JIS K 6330-2:2013 ゴム及びプラスチックホース試験方法―第2部:ホース及びホースアセンブリの耐圧性

JIS K 6330-2:2013 規格概要

この規格 K6330-2は、ゴム及びプラスチックホース並びにホースアセンブリの耐圧性試験方法について規定。

JISK6330-2 規格全文情報

規格番号
JIS K6330-2 
規格名称
ゴム及びプラスチックホース試験方法―第2部 : ホース及びホースアセンブリの耐圧性
規格名称英語訳
Rubber and plastics hoses and hose assemblies -- Part 2:Hydrostatic testing
制定年月日
1998年3月20日
最新改正日
2018年10月22日
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‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1998-03-20 制定日, 2002-08-20 確認日, 2006-10-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2013-09-20 改正日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS K 6330-2:2013 PDF [12]
                                                                                 K 6330-2 : 2013

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 一般事項・・・・[2]
  •  4 装置及び器具・・・・[2]
  •  5 試料・・・・[2]
  •  5.1 ホースアセンブリ・・・・[2]
  •  5.2 ホース・・・・[2]
  •  5.3 試料の数・・・・[2]
  •  6 耐圧性試験における加圧操作・・・・[2]
  •  6.1 一般事項・・・・[2]
  •  6.2 手順・・・・[2]
  •  7 耐圧性試験・・・・[3]
  •  7.1 耐圧試験・・・・[3]
  •  7.2 加圧寸法変化試験・・・・[4]
  •  7.3 破裂試験・・・・[6]
  •  7.4 漏れ試験・・・・[6]
  •  7.5 気密試験・・・・[6]
  •  8 試験結果のまとめ方・・・・[6]
  •  9 試験報告書・・・・[7]
  •  附属書JA(参考)JISで用いる計測器・・・・[8]
  •  附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[9]

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――――― [JIS K 6330-2 pdf 1] ―――――

K 6330-2 : 2013

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本ゴム工業会
(JRMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべき
との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS K 6330-2:1998は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS K 6330の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS K 6330-1 第1部 : ホース及びホースアセンブリの寸法測定
JIS K 6330-2 第2部 : ホース及びホースアセンブリの耐圧性
JIS K 6330-3 第3部 : 負圧試験
JIS K 6330-4 第4部 : 低温雰囲気下における柔軟性
JIS K 6330-5 第5部 : 電気試験
JIS K 6330-6 第6部 : 層間はく離強さの求め方
JIS K 6330-7 第7部 : 静的条件下での耐オゾン性評価
JIS K 6330-8 第8部 : 衝撃圧力試験
JIS K 6330-9 第9部 : ホース及び管の曲げ特性
JIS K 6330-10 第10部 : 液体透過性試験

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――――― [JIS K 6330-2 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 6330-2 : 2013

ゴム及びプラスチックホース試験方法−第2部 : ホース及びホースアセンブリの耐圧性

Rubber and plastics hoses and hose assemblies-Part 2: Hydrostatic testing

序文

  この規格は,2009年に第4版として発行されたISO 1402を基に,技術的内容を変更して作成した日本
工業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。

1 適用範囲

  この規格は,ゴム及びプラスチックホース(以下,ホースという。)並びにホースアセンブリの耐圧性試
験方法について規定する。
警告 この規格に基づいて試験を行う者は,通常の実験室での作業に精通していることを前提とする。
この規格は,その使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするものではない。
この規格の利用者は,各自の責任において安全及び健康に対する適切な措置をとらなければな
らない。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 1402:2009,Rubber and plastics hoses and hose assemblies−Hydrostatic testing(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 6250 ゴム−物理試験方法通則
注記 対応国際規格 : ISO 23529,Rubber−General procedures for preparing and conditioning test pieces
for physical test methods(MOD)
JIS K 6330-1 ゴム及びプラスチックホース試験方法−第1部 : ホース及びホースアセンブリの寸法
測定
注記 対応国際規格 : ISO 4671,Rubber and plastics hoses and hose assemblies−Methods of measurement
of the dimensions of hoses and the lengths of hose assemblies(MOD)
JIS Z 8401 数値の丸め方
ISO 7751,Rubber and plastics hoses and hose assemblies−Ratios of proof and burst pressure to design

――――― [JIS K 6330-2 pdf 3] ―――――

2
K 6330-2 : 2013
working pressure

3 一般事項

  ほかに規定がない場合は,全ての試験は標準温度(23 ℃±2 ℃)の下で行う(JIS K 6250)。ただし,
10 ‡
受渡当事者間の取決めがあれば,20 0

4 装置及び器具

4.1   加圧装置 試験圧力に達するまで6.2.2に規定した速さで加圧できなければならない。
4.2 校正された圧力計又はデジタル式圧力計 試験圧力が最大目盛の1585 %の範囲にくるような圧力
計を選定するのが望ましい。圧力計は,精度を維持するために定期的に点検し,できれば絞り弁を設けて
損傷を最小限に抑える。
4.3 長さ計測器 ノギス,金属製直尺又は鋼製巻尺を用いる。
4.4 外径計測器 ノギス,外側マイクロメータ,鋼製巻尺又はπ目盛巻尺(附属書JA参照)を用いる。

5 試料

5.1 ホースアセンブリ

  ホースアセンブリの試験を行う場合には,製品長さの試料をそのまま用いる。

5.2 ホース

  試料の長さは,継手金具部を除くホース中央部分の屈曲可能な部分の自由長さを,加圧変化を測定する
場合は,600 mm以上,加圧変化を測定しない場合は,300 mm以上とする。ホースの種類及びサイズによ
って,これより長い試料が必要となる場合は,それぞれのホース製品仕様書に自由長さを明記する。

5.3 試料の数

  7.1(耐圧試験)から7.3(破裂試験)までを同一試料2本以上で行う。それ以外の漏れ試験,気密試験
についても,それぞれ試料は2本以上とする。

6 耐圧性試験における加圧操作

6.1 一般事項

  試験媒体は,7.5(気密試験)を除き,水又はホースに適した液体を使用する。
警告 ホース及びホースアセンブリを加圧する場合,危険を伴うので試験は囲いの中で行わなければ
ならない。特に,空気及びその他のガスを試験媒体として使用する7.5(気密試験)の場合には,
安全性を十分考慮して実施する。また,試験媒体として液体を使用する場合にも,ホースが破
裂するとき,閉じ込められていた空気が突然膨張して危険なので,試料から空気を全て抜いて
おかなければならない。

6.2 手順

6.2.1  試料に試験液を満たし,ホース内の空気を全て抜いてから,試験装置に接続する。バルブを閉じて
一定の速さで加圧し,校正された圧力計又はデジタル式圧力計を用いて液圧を測定する(4.2参照)。
なお,試料の末端部は,固定しないで自由に動けるようにする。
6.2.2 一定の速さで加圧し,目的とする圧力に到達する時間は,呼び径が50以下のホースについては30
60秒,呼び径が50を超え250以下のホースについては60240秒になるように加圧速さを選ばなけれ
ばならない。また,呼び径が250を超えるホースについては受渡当事者間で加圧速さを決定する。

――――― [JIS K 6330-2 pdf 4] ―――――

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K 6330-2 : 2013
6.2.3 耐圧試験から破裂試験までの参考例を,図1に示す。加圧は,図1のように耐圧試験から破裂試験
まで連続的に行うこともできる。
X : 時間
Y : 圧力(MPa)
1 : 耐圧試験圧(7.1参照)
2 : 試験圧力(7.2参照)
3 : 漏れ及び欠陥を検出(7.1参照)
4 : 測定(7.2参照)
5 : 破裂圧力(7.3参照)
6 : 破裂試験(7.3参照)
t0 : 規定された圧力に達するまでの時間(6.2.2参照)
t1 : 規定された圧力保持時間(7.1参照)
t2 : 最初の寸法(長さ,外径)を測定する前の0.07 MPaを加える時間(7.2.1参照)
t3 : 規定された別の圧力に移るまでの時間
a : 破裂(7.3参照)
図1−耐圧試験から破裂試験までの参考例

7 耐圧性試験

7.1 耐圧試験

  ホース又はホースアセンブリの耐圧試験は,JISの製品規格に規定していなければ,6.2.2に規定する加
圧速さで試験圧力を加え,3060秒間保持し,材料又は製造上の欠陥を示す漏れ,亀裂,変形などの異状
の有無を調べる。特に規定がなければ,試験圧力は,表1の倍率(ISO 7751)を適用し,設定する。
なお,この試験は,曲がり状成形ホース(曲り管)に適用してはならない。

――――― [JIS K 6330-2 pdf 5] ―――――

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JIS K 6329:1997の国際規格 ICS 分類一覧