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K 0804 : 2014
表A.1−測定対象ガス,試験用標準ガスの一例及び概略の測定濃度範囲(続き)
No. 測定対象ガス 概略の測定濃度範囲 試験用標準ガス及びそれに用いる
名称a) 化学式 (vol) ) 調製用液体又は固体試薬の一例
84 C6H3(CH3)3
1,2,4-トリメチルベンゼ 10 ppm250 ppm
ン
85 トルエン C6H5CH3 1 ppm3 000 ppm JCSS トルエン標準ガス
JIS K 8680 トルエン(試薬)
86 ナフタレン C10H8 10 ppm100 ppm
[ナフタリン]
87 二酸化硫黄 SO2 0.05 ppm8 % JCSS 二酸化硫黄標準ガス
[亜硫酸ガス]
88 二酸化塩素 ClO2 0.025 ppm20 ppm
89 二酸化炭素 CO2 100 ppm60 % JCSS 二酸化炭素標準ガス
(炭酸ガス)
90 二酸化窒素 NO2 0.1 ppm2 000 ppm
91 ニッケルカルボニル Ni (CO)4 20 ppm700 ppm
92 二硫化炭素 CS2 0.1 ppm4 000 ppm JIS K 8732 二硫化炭素(試薬)
93 ヒドラジン N2H4 0.01 ppm10 ppm
94 ピリジン C5H5N 0.2 ppm35 ppm JIS K 8777 ピリジン(試薬)
95 フェノール C6H5OH 0.5 ppm25 ppm JIS K 8798 フェノール(試薬)
96 1,3-ブタジエン CH2=CHCH=CH2 0.1 ppm2.6 % JCSS 1,3-ブタジエン標準ガス
97 1-ブタノール CH3CH2CH2CH2OH 5 ppm5 000 ppm JIS K 8810 1-ブタノール(試薬)
98 2-ブタノール CH3CH2CH(OH) CH3 4 ppm300 ppm JIS K 8812 2-ブタノール(試薬)
99 2-ブタノン CH3COC2H5 10 ppm5 % JIS K 8900 2-ブタノン(試薬)
(メチルエチルケトン)
100 ブタン C4H10 25 ppm1 400 ppm
101 HF
ふっ化水素(弗化水素) 0.17 ppm30 ppm
102 ふっ素 F2 0.1 ppm2 ppm
103 フラン C4H4O 0.01 %2 %
104 フルフリルアルコール C4H3OCH2OH 5 ppm25 ppm
105 CH3CH(OH) CH3
2-プロパノール(イソプ 15 ppm4 000 ppm JIS K 8839 2-プロパノール(試
ロピルアルコール) 薬)
106 プロパン CH3CH2CH3 0.02 %5.0 % JCSS プロパン標準ガス
107 2-プロパンチオール (CH3)2CHSH 0.1 ppm100 ppm
[イソプロピルメルカ
プタン]
108 プロピレンオキシド CH3-CHCH2 0.05 %5.0 %
(酸化プロピレン)
O
109 プロペン CH3CH=CH2 50 ppm1 000 ppm
[プロピレン]
110 ヘキサン CH3(CH2)4CH3 5 ppm1.32 %
(ノルマルヘキサン)
111 ヘプタン CH3(CH2)5CH3 7 ppm1.68 %
[ノルマルヘプタン]
112 ベンゼン C6H6 0.1 ppm312 ppm JCSS ベンゼン標準ガス
JIS K 8858 ベンゼン(試薬)
――――― [JIS K 0804 pdf 16] ―――――
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K 0804 : 2014
表A.1−測定対象ガス,試験用標準ガスの一例及び概略の測定濃度範囲(続き)
No. 測定対象ガス 概略の測定濃度範囲試験用標準ガス及びそれに用いる
名称a) 化学式 (vol) ) 調製用液体又は固体試薬の一例
113 ペンタン CH3(CH2)3CH3 50 ppm1 500 ppm
[ノルマルペンタン]
114 2-ペンテンニトリル CH3CH2CH:CHCN 0.5 ppm15 ppm
115 ホスゲン COCl2 0.02 ppm25 ppm
116 ホスフィン PH3 0.01 ppm10 000 ppm JCSS ホスフィン標準ガス
117 ホルムアルデヒド HCHO 0.05 ppm6 400 ppm
118 水 H2O 0.05 mg/L40 mg/L
119 メタクリル酸メチル CH2=C(CH3) CO2CH3 10 ppm160 ppm
120 メタクリロニトリル CH2=C(CH3) CN 0.2 ppm32 ppm
121 メタノール CH3OH 2 ppm6 % JIS K 8891 メタノール(試薬)
122 メタンチオール CH3SH 0.1 ppm2 700 ppm
[メチルメルカプタン]
123 メチルアミン CH3NH2 0.5 ppm100 ppm
124 メチルイソチオシアネ CH3NCS 10 ppm10 000 ppm
ート
125 メチルエーテル CH3OCH3 0.01 %1.2 %
126 メチルシクロヘキサノ CH3C6H10OH 5 ppm200 ppm
ール
127 メチルシクロヘキサノ C7H12O 2 ppm100 ppm
ン
128 α-メチルスチレン C6H5C(CH3)=CH2 10 ppm500 ppm
129 3-メチル-1-ブタノール(CH3)2CHCH2CH2OH 5 ppm300 ppm JIS K 8051 3-メチル-1-ブタノー
(イソペンチルアルコ ル(試薬)
ール)
130 2-メチル-1-プロパノー(CH3)2CHCH2OH 5 ppm150 ppm JIS K 8811 2-メチル-1-プロパノ
ル(イソブチルアルコ ール(試薬)
ール)
131 2-メチル-2-プロパンチ(CH3)2CSH 0.5 mg/m3150 mg/m3
オール
[t-ブチルメルカプタ
ン]
132 4-メチル-2-ペンタノン(CH3)2CHCH2 COCH3 2.5 ppm0.6 % JIS K 8903 4-メチル-2-ペンタノ
(メチルイソブチルケ ン(試薬)
トン)
133 (CH3)2C=CHCOCH3
4-メチル-3-ペンテン-2- 5 ppm100 ppm
オン[酸化メシチル]
134 モノエタノールアミン H2NCH2CH2OH 0.5 ppm50 ppm JIS K 8109 2-アミノエタノール
(試薬)
135 よう化メチル CH3I 0.4 ppm34 800 ppm JIS K 8919 ヨードメタン(試薬)
[沃化メチル]
136 硫化水素 H2S 0.1 ppm40 %
137 硫酸(硫酸ミスト) H2SO4 0.5 mg/m35 mg/m3
――――― [JIS K 0804 pdf 17] ―――――
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K 0804 : 2014
表A.1−測定対象ガス,試験用標準ガスの一例及び概略の測定濃度範囲(続き)
注a) 名称は主としてIUPAC(International Union of Pure and Applied Chemistry)の名称(容認慣用名含む。)による。
( )内には労働安全衛生法の名称を,また[ ]内には別名を示した。
b) 測定濃度範囲は,国内で入手可能な製品の概略の最低測定濃度及び最高濃度を示したもので,必ずしも1本
の検知管で測定可能な範囲を示すものではない。測定濃度範囲欄のppmは体積百万分率を,%は体積百分率
を意味する。
なお,労働安全衛生法に基づく作業環境測定評価基準(厚生労働省告示)においても,管理濃度の単位と
してppmを使用している。
――――― [JIS K 0804 pdf 18] ―――――
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K 0804 : 2014
附属書B
(規定)
試験用ガス
B.1 一般
この附属書は,各検知管の指示精度,温度による影響及び変色先端面の傾斜を試験するために用いる試
験用ガスについて規定する。
B.2 標準ガス又は校正用ガスによる試験用ガス
標準ガスは,国家計量標準(計量法第134条)に規定するトレーサビリティが確保されたもの又はそれ
をトレーサビリティが明確な流量計を用いて一定濃度にうすめたもの,若しくはJIS K 0055の4. b) (校
正用ガス調製装置による校正用ガス)によって調製した校正用ガスを用いる。
注記 トレーサビリティが確保された標準ガスとしては,JCSSマークを付けた高圧ガス容器詰めのも
のがある。
B.3 その他の試験用ガス
B.3.1 高純度物質又は既知濃度のガスが得られる場合
試験用ガスは,高純度物質又は既知濃度のガスと清浄な空気又は清浄な窒素などとの希釈ガスを,質量
比混合法,体積比混合法又は質量体積比混合法によって調製し,濃度値を体積百分率又は体積百万分率と
して確定し,必要に応じて各種の分析法で濃度を確認したガスを用いる。
なお,清浄な空気とは,測定値に影響を与える成分を含まない空気をいう。必要に応じて精製活性炭層,
精製シリカゲル層を通して精製する。また,清浄な窒素とは,測定値に影響を与える成分を含まない窒素
をいう。JIS K 1107がある。
これらの試験用ガスは,次の方法によって調製したものを用いる。
a) 高圧ガス容器詰法による試験用ガス 高純度物質又は既知濃度のガスと清浄な空気又は窒素などとの
希釈ガスを質量比混合法によって高圧ガス容器に調製し,濃度値を確定し,その安定性が確認された
ガス。
注記 代表的な質量比混合法の規格に,ISO 6142がある。
b) 体積比混合法による試験用ガス 図B.1に示すように,シリコーンゴム栓などにガラス製コックを付
けた20 L以上の内容積既知のガラス製容器内を減圧にした後にコックを通して,ガスの場合は,目盛
を校正したガラス注射筒で高純度ガス又は既知濃度のガスの一定量を入れた後,液体及び固体の場合
は,高純度液体又は固体試薬の質量を測定して入れ,気化させた後,清浄な空気又は窒素などで大気
圧にし,混合したガス。
ガス濃度は,成分ガスと希釈ガスとの体積比から確定する。
――――― [JIS K 0804 pdf 19] ―――――
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K 0804 : 2014
図B.1−体積比混合用ガラス製容器の一例
注記 代表的な体積比混合法の規格に,ISO 6144がある。
c) パーミエーションチューブ法による試験用ガス パーミエーションチューブは,一定品質のふっ素樹
脂管に高純度の液化ガス,液体などを封入したもので,これを恒温低湿に保持すると,単位時間に管
壁を拡散するガス量が一定となる。そこに一定流量の希釈ガスを通して混合し,調製したガス。
ガス濃度は,パーミエーションチューブの質量の減少量を一定間隔で測定し,単位時間に管壁を拡
散するガス量を求め,この値と希釈ガス量とから確定する。
図B.2に調製装置の一例を示す。
A : ニードル弁
B : 流量計
C : 恒温槽
D : パーミエーションチューブ
E : 混合器
F : サンプリングポート
図B.2−パーミエーションチューブ法の調製装置の一例
注記 代表的なパーミエーションチューブ法の規格に,ISO 6145-10がある。
d) ガス拡散管法による試験用ガス ガス拡散管に高純度の液体又は固体を入れ,恒温に保持すると,液
体又は固体が蒸発拡散する量が一定となる。そこに一定流量の希釈ガスを通して混合し,調製したガ
ス。
ガス濃度は,ガス拡散管の質量の減少量を一定間隔で測定し,単位時間に拡散管から拡散するガス
量を求め,この値と希釈ガス量とから確定する。
図B.3に調製装置の一例を示す。
――――― [JIS K 0804 pdf 20] ―――――
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JIS K 0804:2014の国際規格 ICS 分類一覧
JIS K 0804:2014の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7516:2005
- 金属製直尺
- JISK0055:2002
- ガス分析装置校正方法通則
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態