この規格ページの目次
JIS K 7016-7:2009 規格概要
この規格 K7016-7は、繊維強化プラスチックの試験板をレジントランスファ成形(RTM)によって作製する方法について規定。
JISK7016-7 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K7016-7
- 規格名称
- 繊維強化プラスチック―試験板の作り方―第7部 : レジントランスファ成形
- 規格名称英語訳
- Fibre-reinforced plastics -- Methods of producing test plates -- Part 7:Resin transfer moulding
- 制定年月日
- 2009年12月21日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 1268-7:2001(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 83.120
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- プラスチック I(試験) 2021, プラスチック II(材料) 2021
- 改訂:履歴
- 2009-12-21 制定日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS K 7016-7:2009 PDF [10]
K 7016-7 : 2009
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 安全衛生・・・・[2]
- 4 原理・・・・[2]
- 5 材料・・・・[2]
- 5.1 強化材・・・・[2]
- 5.2 樹脂・・・・[2]
- 6 試験板の寸法・・・・[2]
- 7 繊維含有率・・・・[2]
- 8 装置・・・・[3]
- 9 手順・・・・[3]
- 9.1 プリフォームの作製・・・・[3]
- 9.2 樹脂の注入及び硬化・・・・[3]
- 9.3 状態調節・・・・[4]
- 10 試験板の品質・・・・[4]
- 10.1 一般・・・・[4]
- 10.2 繊維含有率・・・・[4]
- 10.3 空洞率・・・・[4]
- 10.4 密度・・・・[4]
- 10.5 試験板の寸法・・・・[4]
- 10.6 硬化度・・・・[4]
- 10.7 試験板の外観・・・・[4]
- 11 印付け・・・・[5]
- 12 試験板作製報告書・・・・[5]
- 参考文献・・・・[6]
- 附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[7]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS K 7016-7 pdf 1] ―――――
K 7016-7 : 2009
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人強化プラスチック協会(JRPS),日本
プラスチック工業連盟(JPIF)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を
制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)で
ある。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責
任はもたない。
JIS K 7016の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS K 7016-1 第1部 : 総則
JIS K 7016-2 第2部 : 接触圧成形及びスプレーアップ成形
JIS K 7016-4 第4部 : プリプレグの成形
JIS K 7016-5 第5部 : フィラメントワインディング成形
JIS K 7016-7 第7部 : レジントランスファ成形
JIS K 7016-8 第8部 : SMC及びBMCの圧縮成形
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS K 7016-7 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
K 7016-7 : 2009
繊維強化プラスチック−試験板の作り方−第7部 : レジントランスファ成形
Fibre-reinforced plastics-Methods of producing test plates- Part 7: Resin transfer moulding
序文
この規格は,2001年に第1版として発行されたISO 1268-7を基に,技術的内容を変更して作成した日
本工業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1 適用範囲
この規格は,繊維強化プラスチックの試験板をレジントランスファ成形(以下,RTMという。)によっ
て作製する方法について規定する。
注記1 この規格群の総則として,JIS K 7016-1がある。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 1268-7:2001,Fibre-reinforced plastics−Methods of producing test plates−Part 7: Resin
transfer moulding (MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 7052 ガラス長繊維強化プラスチック−プリプレグ,成形材料及び成形品−ガラス長繊維及び
無機充てん材含有率の求め方−焼成法
注記 対応国際規格 : ISO 1172,Textile-glass-reinforced plastics−Prepregs, moulding compounds and
laminates−Determination of the textile-glass and mineral-filler content−Calcination methods
(MOD)
JIS K 7053 ガラス長繊維強化プラスチック−空洞率の求め方−強熱減量による方法,気泡を破壊す
る方法及び気泡を数える方法
注記 対応国際規格 : ISO 7822,Textile glass reinforced plastics−Determination of void content−Loss on
ignition, mechanical disintegration and statistical counting methods (MOD)
JIS K 7060 ガラス繊維強化プラスチックのバーコル硬さ試験方法
――――― [JIS K 7016-7 pdf 3] ―――――
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K 7016-7 : 2009
JIS K 7075 炭素繊維強化プラスチックの繊維含有率及び空洞率試験方法
JIS K 7100 プラスチック−状態調節及び試験のための標準雰囲気
ISO 1183-1,Plastics−Methods for determining the density of non-cellular plastics−Part 1: Immersion method,
liquid pyknometer method and titration method
ISO 1183-2,Plastics−Methods for determining the density of non-cellular plastics−Part 2: Density gradient
column method
ISO 1183-3,Plastics−Methods for determining the density of non-cellular plastics−Part 3: Gas pyknometer
method
3 安全衛生
この規格は,試験板の作り方を規定するものであり,材料及び装置の取扱いについては,それぞれの製
造業者の指示に適合した取扱いをするものとする。また,取扱者は,危険の程度,取扱いの注意事項など
を熟知していなければならない。
4 原理
RTMは,密閉型を用いる低圧成形法である。繊維強化材を,前もって型のキャビティ内に配置し,型を
閉じる。樹脂及び硬化剤を,キャビティ内に注入装置を用いて注入し,強化材に含浸させる。続いて,樹
脂を硬化し,試験板を成形する。必要に応じて,樹脂を型へ注入する前に,減圧して空気を除く操作を行
い,樹脂の流動性をよくするため及び硬化時間を短くするため加温する。
成形した試験板は,各種試験を行うために必要な形状に機械加工して,試験片を作製するものである。
5 材料
5.1 強化材
強化材は,ガラス繊維,カーボン繊維,アラミド繊維などを用い,その形態として,マット(チョップ
ドストランド又はコンティニアスストランドによるもの),チョップドロービング,織物,多軸基材,ブレ
ード,一方向強化材及びそれらを組み合わせたものを用いる。
強化材は,あらかじめ型の形状に予備成形したプリフォームを用いてもよい。強化材は,容易に型のキ
ャビティ内に配置することができ,かつ,容易に樹脂が含浸するものを用いる。
なお,樹脂の注入は,強化材を動かさないように行う。
5.2 樹脂
樹脂は,型のキャビティを適切に充てんでき,かつ,樹脂の硬化前に強化材へ含浸できるような,粘度
及び硬化特性をもつものを用いる。
6 試験板の寸法
試験板の寸法は,試験に用いる試験片が十分に採取可能な寸法とする。試験片の寸法は,各試験方法の
規定による。試験板の寸法は,長さ及び幅については300 mmが望ましく,厚さは,120 mmとする。
なお,機械特性を求めるための試験板の厚さは,14 mmが望ましい。
7 繊維含有率
繊維含有率は,次による。
――――― [JIS K 7016-7 pdf 4] ―――――
3
K 7016-7 : 2009
− 方向性のない試験板の場合,繊維含有率は,体積分率1530 %が望ましい。
− 織物を用いる試験板の場合,繊維含有率は,体積分率3555 %が望ましい。
− 一方向に配向した試験板の場合,繊維含有率は,体積分率4060 %が望ましい。
8 装置
装置は,次による。
8.1 型 型は,鋼,アルミニウム又は繊維強化プラスチックによる雄型及び雌型で構成し,その間にキ
ャビティがある。型には,樹脂の供給口及び空気抜き口(オプション)を備え,型を密閉するために,ボ
ルト又は他の締付具を備える。雄型と雌型との間には,通常,ゴム製のパッキンを備える。また,温度測
定器も型に挿入することがある。各型の内面(キャビティ面)には,離型剤を塗布する。
8.2 熱盤付プレス 熱盤付プレスは,規定温度±5 ℃及び規定圧力±20 kPaに制御できるものを用いる。
8.3 空気循環オーブン 空気循環オーブンは,内部温度を±5 ℃に制御できるものを用いる。
8.4 樹脂用タンク及び硬化剤用タンク 樹脂用タンク及び硬化剤用タンクは,温度を制御できるものが
望ましい。
8.5 注入装置 注入装置は,樹脂及び硬化剤を各々計量・移送するもので,最高800 kPaの圧力で移送で
き,かつ,樹脂と硬化剤とを混合できるものを用いる。
8.6 真空ポンプ又は真空源(オプション)
8.7 チューブ チューブは,型と注入装置又は真空源とをつなぐものとする。
8.8 制御装置及び記録装置 制御装置及び記録装置は,材料硬化時の温度及び圧力を制御及び記録でき
るものを用いる。
9 手順
9.1 プリフォームの作製
プリフォームした強化材を用いる場合は,プリフォームを作製する。
プリフォームの作製方法には,所定の形状に配置した強化材に結合剤を散布し,熱硬化して作製する方
法及び補助のヤーンを用い,強化材を縫う,ステッチする又は編むことで合体して作製する方法があり,
どちらを用いてもよい。
プリフォーム作製方法の例は,次による。
− マットシートを切り取り,指示書による形に重ねる。積み重ねたマットに少量のポリマータイプのバ
インダを吹き付け,型内で加熱及び加圧する。
− 強化繊維を切断し,回転スクリーン上に散布する。散布した強化繊維は,空気吸引によってその場所
に留まる。少量(切断強化繊維に対して質量分率25 %)のポリマータイプの結合剤を,切断強化繊
維の上部から吹き付ける。切断強化繊維は,その後加熱する(型内の場合もある。)。加熱の前に,連
続繊維及び/又は織物を,その上に加えることもある。
− 織物シートを切り取り,既定の配向方向に積み重ねる。積み重ねた織物は,ポリアミド,ポリエステ
ル,アラミド,ガラス,カーボン繊維などの補助ヤーンによって縫う,とじる又は編むことで作製す
る。一方向性織物は,高繊維含有率の試験板用のプリフォームを得るのに用いる。
− 特殊な成形のための,特異な形状の三次元織物は,製織,編込み又は組込みによって作製する。
9.2 樹脂の注入及び硬化
樹脂の注入及び硬化は,次による。
――――― [JIS K 7016-7 pdf 5] ―――――
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JIS K 7016-7:2009の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 1268-7:2001(MOD)
JIS K 7016-7:2009の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.120 : 強化プラスチック
JIS K 7016-7:2009の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK7052:1999
- ガラス長繊維強化プラスチック―プリプレグ,成形材料及び成形品―ガラス長繊維及び無機充てん材含有率の求め方―焼成法
- JISK7053:1999
- ガラス長繊維強化プラスチック―空洞率の求め方―強熱減量による方法,気泡を破壊する方法及び気泡を数える方法
- JISK7060:1995
- ガラス繊維強化プラスチックのバーコル硬さ試験方法
- JISK7075:1991
- 炭素繊維強化プラスチックの繊維含有率及び空洞率試験方法
- JISK7100:1999
- プラスチック―状態調節及び試験のための標準雰囲気