JIS K 5600-5-8:1999 塗料一般試験方法―第5部:塗膜の機械的性質―第8節:耐摩耗性(研磨紙法)

JIS K 5600-5-8:1999 規格概要

この規格 K5600-5-8は、テーパー形摩耗試験機を用い,回転軸に取り付けた研磨紙によって乾燥塗膜を摩耗させて,その耐摩耗性を測定するための方法について規定。

JISK5600-5-8 規格全文情報

規格番号
JIS K5600-5-8 
規格名称
塗料一般試験方法―第5部 : 塗膜の機械的性質―第8節 : 耐摩耗性(研磨紙法)
規格名称英語訳
Testing methods for paints -- Part 5:Mechanical property of film -- Section 8:Abrasion resistance (Rotating abrasive-paper-covered wheel method)
制定年月日
1999年4月20日
最新改正日
2018年10月22日
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対応国際規格

ISO

ISO 7784-1:1997(IDT)
国際規格分類

ICS

87.040
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
塗料 2020
改訂:履歴
1999-04-20 制定日, 2004-04-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS K 5600-5-8:1999 PDF [10]
K 5600-5-8 : 1999 (ISO 7784-1 : 1997)

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。
なお,この規格の制定後3か年を経た2002年4月をもって,この規格に対応するJIS K 5400(塗料一般
試験方法)は,廃止されこの規格に置き換わる予定であるので,なるべくこの規格によるとよい。
JIS K 5600は,次に示す部編成になっている。
JIS K 5600-1-11-8 通則
JIS K 5600-2-12-7 塗料の性状・安定性
JIS K 5600-3-13-6 塗膜の形成機能
JIS K 5600-4-14-7 塗膜の視覚特性
JIS K 5600-5-15-11 塗膜の機械的性質
JIS K 5600-6-16-3 塗膜の化学的性質
JIS K 5600-7-17-8 塗膜の長期耐久性
JIS K 5600-8-18-6 塗膜劣化の評価
JIS K 5600-5は,塗料一般試験方法−塗膜の機械的性質に関する試験方法として,次の各節によって構
成する。
JIS K 5600-5-1 第5部−第1節 : 耐屈曲性(円筒形マンドレル法)
JIS K 5600-5-2 第5部−第2節 : 耐カッピング性
JIS K 5600-5-3 第5部−第3節 : 耐おもり落下性
JIS K 5600-5-4 第5部−第4節 : 引っかき硬度(鉛筆法)
JIS K 5600-5-5 第5部−第5節 : 引っかき硬度(荷重針法)
JIS K 5600-5-6 第5部−第6節 : 付着性(クロスカット法)
JIS K 5600-5-7 第5部−第7節 : 付着性(プルオフ法)
JIS K 5600-5-8 第5部−第8節 : 耐摩耗性(研磨紙法)
JIS K 5600-5-9 第5部−第9節 : 耐摩耗性(摩耗輪法)
JIS K 5600-5-10 第5部−第10節 : 耐摩耗性(試験片往復法)
JIS K 5600-5-11 第5部−第11節 : 耐洗浄性
JIS K 5600-5-1,5-3,5-4,5-5,5-6,5-8,5-9,5-10,5-11には,それぞれ次に示す附属書がある。
JIS K 5600-5-1, 5-3, 5-4, 5-6 附属書A(規定) 必要な補足情報
JIS K 5600-5-5 附属書A(規定) 必要な補足情報
附属書B(参考) 引っかき硬度試験用針の作成と交換のための簡便法
JIS K 5600-5-8 附属書A(規定) 必要な補足情報
附属書B(参考) 装置の検定
JIS K 5600-5-9 附属書A(規定) 必要な補足情報
附属書B(参考) 装置の検定
JIS K 5600-5-10 附属書A(規定) 必要な補足情報
附属書B(参考) 研磨紙の校正用に推奨する基準板
JIS K 5600-5-11 附属書A(規定) 不揮発分の密度の測定

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS K 5600-5-8 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 5600-5-8 : 1999
(ISO 7784-1 : 1997)

塗料一般試験方法−第5部 : 塗膜の機械的性質−第8節 : 耐摩耗性(研磨紙法)

Testing methods for paints−Part 5 : Mechanical property of film−Section 8 : Abrasion resistance(Rotating abrasive-paper-covered wheel method)

序文 この規格は,1997年に第1版として発行されたISO 7784-1, Paints and varnishes−Determination of
resistance to abrasion−Part 1 : Rotating abrasive-paper-covered wheel methodを翻訳し,技術的内容及び規格票
の様式を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にはない事項である。
備考 この規格は,塗料の乾燥塗膜について耐摩耗性を測定する方法に関する次のJISの一部である。
JIS K 5600-5-8 ; ISO 7784-1 : 研磨紙法(テーバー形摩耗試験機を用いる。)
JIS K 5600-5-9 ; ISO 7784-2 : 摩耗輪法(テーバー形摩耗試験機を用いる。)
JIS K 5600-5-10 ; ISO 7784-3 : 試験片往復法(スガ式摩耗試験機を用いる。)
JIS K 5600-5-8,及びJIS K 5600-5-10は,共に耐摩耗性測定のために研磨紙を用いる方法を
規定し,JIS K 5600-5-9-は,ゴム製摩耗輪(以後,摩耗輪とする。)を用いる方法を規定してい
る。研磨紙を用いる方法(JIS K 5600-5-8,及びJIS K 5600-5-10)が,より望ましい方法である。
1. 適用範囲 この規格は,塗料の試験方法に関する一連の規格の一つである。
テーバー形摩耗試験機を用い,回転軸に取り付けた研磨紙によって乾燥塗膜を摩耗させて,その耐摩耗
性を測定するための方法について規定する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構
成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発行年を付記していない引用規格は,その
最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 5600-1-2 塗料一般試験方法−第1部−第2節 : 試料採取方法
備考 ISO 1512 : 1991, Paints and varnishes−Sampling of products in liquid or paste formが,この規格
と一致している。

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K 5600-5-8 : 1999 (ISO 7784-1 : 1997)
JIS K 5600-1-3 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第3節 : 試験用試料の検分及び調整
備考 ISO 1513 : 1992, Paints and varnishes−Examination and preparation of samples for testingが,この
規格と一致している。
JIS K 5600-1-4 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第4節 : 試験用標準試験板
備考 ISO 1514 : 1993, Paints and varnishes−Standard panels of testingが,この規格と一致している。
JIS K 5600-1-7 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第7節 : 膜厚
備考 ISO 2808 : 1997, Paints and varnishes−Determination of film thicknessが,この規格と同等であ
る。
ISO 48 : 1994, Rubber−Determination of hardness (hardness between 30 and 85 IRHD)
ISO 6507-1 : 1997, Metallic materials−Vickers hardness test−Part 1 : Test method
3. 原理 乾燥塗膜は,規定の条件でテーバー形摩耗試験機の回転輪に取り付けられた研磨紙によって摩
耗される。試験中は,回転輪には規定の荷重が加えられる。耐摩耗性は,規定の回転数の摩耗を受けたと
きの摩耗減量又は塗膜がはがれて下塗り塗膜若しくは素材表面に達するのに必要な回転数として求められ
る。
4. 必要な補足情報 どのような特殊な適用に対しても,この規格に規定された試験方法は,補足情報に
よって補完される必要がある。補足情報の項目は,附属書Aに示す。
5. 装置・器具
5.1 摩耗試験機(1) 5.1.15.1.4に記載された構成要素からなる(図1参照)。
注(1) この装置・器具はテレダインテーバー社から市販されている。
Teledyne Taber, 455 Bryant Street, North Tonawanda, NY 14120, USA.

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K 5600-5-8 : 1999 (ISO 7784-1 : 1997)
図1 装置の概略図
5.1.1 回転盤 試験片を中央に載せ,固定することができ,60±2rpmの速度で回転可能なものとする。
5.1.2 摩耗輪(2個) いずれも厚さが12.7±0.2mm,直径が50±0.2mmであり,外周には厚さ6mm,
硬度50±5IRHD(ISO 48に従って測定されたもの。)のゴム片を巻き付けたものとする。
二つの摩耗輪は回転盤に載せて自由に水平軸の周りに回転することができる。二つの摩耗輪は,相対す
る面の間隔が53.0±0.5mm離れ,二つの軸をつなぐ仮想ラインは回転盤の中心軸から19.1±0.1mmの距離
にある。摩耗輪の質量の分布は,それぞれの摩耗輪が試験片上に1±0.02Nの力が作用する範囲にあるもの
とする。
5.1.3 計数器 回転盤の回転数を計測する。

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K 5600-5-8 : 1999 (ISO 7784-1 : 1997)
5.1.4 2個のノズルをもつ吸引装置 一つのノズルは,2個の摩耗輪の間に,他の一つは回転盤上の反対
側に位置する。二つのノズルの間隔は75±2mmとし,試験片との間隔は12mmとする。
吸引ノズルが作動位置にあるとき,吸引装置内の空気圧は大気圧より1.51.6kPa(2)低くすべきである。
注(2) 1kPa=10mbar
5.2 荷重 それぞれの摩耗輪の質量をそれぞれ1kgまで増やすことが可能なものとする。
5.3 研磨紙片 幅12±0.2mm,長さ約175mm,研磨紙のグレードは受渡当事者間の協定によって選定さ
れる。
備考1. 研磨紙の若干のグレードが,Federation of European Producers of Abrasive Products (FEPA) (3)に
よって刊行された粒径標準のPシリーズに規定されている。
注(3) EPAの標準43-GB-1984は,次から入手できる。
The British Abrasive Federation, P. O. Box 58, Trafford Park Road, Trafford Park, Manchester
M17 1JD, United Kingdom.
2. 幾つかの製造業者の“接着剤つき研磨紙”も利用可能である。
5.4 両面接着テープ 接着剤付き研磨紙が入手できないときは,幅12±0.2mm,長さ約175mmの両面接
着テープを利用することができる。
5.5 検定用基準板 装置検定のための厚さ0.81mmの基準板(附属書B参照)。
5.6 はかり 精度は0.1mgのけたまではかれるもの。
6. 試料採取 試験されるべき製品(多層塗膜系塗装の場合は,個々の塗料)の代表的試料をJIS K 5600-1-2
の規定に従って採取する。JIS K 5600-1-3の規定に従って検分し,試験用試料を調整する。
7. 試験片
7.1 試験板 他に協定事項がないときは,可能ならば実際に使用されるものと同じ材料を用い,JIS K
5600-1-4に規定された材料の中から試験板を選定する。試験板は平滑でひずみがあってはならない。ひず
みがあると均一に摩耗しない。
7.2 形状及び寸法 試験板は直径6.35mmの中心孔をもち,その形状及び寸法は,装置に正しく固定で
きるもの。
備考 試験板の代表的な寸法は,100mm×100mm。
7.3 調整及び塗装 特別な協定がないときは,試験板はJIS K 5600-1-3に従って調整する。そして試験
すべき単一塗膜系又は多層塗膜系について規定された方法によって塗装する。
7.4 乾燥及び環境条件 乾燥(又は焼付け)し,必要な場合は規定の条件で規定の時間それぞれを養生
して,試験片とする。
7.5 膜厚 JIS K 5600-1-7に規定された方法の一つによって,乾燥膜厚をマイクロメートル単位で測定す
る。
8. 操作
8.1 試験条件 他に協定条件がないならば,温度23±2℃,相対湿度 (50±5) %で試験を行う。
8.2 装置の検定 装置を検定する(検定方法の一例を附属書Bに記載)。
8.3 研磨用摩耗輪の調整
8.3.1 摩耗輪にかかる荷重を受渡当事者間で協定した値に調整する。

――――― [JIS K 5600-5-8 pdf 5] ―――――

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  • ISO 7784-1:1997(IDT)

JIS K 5600-5-8:1999の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 5600-5-8:1999の関連規格と引用規格一覧