JIS K 6400-6:2004 軟質発泡材料―物理特性の求め方―第6部:燃焼性 | ページ 2

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単位 mm
A 試験片,13 mm厚さ
B 試験片支持金網,6.4 mm網目
C 青炎
D 可視炎の輪郭,高さ38 mm
E 内炎の輪郭,高さ6 mm
F バーナーのウィングトップ
図 2 炎の詳細並びにバーナーのウィングトップ,試験片,及び試験片支持金網の相対位置

――――― [JIS K 6400-6 pdf 6] ―――――

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単位 mm
A バーナーのウィングトップ
B 試験片
C 試験片支持金具
図 3 試験片及び試験片支持金具

5.5 支持金網ホルダー

 図4で示すように軟鋼で作り,次の条件を満足するものとする。
a) 金網を,その長手方向において水平から1°以内,かつ,試験チャンバの600 mmの長さ方向に平行
に保持する。
b) 試験片の下面が,バーナーのウィングトップの上13±1 mmにあるようにする(図2参照)。
c) 試験片の上・下空間は遮へいしない。
d) 試験片に対してバーナーを正しい位置に置くことができる手段を講じる。
e) 金網は,試験チャンバの正面,背面及び側面から等距離に,かつ,底面上175±25 mmになるように
する。

5.6 ストップウォッチ

 精度±1秒

5.7 スケール

 mm刻み目盛

5.8 天びん

 精度±1 mg(必要な場合に使用)

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単位 mm
図 4 支持金網ホルダー

6. 試験片

 試験片は,次による。

6.1 試験片の切り出し

 材料から10枚の試験片を切り出す。表面からほこりやごみを除去する。

6.2 試験片の寸法

 標準試験片は,長さ150±1 mm,幅50±1 mmでなければならない。供された材料
が13 mmよりも厚い場合には,スキンを除去した後,13±1 mm厚さに裁断するものとする。厚さ13 mm
以下で供された材料は,その厚さが5 mm以上であればそのままの厚さで試験するものとし,この場合,
スキンを除去する必要はない。異なった厚さの試験片から得られた試験結果を比較する事はできず,また,
方向性が異なっている試験片での試験もまた比較できない。寸法はJIS K 6400-1 6. (寸法測定方法)に基
づいて測定する。

6.3 標線の引き方

 試験片の一方の端から25 mmのところに幅を横切って線を引き,それを以後の標線
とする。片側にだけスキン(通常,その材料の外側の面になる)をもつ薄い材料については,スキンのあ
る面に標線を引く。必要ならば[4. c)参照]各試験片の質量を測定する。

7. 試験の一般条件

7.1 試験片の採取方法

 JIS K6400-1     5.(試験の一般条件)による。

7.2 試験片の状態調節

 JIS K6400-1 5.(試験の一般条件)による。

8. 試験手順

 試験手順は,次による。

8.1 炎の調整

a) チャンバのふたが閉まっており,排気ファンが止まっていることを確認する。
b) ウィングトップ上13±1 mmの位置で青炎の温度が1 000±100 ℃となるようバーナーとガス圧を調整
する。炎の可視部分の高さは38±1 mmで,明りょうな輪郭の6±1 mm高さの内炎を有するようにし
なければならない。これらの高さは,例えば,あらかじめセットしておいたゲージを用いて測定する。

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c) ガスを止める。

8.2 試験片の支持具の調節

    清浄な試験片支持金網を,図2に示すように試験片の下面がバーナーの
ウィングトップ頂部の上13±1 mmにくるようにホルダーに置く。バーナーとホルダーの相対位置は,試
験片が所定の位置にある時,図2に示すように炎の一方の縁が試験片の端と並び,もう一方の縁が試験片
内部に広がるようにするものとする。ウィングトップの中心は,試験片が所定の位置にあるとき試験片の
中心線の真下にあるようにしなければならない。試験チャンバの正面パネルが密閉されていることを確認
する。

8.3 試験片の位置決め

 試験チャンバのガラス製引き戸を開け,次のような方法で支持金網に試験片を
置く。
a) 標線をつけた面を上側にする。
b) 標線から遠い方の端を,支持金網の上方に13 mm曲げた部分に接触させる。
c) 長手方向は支持金網の長手方向と平行にする。

8.4 試験の実施

a) ガス栓を開けて着火し,同時にストップウォッチをスタートさせる。
b) 直ちに試験チャンバの戸を閉め,ドラフトの窓を閉める。
c) 試験片の燃焼性の激しさ,すなわち,ねじれ,焦げ,溶融,滴下,及び滴下物がチャンバの床面に達
しても燃焼し続けているかなどに注目して,記録する。
d) 60秒後にガスを止め,バーナーを遠ざける。
e) 試験片の炎が標線に達した時,ストップウォッチを止め,時間tbを秒単位で記録する。
f) 上面全体が焼失しない場合は,試験片の炎が消えたとき,すなわち,試験片の本体に接している黄色
又は他の特徴的な炎が消えた時に,ストップウォッチを止めて,その時間teを記録する。試験片がま
だガス炎の中に当たっている時に試験片の炎が消えてしまうこともある。このような場合は,炎の伝
ぱする変色が見えなくなった時を消火時間とする。試験片の上面に沿ってだけ燃焼を示すような材料
については,必要に応じて質量減を測定し,記録する。バーナー中に落ちた滴下物が,炎に目に見え
る変化が生じなければ無視するが,通常滴下物があった場合には,その問題となる試験片による試験
をやめ,バーナー及びウィングトップを掃除した後,新しい試験片に取り替える。

8.5 燃焼距離の測定

a) 試験チャンバのふたを開けてドラフトのファンのスイッチを入れ,ガラス引戸を開けて試験片及び支
持金具を取り出す。
b) 燃焼距離Leを測定して記録するが,これは,試験片の燃えていない端と,その端に最も近い,試験片
上面に沿って前進した炎の痕跡との距離を,150 mmから差し引いたものに等しい。

8.6 質量減の測定

 必要があれば[4. c)参照],試験片の質量を再測定する。再測定には試験片から滴下し
た塊は一切含めない。

8.7 次の試験の準備

a) 試験片支持金網上の残留物を焼き払い,きれいにする。最低限4枚の試験片支持金網を厳密に交換し
ながら使用し,支持金網が再使用の前に室温まで冷却されるようにする。
b) バーナー,ウィングトップ及びガラス引き戸がきれいかどうか調べて,必要があれば掃除する。5回
の試験ごとに少なくとも1回は炎の大きさを確認する。
c) 試験チャンバのふたを閉じ,ドラフトファンのスイッチを切り,他の試験片に対して8.2の手順以降
を繰り返す。

――――― [JIS K 6400-6 pdf 9] ―――――

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9. 計算

 計算は,次による。

9.1 炎の前線が標線を過ぎた場合

a) 各試験片について,次の式によって燃焼速度νをmm/秒の単位で計算する。
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ν= bt
ここで,tb(秒)は,炎が標線までに達するまでにかかった時間(秒)である。
b) 平均燃焼速度を計算する。

9.2 炎の前線が標線に達しなかった場合

a) 次の式から燃焼速度νcをmm/秒の単位で計算する。
Le
νc=
te
ここで,te(秒)は,炎が消えるまでにかかった時間
Le(mm)は,燃焼距離
b) 次の平均値を計算し,JIS Z 8401によって丸めの幅1で数値を丸める。
1) 燃焼距離
2) 消火時間
3) 燃焼距離
4) 質量減(要求される場合)

10. 報告

 報告には,次の事項を含むこととする。
a) 適用規格番号
b) 次の記述 “この試験は,実際の使用条件での火災の危険性との相関関係を確立することはできず,
主として燃焼性に関する品質管理の目的で使用されるものである。そのため,この試験によって得ら
れたデータを実際の火災危険性を評価するものとして取り扱うことはできない。”
c) 次の事項を含む試験された材料に関する記述
1) 材料の公称見掛け密度
2) m単位に四捨五入した試験片の厚さ
3) スキンの有無
4) 試験品の採取方向
5) 使用した状態調節条件
6) 裁断,トリミングなどの状態調整以外の試験前処理
d) 試験片の燃焼性の記述 すなわち,ねじれ,焦げ,溶融,滴下,滴下物のチャンバ底面上での燃焼継
続など。
e) 平均燃焼距離
f) 平均消火時間
g) 平均燃焼速度
h) 平均質量減(必要な場合)
i) 試験の日付

――――― [JIS K 6400-6 pdf 10] ―――――

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JIS K 6400-6:2004の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 3582:2000(MOD)

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