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4.2 B法
液圧用鋼線補強ホースのように,高い精度が要求され,かつ,呼び径が63未満の場合は,エ
キスパンディングボール又はテレスコーピングゲージを用いて, JIS B 7502に規定する外側マイクロメー
タで測定する。
4.3 C法
ホースの末端を,JIS B 7507に規定するノギスで,内側用ジョウを用いて,ほぼ直角の2方
向について測定する。この場合,ホースを変形させないように注意する。測定値から,平均値を求める。
なお,この測定方法は,呼び径が100以下のホースに適用することが望ましい。ただし,呼び径が100
を超える場合でも,高い精度が要求されるときは,適切なサイズのキャリパを用いて,測定してもよい。
4.4 D法
エラストマー材料内側用丸形脚付き内側キャリパダイヤルゲージ(JIS B 7503参照)の適切
なサイズのものを使用し,ほぼ直角の2方向について測定する。測定値から,平均値を求める。
4.5 E法
JIS B 7516に規定する金属製直尺を用いて,ほぼ直角の2方向について測定する。測定値から,
平均値を求める。
なお,この測定方法は,呼び径が100を超える場合で,あまり高い精度が要求されないときに適用する
のが望ましい。
4.6 F法
ホースを軸方向に対して直角に切断し,その断面を,目量0.1 mmの光学的拡大鏡で測定する。
測定は,ほぼ直角の2方向について行い,測定値から平均値を求める。
なお,この測定方法は,ホース断面が切断によって変形しないホースに適用できる。
4.7 G法
ホースの内周を,JIS B 7512に規定する巻尺を用いて測定し,円周率(π)で除した値を内
径とする。また,π目盛の巻尺を用いてもよい。
なお,この測定方法は,呼び径が300を超える場合で,あまり高い精度が要求されないときに適用する
のが望ましい。
5. 外径
ホースの外径寸法は,製品又は製品からの切断品(長さ150 mm以上)で測定する。測定箇所
は,D法については試料の末端部とし,A法,B法,及びC法については末端から25 mm以上離れた位置
とする。
なお,外面層が筋入り又は蛇腹タイプの場合は,最大外径(山部)を測定する。
5.1 A法
JIS B 7507に規定するノギス又はJIS B 7502に規定する外側マイクロメータを用いて,ほぼ
直角の2方向について測定する。この場合,ホースを変形させないように注意し,更に高い精度が要求さ
れるときは,ホース内径に等しい外径のマンドレルを,変形防止のため,ホース内面に挿入する。測定値
から,平均値を求める。
なお,この測定方法は,外径寸法が100 mm以下のホースに適用することが望ましい。
5.2 B法
π目盛の巻尺を用いて,ホースの外周を測定する。
なお,この測定方法は,外径寸法が20 mmを超えるホースに適用することが望ましい。
5.3 C法
巻尺を用いて,直接,ホースの外径を測定するか,ホースの外周を測定し,円周率(π)で
除した値を外径寸法としてもよい。
なお,この測定方法は,外径寸法が100 mmを超えるホースに適用することが望ましい。
5.4 D法
ホースを軸方向に対して直角に切断し,その断面を目量0.1 mmの光学的拡大鏡で測定する。
測定は,ほぼ直角の2方向について行い,測定値から平均値を求める。
なお,この測定方法は,ホース断面が切断によって変形しないホースに適用できる。
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6. 補強層外径
補強層外径は,外面層を完全に除去した後,5.1のA法又は5.2のB法によって測定す
る。
なお,この測定方法は,継手金具付液圧用ホースに適用し,測定は,ホースの切断品で行う。
7. 肉厚
ホースの肉厚寸法は,外径と内径との差を2で除し,計算によって求めてもよい。また,直接
測定する場合は,次の方法による。測定箇所は,A法及びD法については試料の末端部とし,B法及びC
法については末端から15 mm離れた位置とする。
7.1 A法
JIS B 7507に規定するノギスを用いて測定する。この場合,わん曲による誤差を最小限にす
る処置が必要である。
7.2 B法
ホース内面接触用丸形アンビル付きマイクロメータ,又は図2と類似の構成によるダイヤル
ゲージを用いて測定する。 単位 mm
15
1 3 4
2
d
30
図 2 ダイヤルゲージを用いてホース肉厚を測定する場合の配置図
1 : ホース
2 : ホース支持(アンビル)
d=3 mm(ホース内径が6 mm以下の場合)
d=6 mm(ホース内径が6 mmを超える場合)
3 : ダイヤル目盛スピンドル
4 : ホース (長さ30 mm以上)
7.3 C法
エラストマー材料用丸形脚付き厚さキャリパダイヤルゲージを用いて測定する。
7.4 D法
目量0.1 mmの光学的拡大鏡を用いて測定する。
8. 偏肉
偏肉は,内径に対する,補強層外径及び/又は外径間の肉厚寸法測定における,最大値と最小
値との差である。測定箇所は,C法及びE法については試料の末端部とし,A法,B法及びD法について
は末端から15 mm離れた位置とする。
8.1 A法
試料 (ホース) に,ホース内径に等しい外径のマンドレルを挿入し,その末端部をV字形ブ
ロックに置いて,ダイヤルゲージによって最大値と最小値の差を求める。
8.2 B法
ホース内面接触用丸形アンビル付きマイクロメータ,又は図2と類似の構成によるダイヤル
ゲージを用いて測定する。呼び径が63未満については,ホース外周上を90°間隔で4か所測定した読取値
の中から,また,呼び径が63以上については,45°間隔で8か所測定した読取値の中から最大値と最小値
の差を求める。
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8.3 C法
JIS B 7507に規定するノギスを用いて測定する。この場合,わん曲による誤差を最小限にす
る処置が必要である。呼び径が63未満については,ホース外周上を90°間隔で4か所測定した読取値の中
から,また,呼び径が63以上については,45°間隔で8か所測定した読取値の中から最大値と最小値の差
を求める。
8.4 D法
エラストマー材料用丸形脚付き厚さキャリパダイヤルゲージを用いて測定する。呼び径が63
未満については,ホース外周上を90°間隔で4か所測定した読取値の中から,また,呼び径が63以上につ
いては,45°間隔で8か所測定した読取値の中から最大値と最小値の差を求める。
8.5 E法
目量0.1 mmの光学的拡大鏡を用いて測定する。呼び径が63未満については,ホース外周上
を90°間隔で4か所測定した読取値の中から,また,呼び径が63以上については,45°間隔で8か所測定
した読取値の中から最大値と最小値の差を求める。
9. 内面層及び外面層の厚さ
内面層及び外面層の厚さは,製品からの切断品について測定する。
9.1 A法
9.1.1 外面層が表面スムーズ又は表面筋入りのホースについては,ホースを軸方向に対して直角に25 mm
以上の長さに切断し,その両断面を目量0.1 mmの光学的拡大鏡を用いて,最も薄いところを1か所ずつ
測定する。試料数は4個とし,内面層及び外面層の厚さは,8か所の測定値の平均値とする。
9.1.2 外面層が蛇腹タイプのホースについては,軸方向に長さ約50 mmの試料を採取し,図3のa)に示
すように,両端に直径マークをつける。一端の直径マークと他端の直径マークとは,互いに直角の位置関
係にあるものとする。
9.1.3 図3のb)に示すように,試料を同じ長さに切断して,更に図3のc)に示すように,それぞれの直
径マークの箇所を軸方向に分割する。
9.1.4 4分割された各試料で,軸方向の切断面をそれぞれ最も薄い所を1か所ずつ内面層及び外面層につ
いて測定する。測定機器としては,目量0.1 mmの光学的拡大鏡を用いる。
9.1.5 内面層又は外面層の厚さは,8か所の測定値の平均値とする。
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a)直径マーク
b)2等分切断
c)軸方向分割
図 3 内面層及び外面層の厚さ測定用試料
9.2 B法
9.2.1 目量0.02 mmで,直径310 mmの測定子をもつ標準形マイクロメータを用いて,22±5 kPaの加
圧のもとで,内面層又は外面層の厚さを測定する。
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9.2.2 編組又はスパイラル補強層に接している内面層,若しくは外面層の厚さは,2か所の測定値の平均
値とする。この場合,編組又はスパイラル補強層の凹凸を念入りにバフがけして除去する。
なお,2か所の測定値は,90°間隔の読取値とする。
9.2.3 織布補強層の場合も, 織布補強層によって生じた凹凸を念入りにバフがけして除去し,内面層又
は外面層の厚さを測定し90°間隔の読取値を記録する。
9.3 C法
鋼線補強ホースの外面層の最大厚さが規定されている場合,外面層の厚さは,丸形脚付きダ
イヤル目盛デプスゲージをホースと平行に置き,ホースから12.525 mm幅の外面層を引きはがしてでき
た溝に,橋がけして測定する。この場合,マンドレルをホースに挿入して,誤差を最小限にする。円周上
での最大値及び最小値を記録する。
10. ホースアセンブリの内径
この試験は,継手金具付きホースアセンブリに適用し,継手金具の装着に
よって生じるバルジ,又はくびれをもつアセンブリ内径が,規格値より大きいことを確認する目的で行う。
この試験は,規定サイズの試験用ボールがアセンブリを完全に通過するかどうかの判定を行う方法である。
備考 ホースの規格としては,使用ボールのサイズを規定するとき,呼び径の百分率から決定すると,
ボールサイズが標準からはずれることがあるため,標準ボールベアリングのサイズから選択す
ることが望ましい。
11. 長さ
長さは,製品で測定する。
11.1 長さ測定
20 m以下のホースについては,JIS B 7512に規定する鋼製巻尺,JIS B 7507に規定する
ノギス又はJIS B 7516に規定する金属製直尺を用いて測定する。20 mを超えるホースについては,JIS B
7512に規定する鋼製巻尺又は車輪タイプゲージを用いて測定する。
なお,ホースは引張ることなく,真っすぐにして測定する。
11.2 測定箇所
11.2.1 ホース単体 切断したホース両端の長さを測定する。
11.2.2 継手付きホース アセンブリ品の測定箇所は,図4から図9に示し,それ以外のホースについては,
継手製造業者の発行するデータを基に測定する。
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図 4 継手間のホースの長さ
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