JIS K 7017:1999 繊維強化プラスチック―曲げ特性の求め方 | ページ 2

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K 7017 : 1999 (ISO/FDIS 14125 : 1997)
表1 規定する試験速度
速度mm/min 許容差%
0.5 ±20
1 ±20
2 ±20
5 ±20
10 ±20
20 ±10
50 ±10
100 ±10
200 ±10
500 ±10
ISO 5893には0.5mm/minの規定はない。速度1mm/min及び2mm/minの許容差は,ISO 5893に示す許容
差より小さくしなければならない。
5.1.3 負荷装置及び支持装置 支持具(支点)及び中央の圧子は,図3(3点曲げ)及び図4(4点曲げ)
に示すように配置する。圧子及び支持具の先端半径は,R1,R2と表し,それぞれ表2に示した。圧子の軸
と支持具の軸は平行でなければならない。
支点間距離Lは,正確に合わせなければならない。
表2 圧子及び支持具の寸法
寸法 半径mm
R1 5±0.2
R2 2±0.2
h≦3mmの場合
R2 5±0.2
h>3mmの場合
5.1.4 荷重及びたわみに関する表示装置 荷重の指示誤差は,±1%を超えてはならない。また,たわみ
の指示誤差は,フルスケールの±1%以内とする(ISO 5893参照)。
クロスヘッドの移動量から計算したたわみは,荷重点のへこみの補正をしなければならない。
5.2 マイクロメータ及びノギス
5.2.1 マイクロメータ及び同等の測定用機器 厚さh,幅bを計測するためのもので,0.01mm以下のけ
たまで測定できる装置を使用する。
マイクロメータの測定部の表面は,測定する表面に合わせて適切な形及び状態の面を使用する(もし測
定する面が平滑なら平面をもつ,不規則な表面の場合には曲面をもつ機器を使用する。)
5.2.2 ノギス及び同等の測定用機器 支点間距離を決定するための装置で,距離Lを0.1%以内の精度で
計測ができるもの(参照,9.2)。

――――― [JIS K 7017 pdf 6] ―――――

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K 7017 : 1999 (ISO/FDIS 14125 : 1997)
図3 3点曲げ装置
図4 4点曲げ装置
6. 試験片
6.1 形状及び寸法
6.1.1 一般的事項 別に合意がない場合,試験片の寸法は,試験する材料に関する規格に定められた寸法
とするか,6.1.3に定める寸法に従わなければならない。
6.1.2 試験片の採取方向 試験片の軸は,材料の主軸の方向の一つを取る(参照,4.11及び図5)。
備考 二つの主軸方向(例えば“1”及び“2”)で性質が著しく異なる材料の場合,両方向の試験を行
うことが望ましい。
もし,実用時に材料の主軸に対し特定の方向から応力がかかる場合には,その方向の試験を必ず行い,
そのときの主軸に対する角度を必ず記録しなければならない(参照,4.11及び図5)。

――――― [JIS K 7017 pdf 7] ―――――

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K 7017 : 1999 (ISO/FDIS 14125 : 1997)
6.1.3 規定試験片寸法
表3 A法のための規定試験片(3点曲げ)
単位 mm
材料 試験片長さ 外側支点間距離 幅 厚さ
l L b h
クラスI 80 64 10 4
不連続繊維強化熱可塑性
プラスチック
クラスII 80 64 15 4
プリミックス材料及びプ
リプレグ材料(例えば,
DMC,BMC,SMC,GMT)
クラスIII 60 40 15 2
一方向性材の直交方向
(90゜),5 方向性材及び多方向性材
(例 ガラス繊維強化複
合材)
クラスIV 100 80 15 2
15 性材及び多方向性材
(例 カーボン繊維強化
複合材)
許容差 0 ±1 ±0.5 ±0.2
+10
備考 目の粗い強化材を使用した試験片の場合,データのばらつきを押さえ
るため,試験片の幅は25mmを用いてもよい。
いずれの試験についても,試験片中央の31の範囲の試験片厚さは,その範囲の平均値の±2%を超えては
ならない。幅の最大偏差は3%とする。断面は長方形で角が丸まってはならない。
備考 クラスIの試験片は,ISO 3167に規定する多目的試験片の中央の部分から機械加工することが
できる。

――――― [JIS K 7017 pdf 8] ―――――

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表4 B法のための規定試験片(4点曲げ)
単位 mm
材料 試験片長さ 内側圧子間距離
外側支点間距離 幅 厚さ
l L L b h
クラスI 80 66 22 10 4
不連続繊維強化熱可塑性
プラスチック
クラスII 80 66 22 15 4
プリミックス材料及びプ
リプレグ材料(例えば,
DMC,BMC,SMC,GMT)
クラスIII 60 45 15 15 2
一方向性材の直交方向
(90゜),5 方向性材及び多方向性材
(例 ガラス繊維強化複
合材)
クラスIV 100 81 27 15 2
15 性材及び多方向性材
(例 カーボン繊維強化
複合材)
許容差 +10 ±1 ±1 ±0.5 ±0.2
0
備考 目の粗い強化材を使用した試験片の場合,データのばらつきを押さえるため,試験片の
幅は25mmを用いてもよい。
いずれの試験についても,試験片中央の31の範囲の試験片厚さは,その範囲の平均値の±2%を超えては
ならない。幅の最大偏差は3%とする。断面は長方形で角が丸まってはならない。
6.1.4 他の試験片 規定試験片を用いることが不可能な場合及び望ましくない場合,附属書Aの表A1及
び表A2の寸法(L,l,h,及びb)を使用しなければならない。
6.2 試験片の準備
6.2.1 成形材料又は押出成形材 試験片はそれぞれ規定に従って準備する。もし,規定が全くない場合,
試験片はISO 293,ISO 294及びISO 295に従い,直接圧縮成形か射出成形しなければならない。
6.2.2 板材 試験片はISO 2818に従い,シートから機械加工によって用意する。
6.2.3 長繊維強化プラスチック材 試験片はISO 1268に従うか又は作製者との合意によって準備した板
材から機械加工によって用意する。試験片の機械加工方法はISO 2818に示す。
6.3 試験片の検査 試験片はねじれがあってはならず,平行な対の面は相互に直角をなすこと。面及び
角には引っかききず,小さな穴,局部的なひけ,欠けがあってはならない。試験片の直線縁の直線性,直
角度,平面について目視観察及びノギスを用いて計測し,詳細に検査を行うこと。これら要求のうち一つ
以上,計測や目視で問題が指摘されたものは試験前に除外するか,形状,寸法を改めて機械加工する。
7. 試験片本数
7.1 少なくとも5本の試験片について試験する。より正確な平均値が必要なら5本以上計測する。
信頼区間(95%確率,参照,ISO 2602)による平均値の評価も可能である。

――――― [JIS K 7017 pdf 9] ―――――

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K 7017 : 1999 (ISO/FDIS 14125 : 1997)
3点曲げ試験では,試験片の中央部の31の範囲より外側で破壊したもの,及び4点曲げ試験法の場合
7.2
中央部以外で破壊した試験結果は除外し,新しい試験片の結果を追加する。
8. 状態調節 試験を行う材料に関する規格に従って状態調節する。もし,そのような規格がない場合又
は受渡当事者間の取決めがない場合は,JIS K 7100から最も適した条件を探す。
9. 操作
9.1 材料試験のための国際規格に規定する雰囲気中で試験を実施する。例えば高温とか低温のような場
合,受渡当事者間の取決めがない場合,JIS K 7100から最も適した条件を探す。
9.2 試験片の幅b及び厚さhは,試験片中央部において最小0.1mmまで計測し,厚さhは最小0.02mm
まで計測する。試験片の平均厚さを求める。平均厚さの許容差が±2%を超す厚さの試験片は除外し,ほか
のものと取り替え試験する。
もし,この厚さに関する許容差の要求に合わない試験片を使用するときは報告しなければならない。
支点間の距離と試験片厚さの比 (L/h) の条件を満たし,表3及び表4を満たすように支点間の距離Lを
計算値の1%以内の精度で調整する。支点間距離は計算値に対して0.2%の精度まで計測する。
もし許容できない破壊のモード,例えば,層間せん断破壊(参照,図6)が生じない限り,表3及び表4
を使用する。
層間破壊の場合,L対hの比の大きい試験片を使用する。使用できる比は16対1,20対1,40対1,60
対1である。
9.3 試験を行う材料に関連する国際規格に従って試験速度を定める。国際規格がない場合,0.01(ひずみ
/min,1%/min)にできるだけ近いひずみ速度になるように,表1の値を選ぶ。この速度は,式(1)又は式(2)
によって算出すること。
f 2
L
V (3点曲げ) (1)
6h
f 2
L
V (4点曲げ) (2)
7.4h
ここに, 攀 替 ひずみ速度 (1/min)
この規格では,この速度として0.01 (1/min) (1%/min) を推奨す
る。
V : 試験速度 (mm/min)
L : 支点間距離 (mm)
h : 試験片の厚さ (mm)
この速度は,たわみが毎分板厚の0.4倍増加するのに相当する。また,6.1.3に示したクラスIの場合,
2mm/minとなる。
9.4 試験片を二つの支点の上に対称に置き,引張面を確認する(これは図3,図4の下側の面である)。
9.5 特に,クラスIII及びクラスIVの材料については,薄いフィルム又はパッドを圧子と試験片の間に
挿入し,試験片が圧縮によって破壊することを防いでもよい。
備考 0.2mmの厚さのポリプロピレンのフィルムが圧子によって発生する圧縮力による破壊を減らす
ことが確認されている。
9.6 3点曲げの場合,支点間の中央に負荷を行い,4点曲げの場合両圧子に等しく負荷する(参照,図3,
図4)。

――――― [JIS K 7017 pdf 10] ―――――

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JIS K 7017:1999の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/FDIS 14125:1997(IDT)

JIS K 7017:1999の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 7017:1999の関連規格と引用規格一覧