与
横 倉 清 治 社団法人日本環境測定分析協会(三菱マテリアル株式会社)
竹 島 正4) 社団法人日本下水道協会(東京都下水道局)
狩 野 久 直 日本錬水株式会社研究所
久 島 俊 和 オルガノ株式会社総合研究所
○ 川 瀬 晃 セイコー電子工業株式会社科学機器事業部
米 倉 茂 男 元東京都立工業技術センター(現東京都立産業技術研究所)
岩 岩 次 社団法人日本工業用水協会
(事務局) 宮 寺 秀 雄 社団法人日本工業用水協会
本 郷 秀 昭 社団法人日本工業用水協会
1) : 発足当初は,西出徹雄(工業技術院標準部消費生活規格課)
備考
2) : 発足当初は,乾 敏一(通商産業省環境立地局産業施設課)
3) : 発足当初は,藤冨正晴(通商産業省環境立地局環境指導課)
4) : 発足当初は,山田昭捷(東京都下水道局)
○印は,試料採取関係の小委員会委員兼任
(文責 梅崎 芳美)

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  • ISO 5667-7:1993(IDT)

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