JIS K 6300-4:2018 未加硫ゴム―物理特性―第4部:ブローポイントの求め方

JIS K 6300-4:2018 規格概要

この規格 K6300-4は、気泡消滅限界加硫試験機を用いて,未加硫ゴムを加硫するときの気泡消滅限界距離からブローポイントを求める方法について規定。

JISK6300-4 規格全文情報

規格番号
JIS K6300-4 
規格名称
未加硫ゴム―物理特性―第4部 : ブローポイントの求め方
規格名称英語訳
Rubber, unvulcanized -- Physical property -- Part 4:Determination of blow point
制定年月日
2018年2月20日
最新改正日
2019年4月22日
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対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2018-02-20 制定日, 2019-04-22 改正
ページ
JIS K 6300-4:2018 PDF [14]
                                                                                 K 6300-4 : 2018

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 原理・・・・[2]
  •  5 試験装置・・・・[2]
  •  5.1 試験装置の構成・・・・[2]
  •  5.2 上下熱板の密閉装置・・・・[3]
  •  5.3 金型・・・・[3]
  •  5.4 加熱及び温度制御装置・・・・[4]
  •  5.5 試験片温度測定装置・・・・[4]
  •  5.6 試験片切断装置・・・・[5]
  •  6 試験片・・・・[5]
  •  6.1 試験片の採取・作製並びに形状及び寸法・・・・[5]
  •  6.2 試験片の数・・・・[5]
  •  7 試験方法・・・・[5]
  •  7.1 試験片の状態調節・・・・[5]
  •  7.2 試験条件・・・・[5]
  •  7.3 操作方法・・・・[5]
  •  8 試験結果のまとめ方・・・・[6]
  •  8.1 気泡消滅限界距離・・・・[6]
  •  8.2 ブローポイント・・・・[8]
  •  9 試験報告書・・・・[8]
  •  附属書A(規定)活性化エネルギーの求め方・・・・[9]
  •  附属書B(参考)熱拡散係数による温度曲線の求め方・・・・[10]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 6300-4 pdf 1] ―――――

K 6300-4 : 2018

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本ゴム工業会(JRMA)及び
一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があ
り,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS K 6300の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS K 6300-1 第1部 : ムーニー粘度計による粘度及びスコーチタイムの求め方
JIS K 6300-2 第2部 : 振動式加硫試験機による加硫特性の求め方
JIS K 6300-3 第3部 : ラピッドプラストメータによる可塑度及び可塑度残留指数の求め方
JIS K 6300-4 第4部 : ブローポイントの求め方

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 6300-4 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 6300-4 : 2018

未加硫ゴム−物理特性−第4部 : ブローポイントの求め方

Rubber, unvulcanized-Physical property- Part 4: Determination of blow point

1 適用範囲

  この規格は,気泡消滅限界加硫試験機を用いて,未加硫ゴムを加硫するときの気泡消滅限界距離からブ
ローポイントを求める方法について規定する。
警告1 この規格の利用者は,通常の実験室での作業に精通していることを前提とする。この規格は,
その使用に関して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするものではない。この規格の
利用者は,各自の責任において安全及び健康に対する適切な措置をとらなければならない。
警告2 この規格で規定している試験を行う上で,使用する物質,生成する物質及び廃棄物が環境に
及ぼす有害性を考慮し,取扱い及び廃棄を含む全ての行為に関して,これらに関連する法令・
規制要求事項に従う。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 6200 ゴム−用語
JIS K 6250 ゴム−物理試験方法通則
JIS K 6300-2 未加硫ゴム−物理特性−第2部 : 振動式加硫試験機による加硫特性の求め方

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 6200によるほか,次による。
3.1
ブローポイント
型加硫において,型開きするときに,加硫不足に起因する気泡が観察されなくなる最短の等価加硫時間。
3.2
気泡消滅限界点
長手方向に厚さ勾配をもつくさび状試験片の加圧加硫において,加硫の進行に伴い減少していく気泡の
うち,試験片の最も薄い側にある気泡の位置。
3.3
等価加硫時間
ゴム試験片が熱源によって昇温過程を経て到達する加硫度と等価な加硫度を,一定の基準温度で加硫し

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K 6300-4 : 2018
て得るための加熱時間。
注記 等価加硫時間は,分で表す。
3.4
気泡消滅限界距離
長手方向に厚さ勾配をもつくさび状試験片の最薄端から気泡消滅限界点までの距離。
3.5
加硫度
加硫ゴムの物性(弾性率,伸び,引張強さ,硬さなど)を指標としてみた場合の加硫の程度。
3.6
基準温度
目的とする加硫特性を求めるために設定する温度。
注記 基準温度は,℃で表す。通常は,実際の製品を加硫する温度に近い温度が用いられる。

4 原理

  ゴム製品は,成形加硫して作られるが,元々ゴムに溶解していた気体,又は加硫反応によって発生した
気体が,加硫の高温高圧条件下でゴム中に溶解している。金型を開放するとゴムへの気体の溶解度が低下
するため,加硫が十分に進行していない状態では,ゴム中に気泡が発生する。加硫時間を長くし,加硫を
進行させると気泡が発生しなくなる。
実際製品の加硫においては,熱源(金型)からの距離が異なる製品内部の点において,温度上昇履歴の
違いから,受ける総熱量が異なり,同じ加硫時間であっても,加硫進行状況が異なる。そのため,最遅加
硫部分において,気泡発生がみられなくなる時間まで加硫する必要がある。この最短の等価加硫時間をブ
ローポイントという。製品の加硫時間を決めるためには,このブローポイントを推定することが重要であ
る。ブローポイントは,しばしば,等価加硫時間で表される。
この規格は,ゴムの厚さが連続的に変わるように,長手方向に厚さ勾配をもったキャビティをもつ金型
でゴムを加硫し,適度の時間で除圧することによって,途中まで内部発泡したくさび状試験片が得られる。
このくさび状試験片の気泡分布及び気泡が発生しなくなる限界点の位置(気泡消滅限界点)を計測する。
同時に,試験片の昇温曲線を記録し,昇温曲線を時間で積分することによって,気泡消滅限界点におけ
る最短の等価加硫時間(ブローポイント)を算出する。

5 試験装置

5.1 試験装置の構成

  試験装置の基本構成は,次による。
a) 上下熱板
b) 金型
c) 加熱及び温度制御装置
d) 試験片温度測定装置 試験装置の構成例を,図1に示す。

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K 6300-4 : 2018
1エアシリンダ
2上側熱板
3上側金型
4キャビティ
5下側金型
6下側熱板
図1−試験装置の構成例

5.2 上下熱板の密閉装置

  上下熱板の密閉装置は,試験中,金型キャビティを15 kN以上の力で密閉した状態に保つことができる
装置を備えるものとする。

5.3 金型

  金型は,次による。金型の例を,図2及び図3に示す。
a) 材質 上下金型は,熱伝導性がよく,変形しにくく,摩耗しにくい材料で作る。
b) 形状及び寸法 キャビティの寸法は,実際の製品の製造条件に合わせて表1から選択する。
注記 熱板と金型とを一体化して,表1に規定するキャビティをもつダイを使用してもよい。
表1−キャビティ各部の寸法
形状 厚さ(h1h2) 長さ(l) 幅(w)
I型 6 mm10 mmの勾配 140 mm 30 mm55 mm
II型 6 mm20 mmの勾配 140 mm 30 mm55 mm
III型 6 mm30 mmの勾配 140 mm 30 mm55 mm

――――― [JIS K 6300-4 pdf 5] ―――――

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JIS K 6299:2012の国際規格 ICS 分類一覧