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K 6253-4 : 2012
7 試験片の状態調節
試験片は,JIS K 6250の6.1(試験室の標準温度)で1時間以上状態調節する。単一の試験でも比較を目
的とした試験に対しても,同じ温度で,状態調節する。
8 試験方法
8.1 試験条件
試験条件は,次による。
a) 試験室の標準条件は,JIS K 6250の6.(試験室の標準条件)による。
b) 標準試験温度は,JIS K 6250の11.2.1(標準試験温度及び標準試験湿度)による。
c) その他の試験温度で試験する場合は,JIS K 6250の11.2.2(その他の試験温度)による。
8.2 操作方法
操作方法は,次による。
8.2.1 概要 平たんで堅固な面に試験片を置く。IRHDポケット硬さ試験機の加圧板が試験片の表面に平
行に維持され,かつ,押針がゴムの表面に対して直角になるようにIRHDポケット硬さ試験機を保持し,
衝撃を与えないように,加圧板を試験片に接触させる。押針先端の位置は,試験片の端から12.0 mm以上
離れた位置とする。
なお,再現性を良くするため,スタンドを用いてもよい。
8.2.2 測定時間 加圧板を試験片に接触させた後,規定時間後に読取りを行う。標準測定時間は,加硫ゴ
ムでは3秒,熱可塑性ゴムでは15秒とする。受渡当事者間の協定によって他の測定時間を用いてもよい。
その場合には,試験報告書に記載する。
注記 熱可塑性のゴムでは,押針で押し続けたときの値が加硫ゴムより長い時間にわたって減少し続
けるので,15秒間の測定時間を導入した。この測定時間は,ISO 868(参考文献[4]参照)のプ
ラスチックに指定されたものと同じである。
8.2.3 測定点数 測定点数は,5点とする。押針の接触点が6.0 mm以上離れた位置で5回測定し,中央
値をとる。
8.3 校正及び確認
8.3.1 校正 校正は,JIS K 6253-5による。
8.3.2 硬さ確認用ゴム試験片による試験機の確認の方法 簡易的な確認方法として,硬さ確認用ゴム試験
片による試験機の確認の方法を示す。平滑で堅固な平面に試験機を押し付け,指示値が100を示すように
調節する。国際ゴム硬さ(IRHD)30 IRHD90 IRHDの硬さ確認用ゴム試験片を用いて,IRHDポケット
硬さ試験機を確認する。硬さ確認用ゴム試験片は,光,熱,油又はグリスによる変化を避けるため,軽く
タルクを振りかけて適切な容器に保管する。硬さ確認用ゴム試験片は,硬さを6種類以上準備するとよい。
この硬さ確認用ゴム試験片に変化がないか,国際ゴム硬さ(IRHD)試験機によって1年を超えない間隔又
はずれが1単位を超えたときに確認するとよい。通常,用いるIRHDポケット硬さ試験機は,毎週,硬さ
確認用ゴム試験片で確認するのが望ましい。
9 試験結果のまとめ方
試験結果は,5回の測定値の中央値を,JIS Z 8401によって丸めの幅1とし,IRHDの記号を数値の後に
付ける。更にその後に / を付けて試験の種類を表す記号Pを付ける(例参照)。
例 50 IRHD/ P : IRHDポケット硬さ試験機で,試験片を測定したときの硬さが,50 IRHDであること
――――― [JIS K 6253-4 pdf 6] ―――――
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K 6253-4 : 2012
を示す。
10 試験報告書
試験報告書には,次の事項を記載する。
a) この規格の番号(JIS K 6253-4)
b) 試料の詳細
1) 試料及び試験片に関する全ての詳細
2) 試験片の形状及び寸法(積み重ねた場合は,その枚数及び厚さ)
c) 試験の詳細
1) 試験温度及び試験湿度(試験湿度が試料の硬さに影響を与える場合)
2) 試験機
3) 試験片の調整から硬さ測定までの時間
4) その他規定と異なる測定方法
5) この規格に規定されていない事項及び結果に影響すると考えられる事項の詳細
d) 試験結果
1) 結果は,整数で表す。例えば,50 IRHD/ Pとする(必要であれば,5回の測定値の全ての値)。
e) 試験年月日
f) その他の必要事項
参考文献
[1] BROWN, R.P., Physical testing of rubber, Chapman and Hall, London, 2006
[2] OBERTO, S., Rubber Chemistry Technology, 1955, 28, 1054
[3] JUVE, A.E., Rubber Chemistry Technology, 1957, 30, 367
[4] ISO 868,Plastics and ebonite−Determination of indentation hardness by means of a durometer (Shore
hardness)
JIS K 6253-2 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−硬さの求め方−第2部 : 国際ゴム硬さ(10 IRHD100 IRHD)
注記 対応国際規格 : ISO 48,Rubber, vulcanized or thermoplastic−Determination of hardness (hardness
between 10 IRHD and 100 IRHD)(MOD)
――――― [JIS K 6253-4 pdf 7] ―――――
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K 6253-4 : 2012
K6
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附属書JA
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(参考)
3-
4 : 2
JISと対応国際規格との対比表
012
ISO 7619-2:2010 Rubber, vulcanized or thermoplastic−Determination of indentation
JIS K 6253-4:2012 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−硬さの求め方−第4部 : IRHDポ
ケット硬さ hardness−Part 2: IRHD pocket meter method
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ご(V) JISと国際規格との技術的差
国際 との評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
3 用語及び − − 追加 JIS K 6200及びJIS K 6253-1を追JISとして必要なための追加で,
定義 加。 技術的差異はない。
4 原理 3 追加 対応国際規格のIntroductionを原対応国際規格のIntroductionを転
理として追加。 載したもので,技術的な差異はな
い。
6 試験片 6.1 試験片の採取・作製 5 追加 異物の混入した試験片などを用い分かりやすくするための追加で,
ないことを追加。 技術的差異はない。
9 試験結果 − − 追加 数値の丸め方を追加。 分かりやすくするための追加で,
のまとめ方 技術的差異はない。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 7619-2:2010,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD 国際規格を修正している。
JIS K 6253-4:2012の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 7619-2:2010(MOD)
JIS K 6253-4:2012の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.060 : ゴム
JIS K 6253-4:2012の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK6200:2019
- ゴム―用語
- JISK6250:2019
- ゴム―物理試験方法通則
- JISK6253-1:2012
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―硬さの求め方―第1部:通則
- JISK6253-5:2012
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―硬さの求め方―第5部:硬さ試験機の校正及び検証
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方