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JIS K 6377-9:2022 規格概要
この規格 K6377-9は、コンベヤゴムベルトのトラフ性を決定するための試験方法について規定。
JISK6377-9 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K6377-9
- 規格名称
- コンベヤゴムベルト―トラフ性試験方法
- 規格名称英語訳
- Conveyor belts -- Transverse flexibility (troughability) -- Test method
- 制定年月日
- 2022年1月20日
- 最新改正日
- 2022年1月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 703:2017(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 53.040.20
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 2022-01-20 制定
- ページ
- JIS K 6377-9:2022 PDF [7]
K 6377-9 : 2022
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[1]
- 4 記号及び単位・・・・[2]
- 5 原理・・・・[2]
- 6 試験装置・・・・[2]
- 7 試験片・・・・[3]
- 7.1 寸法・・・・[3]
- 7.2 状態調節・・・・[3]
- 8 試験方法・・・・[3]
- 9 計算方法・・・・[4]
- 10 試験報告書・・・・[4]
- 附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[5]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS K 6377 pdf 1] ―――――
K 6377-9 : 2022
まえがき
この規格は,産業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本ベルト工業会(JBMA)及び一般財団
法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を制定すべきとの申出があり,日本
産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本産業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS K 6377 pdf 2] ―――――
日本産業規格 JIS
K 6377-9 : 2022
コンベヤゴムベルト−トラフ性試験方法
Conveyor belts-Transverse flexibility (troughability)-Test method
序文
この規格は,2017年に第4版として発行されたISO 703を基に,技術的内容を変更することなく作成し
た日本産業規格であるが,対応国際規格には規定されていない規定項目(用語及び定義)を日本産業規格
として追加している。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
技術的差異の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1 適用範囲
この規格は,コンベヤゴムベルトのトラフ性を決定するための試験方法について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 703:2017,Conveyor belts−Transverse flexibility (troughability)−Test method(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”こと
を示す。
2 引用規格
次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7512 鋼製巻尺
JIS K 6200 ゴム−用語
JIS K 6377-6 コンベヤゴムベルト−厚さの測定方法
注記 対応国際規格における引用規格 : ISO 583,Conveyor belts with a textile carcass−Total belt
thickness and thickness of constitutive elements−Test methods
JIS Z 8401 数値の丸め方
ISO 7590,Steel cord conveyor belts−Methods for the determination of total thickness and cover thickness
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,JIS K 6200による。
3.1
トラフ(trough)
――――― [JIS K 6377 pdf 3] ―――――
2
K 6377-9 : 2022
ベルト横断面がV形,U形又は船底形を形成している状態を示す呼称
3.2
トラフ性(troughability)
トラフをもつローラへのなじみやすさ
注釈1 ローラの例は,図1を参照。
図1−3本キャリアローラの例
4 記号及び単位
この規格で用いる記号及び単位は,表1による。
表1−記号及び単位
記号 記号の説明 単位
F 試験片の厚さで補正した中央部のたわみ mm
F1 試験片の中央部のたわみ(図2及び図3参照) mm
L 試験片の長さ(ベルトの幅に相当する。) mm
t 試験片の厚さ(図3参照) mm
T トラフ指数 −
5 原理
試験片は,長さLのベルト全幅からなり,上カバーゴムが上面になるように,長さ方向に滑動するつり
具によって両端を把持した状態で,その両端が同一平面内になるようにつり下げる。
トラフ指数Tは,試験片の質量による中央部のたわみF1を測定し,それを試験片の厚さで補正したたわ
みFと,試験片の長さLとの比F/Lとして表される。
6 試験装置
試験装置の例を,図2に示す。
――――― [JIS K 6377 pdf 4] ―――――
3
K 6377-9 : 2022
単位 mm
F1
記号説明
1 つり具
2 横棒
3 つかみ具
4 試験片
5 基準線となる棒
図2−試験装置の例
7 試験片
7.1 寸法
試験片は,次の要求事項に適合しなければならない。
a) 形状は,直方体とする。
b) 試験片の長さLは,ベルトの全幅とする。
c) 試験片の幅は,ベルトの長さ方向に150 mm±2 mmとする。
d) 試験片の厚さtは,ベルトの全厚とする。
7.2 状態調節
試験片は,製造後16時間以上経過したものとし,試験前に温度23 ℃±2 ℃の室内で3時間以上状態調
節する。
8 試験方法
試験片の長さLを,JIS B 7512に規定する鋼製巻尺の1級又はこれと同等の精度をもつ測定器具で測定
する。
試験片の厚さtを,JIS K 6377-6又はISO 7590によって測定する。
――――― [JIS K 6377 pdf 5] ―――――
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JIS K 6377-9:2022の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 703:2017(MOD)
JIS K 6377-9:2022の国際規格 ICS 分類一覧
JIS K 6377-9:2022の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7512:2018
- 鋼製巻尺
- JISK6200:2019
- ゴム―用語
- JISK6377-6:2022
- コンベヤゴムベルト―厚さの測定方法
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方