JIS K 5600-5-9:1999 塗料一般試験方法―第5部:塗膜の機械的性質―第9節:耐摩耗性(摩耗輪法) | ページ 2

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K 5600-5-9 : 1999 (ISO 7784-2 : 1997)
正確に円筒状であり,摩耗輪表面と側面とのエッジが鋭利であり,半径にひずみがないよう表面調整する。
新しい摩耗輪は,使用前に表面調整する。
8.4 測定
8.4.1 他に協定条件がないときは,塗装した試験片を,温度23±2℃,相対湿度(50±5)%の環境条件で少
なくとも16時間保持する。
8.4.2 塗膜表面が正常でなく,オレンジピール,はけ目などがあるときは,測定前に50回転だけ研磨し
てリントフリー紙でふき取り,報告書にその操作について記録する。
8.4.3 温度・湿度を調節した試験片を0.1mgのけたまではかり,質量を記録する。
8.4.4 試験片を回転盤上に取り付ける。研磨用ヘッドを試験片の上に降ろし,吸引ノズルを作動位置にす
る。
8.4.5 計数器をゼロにセットし,吸引及び回転盤の回転を開始する。
8.4.6 規定の回転数の研磨後,試験片上のすべての研磨かすをリントフリー紙(試験板をふいたときに,
くずが付かない紙)でふいて除去し,再度試験片の質量をはかり,質量を記録する。試験片を検査し,塗
膜がすり減って素地の露出が起こっているか否かを調べる。
8.4.7 試験を途中で何回か中止すると,ちょうどすり減った点を,より正確に決めることができる。そし
て規定の回転数の期間の平均的摩耗減量を計算することができる。
8.4.8 8.4.28.4.6の手順を更に2枚の試験片について繰り返し,それぞれの結果を記録する。
9. 結果の表し方
9.1 各試験片ごとに協定された回転数の研磨期間の摩耗減量を計算する。3回の摩耗減量の平均値を計算
し,1mgのけたで記録する。
備考 摩耗減量は,回転を中断した各々の測定値についても計算できる。
9.2 単一塗膜又は多層塗膜系についての上塗り塗膜がすり減るのに要する回転数の平均値を計算する。
備考 塗膜がすり減った後は,摩耗減量の程度は試験板の摩耗性によって影響を受ける。
10. 精度 関連する精度データは,現在は入手されていない。もし数値が得られているとしても,その方
法は単に一つの試験室の中において適用されるべきである。
複数の試験室の間で試験が行われる場合は,塗料のランク付けに用いるのがベターである。ISO/TC35
は,この規格を含めたすべての関連する標準について,精度データを得る予定である。精度データが入手
可能なときは,この文書に加えられるであろう。
11. 試験報告 試験報告には,少なくとも次の事項を含んでいなければならない。
a) 試験された製品を確かめるのに必要なすべての詳細
b) この規格の適用
c) 附属書Aに適用されている補足情報の項目
d) )中に引用されている情報を提供する国際規格,国家規格,製品規格又は他の文書の引用
e) 用いられる摩耗輪の荷重及び種類
f) 9.に示された試験結果
g) 塗膜表面が異常なための事前研磨が行われたか否か
h) 規定試験条件からの逸脱

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i) 試験年月日

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K 5600-5-9 : 1999 (ISO 7784-2 : 1997)
附属書A(規定) 必要な補足情報
この附属書に記載する補足情報は,この試験方法を実施するうえで,適切なものとして提示しなければ
ならない。必要とされる項目は,好ましくは受渡当事者間で協定されるべきであり,試験に関連する国際
規格若しくは国家規格,又は他の文書から全体的又は部分的に引用してもよい。
a) 試験板の材料,厚さ,表面調整
b) 試験板に塗られる塗料の塗装方法,多層塗膜系の場合は,各塗装の間隔,乾燥条件
c) 塗装の間隔及び乾燥(又は焼付け)条件,及びもし適用可能ならば,試験前の養生
d) マイクロメートル単位で測定した乾燥膜厚,JIS K 5600-1-7に従った測定方法,及び単一塗膜系か多
層塗膜系か
e) もし8.1に規定された条件と異なるならば,試験中の温度及び湿度

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附属書B(参考) 装置の検定
B.1 器具 検定用基準板及び研磨紙など,検定に必要な器具は,望ましくは摩耗試験機の製造業者から
入手するべきである。通常,亜鉛板が製造業者によって検定用基準板として供給される。
B.2 装置・器具 5.に記載された装置,及び次に記載した器具。
B.2.1 ゴム製摩耗輪(2個)(以後,摩耗輪という。) いずれも厚さが12.7±0.2mm,直径が50±0.2mm
であり,外周には厚さ6mm,硬度50±5 IRHD(ISO 48に従って測定されたもの)のゴム片を巻き付けた
ものとする。
二つの摩耗輪は回転盤に載せて自由に水平軸の周りに回転することができる。二つの摩耗輪は相対する
面の間隔が53.0±0.5mm離れ,二つの軸をつなぐ仮想ラインは回転盤の中心軸から19.1±0.1mmの距離に
ある。摩耗輪の質量の分布は,それぞれの摩耗輪が゛試験片上に1±0.02Nの力を作用する範囲にあるもの
とする。
B.2.2 研磨紙片 幅12±0.2mm,長さ約175mm。研磨紙のグレードは,Federation of European Producers of
Abrasive Products (FEPA)(3)によって刊行された粒径標準のPシリーズ中に規定されているP 180とすべきで
ある。
注(3) EPAの標準43-GB-1984は,以下から入手できる。
The British Abrasive Federation, P.O.Box 58, Trafford Park Road, Trafford Park, Manchester M17
1JD, United Kingdom.
備考 幾つかの製造業者の“接着剤つき研磨紙”も利用可能である。
B.2.3 両面接着テープ 接着剤付き研磨紙が入手できないときは,幅12±0.2mm,長さ約175mmの両面
接着テープを利用することができる。
B.3 検定手順
B.3.1 他に協定条件がないときは,研磨紙(及び接着テープ)を,温度23±2℃,相対湿度(50±5)%に少
なくとも16時間保持する。
B.3.2 前項の環境条件に保持した研磨紙を必要ならば,同上の条件に保持した接着テープを用いて回転輪
の外周に取り付ける。研磨紙の長さを調節し,摩耗輪の外周に重なりやすき間ができないように被覆する。
備考 研磨紙は,摩耗輪の運動方向に対して接合線が角にならないよう,約45°度に切ることを奨め
る(附属書B図1参照)。
B.3.3 もし新しい亜鉛板が用いられるときは,4.5及び4.6に規定された手順に従って利用前に200回転
(回転盤を回して)摩耗し,それからリントフリー紙でふき取り清浄にする。
B.3.4 温度・湿度を調節した試験片を0.1mgのけたまで正確にひょう(秤)量し,質量を記録する。
B.3.5 摩耗試験機のそれぞれのアームに500gの荷重をかける。試験片を回転盤上に取り付ける。研磨用
ヘッドを試験片の上に下ろし,吸引ノズルを稼働位置にする。
B.3.6 計数器をゼロにセットし,吸引及び転盤の回転を開始する。
B.3.7 500回転後,試験片をリントフリー紙でふき取り,試験片を再度ひょう量し,質量を記録する。
B.3.8 毎回新しい研磨紙を用いて,4.24.7を更に2回繰り返す。

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K 5600-5-9 : 1999 (ISO 7784-2 : 1997)
B.3.9 3回目の試験後,3回の検定試験の平均減量を求める。
B.3.10 亜鉛板の平均摩耗減量は,110±30mgにあるべきである。もし値がこの範囲外であるときは,装置
を調べ,何らかの欠点を探して修正する。
附属書B図1 研磨紙の切断端を接合する際の推奨法
塗装分野の国際整合化調査研究委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 増 子 昇 千葉工業大学
(委員) 西 出 徹 雄 通商産業省基礎産業局
大 嶋 清 治 工業技術院標準部
鴨志田 直 史 工業技術院標準部
橋 本 繁 晴 財団法人日本規格協会
本 橋 健 司 建設省建築研究所
坪 田 実 職業能力開発大学校
武 井 昇 職業能力開発大学校
鈴 木 雅 洋 東京都立産業技術研究所
吉 田 豊 彦 社団法人色材協会
高 橋 孝 治 社団法人日本塗装工業会
青 木 茂 サンコウ電子研究所
福 島 稔 社団法人日本鋼橋塗装専門会
近 藤 照 夫 清水建設株式会社
(主査) 岩 井 弘 財団法人日本検査協会
堀 江 建 治 関西ペイント株式会社
山 田 俊 幸 神東塗料株式会社
中 東 昭 憲 神東塗料株式会社
住 田 光 正 大日本塗料株式会社
上 寺 孝 明 中国塗料株式会社
松 井 繁 武 株式会社トウペ
更 谷 浩 日本特殊塗料株式会社
曽 我 元 昭 日本ペイント株式会社
大 澤 晃 日本油脂株式会社
高 橋 真 ロックペイント株式会社
長 尾 進 専門技術者
鈴 木 幹 夫 専門技術者
松 平 忠 志 松平技術士事務所
伊 藤 義 人 専門技術者
小 島 務 財団法人日本検査協会
常 田 和 義 大日本塗料株式会社
筒 井 晃 一 日本ペイント株式会社
(事務局) 内 田 幹 雄 社団法人日本塗料工業会
山 崎 不二雄 社団法人日本塗料工業会

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  • ISO 7784-2:1997(IDT)

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JIS K 5600-5-9:1999の関連規格と引用規格一覧